プロペシアをやめてよかった人の理由とは?AGA治療は一生続く? 

プロペシア(フィナステリド)

AGA治療は、プロペシア、ザガーロ、ミノキシジルの内服や、ミノキシジルの外用、メソセラピーなどの治療を併用することで、
多くの方は3~6ヶ月で発毛を実感し、1年も治療すればほぼ全例で薄毛症状の改善を認めます。

6ヶ月で治療効果を認める人は、3年、5年後の治療成績も良いことは、多数の患者さまを対象にした統計においても立証されています。

しかし、十分の発毛を実感し、薄毛症状が気にならない段階まで改善した後はどのようにすればよいか、皆さん気にされると思います。

  • 「AGA治療は始めたら一生続けないといけないの?」
  • 「治療をやめたとたん、またすぐはげに戻ってしまうの?」
  • 「良くなったら内服は面倒なのでやめることは可能ですか?」

といった質問はAGAの治療をしているとよく患者さまから聞かれます。

今回はそのお答えを示せればと思います。

— 目次 —

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プロぺシア(フィナステリド)をやめてよかった人の理由とは?

プロペシアには、AGA(男性型脱毛症)の原因となる、ジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑止し、抜け毛を予防する効果が期待されています。

では、なぜプロペシアの服用をやめてよかったと思う方がいらっしゃるのでしょうか。

金銭面の負担を減らすことができた

プロペシアの服用をやめてよかったと思う理由の1つとして、金銭面の負担を減らすことができたことが挙げられます。

AGAには他の脱毛症と異なり、進行型という厄介な特徴があります。

このため、発毛効果を得たい場合や現状維持をしたい場合、プロペシアの服用を一定の期間は続ける必要があります。

プロペシアに関しては国内における特許期間が切れており、安価なジェネリックも販売されるようになっていますが、毎月数千円の出費が負担に感じる方もいらっしゃるようです。

副作用の心配から開放された

副作用の心配から解放されたということも、プロペシアの服用をやめてよかったと思う方の理由の1つです。

プロペシアの副作用としては、勃起機能不全や射精障害、性欲の減退といった男性機能の低下、肝機能障害の可能性などが挙げられています。

ただし、男性機能低下の副作用が起こる可能性は5%未満であり、肝機能障害に関しては、国内での発症例がありません。

プロペシアの有効成分は、前立腺肥大症の治療薬にも配合されており、長期内服に対する安全性は確認されています。

効果を感じられなかった

プロペシアの服用をやめてよかったと思う理由として、効果を感じられなかったことも挙げられます。

ただし、プロペシアの効果に関しては、日本皮膚科学会によって確認されています。

プロペシアの効果を感じられない原因として、プロペシアの服用期間が短いことや、そもそもプロペシアの働きを理解出来ていない可能性が考えられます。

プロペシアは積極的に発毛を促すというよりも、抜け毛を抑制し、現状を維持する目的で用いられています。

このため、プロペシアを服用したからといって、いきなり髪がフサフサになるわけではありません。

POINT
  • プロペシアの服用をやめてよかったと思う理由①:出費を抑えられること。
  • プロペシアの服用をやめてよかったと思う理由②:副作用の心配から解放されること。
  • プロペシアの服用をやめてよかったと思う理由③:効果が実感できなかったこと。

プロぺシア(フィナステリド)をやめない方が良い人の特徴

プロペシアの服用をやめてよかったと思う理由は人によって様々ですが、プロペシアの服用をやめない方が良い方もいらっしゃいます。

基本的に自己判断でやめない

原則、プロペシアの服用を自己判断でやめることは、避けるようにしましょう。

プロペシアは、服用したからといってすぐに効果が現れるものではありません。

また、副作用のリスクがあるものの、プロペシアに限ったことではなく、医師の指導下で用法・用量を守って服用していれば、大きな副作用の心配をする必要はないでしょう。

副作用のリスクが心配な方や、金銭面で負担に感じる方は、自己判断で服用をやめるのではなく、医師と相談するようにしましょう。

服用して半年経っていない

プロペシアの服用を開始してから半年を経過していない方も、プロペシアの服用をやめない方が良いでしょう。

日本皮膚科学会が策定する、男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインには、プロペシアの有効成分であるフィナステリドについて、AGAの治療に用いるよう強く勧めると書かれています。

プロペシアの効果は、早い方で3ヶ月、多くは半年ほどで効果が現れるとされています。

このため、最低でも半年は、プロペシアの服用を続けるようにしましょう。

急にやめると抜け毛が増加することもある

服用を急にやめることで、抜け毛が増加する可能性もあります。

先述したように、AGAは進行型の脱毛症で、ジヒドロテストステロンの産生によって抜け毛のリスクが高くなります。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、ジヒドロテストステロンの産生を抑止し、抜け毛を予防する作用があります。

しかし、プロペシアの服用を急にやめた場合、再びジヒドロテストステロンの産生が活性化し、再び抜け毛が起こるようになるのです。

POINT
  • プロペシアの服用を自己判断でやめることは避ける。
  • プロペシアの効果を実感するまでには3ヶ月から6ヶ月が必要。
  • 急にプロペシアの服用をやめると、抜け毛が増える可能性もある。

AGA治療(薄毛治療)は一生続ける必要あるの?

