経口避妊薬(ピル)と女性の薄毛(FAGA)の関係性について

経口避妊薬と薄毛

月経不順や経口避妊薬の内服は女性の薄毛にどのような影響を与えるのでしょうか。

女性の薄毛の多くはFAGA(女性男性型脱毛症)ですので女性ホルモンの影響を強く受けます。

今回は経口避妊薬(ピル)と薄毛の関係について駅前AGAクリニックの毛髪専門の医師が解説します。

— 目次 —

ピルは女性の抜け毛に影響があるの?

ピル(経口避妊薬)は様々な副作用があると言われています。
その中の一つに、「髪の毛が抜けると」言われています。
では、本当にピルの副作用に抜け毛があるのでしょうか。

まずは、そもそもピルの役割について詳しく見ていきましょう。

女性の月経周期について

月経AGA

ピルは、女性の月経周期と密接に関わりがあるので、まずはそこからしっかりと見ていきましょう。

月経周期は、エストロゲンとプロゲステロンの働きで作られます。

まずはエストロゲンとプロゲステロンについて見てみましょう。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とは

排卵AGA

エストロゲンとは卵胞が発育するときに分泌されるホルモンです。

このエストロゲンは、排卵が近くなる時に子宮内膜を厚くする働きがあります。

言い換えるならば、女性らしい体つきにするホルモンと考えていいでしょう。

効果としては、成長期毛を増やし抜け毛を防ぐ作用があります。

ですので、ピルの服用を止めたら、エストロゲンの分泌が低下するので、薄毛の症状が進行してしまいます。

また、肌の質も良くしてくれる作用もあるので、ニキビ改善にも効果が見込めます。

プロゲステロン(黄体ホルモン)とは

基礎体温AGA

排卵された後に黄体から分泌されるホルモンです。

受精卵が子宮内膜に着床しやすくします。

体温を上げたり乳腺を発育させる働きがあります。

ピルに使用される合成プロゲステロンはプロゲスチンと呼ばれ、男性ホルモン(アンドロゲン)作用を持つ傾向があり、薄毛を進行させてしまいます。

女性ホルモンと抜け毛の関係

女性のホルモンの働きは複雑でエストロゲンとプロゲステロンだけでなく、それを調整するホルモンも関わってきます。

具体的にはゴナドトロピン放出ホルモンが卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンの分泌を促します。

卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンがエストロゲン、プロゲステロンを分泌させるように働くのです。

これらのホルモンバランスの乱れにより月経が乱れることがあります。

女性の薄毛のためにはこれらの女性ホルモン量を正常化する必要があるのです。

ピルの服用を止めてしまうと、服用することで体内に取り入れていたエストロゲンが急激に減るので、女性ホルモンのバランスが一時的に崩れ、ヘアサイクルが乱れることによって、髪の毛が抜けやすくなる状態になります。

一見、ピルを服用すると抜け毛が増えると心配されている方が多いかもしれません。
ですが、本当は服用を止めてからの注意が必要だったのです。

薄毛とピル(経口避妊薬)の関係性について

悩みAGA

そもそも薄毛とは、男性ホルモンが活発的に作用する事が原因になることがほとんどです。

ホルモンバランスは女性ホルモンと男性ホルモンの相対比によって決定されるので、ピルの服用を中止することで、女性ホルモンの量が減り、相対的に男性ホルモンが増えることになります。
したがって、抜け毛につながりやすくなるのです。

あくまで一時的なものなので、心配しすぎる必要はありませんが、どのようなピルを選べばこのような事態を軽減できるのでしょうか。

次にピル(経口避妊薬)の種類について紹介します。

基本的には下記4種類のピルがあります。
それぞれ1つずつみていきましょう。

  • 第1世代・・・オーソM、オーソ777、シンフェーズ、ルナベル
  • 第2世代・・・アンジュ21、トリキュラー21、ラベルフィーユ21
  • 第3世代・・・マーベロン21、ファボワール21、ダイアン35
  • 第4世代・・・ヤスミン21、ヤーズ
  • 第1世代経口避妊薬

