円形脱毛症の患者様(56歳男性 多発型)
多発型円形脱毛症は珍しい疾患ではありません。
2カ月前に突然発症した円形脱毛症です。
円形脱毛症は面積が多いほど予後が悪いです。
このタイプでは3人に1人が慢性型円形脱毛症(1年以上経過する型)に移行します。
そして、慢性型円形脱毛症の45%程度が全頭型や汎発性円形脱毛症に移行します。
円形脱毛症の治療は早く始めた方が効果的であることが分かっています。
初回の治療は『駅前AGAクリニック大阪梅田院』で内服薬と外用薬で始めました。
症状に比べると弱めの治療となります。
ミノキシジル内服・外用
ステロイド外用
セファランチン内服
採血検査
治療することで白髪が生えてきました。
治療開始3週間後に脱毛斑の数が増えてきました。
そのため、メソセラピー局所免疫療法を導入しました。
その代わり、効果の弱いセファランチンを減らしました。
メソセラピー局所免疫療法
ミノキシジル内服・外用
ステロイド外用
上記写真は6カ月後の状態です。
治療に上手く反応して発毛してきています。
円形脱毛症では病変部から発毛する時に白髪ができることがあります。
これは色素の受け渡しが上手く出来ていない状態で心配要らないものです。
時間が経過すると自然に元に戻ってきます。
なるべく早く治療を開始すること。
これが円形脱毛症の治療のコツです。
この原因は毛包を攻撃する自己免疫が時間が経過するほど強固になってしまうからだと推測されます。
補足:白髪って治らないの??
人は年齢を重ねると白髪が出来るものです。
この白髪は治せないのでしょうか。
現代の医学では白髪を治すことは不可能です。
白髪の原因はメラニンの生成が出来なくなっていると考えられることが多いです。
しかし、これは本当なのでしょうか。
この円形脱毛症の回復過程を見ていると思うことがあります。
実は白髪は単にメラニンの受け渡しのエラーが起きているだけではないのでしょうか。
もし、メラニンの生成が可能な状態であれば、何かのきっかけでメラニンの受け渡しをできるようになる可能性があります。
特に若年性の白髪は治療できるようになる可能性は高いのではないでしょうか。
白髪のメカニズムは不明ですが、近い将来に白髪の治療が出来るようになるのかもしれせんね。
【執筆】
駅前AGAクリニック大阪梅田院 院長 田坂洋介
駅前AGAクリニックでは新型コロナウイルス感染症対策を徹底しています。
入口でのアルコール消毒にご協力ください。
また、発熱や風邪症状のある患者様のご来院はご遠慮ください。
処方薬の発送についても承りますので、お気軽にご相談ください。
関西エリアでは京都院、大阪梅田院、神戸三宮院で円形脱毛症の専門的な治療を受けることができます。
治療内容 | メソセラピー局所免疫療法 |
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治療の説明 | 再生医療による毛髪再生療法。 |
治療の副作用 | 頭皮の赤み(数日)、軽度の痛み、ほてりなど。 |
治療費の概算 | 40,000円~70,000円/1回(税抜)※治療回数により変動。 |
治療内容 | ミノキシジル内服・外用、ステロイド外用 |
治療の説明 | 強い毛髪を育て、免疫の攻撃を抑える治療。 |
治療の副作用 | むくみ、動悸、体毛、かぶれなどがみられる場合があります。 |
治療費の概算 | 3,000円~23,000円/1ヶ月(税抜)※処方内容により変動。 |