薄毛のハーグ療法(HARG)って何??次世代のメソセラピー療法とは??

薄毛治療で頭皮に注射をする方法があります。

最近主流になってきているこの方法ですが、男性の薄毛だけでなく女性にも効果があります。

その中でも特に有名なのがHARG(ハーグ)療法です。

そして、最近では次の世代にあたるメソセラピー療法も登場してきました。

これらの治療は成長因子療法といいます。

今回は男性と女性の薄毛治療の最高峰にあたるハーグ療法と新世代のメソセラピー療法について駅前AGAクリニックの医師が解説します。

— 目次 —

HARG(ハーグ)療法って何だろう??

Hair Re-generative Theraphy(毛髪再生治療)の略でハーグと言います。

HARGカクテルという注射薬を薄毛部位に注射してAGAやFAGAの治療を行うのです。

この注射薬には成長因子というタンパク質が含まれています。

この成長因子は発毛のスイッチを入れると考えられています。

例えば、発毛薬で有名なミノキシジルも最近では成長因子を介して発毛させる機序があるという可能性が指摘されています。

成長因子はタンパク質なので経口で内服しても分解されてしまい効果を発揮できません。

しかし、注射薬として頭皮に直接使用すれば副作用もほとんどなく効果を発揮することが出来るのです。

ハーグカクテルには成長因子以外にもビタミンやアミノ酸なども入っており治療効果を高めるように作られています。

一回の注射で2週間以上は治療効果が持続していると考えられています。

多くのクリニックでは月に1回の施術を行い、半年ほど治療を継続するという方法が取られています。

このハーグ療法の薬液ですが、これは一種のブランドとなっています。

そのためかなり高額になってしまうのが欠点だと思います。

一回の施術で10万~15万ほどもかかってしまうのです。

クリニックによっては年間で200万程度になってしまうこともあります。

また、注射がかなり痛いという大きな欠点もあります。

それでも成長因子を使用した治療方法を世の中に広めた功績は高いと思います。

そして、現在ではHARGに代わるAGA治療療法として、より効果の高いメソセラピー療法が注目されるようになってきました。

当院でもハーグ療法より新しく期待されているAGAメソセラピー、FAGAメソセラピーを採用しております。

メソセラピー療法って何だろう??

メソセラピーとは皮下に薬液を投与する方法です。

60年以上前にフランスで原型が生まれたとされています。

現在では、脂肪溶解で痩身に利用されたり、アンチエイジング領域で注目されるようになってきています。

AGAやFAGAでもこのメソセラピーが応用されるようになってきています。

HARG(ハーグ)療法もメソセラピーの一種でした。

最近ではハーグカクテルだけでなく、色々な成長因子が開発されるようになってきています。

傾向としては、効果を高めるためにヒアルロン酸を混合したり、複数の成長因子を組み合わせたり、作用時間を高めるようにタンパク質の放出・代謝をコントロールするように検討されているようです。

当院で採用している製剤もそのような工夫がされている新世代のものです。

メソセラピーの注射の方法ですが、単純に注射針で注入するものから、多数に枝分かれした針を使うもの、レーザーを使用するものなど色々あります。

当院の方法ですが、最も効果が高く痛みが少ないものを吟味して採用するように心掛けておりますので、痛みが問題になることはほとんどありません。

当院のメソセラピーはその効果を最大限にするために価格を抑えて施術頻度を増やせるようにも努力しております。

この違いはかなり大きく自信を持っておりますので、是非、他院と比較しにいらして下さい。

当院では当日に治療の契約をしないといけないようなことは決してございません。

気楽にカウンセリングと診察だけで一旦お帰り頂き、時間をかけてご自宅でご検討して頂くのが基本スタイルだと考えております。

そのため、無料でカウンセリングと診察を行っております。(2019年9月現在)

薄毛の治療は長い治療になります。

メソセラピー療法だけでなく、内服・外用療法も安心して治療を始めて頂くのが大切だと考えております。

成長因子を使った治療方法の使い方とは??

では、成長因子を使った薄毛治療をどのように従来の治療と組み合わせるのが理想的なのでしょうか。

AGAの進行を抑える基本はフィナステリドやデュタステリドなどの5αリダクターゼ阻害薬です。

これで病気の進行を抑えるのが最も重要だと思います。

進行を抑えるというのは毛髪を作る細胞である毛母細胞を大切に使っていくということです。

最も安価に効果的に毛母細胞を温存する薬剤が5αリダクターゼ阻害薬なのです。

メソセラピー療法のような成長因子を使った治療方法はこれをベースにして追加して行うのが基本だと思います。

メソセラピー療法のみで効果の高い内服薬を使わないのはもったいないと思います。

メソセラピー療法のみで毛母細胞の温存は出来ると思いますが、費用や通院などの観点からおすすめはしません。

フィナステリドやデュタステリドで副作用が出てしまった場合や、妊娠を望まれているような特殊な場合であれば、メソセラピー療法を主体にして内服薬を使用しないという方法も考えられます。

当院は他院で副作用が出てしまった患者さんの受け入れも積極的に行っておりますので、メソセラピー療法をこのような使い方で行うこともあります。

治療初期にメソセラピー療法をおすすめする理由とは??

AGAの治療で最も重要なのは毛母細胞を大切にすることです。

治療初期から毛母細胞にしっかり働きかける成長因子療法は短期的な治療効果だけでなく長期的な治療効果が期待できます。

つまり、治療効果の実感も早く、さらに最終的な毛量も多くなると期待できるのです。

痛みのほとんどない新世代のメソセラピー療法を一度試してみてはいかがでしょうか。

当院ではメソセラピー療法のモニター患者様の募集も行っております。

詳しくはカウンセリング時にご説明させて頂きます。

執筆者
田坂洋介
2005年3月 昭和大学医学部卒業
2005年4月 昭和大学医学部付属初期臨床研修センタにて初期臨床研修開始
2007年4月 川崎市立川崎病院 麻酔科後期研修開始
2009年4月 麻酔科標榜医取得
2015年4月 大手毛髪専門クリニックで多数の症例を経験
2017年12月 駅前AGAクリニック大阪梅田院院長
資格:医師免許、麻酔科標榜医、麻酔科学会専門医、麻酔科学会指導医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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