頭皮の臭いを消す方法はある?女性ならではの原因など解説
女性は男性に比べて嗅細胞が多いため、嗅覚に優れていると言われます。中には自分の頭皮の臭いが気になるという方もいるのではないでしょうか。頭皮が臭う原因は実にさまざまなので、自分に合った正しい方法で消すことが欠かせません。
こちらの記事では、女性の頭皮が臭う5つの原因について解説するとともに、頭皮の臭いを消す方法を5つ紹介しています。頭の臭いが気になることが多いという女性の方は参考にしてください。
— 目次 —
- 頭皮の臭いが気になる女性は多い
- 自分でもわかる!頭皮の臭いが気になる瞬間
- 頭皮が臭う5つの原因
- 頭皮の臭いを消す方法5選
- 頭皮の臭いが改善しない場合は医療機関の受診がおすすめ
- AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
頭皮の臭いが気になる女性は多い
女性は男性に比べて嗅覚に優れていると言われますが、理由に関してはハッキリしたことが分かっていません。ただ、臭いを感じる嗅細胞が男性に比べて多いため、女性は匂いに敏感なのではないかと考えられています。
あるアンケート調査によると、20代から50代女性のおよそ半数が、自分の頭皮の臭いが気になった経験があると答えています。
また、男性は臭いが気になる箇所として脇を1番に挙げていますが、女性は頭皮の臭いが1番気になると感じている点も特徴です。
自分でもわかる!頭皮の臭いが気になる瞬間
臭いに敏感な女性のなかには、頭皮をはじめ自分の身体から発する臭いを自然と嗅ぎ分ける方もいるようです。ただ、一般的な女性は次のようなタイミングで自分の頭皮の臭いが気になる傾向にあります。
- 運動をして汗をかいた後
- 枕カバーの臭いを嗅いだ時
- 脱いだ後の帽子の臭いを嗅いだ時
- 梅雨時など湿気が多い時
- 外出後に自分の髪の毛の臭いを嗅いだ時
- ドライヤーをかけている時
- 自分以外の人の頭皮が臭った時
- 仲の良い友人や家族に指摘された時
- エレベーターなどの狭い空間にいるとき
運動をした後や枕カバーの臭いを嗅いだとき、脱いだ後の帽子の臭いを嗅いだ時など、鼻が良い女性は頭皮の臭いを感じやすい傾向にあります。
また、エレベーターなどの狭い空間にいるときや他人の頭皮が臭った時に、自分の頭皮も臭っているのではないかと心配になるケースも少なくありません。
頭皮が臭う5つの原因
頭皮が臭う主な原因は皮脂が原因と考えられます。皮脂は分泌された時点では無色・無臭ですが、時間が経って皮膚の常在菌に分解されると独特の臭気を発し始めます。頭皮が臭う主な原因は以下の5つです。
- 皮脂の過剰分泌
- 加齢による頭皮環境の変化
- 間違ったヘアケア
- 脂質の多い食事・暴飲暴食
- 脂漏性皮膚炎や粉瘤などの頭皮トラブル
まずは自分の頭皮が臭う原因について理解し、適切に対処することが重要です。
皮脂の過剰分泌
先述したように皮脂は分泌された時点では無色・無臭ですが、頭皮の常在菌によって皮脂に含まれるタンパク質やアミノ酸、脂質などが分解されることで揮発性の成分が生成され、独特の臭気を発し始めます。
そのため、何らかの原因により皮脂が過剰分泌されると、その分だけ頭皮の不快な臭いを発するリスクが増加します。
皮脂の分泌量が多い箇所としては額から鼻にかけてのTゾーンがよく知られていますが、頭皮はTゾーンのおよそ2倍の皮脂分泌量があるため日常的なケアが欠かせません。
汗も皮脂と同様に分泌された時点では無臭ですが、皮脂や角質と混じり合った汗が皮膚の常在菌によって分解されると、酸っぱいような臭いが出やすくなります。
加齢による頭皮環境の変化
加齢臭と聞くと中高年以降の男性をイメージされるかませんが、女性も年齢とともに頭皮の臭いが変化する傾向にあります。
