オナニーが髪に与えるデメリットとは?薄毛や抜け毛になるのかを解説
男性ホルモンの分泌量が多いと薄毛になると言われることがありますが、テストステロンには性欲を増進する作用があるため、オナニーの回数が多いと薄毛になるのではないかと心配されている方もいるのではないでしょうか。
こちらの記事では、オナニーが髪の毛に与えるデメリットやAGAによる薄毛の原因などについて解説します。記事の後半ではオナニーによる薄毛や抜け毛のリスクを下げる方法も紹介しているので、薄毛や抜け毛に悩んでいる方は参考にしてください。
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— 目次 —
- オナニーが髪に与えるデメリットとは?
- AGAによる薄毛の原因は『遺伝』の影響が大きい
- オナニーによる薄毛や抜け毛を減らす方法
- AGA対策はクリニックでの治療がおすすめ
- AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
オナニーが髪に与えるデメリットとは?
オナニーが髪の毛に与えるデメリットとしては、主に以下の点があげられます。
- 射精によって髪の毛の成長に必要とされる栄養素が減少する
- 男性ホルモンのバランスが崩れる
精液には精漿やタンパク質、アミノ酸、亜鉛、果糖などの栄養素が含まれており、オナニーのし過ぎによってこれらの栄養素が失われることで、髪の毛の成長に悪影響をおよぼすとの考え方があります。
また、オナニーをしてから1週間ほどが経過すると男性ホルモンのバランスに変化が見られるため、AGA(男性型脱毛症)の発症リスクを高めるとの説も見られます。
しかし、射精によって失われる栄養素は微々たるものですし、AGAの発症に関連する男性ホルモンはテストステロンではありません。これらの点について、次項でさらに詳しく見ていきましょう。
オナニーによる薄毛や抜け毛の原因
オナニーのしすぎで薄毛になる原因として、射精による栄養素の減少や男性ホルモンのバランスの変化が挙げられていました。具体的にはオナニーにともなって生じる以下3つの問題が、薄毛や抜け毛の原因を高めると考えられるようになった要因です。
- 射精によるタンパク質不足
- 射精による亜鉛が消費
- 射精による男性ホルモンの増加
ここでは、オナニーによって薄毛や抜け毛のリスクが高くなると考えられるようになった3つの原因について解説します。
射精によるタンパク質不足
前述の通り精液にはタンパク質やアミノ酸が含まれており、オナニーのし過ぎによってタンパク質やアミノ酸が減少することで、抜け毛や薄毛のリスクを高めると考えられるようになった経緯があります。
髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンによって作られますが、ケラチンはアミノ酸が体内で再合成されることで生成されます。
そのため、オナニーのし過ぎによってタンパク質やアミノ酸が不足すると、髪の毛の成長に悪影響をおよぼすと考えられるようになったわけです。
しかし、成人男性に必要なタンパク質の量がおよそ75g~150gであるのに対し、1回の射精で失われるタンパク質の量はわずかに10㎎~20㎎に過ぎません。
そのため、オナニーのし過ぎによってタンパク質やアミノ酸が失われたとしても、髪の毛の成長に悪影響をおよぼすほどの量ではないといえるでしょう。
射精による亜鉛が消費
髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンから作られますが、食事から摂取したタンパク質が直ちに髪の毛へと作り替えられるわけではありません。
体内に取り込まれたタンパク質は分解されてアミノ酸の形で吸収され、身体の各部に送られてタンパク質へと再合成されます。
髪の毛は亜鉛の働きによってアミノ酸がケラチンへと再合成されることで作られます。精液のなかには亜鉛も含まれているため、オナニーをしすぎると抜け毛や薄毛のリスクを高めると考えられたわけです。
