フケを一瞬でなくす方法は?男性・女性での違いやシャンプーなどについて解説


フケが大量に出て困っている方のなかには、一瞬でなくす方法を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

フケはそもそも誰にでも見られる生理現象の一種のため、大量に出るようになった原因を知り、自分に合った効率的な対策を行うことが重要です。


こちらの記事では、男女別のフケができる原因や効果的な対策方法について解説します。

記事の後半では、フケが治らない場合に受診すべき医療機関をご紹介しているので、フケが気になる方は男女を問わず参考にしてください。

 

— 目次 —

 

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男性・女性でフケの原因は違う?


フケは男性にも女性にも共通して見られますが、できる原因に若干の差が見られます。

フケは大きく乾性フケと脂性フケとに分けられ、それぞれ以下のような特徴があります。

フケの種類 状態 大きさ 特徴
乾性フケ 乾いてカサカサしている 白い 小さい 襟足や肩口に積もりやすい
脂性フケ ねばねばとべたついている 黄色味を帯びている 大きい 頭皮や髪の毛にくっつきやすい


乾性フケは文字通り乾いてカサカサしており、白くて小さいためスーツやジャケットなどの襟足や肩口に積もりやすい点が特徴です。


脂性フケはねばねばとべたついているため、頭皮や髪の毛にくっつきやすい点が特徴です。

また、乾性フケと比べると粒が大きくて黄色み帯びています。


乾性フケと脂性フケの大まかな特徴を知った所で、次に男性と女性に特有のフケができる原因について見ていきましょう。

男性でフケができる原因


男性にフケができる特有の原因が、女性に比べて皮脂の分泌量が多い点です。

男性ホルモンのテストステロンには皮脂の分泌を活発化させる働きがあるため、女性に比べると男性は皮脂の分泌量が多い傾向にあります。


身体のなかでも頭皮は特に皮脂の分泌量が多い箇所のため、剥がれ落ちた角質やほこりなどと混じり合って脂性フケができやすくなります。


脂性フケが毛穴につまって炎症を起こすと、髪の毛の成長に悪影響をおよぼすだけでなく、脂漏性(しろうせい)脱毛症の発症リスクも増加するため注意が必要です。

女性でフケができる原因


女性にフケができる特有の原因は、ホルモンバランスの変化です。

女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少すると、頭皮の乾燥を招いて乾性フケが出やすくなります。


乾性フケの量が増えると襟足や肩口に積もって目立つだけでなく、毛穴につまって粃糠性(ひこうせい)脱毛症を発症する可能性もあります。

他にもフケができる原因はある?


フケができる主な原因は皮脂の過剰な分泌やホルモンバランスの変化ですが、それ以外にもフケの量が増える以下のような原因があります。

  • ストレス
  • シャンプーの頻度・種類


ここでは、日常の生活習慣が原因となって発生するフケの原因について解説します。

ストレスによるフケ


フケができる原因の1つがストレスです。

ストレスによってフケが増える理由について理解するためには、まず皮膚がどのようにして作られるのかを知っておく必要があります。


皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3層構造となっていますが、表皮はさらに角層・顆粒(かりゅう)層・有棘層・基底層の4層に分けられ以下のようなメカニズムで皮膚が作られます。

  • 毛細血管から栄養を受け取り、基底層や有棘層で細胞分裂が活発化する
  • 分裂した細胞が顆粒層・角層へと押し上げられ、死んだ細胞が数層から十数層の角層を形成する
  • 皮膚の最表面まで押し上げられた細胞(角質)はやがてアカやフケとなって剥がれ落ちる


皮膚を形成する細胞が作られてから剥がれ落ちるまでのサイクルをターンオーバーと呼んでおり、周期が正常に保たれていればフケがそれほど目立つことはありません。


しかし、ストレスが原因で交感神経が優位に傾いて血液の循環が悪くなると、ターンオーバーの周期が短くなって角質が早いスパンで剥がれ落ちるようになるため、結果としてフケが目立ちはじめます。

シャンプーの頻度・種類によるフケ


フケができる原因の1つが、シャンプーの頻度や種類です。

シャンプーの頻度があまりにも高いと、頭皮を乾燥から守る皮脂膜が失われ、乾性フケの発生リスクが高くなります。


反対にシャンプーの頻度があまりにも低いと、余分な皮脂が頭皮に留まり脂性フケが出やすくなります。

適切な回数でシャンプーを行っているのにフケが目立つ場合、使用しているシャンプーの種類に原因があるのかもしれません。

フケが出やすいシャンプーの種類


フケが出やすいシャンプーの種類としては、ラウリル硫酸Naやラウリル硫酸TEAなどが含まれている、高級アルコール系の洗浄力が強いシャンプーがあげられます。


あまりにも強い洗浄力で洗髪すると、頭皮を守るべき皮脂膜まで洗い流してしまい、乾性フケの発生リスクが高くなります。

3~10歳ごろの子どもにフケができる原因は?

