女性のAGAの治療薬スピロノラクトンの長期安全性は?乳がんにはならないの?

女性の薄毛の治療にはスピロノラクトンを使います。

男性ホルモンを抑えて女性ホルモンを優位にするからです。

しかし、女性ホルモンには乳がんなどのリスクがあります。

スピロノラクトンは長く内服していても大丈夫なのでしょうか。

今回はスピロノラクトンは本当に安全なのか、発がん性はどうなのかということについて駅前AGAクリニックの医師が解説します。

スピロノラクトンは歴史のある薬剤

スピロノラクトンは1957年に開発されています。

かなり古い薬剤です。

高血圧症やうっ血性心不全の治療でカリウム保持性利尿薬として活躍してきました。

しかし、隠れた作用として男性ホルモンに拮抗する作用を持っていたのです。

当初はこの作用は副作用として認識されていました。

ある時、これを治療に応用出来ないかと思いついた人がいます。

多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)による多毛症には男性ホルモンが関わっているのです。

この多毛症の治療に使えないかと考えたのです。

このようにして、みごとにスピロノラクトンで多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)を治すことができたのです。

これをきっかけにスピロノラクトンは活躍の場を広げました。

現在では男性ホルモン拮抗作用を利用したニキビの治療に積極的に使われています。

脱毛症に関しては女性の薄毛の治療薬として君臨しています。

女性の薄毛は男性ホルモンが女性ホルモンより優位になることによりヘアサイクルが短縮します。

これにより毛髪の成長期が短くなり猫毛のように軟毛化します。

スピロノラクトンはこれを改善する女性のAGAの特効薬となりえる存在なのです。

スピロノラクトンの副作用って何があるの??

当院の推奨する低用量の1日25mg~50mgで副作用で問題になるものはほぼありません。

スピロノラクトンの副作用は容量依存性です。

多い副作用は月経不順や乳房腫脹、発疹、食欲不振など対処出来るものばかりです。

1日100mg程度でも副作用が問題になる事は少ないとされています。

海外では1日100mg~200mgで薄毛の治療をされている患者さんも多いです。

しかし、1日50mgを超えて来ると利尿作用も現れ始めます。

利尿作用があると副作用の幅も広がってきます。

そのため当院では1日25mg~50mgを推奨しております。

この程度でしたら副作用の確率が低いからです。

副作用が出たとしても内服を中断すればいいだけです。

スピロノラクトンの安全性は非常に高いと考えられます。

スピロノラクトンの長期安全性ってどうなの?乳がんは大丈夫?

FAGAの治療薬として使う場合は長期投与が基本です。

長期的な安全性についてはどうなのでしょうか。

この検証は必ず必要です。

スピロノラクトンで一番問題となったのは乳がんでした。

1975年にスピロノラクトンを使っていた5人の乳癌患者の症例が報告されて以来、様々な調査が行われました。

『Spironolactone use and the risk of breast and gynecologic cancers.』

これは2013年にCancer EpidemiologyでRobert J. Biggar達が発表した研究です。

アルドステロン拮抗薬であるスピロノラクトンは女性化乳房に関連しています。

女性化乳房とは典型的には男性の乳房が女性の様に膨らんでしまう症状です。

ジゴキシンは同じように女性化乳房を引き起こすことがあります。

このジゴキシンは乳癌および子宮癌の発生率の増加と関連しています。

そのためスピロノラクトンもジゴキシンと同じように癌になる可能性があると想定して検証しています。

1995年から2010年のデンマークの230万人の女性について調べています。

スピロノラクトンの暴露のありなしで発病率に変化があるかを調べています。

結果、スピロノラクトンの使用で癌が増えるということはないと結論づけています。

『Spironolactone and risk of incident breast cancer in women older than 55 years: retrospective, matched cohort study.』

これは2012年にBMJでMackenzie ISらが発表したものです。

スピロノラクトンが55歳以上の女性の乳癌発症のリスクとなるか検証しています。

1987年から2010年の290625人の英国の患者さんを調べています。

その中から28,032人のスピロノラクトン暴露患者と55,961人の非暴露患者での乳癌発症率を検討しています。

これも同じようににスピロノラクトンと乳がんとの関連はないと結論づけています。

 

どちらの研究も非常に大規模なものでした。

信頼性が高い調査と言えるでしょう。

このような数々の調査でスピロノラクトンと乳がんは関連性がないと分かってきました。

乳がんだけでなく他の女性ホルモン感受性癌との関連性も否定されています。

スピロノラクトンは長期的にもFAGAの治療薬として安心して使っても大丈夫なのです。

駅前AGAクリニックは安全な治療を心掛けております。

起こりえる副作用についてもしっかりと検討しています。

駅前AGAクリニックは全国4院、東京新宿、大阪梅田、京都烏丸、岡山のすべてのクリニックで一貫した最新の薄毛治療を行っております。

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