赤色LEDに育毛効果はある?効果がないと言われる理由についても解説

「赤色LEDを頭皮に当てると髪が増える」という情報を目にして、真偽を確かめたい方は多いでしょう。

手軽さが魅力である一方、赤色LED育毛は嘘だ、効果なしだという声も見られ、判断に迷いやすい選択肢です。

本記事では、赤色LEDが頭皮に働きかける仕組みと、否定的な評価が生まれる背景について解説します。

おすすめのデバイスの選び方も解説するので、導入を検討する際の材料として参考にしてください。

— 目次 —

赤色LEDに育毛効果はあるとされる理由とメカニズム

赤色LEDの照射が育毛に関わるとされる根拠は、光生物学的調節作用(フォトバイオモジュレーション)にあります。

日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインでも、LEDおよび低出力レーザー照射は治療の選択肢の一つとして取り上げられました。

参考:日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

ATP産生の促進による毛乳頭細胞の活性化

細胞内のミトコンドリアには、光を吸収するシトクロムcオキシダーゼという酵素が存在します。

赤色の波長がこの酵素に届くと、細胞のエネルギー源であるATPの産生が高まると考えられています。

毛髪をつくる毛母細胞は分裂が活発で、エネルギーの需要も高い細胞です。

毛乳頭細胞の働きが支えられることで、成長期の維持につながる可能性が示されています。

参考:PubMed_低出力レーザー(光)療法(LLLT)による脱毛症の治療

血行促進による頭皮への栄養供給の改善

赤色の光には、血管を広げる一酸化窒素の放出を促す働きも報告されています。

頭皮の血流が改善すれば、毛根へ酸素やアミノ酸といった材料が届きやすくなるでしょう。

材料が不足した状態では、細く弱い毛しか育ちません。

栄養供給の土台を整える点が、赤色LEDが育毛ケアとして期待される理由の一つです。

赤色LEDで育毛するのは嘘?効果なしと言われる理由

赤色LEDに期待できる要素がある一方で、変化を感じられなかったという声も一定数あります。

理由として、赤色LEDが担える役割と、実際の脱毛原因が噛み合っていないことが挙げられます。

AGAが進行していると効果は出にくい

AGAやFAGAの主な原因は、男性ホルモンから変換されたDHTが毛周期を短縮させる作用にあります。

赤色LEDは細胞の働きを支える方法であり、このホルモンの変換そのものを抑える力は持ちません。

抜け毛が進んで地肌が透けるほどの段階では、光の照射だけで改善を実感するのは難しいでしょう。

赤色LEDは原因そのものを取り除く治療ではない点を押さえたうえで、他の治療薬との併用を相談しましょう。

家庭用デバイスは波長・出力にばらつきがある

医療機関の機器は、出力や照射時間が管理された条件のもとで使用されます。

対して家庭用製品では、波長の表示があいまいだったり、実際の出力が公表値より弱かったりする場合があります。

また、照射位置がずれる可能性がある点も、実感を得にくい一因でしょう。

赤色LEDによる育毛のメリット・デメリット

ここでは、赤色LEDのメリット・デメリットについて解説します。

比較項目 メリット デメリット
手軽さ 自宅で続けられる 毎日の照射時間を確保する必要がある
身体への負担 内服薬のような全身への作用が少ない 頭皮の乾燥や熱感を覚える場合がある
費用 買い切り型なら追加費用を抑えられる 初期費用が数万円台になりやすい
実感まで 他の治療と並行して使いやすい 判断できるまで数ヵ月を要する

表のとおり、赤色LEDは身体への負担が軽い反面、変化を実感するまでに時間がかかります。

この特性を理解したうえで導入すれば、途中で迷いにくくなるでしょう。

メリット:手軽に続けられ副作用のリスクが低い

内服薬や外用薬と違い、赤色LEDには全身への作用がほとんどない点は安心材料になります。

また、頭皮に当てるだけであるため、通院や服薬の手間も増えません。

他の治療と並行しても干渉しにくく、既存のケアに足し算しやすい方法だといえます。

就寝前の数分に組み込めば、習慣として定着させやすいでしょう。

デメリット:即効性がなく初期費用と継続負担がかかる

光の照射は、毛周期に沿ってゆっくり働きかけるアプローチです。

髪が生え変わる周期を踏まえると、変化を判断するまでに三ヵ月から半年程度は見ておく必要があります。

機器の価格は数万円台が中心で、数週間で中断すれば費用対効果は薄いでしょう。

おすすめの赤色LED育毛デバイスの選び方

ここでは、赤色LEDの選び方について解説します。

形状で選ぶ

まず、形状です。

形状 特徴 向いている方
ヘルメット型 頭部全体を一度に照射できる 頭頂部や生え際を同時にケアしたい方
キャップ型 軽量で装着したまま動きやすい 家事や在宅作業と並行したい方
ブラシ型 気になる部分を狙って当てられる 分け目など局所を中心にケアしたい方

ヘルメット型とキャップ型は、装着すれば手が空くため、他の作業をしながら照射できます。

対してブラシ型は価格が抑えめで、持ち運びやすい点が利点でしょう。

生活のどの時間帯に組み込むかを先に決めておくと、形状を決めやすくなります。

波長と照射範囲で選ぶ

育毛を目的とした機器では、630〜660nm前後の赤色光が採用される例が一般的です。

この帯域はシトクロムcオキシダーゼに吸収されやすく、頭皮の深さまで届きやすいとされています。

あわせて確認したいのが、LEDの搭載数と照射面積です。

粒数が少ない製品では、気になる範囲を覆うまでに時間がかかってしまいます。

安全性・信頼性で選ぶ

国内で販売される電気製品は、電気用品安全法の対象となる場合にPSEマークの表示が求められます。

本体や電源アダプターに表示があるかどうかを、購入前に商品写真や仕様欄で確かめましょう。

海外製品では、医療機器としての認証の有無や、日本語の取扱説明書が付属するかも判断材料になります。

また、販売元の連絡先や保証期間が記載されていない製品は、避けたほうが安心です。

AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ

赤色LEDは、頭皮環境を支える手段として一定の期待ができる方法です。

ただし、赤色LEDはAGAやFAGAの進行を抑える作用は持たないため、単独での解決を目指すと遠回りになりかねません。

駅前AGAクリニックでは、頭皮の状態を確認したうえで、内服・外用・注入療法から必要な治療だけを組み合わせたプランをご提案しています。

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