AGA患者様(49歳男性 H-N分類Ⅳ)
すでに他院でフィナステリドの処方を2~3年程度受けていた患者様です。
ハミルトン・ノーウッド分類Ⅳの患者様にフィナステリドはほとんど効果がありません。
そのため治療しているにもかかわらずAGAは進行してきます。
今回は『駅前AGAクリニック大阪梅田院』で治療内容も見直すこととなりました。
デュタステリド
ミノキシジル内服薬
AGAメソセラピー療法
治療開始から1年半後の状態です。
おでこの毛母細胞の減少が強い患者様でした。
AGAの処方内容は初診時に全て決まるわけでなく調整が必要です。
経過中はミノキシジルの投与量を患者様に合わせた量に調整して行きます。
フィナステリドとデュタステリドの違い
フィナステリドは5αリダクターゼⅡ型を阻害します。
デュタステリドは5αリダクターゼⅠ型Ⅱ型共に効率よく阻害します。
また、フィナステリドの作用時間は非常に短く、効果が長続きしません。
24時間後には血漿中濃度はほぼゼロになってしまいます。
一方、デュタステリドは作用時間が長く安定して5αリダクターゼを阻害します。
結果として、AGAの進行抑制効果に大きな違いが出てきます。
ハミルトン・ノーウッド分類はAGAの進行度を判別する評価方法ですが、これを使うことで毛髪を作る能力も予測することが出来ます。
この患者様の場合は一番に見直すべきはフィナステリドです。
病勢に見合った治療薬の選択が必要なのです。
フィナステリドやデュタステリドの副作用の発現ですが、デュタステリドはフィナステリドより強い薬剤だから副作用が強いと考える方が多いです。
ただ、一概にそのように考えることは出来ないと感じます。
薬剤のピークが強いのはむしろフィナステリドだからです。
副作用で悩まれている患者様で様々な投与量をトライした結果、フィナステリドではなく、デュタステリドの少量投与で安全に処方できた症例もありました。
AGAの治療は長期に渡ります。
そのため安全に治療を行うために採血は必須です。
安全度の高い薬剤ですが、副作用のチェックも必須なのです。
副作用について何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
関西エリアでは京都院、大阪梅田院、神戸三宮院で薄毛の専門的な治療を受けることができます。
症例の執筆者:医師 田坂洋介
<治療費>
デュタステリド・・・8,250円(税込)
ミノキシジル5mg内服・・・8,250円(税込)
ミノキシジル高濃度外用薬15%・・・13,200円(税込)
AGAメソセラピー療法・・・モニター価格
<副作用>
デュタステリド・・・性機能障害、肝機能障害など
ミノキシジル内服・・・体毛、むくみ、動悸など
AGAメソセラピー療法・・・出血、かぶれ、むくみなど
治療内容 | オーダーメイドAGA発毛メソセラピー・AGA治療薬(内服/外用) |
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治療の説明 | 再生医療による毛髪再生療法。 |
治療の副作用 | 頭皮の赤み(数日)、軽度の痛み、ほてりなど。 |
治療費の概算 | 39,600円~69,300円/1回(税込)※治療回数により変動。 |
治療内容 | AGA治療薬 |
治療の説明 | 内服薬によりAGAの進行を食い止め、外用薬により発毛促進効果を与えます。 |
治療の副作用 | 性欲減退、精子減少、肝機能障害、動悸、むくみ、だるさ、多毛などがまれに みられる場合があります。 |
治療費の概算 | 1,980円~31,350円/1ヶ月(税込)※処方内容により変動。 |