男性と女性のAGA。薄毛ってなんて呼べばいいの??

男女AGA

男性で最も頻度の多い薄毛は男性型脱毛症です。

これをAGA(Androgenetic Alopecia)と言います。

女性で最も頻度の多い薄毛は女性型脱毛症です。

これをFAGA(Female Androgenetic Alopecia)と言います。

やFAGAには多くの呼び名があり混乱を招いているのが現状だと思います。

ここでAGAやFAGAの名称の変化を見てみましょう。

AGAのAはAlopecia。その由来とは??

毛髪がなく頭皮が透けて見える薄毛の状態のことを脱毛症といいます。

脱毛症は世界的には古くからalopeciaと呼ばれて来ました。

これはギリシャ語のάλώπηξ (alōpēx)がその由来とされています。

ギリシャ語でキツネという意味です。

年老いたキツネは毛が薄くみすぼらしい動物だと思われていたようです。

そのため、昔は脱毛症患者さんはキツネに取り憑かれてしまっていると例えていました。

切ない病名の由来です。

その当時はAGAやFAGAを治すことはできませんでした。

毛髪が薄くなるのには逆らえなかったのです。

今でも病名にはalopeciaが多く使われています。

例えば円形脱毛症はAlopecia Areataですし、瘢痕性脱毛症はCicatricial Alopecia、化学療法誘発性脱毛症はChemotherapy-Induced Alopecia、梅毒性の脱毛症はSyphilitic Alopecia、その他frontal fibrosing alopecia、central centrifugal cicatricial alopeciaなど珍しい脱毛症にもalopeciaが使われています。

脱毛症のその他の名称にはhair lossやbaldnessなどもあります。

古代より男性の薄毛であるAGAの典型的パターンは知られていました。

紀元前400年には医学の父であるギリシャの医師ヒポクラテスは去勢された男性はAGAになりにくいということまで知っていたようです。

去勢により睾丸を摘出するとテストステロンの産生が下がりAGAが進行しにくかったのでしょう。

今から2000年以上も昔にここまで観察していたとは驚きます。

女性の薄毛の名称の由来

FAGA

女性についてはどうでしょう。

いつからかは分かりませんが、昔から女性の薄毛をdiffuse alopecia in womenと表現していたようです。

diffuseというのはびまん性、つまり頭部の全体的に症状が出るということです。

古くから男性と女性では進行の仕方が違うことが認識されていたようです。

1776年にJoseph PlenckがAGAやFAGAでは毛包が小さくなり軟毛化するという特徴的所見を発見しています。

その後、1942年にAGAの父とも呼べるハミルトンが典型的な男性型の脱毛症をパターン化し分類しました。

そして、除睾術を行うとAGAになりにくいことも調べ上げています。

彼はAGAにはテストステロンと遺伝の両方が関わっていると証明しました。

その結果、男性ホルモンが脱毛症を引き起こすという機序に注目してAGA(androgenetic alopecia)と呼ばれるようになりました。

直訳すると男性ホルモン型脱毛症といった感じです。

これは当クリニック名の『駅前AGAクリニック』のAGAの由来となっています。

女性のびまん性脱毛症はAGAの中の一つの型と考えられfemale-AGA(FAGA)という呼び名が生まれました。

直訳すると女性の男性ホルモン型脱毛症です。

日本でもAGA・FAGAという名称が一般の方に普及して来ています。

しかし、本当に男性ホルモンだけが薄毛の原因なのでしょうか。

他に未知の機序があるのかもしれません.

複合的に色々な要因がある可能性も否定できません。

特に女性においては原因がはっきりとしない印象があるのも事実です。

近年の薄毛の呼び方は??

AGAカウンセリング

最近ではAGAとFAGAの症状や進行の仕方、治療に対する反応の違いが認識されてきています。

男性ホルモンだけが原因ではないかもしれないと考えられて来ています。

それぞれ男性や女性特有の脱毛症であるという考えで世界的にMPHL (Male Pattern Hair Loss)、FPHL (Female Pattern Hair Loss)と呼ばれることが多くなって来ています。

つまり男性型ヘアロスと女性型ヘアロスということです。

日本語としては男性型脱毛症、女性型脱毛症と表現してもいいのかもしれません。

日本ではMPHL、FPHLはまだ世間的に普及していません。

そこで当クリニックでは敢えて一般的なAGA、FAGAと表現しています。

クリニック名もAGAを使用して『駅前AGAクリニック』としております。

今後は日本でも男性型ヘアロス、女性型ヘアロスという呼び方が普及するかもしれません。

当クリニック名も世界的流れに合わせるなら『駅前ヘアロスクリニック』となるべきところでしょう。

駅前AGAクリニックは毛髪総合クリニックです。

男性、女性共に薄毛の治療ができます。

全国4院、東京新宿、大阪梅田、京都烏丸、岡山のすべてのクリニックで一貫した最新の「ヘアロス」治療を行っております。


駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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