AGA患者様(31歳男性 分類不能の片側性の男性型脱毛症)
分類不能の男性型脱毛症(AGA)です。
頭部の右側だけに薄毛の症状がかなり強く出ています。
ハミルトン・ノーウッド分類にはない珍しいタイプの薄毛です。
マイクロスコープで毛髪を拡大して観察すると、AGAに特有の毛髪のミニチュア化が観察できます。
このように、AGAの診断はマイクロスコープで行う必要があります。
オンラインでの診察では正確な診断ができず、クリニックで直接観察する必要があります。
この患者さまは『駅前AGAクリニック大阪梅田院』を受診されました。
デュタステリド
ミノキシジル内服
治療開始から5カ月目
男性の薄毛のほとんどは男性型脱毛症と言われるホルモン依存性のものです。
しかし、その他の薄毛として、円形脱毛症や気づかずに毛髪を抜いてしまっている抜毛症や牽引性脱毛、感染症による脱毛症、炎症による脱毛症、ウイルス感染後の脱毛症、栄養障害性の脱毛症、消耗性の脱毛症など鑑別疾患はたくさんあります。
AGAの特徴は進行性の脱毛症で男性ホルモンの影響でヘアサイクルが短くなります。
このヘアサイクルの短縮はマイクロスコープで毛包の狭小化として観察することができます。
この患者さまの頭部の右側だけでAGAの症状が強い理由はなんでしょう。
精巣で作られたテストステロンが頭皮にある5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロンに変換されます。
このジヒドロテストステロンがAGAの原因となります。
5αリダクターゼという酵素にはⅠ型とⅡ型がありますが、この酵素の分布割合がこの患者さまでは左右で違う可能性があります。
また、AGAだけでなく複合性の薄毛の可能性もあります。
例えば、以前に抜毛や牽引などの要因で発毛に関わる細胞にダメージが入っていた場合などです。
発毛に関わる細胞が少し減っただけでは毛髪の数は減りませんが、発毛に関わる細胞がある程度減った場合に薄毛の症状として現れます。
そのため、AGAの進行に伴い薄毛の症状が一気に現れてきた可能性もあります。
この患者さまが純粋なAGAなのか、複合性のAGAなのかの診断をつけることはマイクロスコープを使っても行うことができません。
問診上は左右に違いが起きる要素は見つかりませんでした。
とすると純粋なAGAの可能性が高まります。
診断としては『分類不能の純粋なAGA』の可能性が最も高いです。
駅前AGAクリニックではこのような難しい薄毛の症例の診察も行うことができます。
関西エリアでは京都院、大阪梅田院、神戸三宮院で薄毛の専門的な治療を受けることができます。
症例の執筆者:医師 田坂洋介
<治療費>
デュタステリド・・・8,250円(税込)
ミノキシジル5mg内服・・・8,250円(税込)
ミノキシジル高濃度外用薬15%・・・13,200円(税込)
AGAメソセラピー療法・・・モニター価格
<副作用>
デュタステリド・・・性機能障害、肝機能障害など
ミノキシジル内服・・・体毛、むくみ、動悸など
AGAメソセラピー療法・・・出血、かぶれ、むくみなど
治療内容 | オーダーメイドAGA発毛メソセラピー・AGA治療薬(内服/外用) |
---|---|
治療の説明 | 再生医療による毛髪再生療法。 |
治療の副作用 | 頭皮の赤み(数日)、軽度の痛み、ほてりなど。 |
治療費の概算 | 39,600円~69,300円/1回(税込)※治療回数により変動。 |
治療内容 | AGA治療薬 |
治療の説明 | 内服薬によりAGAの進行を食い止め、外用薬により発毛促進効果を与えます。 |
治療の副作用 | 性欲減退、精子減少、肝機能障害、動悸、むくみ、だるさ、多毛などがまれに みられる場合があります。 |
治療費の概算 | 1,980円~31,350円/1ヶ月(税込)※処方内容により変動。 |