おすすめの発毛サプリの特徴は?薄毛を自分で治す方法も解説
薄毛や抜け毛が気になる方のなかには、発毛効果が期待できるサプリメントを探している方もいます。髪の毛は日々の食事から摂取する栄養素をもとに作られるため、不足する分をサプリメントで補うと、髪の毛の成長をサポートする効果が期待できます。
本記事では、髪の毛を増やしたい方におすすめのサプリメントの特徴や、育毛をサポートする成分について解説します。
発毛治療をする際に用いられるミノキシジルの副作用や、サプリメントを服用する際の注意点も紹介しているので、薄毛や抜け毛が気になる方は参考にしてください。
— 目次 —
【男性・女性】髪の毛を増やすおすすめのサプリの特徴
はじめに、髪の毛を増やすおすすめのサプリの特徴について解説します。サプリは日常の食事では賄いきれない栄養素を補う際に役立ちますが、サプリ自体に薄毛の改善や発毛効果は期待できません。
あくまでも髪の毛の成長をサポートする目的で服用するのがおすすめです。
髪を増やす栄養素
髪の毛を直接的に増やすサプリはありませんが、髪の毛を作る元となるタンパク質のサプリを服用すると、日々の食事で不足しがちな栄養素の補給が可能です。
タンパク質のサプリはプロテインと混同されがちですが、前者が食事で賄いきれない栄養素を補う目的で用いられるのに対し、プロテインは運動後の疲労回復や筋肉の増量を目的として用いられます。
髪の毛はタンパク質のなかでもケラチンが主成分のため、サプリを選ぶ際にはケラチンを配合した商品を選ぶと良いでしょう。
育毛をサポートする成分
育毛をサポートする成分としては、コラーゲンペプチドやビタミンB群が挙げられます。
コラーゲンを加熱処理して作られるコラーゲンペプチドは、髪の毛を作る際に必要なタンパク質で、身体に吸収されやすい点が特徴です。
ビタミンB群には皮脂の分泌量をコントロールしたり、細胞のはたらきを活発化したりして、頭皮環境を良好に導く効果が期待できます。
育毛をサポートする成分としては亜鉛もよく知られていますが、亜鉛を配合したサプリの効果や摂取方法については後ほど詳しく解説します。
ミノキシジルの副作用とは
ミノキシジルは、厚生労働省により発毛剤の成分として認可されている数少ない成分の1つです。
フィナステリド内服薬やデュタステリド内服薬が主に抜け毛を抑制するのに対して、ミノキシジルには発毛を促進する効果が期待できます。
しかし、ミノキシジルに限らず化学的に製造された医薬品には副作用のリスクがあることを知っておかなければなりません。
ミノキシジルの主な副作用としては以下の例が挙げられます。
- 血圧低下
- 初期脱毛
- 多毛症
それぞれ詳しく解説します。
血圧低下
ミノキシジルの副作用の1つが血圧低下です。もともとミノキシジルは1960年代のアメリカで、高血圧の治療薬に配合する成分として開発された経緯があります。
ミノキシジルには血管を拡張する作用があるため、心臓にかかる負担を減らし、血圧を下げる効果が期待されています。
ただし、現在ではミノキシジルの血管拡張作用が動脈にしかおよばないことが分かっており、日本国内ではミノキシジル内服薬は認可されていません。
日本では頭皮に塗るタイプのミノキシジル外用薬のみが認可されており、内服タイプに比べると血圧低下のリスクは低いと考えられます。
ただし、ミノキシジル外用薬の成分も肝臓で代謝されるため、心臓の機能に不安がある方は使用する前に専門医に相談するのがおすすめです。
初期脱毛
ミノキシジルの副作用としては初期脱毛も挙げられます。
ミノキシジルの使用を開始して2週間から1ヶ月が経過した頃に、一時的に抜け毛の量が増えるケースがあります。
実はミノキシジルの使用にともなう初期脱毛は、医薬品の効果があらわれている裏返しです。
ミノキシジルにより発毛が促進されると、太く強く成長した髪の毛によって、細く弱々しい髪の毛が押し出されるためです。
初期脱毛は通常2〜3ヶ月で収まるため、自分の判断でミノキシジル外用薬の使用を中断することは避けてください。
多毛症
ミノキシジルの副作用としては多毛症も挙げられます。ミノキシジルには毛母細胞や毛乳頭細胞を活性化するはたらきがあると考えられていますが、頭皮だけに作用する訳ではありません。
ミノキシジルによる多毛症が気になる方は、脱毛サロンなどで施術を受ける方法があります。
亜鉛配合の発毛サプリは効果ある?
