育毛シャンプーって効果があるの??医師が勧める育毛シャンプーとは

育毛シャンプー

結論から言うと育毛シャンプーに薄毛改善の効果はありません。

毛が育つ・発毛する・抜け毛を予防する・薄毛を改善するといった効果も一切ありません。

そういうと身も蓋もない話になりますが、ではなぜこれほど世の中に育毛シャンプーや育毛剤があふれているのでしょうか。

そのあたりの仕組みについて駅前AGAクリニックの毛髪専門の医師がお話ししようと思います。

— 目次 —

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そもそも育毛とは何なの??

そもそも育毛とは何なの?? はっきりとした定義はありませんが、「育毛」とは今ある髪の毛を太く丈夫なものに育てることとして一般的に使用されています。

はっきりとした定義はありませんが、「育毛」とは今ある髪の毛を太く丈夫なものに育てることとして一般的に使用されています。

育毛シャンプーや育毛剤の宣伝によく使われるワードとして
①「頭皮の余分な皮脂を取り除く」
②「有効成分が発毛を促進」
という二つがあります。

薄毛に悩む人にとってはついつい手が伸びてしまう魅力的なフレーズですね。

では、それぞれについて説明します。

①「頭皮の余分な皮脂を取り除く」

そもそも頭皮に限らず皮脂というのは皮膚の水分を保ち保湿するために必要な膜です。

皮脂が多すぎると『脂漏性皮膚炎』という症状を来しますが、毎日普通に洗髪していれば基本的に起こることはありません。

逆に過剰に取り除くことは『皮脂欠乏性皮膚炎』といった症状を起こす可能性もあります。

薄毛の原因は毛穴の汚れというのはいかにも真実のように聞こえます。

しかし、これはシャンプー業界や育毛サロンが自社製品を売りたいためのうたい文句であって医学的な根拠は一切ありません。

もちろん、頭皮を清潔な状態に保つことはとても大切なことなので毎日の洗髪は必要です。

それでも特別高価なシャンプーなどを使用する必要はないのです。

②「有効成分が発毛を促進」

育毛剤や育毛シャンプーに含まれる成分としてはグリチルリン酸、センブリエキス、クジンエキス、ピロクトンオラミンなど様々な成分があります。

しかし、外用薬として薄毛の治療に有効な成分として厚生省に認可されているものはミノキシジルだけです。

そしてそれは医薬品でありシャンプーには含まれません。

そもそも頭につけて数分以内に洗い流すシャンプーに何かしら有効成分を含んでもそれが頭皮に浸透して皮膚の深いところにある毛根まで届くことはないと言って良いでしょう。

シャンプーはあくまで頭皮環境を良くするものでそれによって発毛効果や血行促進作用を期待するのは難しいと思います。

シャンプーの役割とは??正しい洗髪方法

シャンプーの役割とは??正しい洗髪方法 シャンプーの役割は頭皮を清潔な状態に保つことです。 正しい洗髪方法はこのようになります。 ①予備洗い まずはぬるま湯(熱過ぎるお湯は頭皮の乾燥を引き起こすためおすすめできません。)により素洗いをします。 指の腹で頭皮をマッサージするようなイメージで洗いましょう。 素洗いだけでも髪の毛についた汚れは8割程度取れると言われています。 ②シャンプー シャンプーを直接頭皮につけるのではなく適量を手に取って泡立ててから素洗いと同じように指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗髪します。 ごしごし強く洗ったり、爪を立ててひっかいたりすると頭皮に傷がついたり皮脂がとれすぎて乾燥性の皮膚炎の原因にもなります。 とくにふけが多い人などが陥りがちですが、ふけが多いような人こそ、より優しく洗うことが大切です。 シャンプーは頭皮を洗うものということを忘れないでください。 同時に頭皮をマッサージすることもいいと思います。 すすぎも大切です。頭皮にシャンプーが残らないようにぬるま湯でしっかり洗い流してください。 すすぎの目安としては3~5分と少し長すぎるくらいでちょうどいいと思います。 ③トリートメント シャンプー後にトリートメントを使用する場合の注意点は毛先中心につけることです。 決して頭皮に塗りこむような使い方はやめましょう。 すすぎもシャンプーと同じように頭皮にトリートメントが残らないようにしっかりと洗い流してください。 ④髪と地肌を乾かす 清潔なタオルで優しく髪と頭皮の水分を拭き取ります。 ごしごし拭き取ると抜け毛の原因になるのでタオルでパンパンと抑えるようなイメージがいいと思います。 その後しっかりドライヤーで乾かします。 注意する点としてはドライヤーをある程度離して使うことと同じ個所を長時間当てないように注意しましょう。

