AGA患者様(43歳男性 H-N分類Ⅳ)
この患者様は数カ月前に他院でフィナステリドを処方されています。
その後また別のクリニックでミノキシジルを処方されていました。
他院では治療金額のお話が主だったようで、一番大切な患者様のAGAのステージについては診断を教えて貰っていなかったということです。
この方はセカンドオピニオンのために『駅前AGAクリニック大阪梅田院』を受診されました。
デュタステリド
ミノキシジル内服薬
AGAメソセラピー療法
治療開始から8カ月後の状態です。
AGAの原因はジヒドロテストステロンです。
このホルモンは男性ホルモンの1種なのですが、毛髪を細くして薄毛を加速させてしまう作用があります。
このホルモンを無くすためにフィナステリドやデュタステリドが使用されます。
これら2つの薬剤をを比較するとフィナステリドは安い薬剤で、デュタステリドはより高額な薬剤です。
治療効果はフィナステリドよりデュタステリドが強くなります。
この薬剤の使い分けなのですが、基本的にステージⅣ以上ではデュタステリドが推奨されます。
というのもステージⅣ以上の患者さまにフィナステリドを使っても治療効果がほとんど見込めないからです。
AGAの治療は効果がないとおっしゃる方が非常に多いのですが、これは処方のミスマッチが原因です。
この患者さまも効果の望めないフィナステリドが処方されており、ミノキシジル主体の治療となっていました。
この処方パターンで治療を継続されて行くと数年で治療効果がなくなり、さらに薄毛が進行していくと考えられます。
そのようなおかしな処方内容であるにも関わらず、さらに高額となるメソセラピー療法をおすすめするAGAクリニックは無責任と言って良いでしょう。
まずは適正な内服治療を行い、それを補うためにメソセラピー療法をご検討されると良いかと思います。
この患者様の場合はデュタステリドを主体とした治療で10年弱は良い状態を保つことが出来ます。
また、経過中にミノキシジルの処方量を変化させる必要があります。
それ以上の期間でより良い結果を望まれる場合はメソセラピー療法を検討します。
個々の患者さまによって最適な治療パターンが変わってくるので注意しましょう。
まずは駅前AGAクリニックでご自身のAGAの分類の詳細を診断することから始めましょう。
執筆 駅前AGAクリニック大阪梅田院 院長 田坂洋介
<治療費>
デュタステリド・・・8,250円(税込)
ミノキシジル5mg内服・・・8,250円(税込)
AGAメソセラピー療法・・・モニター価格
<副作用>
デュタステリド・・・性機能障害、肝機能障害など
ミノキシジル内服・・・体毛、むくみ、動悸など
AGAメソセラピー療法・・・出血、かぶれ、むくみなど
治療内容 | オーダーメイドAGA発毛メソセラピー・AGA治療薬(内服/外用) |
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治療の説明 | 再生医療による毛髪再生療法。 |
治療の副作用 | 頭皮の赤み(数日)、軽度の痛み、ほてりなど。 |
治療費の概算 | 39,600円~69,300円/1回(税込)※治療回数により変動。 |
治療内容 | AGA治療薬 |
治療の説明 | 内服薬によりAGAの進行を食い止め、外用薬により発毛促進効果を与えます。 |
治療の副作用 | 性欲減退、精子減少、肝機能障害、動悸、むくみ、だるさ、多毛などがまれに みられる場合があります。 |
治療費の概算 | 1,980円~31,350円/1ヶ月(税込)※処方内容により変動。 |