そこで、亜鉛のサプリが髪の毛に与える影響や過剰摂取の弊害、正しい摂取方法について解説します。
髪に与える影響
髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンから作られますが、食事で摂取したタンパク質が直接髪の毛の材料として使用される訳ではありません。
食事から摂取したタンパク質は酵素のはたらきによりいったんアミノ酸レベルに分解され、身体の各所へ送られタンパク質に再合成されます。
ケラチンもアミノ酸が再合成された結果として作られるタンパク質の一種ですが、再合成の際に欠かせない栄養素が亜鉛です。
成人が1日に摂取すべき亜鉛の量はおよそ10mgとされており、通常の食事をしていれば亜鉛が不足する可能性は低いと考えられます。
亜鉛を多く含む食品と含有量の目安は以下の通りです。
食品 | 亜鉛の含有量 | 目安重量 |
---|---|---|
牡蠣(かき) | 14.0mg | 1個(15g) |
カタクチイワシ | 7.9mg | 20g |
豚レバー | 6.9mg | 100g |
牛もも肉 | 4.8mg | 200g |
海苔(のり) | 3.6mg | 1枚(2g) |
例えば牡蠣なら1日に1個食べると必要な亜鉛が賄えますが、牛もも肉だと400g以上食べる必要があります。
サプリメントであれば手軽に亜鉛を摂取できる点がメリットとなっています。
亜鉛の摂り過ぎによる影響
通常の食事で亜鉛を過剰に摂取する可能性は低いですが、サプリメントを利用している方は注意が必要です。
亜鉛の過剰摂取により起こり得る健康上のトラブルとしては、以下の例が挙げられます。
- 銅欠乏症
- 貧血
- 骨異常
- 毛髪異常
- 白血球・好中球減少
- 胃の不調
- 成長障害など
亜鉛を過剰に摂取すると毛髪異常を招く恐れがあり、髪の毛を成長させるのと正反対の結果につながりかねません。
成人の方が亜鉛サプリを摂取する際には、1日の耐用上限量(およそ35mg)を超えないよう気を付けてください。
また、若はげが気になるからといって若年者が亜鉛を過剰に摂取すると、成長障害を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
正しい摂取方法
亜鉛に限らずサプリメントの正しい摂取方法は、用法用量を守って服用することです。
サプリメントの有効成分は水に溶けやすく作られているため、基本的に水もしくはぬるま湯で服用しましょう。
ただし、水道水にはビタミンなどの有効成分を分解する残留塩素が含まれているため、ミネラルウォーターや湯冷ましを服用するのがポイントです。
薄毛を自分で治す方法
薄毛は遺伝が原因で起こるケースもあれば、食習慣や生活習慣の乱れ、ストレス、髪形、誤ったヘアケアが原因のケースもあります。
ここでは、薄毛を自分で治す方法について解説します。
自分で治せる場合
薄毛を自分で治せる可能性があるのは、抜け毛が食習慣や生活習慣の乱れ、ストレス、髪形、誤ったヘアケアにより起こっている場合です。
髪の毛は日々の食事から摂取する栄養素をもとに作られるため、食習慣の見直しで髪の毛の成長をサポートすることは可能です。
睡眠不足や睡眠の質の低下、ストレスなどは自律神経のバランスを乱し、髪の毛の成長を阻害します。
慢性的な寝不足が続いている方やストレス状態が継続している方は、睡眠習慣の見直しやストレスの発散で髪の毛の成長をサポートできる可能性があります。
いつも同じ箇所で髪の毛を結んだり分けたりしていると、局所の血行不良により抜け毛リスクが増加するため、たまには髪形を変えるのがおすすめです。
誤ったヘアケアも抜け毛リスクを高めるため、以下を参考に正しい手順で洗髪しましょう。
- 髪の毛を洗う前にブラシでとく
- 髪の毛だけでなく頭皮も予洗いする
- シャンプーを手のひらで十分に泡立てる
- 指の腹でマッサージするように頭皮を洗う
- シャンプーを残さないようしっかりと洗い流す
- タオルドライをしてドライヤーで乾かす
洗髪の際には頭皮に必要な皮脂まで洗い流さないよう、洗浄力のマイルドなシャンプーを使用し、36〜38℃程度のぬるま湯で洗い流すのがポイントです。
自分で治せない場合
自分で治せない薄毛の代表例がAGAやFAGAなどの脱毛症です。特にAGAは思春期以降に見られる進行型の脱毛症のため、発症が疑われる方は速やかに治療を開始する必要があります。
自分の判断で放置すると次第に薄毛の範囲が広がるため、AGAクリニックに相談するのがおすすめです。
AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
髪の毛は日々の食事から摂取する栄養素をもとに作られるため、タンパク質やビタミン群、ミネラルなどをバランスよく摂取することが大切です。
食事では賄いきれない栄養素はサプリメントで補う方法がありますが、サプリメントに直接髪の毛を生やす効果は期待できません。
抜け毛が気になる方はAGAクリニックで原因を特定し、自分に合った治療を受けるのがおすすめです。まずは駅前AGAクリニックの無料カウンセリングまでお気軽にお問い合わせください。