円形脱毛症の患者さま（41歳女性　多発型円形脱毛症）

2カ月ほど前に円形脱毛症を発症した患者さまです。

その後、円形脱毛症が酷くなり『駅前AGAクリニック大阪梅田院』を受診されました。

円形脱毛症にも多くの分類があります。

小さな円形脱毛症が多く出来て融合していくようなタイプを多発型円形脱毛症と言います。

多発型円形脱毛症の予後は意外と悪く、その1/3が慢性型円形脱毛症に移行します。

慢性型円形脱毛症とは1年以上治らないタイプのものです。

ミノキシジル内服

超高濃度ミノキシジル外用薬

JAK阻害薬混合ステロイド外用薬

メソセラピー局所免疫療法

治療開始から4カ月後の状態

駅前AGAクリニックは通常の皮膚科で円形脱毛症に行うような治療はあまり行いません。

自由診療ではそれよりも効果的な治療があるからです。

円形脱毛症の治療は保険診療でも行えますが、正直ほとんど効果を感じないようなものばかりです。

円形脱毛症の治療は大きく2種類の考え方で行います。

一つ目はしっかりとした毛髪を生やす治療です。

これはミノキシジルが主体となります。

もう一つはT細胞の攻撃を止める治療です。

ステロイドやJAK阻害薬などが該当します。

また、最も効果的な治療がメソセラピー局所免疫療法です。

多発型で悪化している場合は全頭型への移行を考慮すべきです。

この患者さまのような経過は要注意となります。

治療は円形脱毛症の発症から時間が経過すればするほど、難しくなってきます。

これは免疫の記憶が関連しているのかもしれません。

長く経過するほど治りが悪くなるのです。

この患者様は発症から2カ月後に受診されました。

このタイミングでの多発型円形脱毛症は当院ではほぼ治すことが可能です。

仮に急速進行性で全頭型に移行しかけていたとしても、このタイミングであれば完治を目指すことが可能です。

円形脱毛症はストレスで起きると説明されることがありますが、それは間違いです。

円形脱毛症は毛髪に原因があるのか、免疫に問題があると考えるべきです。

しっかりと治療を行うことで早く正常化させることが可能となるのです。

駅前AGAクリニックは円形脱毛症の治療を専門的に行っています。

他院で治療が出来なかった患者さまでもセカンドオピニオンを受け入れておりますので、ご相談ください。

関西エリアでは京都院、大阪梅田院、神戸三宮院で円形脱毛症の専門的な治療を受けることができます。

執筆者：駅前AGAクリニック　大阪梅田院　院長　田坂洋介