 

3~10歳ごろの幼少年期にフケが多く見られる主な理由は以下の3つです。

  • 頭皮の乾燥
  • シャンプーの洗い残し
  • 細菌の異常繁殖

子どもは大人に比べて肌のバリア機能が成熟しておらず、頭皮の乾燥により未熟な角層が剥がれ落ちると、乾性フケが出やすくなります。

頭皮を洗う際にしっかりとシャンプーを洗い流せていないと、頭皮環境が悪化してターンオーバーの乱れによるフケが増加しがちです。

また、汗をかきやすい子どもの頭皮では常在菌が異常に繁殖し、脂漏性皮膚炎にともなう脂性フケが増加するケースもあります。

脂漏性皮膚炎は初期にはかゆみがないか、あっても軽微であるケースが多いため、しばしば慢性的な経過をたどる点も厄介な点の1つです。

中学生や高校生でフケが出てしまう原因は?


フケに悩んでいるのは大人だけではありません。

中学生や高校生でフケが出てしまう原因の1つが、第二次性徴にともなうホルモンバランスの変化です。


特に男性は第二次性徴期に男性ホルモンの分泌量が増大するため、皮脂が盛んに分泌されて脂性フケの発生リスクを高めます。


また、中学生や高校生になって夜更かしをすると睡眠時間が短くなり、ターンオーバーの周期に悪影響を与える点もフケが出やすくなる原因の1つです。

フケの種類別!効果的な対策は?

フケは大きく2つの種類に分けられ、対策方法もそれぞれ異なります。

ここでは、以下の2点について詳しく解説します。

  • 脂性フケに効果的な対策
  • 乾燥フケに効果的な対策

スキンケアアイテムを選ぶ際のポイントも紹介するので参考にしてください。

脂性フケに効果的な対策

 

脂性フケは過剰な皮脂の分泌が原因で起こるため、1日1回のシャンプーで余分な皮脂をしっかりと落とすことが大切です。

シャンプーの洗い残しも雑菌が繁殖する温床となるため、38℃程度のぬるま湯で十分にすすぎましょう。

皮脂の過剰な分泌によりフケや頭皮のかゆみがある方は、薬用シャンプーを使用する方法もあります。

薬用シャンプーを選ぶ際は、以下の抗炎症作用を有する成分を配合した商品がおすすめです。

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • クロベタゾール プロピオン酸エステル
  • セイヨウアカマツなど

脂漏性皮膚炎の疑いがある方は皮膚科を受診し、抗菌作用があるシャンプーを処方してもらいましょう。

乾燥フケに効果的な対策

乾性フケは主に頭皮の乾燥が原因で起こるため、毎日の洗髪後に専用のローションやクリームで保湿を欠かさないようにしましょう。

頭皮専用のローションやクリームを購入する際は、以下の保湿成分が配合されているか確認してください。

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • セラミド
  • ヘパリン類似物質など

頭皮の乾燥がかえって皮脂の分泌量増加を招くケースもあるため、自分の肌タイプに合わせて適切に対処しましょう。

毎日のケアで頭皮のフケを一瞬でなくす方法は?


頭のフケが気になると一瞬でなくす方法を知りたい方もいらっしゃるでしょうが、フケは日常の生活習慣やヘアケア習慣を積み重ねた結果として起こるため、以下のような方法でコツコツと改善していくことが重要です。

  • シャンプーの回数を減らす
  • 刺激の少ないシャンプーを使う
  • ドライヤーのかけ方を見直す
  • 頭皮専用のアイテムで保湿する
  • 食生活を見直す
  • 良質な睡眠をとる
  • 治らない場合は医療機関を受診する