しかし、タンパク質の場合と同様にわずかな精液のなかに含まれている亜鉛は微々たる量のため、髪の毛の成長に悪影響をおよぼすほどではないと言えるでしょう。
射精による男性ホルモンの増加
男性が射精するとおよそ1週間ほどかけて、体内のテストステロンの量が増加するとされています。オナニーのし過ぎで抜け毛や薄毛のリスクを高めると言われるようになったのは、男性ホルモンであるテストステロンの量が増加するためです。
しかし、男性に見られる代表的な脱毛症であるAGAに関わるのは、ジヒドロテストステロン(DHT)であって、テストステロンではありません。テストステロンとジヒドロテストステロンの関係については次項で詳しく解説します。
AGAによる薄毛の原因は『遺伝』の影響が大きい
AGAによる薄毛には男性ホルモンが関わっていますが、先述したようにテストステロンではなく、ジヒドロテストステロンが主な原因です。
AGAによる薄毛に遺伝が関わっている点について理解するためには、AGAによる抜け毛のメカニズムについて知っておく必要があります。
- テストステロンがジヒドロテストステロンへと変化する
- ジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体と結合してTGF-βが生成される
- TGF-βによってヘアサイクルの成長期が短縮され抜け毛を引き起こす
テストステロンがジヒドロテストステロンへと変化する際に働くのが5α-リダクターゼです。そのため、遺伝的に5α-リダクターゼの活性度が高く、なおかつ男性ホルモン受容体の感受性が高い場合、AGAを発症しやすいと考えられています。
オナニーによる薄毛や抜け毛を減らす方法
ここまでの解説でも分かるように、オナニーのし過ぎによって直接的に抜け毛や薄毛を引き起こす可能性は低いと考えられます。
しかし、オナニーと抜け毛や薄毛との関係を気にしすぎることにより、ストレスによる血行不良を引き起こして抜け毛のリスクを高める可能性はあるため、心配な方は以下の4点に注意することをおすすめします。
- オナニーの回数を減らす
- 生活習慣を見直す
- ストレスを溜め込まないようにする
- 正しいヘアケアをする
ここでは、オナニーによる薄毛や抜け毛を減らす方法について解説します。
オナニーの回数を制限する
オナニーによる薄毛や抜け毛が心配な方は、オナニーの回数を減らすことがおすすめです。射精によって失われる栄養素やエネルギーは微々たるものですが、それでも1日に何度も射精を繰り返していれば、髪の毛の成長に悪影響をおよぼす可能性があります。
オナニーの頻度に関してはエビデンス(医学的な根拠)が限られていますが、健康的な男性であれば1週間に1回〜2回のオナニーであれば問題ないと考えられます。
反対にオナニーの期間が11日〜14日空くと、精子の質が低下するとされているため、妊活を考えている方は注意が必要です。
生活習慣を見直す
抜け毛や薄毛のリスクはオナニーよりも、日常の生活習慣によって増加すると考えられるため、以下のような生活習慣を見直すことがおすすめです。
- 睡眠不足
- 運動不足
- 偏った栄養バランスの食事
髪の毛の成長は寝ている間に毛母細胞が分裂することで起こるため、睡眠不足に陥ると髪の毛の成長に悪影響をおよぼします。適切な睡眠時間に関しては諸説ありますが、成人男性の場合はおよそ6時間〜7時間の睡眠時間を確保すると良いでしょう。
毛母細胞の分裂には毛細血管によって送り届けられる栄養が必要なので、日頃から適度に運動して血液の循環を促進することも必要です。
また、髪の毛の成長や頭皮環境の維持にはタンパク質や亜鉛だけでなく、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取することが欠かせません。
ストレスを溜め込まないようにする
抜け毛や薄毛のリスクを減らすためには、ストレスを溜め込まないようにする点もポイントです。ストレス状態が継続すると自律神経のうち交感神経が優位に傾き、血液の循環が悪くなります。
血液の循環が悪くなると、髪の毛の成長に悪影響をおよぼす点に関しては前述の通りです。忙しい現代社会人にとってストレスを完全にシャットアウトすることは困難なので、自分なりのストレス解消法をいくつか用意しておくことがおすすめです。