若い女性がピーチやココナッツのような甘い香りを発するのは、ラクトンと呼ばれる香り成分が活発に分泌されているためです。
ラクトンは10代でもっとも活発に分泌され、その後20代にかけて徐々に分布量が減少し、30代に入ると激減します。
また、30代後半になるとラクトンが激減するのに反してノネナールと呼ばれる加齢臭の原因物質が分泌されはじめます。
ノネナールは不飽和アルデヒドの一種で、青臭いような臭いを発する点が特徴です。ノネナールは過剰に分泌された皮脂が酸化して生じるため、皮脂の分布量を抑制することが必要です。
間違ったヘアケア
間違ったヘアケアも頭皮が臭いを発する原因の1つです。例えば洗浄力が強すぎるシャンプーで日々の洗髪を行っていると、頭皮を守るべき皮脂まで洗い流し、肌のバリア機能が低下してしまいます。
肌のバリア機能が低下すると雑菌が繁殖して、結果として頭皮の不快な臭いが出やすくなるのです。反対にシャンプーでしっかりと皮脂を落とせていないと、古くなった皮脂が酸化してノネナールが生成され、加齢臭が出やすくなります。
脂質の多い食事・暴飲暴食
日常的に脂質の多い食品やスナック菓子、ジャンクフードなどを好んで摂取していると、皮脂が過剰に分泌されて頭皮が臭いやすくなります。暴飲暴食によって内臓の機能が低下すると、頭皮の臭いにつながるケースがあります。
また、肉類や鶏卵、乳製品などタンパク質を多く含む食品を過剰に摂取すると、皮脂の過剰な分泌にともなってノネナールが生成されやすくなるため注意が必要です。
脂漏性皮膚炎や粉瘤などの頭皮トラブル
頭皮の臭いにともなってかゆみや赤み、できものといった肌トラブルが見られる方は、脂漏性皮膚炎や粉瘤(ふんりゅう)などの疾患を発症している可能性も疑われます。
脂漏性皮膚炎は過剰に分泌された皮脂をエサとして、皮膚の常在菌であるマラセチアが異常繁殖することで発症リスクが増加します。
粉瘤は毛穴の内部に皮膚のような袋ができ、アカや皮脂などの老廃物が蓄積する良性の腫瘍で、老廃物が排出されると不快な臭いを発する点が特徴です。
頭皮の臭いを消す方法5選
頭皮から不快な臭いが出る原因は人によってさまざまです。そのため、以下の5つから自分に合った臭いを消す方法を選択するのがおすすめです。
- 日頃のシャンプーを見直す
- シャンプーのあとすぐにドライヤーで乾かす
- 頭皮ケアアイテムを使う
- バランスの良い食事をとる
- 生活習慣を改善する
ここでは、頭皮の臭いを消す主な方法5選について解説します。
日頃のシャンプーを見直す
毎日シャンプーをしているのに臭いが消えない方は、洗髪方法や普段使用しているシャンプー、髪の毛を洗う回数などを見直してみましょう。
頭皮の臭いが気になるからといって1日に何度もシャンプーすると、頭皮を守るべき皮脂が失われ、かえって皮脂の分泌量が増加するため注意が必要です。
また、シャンプーやトリートメントなどのすすぎ残しがあると、雑菌が繁殖する温床となるため、以下の手順で正しく洗髪するのがおすすめです。
- シャンプーの前に髪の毛だけでなく頭皮も予洗いする
- 手のひらでしっかりとシャンプーを泡立てる
- 後頭部から前頭部にかけて指の腹でマッサージするように洗髪する
- すすぎ残しがないようしっかりと洗い流す
- 髪の毛の水分をしっかりと切る
- 髪の毛の先から中間にかけてトリートメントをつける
- トリートメントが浸透したら時間をかけてしっかりと洗い流す
トリートメントを使用する際には、頭皮に付着しないよう気を付けましょう。トリートメントには油分が含まれているため、頭皮に付着すると洗い流した際にすすぎ残しが出やすくなります。
おすすめのシャンプーの種類
頭皮の臭いが出る方は頭皮や髪の毛への刺激が少ないシャンプーや、保湿成分が配合されているシャンプー、医薬部外品のシャンプーなどを選ぶのがおすすめです。
