円形脱毛症の患者様(46歳女性　多発型)

発症から4カ月経過した円形脱毛症の患者さまです。

すでに皮膚科で治療開始されていました。

セファランチン内服、フロジン外用、光治療、液体窒素治療を行っていましたが、それでも軽快しないために『駅前AGAクリニック大阪梅田院』を受診されました。

この治療内容は円形脱毛症のガイドラインに沿った標準的なものですが、実はこの治療の成績は良くありません。

以下の内容ですぐに治療を始めました。

ミノキシジル内服薬

高濃度ミノキシジル外用薬

JAK阻害薬

ステロイド軟膏

メソセラピー局所免疫療法

治療開始から5カ月後

駅前AGAクリニックは円形脱毛症の治療症例数が多いです。

AGAクリニックというより、毛髪専門クリニックとして全ての毛髪疾患の治療を行っております。

円形脱毛症には色々な種類があります。

この患者さまは多発型円形脱毛症という種類になります。

円形脱毛症は脱毛部位の面積が大きいほど治りにくいのですが、

もう一つ大切なことがあります。

それは発症からの時間経過です。

治療開始が早ければ早いほど治療成績が良くなるのです。

時間が経過すればするほど治りにくくなります。

この患者さまの場合は発症から4カ月目に来院されました。

非常に早い段階で治療を始めることが出来ています。

この程度のタイミングで多発型円形脱毛症の治療を行うと非常に治療成績が良いのです。

多発型円形脱毛症の3人に1人は1年以上円形脱毛症が治らない慢性型円形脱毛症に移行します。

そして、慢性型円形脱毛症の45%が全頭型や汎発型の円形脱毛症に移行していまいます。

しかし、この症例のように早い段階で治療することが出来れば多発型円形脱毛症でも完治することが多いと言えます。

参考：円形脱毛症の最新の革命的ガイドラインが完成！！2018年11月オーストラリア版

関西エリアでは京都院、大阪梅田院、神戸三宮院で円形脱毛症の専門的な治療を受けることができます。

執筆者：医師　田坂洋介