円形脱毛症の患者様(60歳男性 多発型)

多発型円形脱毛症の慢性型の診断です。

円形脱毛症の治療前 円形脱毛症の治療前

他院でデルモベート軟膏とフロジン外用薬で治療されていた患者さまです。

すでに円形脱毛症の発症から1年が経過しており慢性型円形脱毛症の診断となります。

治療を続けていても効果がないため『駅前AGAクリニック神戸三宮院』を受診されました。

ミノキシジル内服

超高濃度ミノキシジル外用薬

JAK阻害薬ステロイド軟膏

治療開始から5カ月後の状態

円形脱毛症の治療から5カ月後 円形脱毛症の治療から5カ月後

脱毛症状はほぼ改善していますが、まだ頭皮に赤みが残っています。

これは頭皮に何かしらの炎症が残っている状態だと考えられます。

もう少し治療を続けて再発しないことを確認してから治療終了となります。

円形脱毛症の治療の考え方

円形脱毛症は毛包組織に対して自己免疫が作用している状態です。

自己免疫は自分の正常な体を攻撃することはなく、異物や外敵を排除する役割を担っています。

円形脱毛症ではこの自己免疫に異常があると考えることが多いです。

この場合は免疫を抑えるタイプのステロイドやJAK阻害薬が力を発揮します。

しかし、ステロイドやJAK阻害薬に反応しない円形脱毛症も多くあります。

この場合は正常な発毛を促すミノキシジルが効果的なことが多いです。

作用機序の違う薬剤で治療にアプローチすると効率が良いと考えます。

また、このような治療に反応しない悪性度の高い円形脱毛症に対してはメソセラピー局所免疫療法が効果的です。

今回の症例では内服薬と外用薬でコントロールできました。

円形脱毛症は発症から時間が経過するほど治りにくくなってしまいます。

なるべく治療を初期に行いたいのですが、通常の皮膚科では時間を浪費してしまうことが多いです。

慢性型円形脱毛症とは発症から1年以上経過している円形脱毛症のことなのですが、慢性型の場合は単発型円形脱毛症であっても治りにくいと感じることが多いです。

特に5年10年と時間が経過している円形脱毛症は治療に難渋することが多いです。

こじらせてしまう前にクリニックでしっかり治療を行いましょう。

執筆 駅前AGAクリニック大阪梅田院院長 田坂洋介

〈治療費〉

ミノキシジル内服…5,500円~

メソセラピー局所免疫療法…モニター価格

〈副作用〉

ミノキシジル内服…多毛、むくみ、動悸など

メソセラピー局所免疫療法…出血、かぶれ、むくみなど

治療内容 メソセラピー局所免疫療法
治療の説明 再生医療による毛髪再生療法。
治療の副作用 頭皮の赤み(数日)、軽度の痛み、ほてりなど。
治療費の概算 40,000円~70,000円/1回(税抜)※治療回数により変動。
治療内容 ミノキシジル内服
治療の説明 強い毛髪を育て、免疫の攻撃を抑える治療。
治療の副作用 むくみ、動悸、体毛などがみられる場合があります。
治療費の概算 3,000円~23,000円/1ヶ月(税抜)※処方内容により変動。

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

無料相談・ご予約(受付時間11:00-20:00)0120-722-969

カウンセリングWEB予約(無料)