シャンプーの役割は頭皮を清潔な状態に保つことです。

正しい洗髪方法はこのようになります。

①予備洗い

まずはぬるま湯(熱過ぎるお湯は頭皮の乾燥を引き起こすためおすすめできません。)により素洗いをします。

指の腹で頭皮をマッサージするようなイメージで洗いましょう。

素洗いだけでも髪の毛についた汚れは8割程度取れると言われています。

②シャンプー

シャンプーを直接頭皮につけるのではなく適量を手に取って泡立ててから素洗いと同じように指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗髪します。

ごしごし強く洗ったり、爪を立ててひっかいたりすると頭皮に傷がついたり皮脂がとれすぎて乾燥性の皮膚炎の原因にもなります。

とくにふけが多い人などが陥りがちですが、ふけが多いような人こそ、より優しく洗うことが大切です。

シャンプーは頭皮を洗うものということを忘れないでください。

同時に頭皮をマッサージすることもいいと思います。

すすぎも大切です。頭皮にシャンプーが残らないようにぬるま湯でしっかり洗い流してください。

すすぎの目安としては3~5分と少し長すぎるくらいでちょうどいいと思います。

③トリートメント

シャンプー後にトリートメントを使用する場合の注意点は毛先中心につけることです。

決して頭皮に塗りこむような使い方はやめましょう。

すすぎもシャンプーと同じように頭皮にトリートメントが残らないようにしっかりと洗い流してください。

④髪と地肌を乾かす

清潔なタオルで優しく髪と頭皮の水分を拭き取ります。

ごしごし拭き取ると抜け毛の原因になるのでタオルでパンパンと抑えるようなイメージがいいと思います。

その後しっかりドライヤーで乾かします。

注意する点としてはドライヤーをある程度離して使うことと同じ個所を長時間当てないように注意しましょう。

育毛シャンプーは成分をチェックしよう

育毛目的でシャンプーを購入する際には、裏面に記載されている成分のチェックを忘れないようにしましょう。特に確認すべき点が、界面活性剤の種類です。

界面活性剤の種類に注目

界面活性剤は、頭皮の汚れを落とすためによくシャンプーに配合されている成分なのですが、界面活性剤の種類によっては、かえって頭皮環境を悪化させてしまうため注意が必要です。

アルコール系界面活性剤

薬局やドラッグストアで一般的に売られているシャンプーには、アルコール系界面活性剤が含まれていることも少なくありません。

成分表にラウリル硫酸ナトリウムや、ラウレス硝酸ナトリウムなどが記載されている場合、そのシャンプーはアルコール系界面活性剤を含んでいると判断することができます。

アルコール系界面活性剤は食器洗い洗剤や洗濯洗剤にもよく用いられている成分で、油汚れを浮かせて落としやすくする働きがあります。

ただ、アルコール系界面活性剤を含むシャンプーで洗髪すると、頭皮にとって必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまうため、かえって頭皮環境の悪化を招くこととなりかねません。

アミノ酸系界面活性剤

育毛シャンプーや薬用シャンプーには、アミノ酸系の界面活性剤が使われています。アミノ酸は髪の毛の元となる物質でもあるため、育毛目的であればアミノ酸系界面活性剤を配合した育毛剤を選ぶようにしましょう。

頭皮環境を正常にする成分がおすすめ

育毛効果を高めたいのであれば、頭皮環境を正常に導くことが期待できる成分を配合しているシャンプーがおすすめです。頭皮環境を正常にする成分としては、次のようなものがあげられます。

グリチルリチン酸2K

グリチルリチン2K(グリチルリチン酸ジカリウム)は、生薬としても用いられる甘草(カンゾウ)由来の成分で、フケやかゆみ、過剰な皮脂の分泌を抑制し、頭皮環境を改善する作用が期待されています。

