円形脱毛症の患者様(38歳女性 急速進行性・全頭型)
抜け毛が増えたことで円形脱毛症に気づかれた患者様です。
すぐに近くの皮膚科を受診して、セファランチン内服薬とフロジン外用薬、ベタメタゾン外用薬を処方されました。
それでも円形脱毛症が広がり始めたため、大学病院の円形脱毛症外来を受診しています。
そこでステロイドパルス療法を勧められましたが、他の治療方法も探して『駅前AGAクリニック大阪梅田院』を見つけられました。
他県からの通院になりますが、このように遠方からご来院される患者様は多いです。
ミノキシジル内服薬
メソセラピー局所免疫療法
治療開始から3カ月後の状態
長い毛髪は全て抜け落ちて、ショートヘアーになってしまいましたが円形脱毛症のコントロールに成功しています。
このように発症から数カ月で進行しきってしまう円形脱毛症を急速進行性の円形脱毛症と言います。
急速進行性の円形脱毛症は汎発型や全頭型などの重症な円形脱毛症になることが多く、早い治療が必要になります。
また、毛髪がごっそりと抜けるため、患者様の恐怖心も非常に強くなります。
ステロイドパルス療法は円形脱毛症のガイドラインでは最強の治療とされています。
しかし、感染症や骨折など副作用も強くガイドライン上でも積極的に推奨はされていません。
もし、ステロイドパルス療法を行うのであれば大学病院で行うことになります。
ステロイドパルス療法は一時的に免疫を抑え込んでいるだけの治療であり、発毛も一時的であることが多く完治しにくいことも欠点の一つです。
急速進行性に効果的なメソセラピー局所免疫療法
メソセラピー局所免疫療法は駅前AGAクリニックが開発した治療方法ですが、急速進行性の円形脱毛症への治療効果はかなり高いです。
この急速進行性への治療効果の高さは治療開始のタイミングにあると私は考えています。
円形脱毛症は発症から時間が経過するほど、治りにくくなります。
急速進行性は重症であることが多いにも関わらず、脱毛速度が速く治療開始までロスタイムが少ないという特徴があるのではないでしょうか。
そのため治療効果が高くなると推測されます。
しかし、通常の外用薬やセファランチンの治療では治療効果はほとんどありません。
ステロイドパルス療法をご検討されるのも理解はできますが、より良い治療方法があるのであればそちらを優先すべきだと考えます。
大腿骨頭壊死など重篤な副作用も報告されておりますし、新型コロナの流行している時期ではなおさら危険な治療となり得ます。
メソセラピー局所免疫療法の欠点は自費診療なので価格が少々高くなりますが、美容医療と考えると治療効果の割にかなり良心的な価格ではないでしょうか。
ステロイドパルス療法とは
ステロイドには免疫を抑える作用があります。
外用や内服、注射など色々な剤形があります。
外用程度であれば広い面積に長期間塗らない限り重大な副作用は起きることはありません。
しかし、内服薬は全身に作用し副作用も危険なものになり得ます。
特にステロイドパルス療法という大量のステロイドを注射する方法は強烈な作用と引き換えに副作用も致命的なものになり得ます。
円形脱毛症は命に関わる病気ではなく、あくまで美容面での病気と考えるのであれば、そこまでの治療を積極的に行うことは推奨されません。
最近では特殊な場合にのみ検討されるような治療方法と考えられるようになって来ています。
しかし、それに代わる治療方法がなく安全で効率的な治療が求められています。
メソセラピー局所免疫療法はステロイドに代わる治療となり、これからの時代のスタンダードになると駅前AGAクリニックは考えております。
参考記事:『円形脱毛症のステロイド全身療法は危ない!!副作用の大腿骨頭壊死症について』
関西エリアでは京都院、大阪梅田院、神戸三宮院で円形脱毛症の専門的な治療を受けることができます。
執筆者:駅前AGAクリニック大阪梅田院 院長 田坂洋介
治療内容 | メソセラピー局所免疫療法 |
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治療の説明 | 再生医療による毛髪再生療法。 |
治療の副作用 | 頭皮の赤み(数日)、軽度の痛み、ほてりなど。 |
治療費の概算 | 40,000円~70,000円/1回(税抜)※治療回数により変動。 |
治療内容 | ミノキシジル内服・外用、ステロイド外用、JAK阻害薬 |
治療の説明 | 強い毛髪を育て、免疫の攻撃を抑える治療。 |
治療の副作用 | むくみ、動悸、体毛、かぶれなどがみられる場合があります。 |
治療費の概算 | 3,000円~23,000円/1ヶ月(税抜)※処方内容により変動。 |