正しいヘアケアをする
抜け毛や薄毛のリスクを減らすためには、日々の正しいヘアケアも重要なポイントです。男性のなかには洗髪後にドライヤーをかけない方もいますが、頭皮がぬれている時間が長いと、雑菌の繁殖により頭皮環境の悪化を招く恐れがあるため注意が必要です。
髪の毛を洗った後は清潔なタオルで水分をふき取り、髪の毛から20㎝〜30㎝ほど離してドライヤーをかけましょう。8割ほど乾いたら育毛剤や保湿剤を塗布し、冷風に切り替えて仕上げると良いでしょう。
AGA対策はクリニックでの治療がおすすめ
上記の対策を行っても抜け毛が治まらない場合、AGAを発症している可能性も疑われるため、専門のクリニックで治療する必要があります。
AGAにはその他の脱毛症と異なり進行型という厄介な特徴があるため、発症が疑われるにもかかわらず、なんら手立てを講じないでいると、薄毛が徐々に進行してしまいます。
AGAによる抜け毛は早期から適切に対処することで改善が期待できるため、専門のクリニックに相談して治療を始めることがおすすめです。
まずはカウンセリングを受ける
抜け毛や薄毛が気になり自分なりに対処しても改善が見られないようであれば、まずは専門のクリニックでカウンセリングを受けることがおすすめです。
AGA専門のクリニックの多くが無料でカウンセリングを行っているため、治療に関する疑問や費用に関するお悩みなど何でも相談すると良いでしょう。
カウンセリングの段階である程度はAGAの発症の有無を判断できるため、AGAの疑いがある場合には適切なアドバイスや治療方法に関する説明を受けられます。
内服薬と外用薬の治療を行う
カウンセリングを行った後に治療を始める際には、まず内服薬と外用薬を利用して改善を図ることが一般的です。AGAに対しては内服薬のプロペシアや、外用薬のミノキシジルがよく用いられています。プロペシアとミノキシジルには以下のような特徴があります。
プロペシア:抜け毛を抑える
プロペシアは世界で初めてAGAの治療薬として開発・製造されており、現在では日本をはじめ世界60ヶ国以上でAGAの治療として用いられています。
プロペシアの有効成分であるフィナステリドは5α-リダクターゼの働きを阻害し、抜け毛の原因となるTGF-βの生成を抑制する点が特徴です。
TGF-βの生成を抑制することで抜け毛が抑える効果が期待できるため、AGA治療においてプロペシアは守りの治療薬に位置付けられています。
日本国内におけるプロペシアの特許期間は過ぎているため、現在では安価なジェネリックを利用できる点もメリットの1つです。
ミノキシジル:発毛を促す
ミノキシジルはもともと1960年代にアメリカで高血圧の治療目的で利用されていましたが、服用者の多くに発毛が見られたことから、低用量のミノキシジル外用薬が研究・開発されました。
ミノキシジルには局所の血管を拡張して血液の循環を促進する作用、および毛母細胞の死滅を抑制して発毛を促進する作用が期待されています。
プロペシアがAGA治療において守りの治療薬と呼ばれているのに対し、発毛効果のあるミノキシジルは攻めの治療薬に位置付けられています。
プロペシアとミノキシジルには異なる作用機序があるため、併用することでさらに発毛効果を高めることが可能です。
AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
AGA治療に関するご相談は、駅前AGAクリニックまでお問い合わせください。抜け毛や薄毛の原因は実にさまざまですが、オナニーのし過ぎによって直接的に抜け毛や薄毛を引き起こすことは考えにくいと言えます。
適切なヘアケアを行い、健康的な生活を送っていても抜け毛や薄毛が改善しない場合には、AGAを発症している可能性も疑われます。
AGAは進行型の脱毛症のため、なるべく早めに治療を受けて改善を図ることが重要です。駅前AGAクリニックでは無料でカウンセリングを行っているので、治療法や費用に関する疑問など、お気軽にカウンセラーまでご相談ください。