    ノルエステロンというプロゲスチン(合成黄体ホルモン)が使われています。

    また、卵胞ホルモン量を抑えている為にエストロゲンも多く入っています。

    エストロゲンの力を借りてプロゲスチンの効果を増強しているのです。

    第2世代と比較してプロゲスチンが持つ男性ホルモンを活発にする作用は弱いです。

    第2世代経口避妊薬

    ノボノルケステロルというプロゲスチンが使われています。

    プロゲスチンの効果が強くエストロゲンを減らす事に成功しています。

    ただ、ノボノルゲステロルは第一世代経口避妊薬と違い男性ホルモン作用が強いです。

    日本で人気のトリキュラーはこのグループに入ります。

    第3世代経口避妊薬

    デゾゲストレルやゲストデンというプロゲスチンが使われています。

    これはより男性ホルモンの作用を弱くすることに成功しています。

    エストロゲン効果も相まって女性のホルモンを補ってくれるので、薄毛の患者さんにも効果的に作用することが期待出来ます。

    マーベロンはこのような作用でニキビの治療薬としてもよく使われています。

    酢酸シプロテロンが配合されたダイアン35も同様に女性ホルモンを補ってくれます。

    通常はマーベロンやダイアン35などで薄毛の治療効果が期待できると思われます。

    第4世代経口避妊薬

    ドロスピレノンというプロゲスチンが使われています。

    体内で分泌されるプロゲステロンと同様の効果がるので作用が抑えられています。

    このドロスピレノンは男性ホルモン作用がなくなり、むしろ抗男性ホルモン作用がある為、女性の薄毛の治療としても効果があります。

    しかし、第4世代のヤーズは日本では経口避妊薬の認可は取れていません。

    あくまで月経困難症に対する治療薬の扱いです。

    第3世代のマーベロンと比べると成長期毛を増やすエストロゲンの量は減っていますが、第4世代も安心して女性型脱毛症の治療が行えるピルだと考えられます。

    結局、女性型脱毛症にはどのピル(経口避妊薬)がいいの??

    以上より、第2世代以外のピルが女性の薄毛には適していると思われます。

    エストロゲンとプロゲスチンの感受性のバランスが患者さんにより変わるため、どれを使うべきかはケースバイケースだと思われます。

    エストロゲンが多い方がいいのかプロゲスチンの男性ホルモン作用が少ない方がいいのかという選択になるかと思います。

    一般的には第三世代のマーベロン、ダイアン35や第四世代のヤーズが良いのではないでしょうか。

    避妊を含めて全体的なバランスもありますので産婦人科でご相談されることをお勧めします。

  • ピル(経口避妊薬)の服用後の影響による薄毛/抜け毛対策
  • 専門クリニックで薄毛/抜け毛対策
  • 一番おすすめする対策方法は、薄毛専門のクリニックや皮膚科に相談することです。

    薄毛や抜け毛に関する悩みは自分一人で解決するのが困難です。

    男性の薄毛と違い、女性の薄毛の原因は複雑です。

    その分、対処や改善策は一人一人異なってきます。

    ですので、一人で悩みを解決していくのではなく、専門の医師に診断してもらうことが最善策です。

    当院の場合、無料でカウンセリングを行っているので、お気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

    また、女性の治療も積極的に行っているので、抜け毛の改善をしていきましょう。

    無料カウンセリングはこちら

    自宅で薄毛/抜け毛対策

    自宅で抜け毛を対策する場合、まずは生活習慣の見直しが必要です。

    女性の薄毛の原因の一つにホルモンバランの乱れがあります。

    睡眠不足や偏った食事、お酒やタバコは頭皮への血流を悪くさせ、ホルモンバランスが乱れる原因になります。

    不健康な生活をしていた方は、食事や睡眠など改善するだけで、頭皮環境が良くなるケースがあります。

    まずは、自分の生活習慣を見直してみることをおすすめします。

    まとめ

    結論から言うと、ピルの服用で女性の抜け毛の影響はありません。

    ですが、服用を止めると抜け毛が増えてしまう可能性があります。

    これはピルの副作用というより本来の状態に戻ってしまったということです。

    ピルの服用を止めて抜け毛が増えてきた方は、専門の医師に見てもらうことをお勧めします。

    当院は毛髪総合クリニックです。

    男性だけでなく女性の薄毛治療も専門に扱っているクリニックです。

    全国4院、東京新宿、大阪梅田、京都烏丸、岡山のすべてのクリニックで一貫した最新の薄毛治療を行っております。

    女性の薄毛は数種類の薬剤を組み合わせて副作用を出さないようにしながら治療することが大切です。

    また、進行を抑制するために継続して治療を行うことが非常に重要だと考えております。

    ピルの処方は当クリニックでは行っておりませんがご相談ください。


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