AGA治療は一生続けなくてはならないのでしょうか?

結論から言うと、一生続ける必要があるのですが、その理由について見ていきましょう。

AGAは完治しない?

残念ながらAGAは遺伝的な要素も関与した慢性疾患です。
したがって、AGAは一度発症すると一生進行してしまう病気で、AGAは完治しないのです。

POINT

途中で治療をやめてしまうと、再度進行スピードが上がってしまいますので、症状を抑制したいのであれば、
一生付き合っていかなくてはならないのです。

AGA治療を継続することで毛量を復活させることは可能

AGA治療を行うことで、毛量を回復させることは可能です。

薬がなければ、髪の毛を維持することはできませんが、薬の服用を継続することで毛量を復活させることができます。

そのため、いつまでAGA治療を行うかは本人の意思で決めることが重要になってきます。

AGA治療は一生続ける必要がある

プロペシアやザガーロはあくまでDHT(ジヒドロテストステロン)を抑える治療薬で、体質を変えるわけではありません。

したがって、これら内服をやめれば再びDHT(ジヒドロテストステロン)の産生量が増え、薄毛は確実に進行します。

もともとプロペシアやザガーロは前立腺肥大など慢性疾患を対象として作られたお薬なので、長期内服に対する安全性は確立しています。

維持療法として内服は続けていただくのが望ましいと思います。

 

AGA治療をいつまで続けるのか検討しよう

では、AGA治療薬の内服を長く続けて、髪の毛が完全に生えてきたら、どうすれば良いのでしょうか。

AGA治療薬を止めてしまってよいものなのか、はたまた続けていたほうが良いのか、迷ってしまいますよね。

もし治療を止めるとしたらいつが良いのか等医師が詳しく解説いたします。

AGA治療を止める時期とタイミング

基本的には、AGA治療は一生続けていかなければ、効果は持続しないとお話してきました。

ですので、上記で述べた「AGAの進行を抑え、現状を維持していく治療」は一生続けていく必要があります。

しかし、「髪を増やす発毛治療」については徐々に減らしていくことが可能です。

POINT

あくまで発毛治療なので、一定程度の発毛が実感できれば、その後抜け毛が増えないようにケアをすることで、治療の必要性は低くなっていきます。

ただし、中には減量により頭皮の血流環境が急激に悪化し、抜け毛が増えてしますケースもあるので、医師の診断を受け、症状をみながら少しずつ減量していくことが大切です。

駅前AGAクリニックでは、患者様のご要望を発毛治療を止めるタイミングについてもご提案させていただいております。
個人の判断で決めてしまうと、治療を止めるのが早すぎて、効果がなくなってしまった・・・というようなこともありますので、
是非一度医師に相談していただければと思います。

駅前AGAクリニックの医師に相談する

AGA治療を止める前に知っておきたい!AGAのリバウンド

まず、「リバウンド」というダイエットでよく聞くワードですが、AGA治療においての「リバウンド」とは、せっかくミノキシジルなどによって生えた髪が抜けてしまい、治療前のような状態に戻ってしまうことです。

ダイエットと同じで、せっかく生えてきた髪の毛をまた失ってしまっては悲しいですよね。

このように説明していても、やはり中には自己判断で突然内服を中止してしまうかたもおられます。

結果ほぼすべての方が、1ヵ月ほどでおそろしいほどの抜け毛(実際そう表現されるかたが多いです)を体感されます。

中には急速に治療前の状態に戻る方もいます。

そうなるとせっかく数カ月、半年の間頑張って続けてきた治療効果ももとにもどってしまいます。

AGA治療をやめる前に、まずは頭皮の環境や、生活習慣を整えて、やめた後に備えましょう。

治療の今後プランを相談する(相談無料)

まとめ

いかがでしたか?

やはりAGA治療薬をやめた際のリバウンドを防ぐためには、かなり慎重に減量などを行なっていく必要があります。

クリニックに相談しながら慎重に進めましょう。

駅前AGAクリニックでは、東京新宿、大阪、京都、岡山のすべてのクリニックにおいて適切な減薬指導を徹底しております。

減薬に関しては患者様と相談の上3か月スパンで状況を見ながら行っていきます。

最終的にはミノタブ、プロペシアなどの薄毛の進行を止める製剤一剤に持っていけることを目標としています。

ミノタブやその他AGA治療薬の減薬などについてお悩みの方は、無料カウンセリングをご検討してみてはいかがでしょうか。

執筆者
大藪 顕
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長
多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
資格:日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、日本レーザー医学会認定医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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