頭皮や髪の毛への刺激が少ないシャンプーとしては、アミノ酸系やベタイン系などの洗浄力がマイルドなシャンプーが挙げられます。
頭皮が乾燥して逆に皮脂の分泌量が増加している方には、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分を配合したシャンプーがおすすめです。
頭皮の臭いだけでなくかゆみや赤みも見られる方は、グリチルリチン酸ジカリウムやミコナゾール硝酸塩など消炎作用がある医薬部外品のシャンプーを選ぶと良いでしょう。
シャンプーのあとすぐにドライヤーで乾かす
頭皮の臭いを消すためには、シャンプーのあとすぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。頭皮が濡れている時間が長いと、雑菌が繁殖して嫌な臭いを発しやすくなります。
シャンプーを終えたら髪から水が滴らない程度にタオルドライを行い、ドライヤーの温風で髪の毛の根元から乾かし始めましょう。
ドライヤーは髪の毛や頭皮から10〜20センチメートルほど離し、1箇所ばかりを乾かさないようにするのがポイントです。8割方乾いたら冷風に切り替えて仕上げましょう。
頭皮ケアアイテムを使う
頭皮の臭いが気になる方は、スペシャルケアとして頭皮クレンジングを行うと良いでしょう。専用のクレンジングアイテムを利用して頭皮マッサージを行うことで、毛穴につまった皮脂や汚れを落とせる点がメリットです。
洗髪後の乾燥が気になる方は、頭皮用のトリートメントを利用してしっかりと保湿するのも1つの手です。ただし、頭皮クレンジングをやり過ぎると肌のバリア機能が低下する恐れがあるため、2週間に1度程度に留めましょう。
バランスの良い食事をとる
脂っこい食べ物やスナック菓子、ジャンクフードなどを好んで食べると皮脂の分泌量が増加するため、栄養バランスを考えて日々の献立を作成しましょう。
ビタミンCやビタミンEには抗酸化作用があるため、ノネナールの生成を抑制する効果が期待できます。また、ポリフェノールには過剰な活性酸素の働きを抑制する作用が期待できます。
生活習慣を改善する
血行不良や睡眠不足はターンオーバーの周期を乱して頭皮環境の悪化を招くため、普段から血液の循環を促進し、質の良い睡眠をとることが欠かせません。
血行を促進するためには、日常的に身体を動かしたり、湯船で身体を温めたりするのがおすすめです。睡眠の質を高めるためには、可能な限り早寝早起きをして、朝日を浴びるのがおすすめです。
頭皮の臭いが改善しない場合は医療機関の受診がおすすめ
上記のセルフケアを行っても頭皮の臭いがまったく改善しない方は、何らかのトラブルを起こしている可能性もあるため、早めに医療機関を受診するのがおすすめです。
不快な臭いにともなって頭皮の赤みやかゆみがある方は、炎症性の皮膚疾患を発症している可能性も疑われます。肌にトラブルがある際には皮膚科を受診するのが一般的ですが、抜け毛も見られるようであれば薄毛治療専門のクリニックで見てもらうと良いでしょう。
AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
頭皮の臭いは主に皮脂や汗が原因となって起こりますが、頭皮環境が悪化した状態が続くと、頭皮の赤みやかゆみ、抜け毛といったトラブルの原因になる可能性があります。
頭皮の臭いだけでなく抜け毛も見られるようであれば、駅前AGAクリニックまでご相談ください。駅前AGAクリニックでは男性の薄毛だけでなく、女性の髪の毛に関するお悩みにもお応えしています。
カウンセリングは無料で受けられるので、頭皮の臭いや抜け毛にお悩みの方は、カウンセラーまでお気軽にお問い合わせください。