ここでは、フケが気になる際に試したい5つの効果的な対策方法について解説します。

シャンプーの回数を減らす


毎日シャンプーをしているのにフケが目立つ方は、シャンプーの頻度を見直してみましょう。

乾性フケの量が目立つ方は、シャンプーの頻度が高いのかもしれません。


シャンプーの頻度が高いと頭皮を守るべき皮脂膜まで洗い流してしまい、乾燥によるフケが出やすくなるため、シャンプーは夜の1回に留めましょう。


基本的には1日1回のシャンプーがおすすめですが、皮脂の分泌量が少なくて肌が乾燥しやすく、外出の機会が少ないような方は毎日シャンプーしなくても構いません。


シャンプーの目的はあくまでも髪の毛や頭皮の洗浄であり、スカルプケアが目的ではありません。

過度のシャンプーにより、かえって頭皮環境を悪化させるリスクがあることを知っておきましょう。

刺激の少ないシャンプーを使う


シャンプーの後に頭皮のかゆみや赤みが気になる方は、頭皮への刺激が少ないシャンプーを使うことがおすすめです。

前述したようにシャンプーの目的は髪の毛や頭皮の洗浄なので、商品によっては強力な洗浄成分を配合したものもあります。


刺激の強いシャンプーで洗髪するとフケが出やすくなるだけでなく、頭皮環境の悪化にともなう抜け毛のリスクも増加するため注意が必要です。


フケを改善・予防するのであればアミノ酸系の薬用シャンプーや育毛シャンプー、保湿効果のあるシャンプーなどがおすすめです。

ドライヤーのかけ方を見直す

フケ症を少しでも早く改善したい方は、毎日のドライヤーのかけ方を見直してみましょう。

ドライヤーのかけ過ぎは頭皮の乾燥を招き、自然乾燥させると雑菌の繁殖を招くため適度に乾かすことが大切です。

ドライヤーをかける前に毛先から水が滴り落ちない程度にタオルドライを行い、髪の毛を持ち上げて根元から乾かし始めます。

ドライヤーの吹き出し口は髪の毛から15~20センチメートルほど離し、少しずつ動かしながら全体を均等に乾かしていきましょう。

8割がた乾いたら冷風に切り替えて仕上げるのがポイントです。

頭皮専用のアイテムで保湿する


洗顔後に保湿を行う方でも、頭皮の保湿を意識している方は意外と少ないかもしれませんが、乾燥肌の方や乾性フケの量が目立つ方は、ローションやクリーム、オイルなど頭皮専用のアイテムで保湿することがおすすめです。


頭皮専用のアイテムでの保湿は、タオルドライの後に行うことが基本です。

頭皮が少し湿った状態で保湿すると、有効成分が角層内に浸透しやすくなります。

食生活を見直す


ベタベタとした脂性フケが頭皮や髪の毛に付着する方は、脂っこい食品やジャンクフード、スナック菓子、洋菓子など脂肪分が多い食品の摂取を控えることがおすすめです。


また、皮脂の分泌量をコントロールする作用が期待できるビタミンB群、肌を作る元となるタンパク質、頭皮を酸化から守るビタミンEなどを日々の食事に積極的に取り入れましょう。

良質な睡眠をとる


頭皮は基底層や有棘層での細胞分裂が活発に行われることで成長しますが、細胞分裂のためには成長ホルモンの分泌が欠かせません。


成長ホルモンの分泌は寝ている間に活発化するため、日頃から良質な睡眠をとるよう意識しましょう。

睡眠の質を高めるためには、早寝早起きをして朝日を浴びたり、日中に適度な運動をしたりすると効果的です。

治らない場合は医療機関を受診する


上記のような対策を行ってもフケの量が減らない場合は、医療機関を受診して専門医のアドバイスを受けることが重要です。

大量のフケにともなって頭皮の炎症やかゆみ、赤みが見られるようであれば、まずは皮膚科を受診することが一般的です。


フケや頭皮環境の悪化だけでなく、抜け毛の量も増えている場合には、薄毛治療専門のクリニックを受診しましょう。

AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ

 

フケは日頃の生活習慣や誤ったヘアケアの結果として増加するため、一瞬でなくすのは難しいと考えられます。

しかし、適切な頭皮ケアや生活習慣の見直しにより早期改善が期待できます。

頭皮のフケだけでなく抜け毛も増えている方や脂漏性皮膚炎や脂漏性脱毛症、AGAの疑いもあるため注意が必要です。

セルフケアで抜け毛が減らない方は、駅前AGAクリニックまでご相談ください。

駅前AGAクリニックではAGAやFAGA(女性型脱毛症)、円形脱毛症など薄毛治療専門のクリニックです。

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