ソイセラム

ソイセラムは大豆由来の成分で、髪の毛にハリやコシを与える作用が期待されています。大豆には女性ホルモンと似た働きを持つイソフラボンも配合されているため、女性の薄毛にも効果的です。

POINT
  • アルコール系界面活性剤は頭皮環境の悪化を招くリスクがある
  • 育毛目的ならアミノ酸系界面活性剤を配合したシャンプーがおすすめ
  • シャンプーを選ぶ際には頭皮環境改善が期待できる成分配合のものを選ぶ

一日の洗髪回数は1回が適切

シャンプーの役割とは??正しい洗髪方法 シャンプーの役割は頭皮を清潔な状態に保つことです。

洗髪はたくさんすれば良いわけではありません。

洗顔にも言えることですが皮膚にとって最も大事なことは保湿です。

そして、皮膚に必要十分な水分を保つために一定量の皮脂は必要です。

洗顔や洗髪を過度に行うと皮脂が取れ過ぎて皮膚が水分を保てなくなり乾燥性の皮膚炎になります。

医学的に適切な洗髪の回数は1回で十分と考えられます。

それ以上はダメージのほうが大きくなるので必要ないと思います。

おすすめのシャンプーは?

当院では特におすすめのシャンプーというのは設けておりません。 基本的に自分の髪質、肌質に合ったものであれば何でもいいと思います。 具体的にはシャンプーを使用していてもかゆくなったり頭皮に赤みがあったりしなければ市販の安いシャンプーでも全く問題ないと思います。

当院では特におすすめのシャンプーというのは設けておりません。

基本的に自分の髪質、肌質に合ったものであれば何でもいいと思います。

具体的にはシャンプーを使用していてもかゆくなったり頭皮に赤みがあったりしなければ市販の安いシャンプーでも全く問題ないと思います。

それよりは一日一回、頭皮を優しく洗ってしっかりすすぐといった正しい洗髪習慣を身につけるほうが大事だと思います。

もちろん診察の際に自分が使用しているシャンプーが肌質にあっているかなどの相談は喜んでお受けしますのでお気軽にご相談ください。

根本から薄毛を解決するには薄毛治療専門クリニックへ相談

冒頭でも述べましたが、大事なことなのでもう1度繰り返すと、育毛シャンプーに薄毛を改善する効果は期待できません。

なぜなら、育毛シャンプーは髪の毛を育む(はぐくむ)目的で用いられるものだからです。もう少し詳しく言うと、育毛シャンプーは現在生えている髪の毛の成長をサポートするためのものです。

育毛シャンプーを使ったからといって、髪の毛がみるみる生えてくるようなことは残念ながら期待できません。

もし薄毛を根本から改善したいのであれば、薄毛治療専門のクリニックへ相談することがおすすめです。特に、男性に多くみられる薄毛であるAGAを発症している場合、専門的な治療をおこなわないと、薄毛が確実に進行することが分かっています。

AGAにはいろいろな原因がありますが、適切な治療をおこなうことによって、年齢相応の毛髪量へ回復させたり、薄毛の進行を遅らせたりすることが期待できます。

駅前AGAクリニックでは、600パターンにもおよぶ治療薬の組み合わせで、1人1人に合った治療法(オーダーメイド治療)を提案しています。

POINT
  • 育毛シャンプーは髪の毛の成長をサポートするためのもので、薄毛の改善効果は期待できない
  • 薄毛を根本から改善したいのであれば、薄毛治療専門のクリニックがおすすめ
  • 駅前AGAクリニックでは、1人1人の症状に合わせてオーダーメイド治療をおこなっている

まとめ

髪の毛の成長をサポートし、頭皮環境を良好に保つためには、育毛シャンプーを利用することがおすすめです。ただ、明らかに抜け毛の量が増えたり、地肌が透けて見えたりしている場合、育毛シャンプーでは不十分です。

特に男性にみられる薄毛は進行型のAGAであることが多く、早めに対処しないと薄毛が確実に進行してしまいます。

駅前AGAクリニックでは、600パターンにもおよぶ治療薬の組み合わせで、1人1人に合ったオーダーメイド治療をおこなっています。

また、無料カウンセリングもおこなっているので、治療法やご予算について納得いくまでご相談頂き、治療を始めていただくことが可能です。まずはお電話かメールでお問い合わせください。


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