女性の薄毛なのか判定できる8つのチェック項目。FAGAになる要因と遺伝子検査。

女性の5人に1人が薄毛で悩んでいます。

女性の薄毛は女性型脱毛症といいます。

これは治療が早ければ早いほど効果的なのです。

そのため、早めの治療を考えましょう。

では、8つのチェック項目を見てみましょう。

8つの項目をチェックして女性型脱毛症なのか判定しよう

薄毛のチェックは頭部全体で5項目、局所の症状で3項目を調べます。

女性は頭のてっぺんの部分が全体的に薄くなることが多いです。

頭の横側も薄くなりやすいですが、ここは髪で隠れて分かりにくいです。

また、おでこの髪の生え際は男性と違って後退しにくいです。

そのため鏡で正面から見ると薄毛ということに気づきにくいのです。

頭部全体のチェック

①髪の分け目が目立ってないでしょうか。

②頭皮で地肌が目立つ所がないでしょうか。

③毛髪が細くなってないでしょうか。

④ボリュームが無くなってないでしょうか。

⑤毛髪のコシやハリがなくなってないでしょうか。

 

局所の部位のチェック

⑥オデコがM字になる。

⑦オデコが後退する。

⑧つむじが目立つ。

女性でも男性と同じように部分的に症状が出ることがあるのです。

8つのチェック項目はいかがでしたでしょうか。

最初に起きる症状は毛髪が細くなるのと分け目が目立つことです。

これに気づいた時点では治療を始めたいですね。

そのままにしていると必ず進行してしまいます。

シャンプーや育毛剤には効果がありませんので、クリニックを受診して治療を始めましょう。

女性型脱毛症は年齢と共に進行しますので定期的にチェックしていきましょう。

FAGAになりやすいかチェックしてみよう

どのような人が薄毛になりやすいのでしょうか。

FAGAになりやすい20の要因を見てみましょう。

以下の項目でどれだけ該当していますか。

①遺伝はどうでしょうか。

一番重要な要素は遺伝です。

両親、祖父母はどうでしょうか。

薄毛の方がいるならばかなりの要注意です。

定期的に毛髪チェックが必要です。

女性の薄毛には男性ホルモン、女性ホルモンが関わっています。

ホルモンの量だけでなくホルモンレセプターの感受性も関係しています。

男性ホルモンレセプターの感受性は遺伝子検査で推測することもできます。

これは最後にお話しします。

②食生活はどうでしょうか。

規則正しく朝、昼、晩の三食が理想的です。

食事を抜いたりはしていないでしょうか。

FAGAは栄養バランスが崩れると進行しやすくなります。

以下では栄養の項目が続きます。

③魚類をしっかり食べているでしょうか。

良質なたんぱく質と良質な脂質(オメガ3)は魚類がお勧めです。

特に動脈硬化を予防する油のオメガ3は必須です。

しかし、オメガ3が足りていない人が多いのです。

コレステロールが高い人も下げるためにオメガ3が有効です。

FAGAと血管は関係性が強いことが分かっています。

血管は魚を食べることで綺麗に出来るのです。

④過剰な脂質を取っていないでしょうか。

簡単に取りすぎてしまうのは動物性の油(飽和脂肪酸)ですが、動物性の油は高脂血症、高LDL血症になり血管をつまらせます。

常温で固体の動物性の油は血管につまって体に悪いというイメージを持ってください。

⑤塩分過多になっていないでしょうか。

塩分は血圧を上げて血管を傷つけます。

日本人は塩分摂取量が多いです。

味覚を薄味に慣らしましょう。

⑥野菜をしっかり食べているでしょうか。

野菜はビタミンバランスが優れています。

お肌の調子もよくなりますが、髪も同様です。

⑦ビタミンバランスはどうでしょうか。

全てのビタミンを食事から摂取する事は難しいです。

足りない場合はサプリメントを上手く使いましょう。

ビタミンが不足すると髪質が変わったりFAGAになると推測されています。

FAGA患者さんを調べたところほとんどの方でビタミンバランスが崩れているという実験結果もあります。

⑧亜鉛や鉄分など微量元素も取れているでしょうか。

亜鉛は体の中の酵素の成分として必要なものです。

これがないと蛋白質の合成がおかしくなります。

⑨ニキビや口内炎が出来てないでしょうか。

ビタミンバランスの崩れがこれで分かります。

⑩肌の調子はどうでしょうか。

これもビタミンバランスが分かる指標となります。

皮膚や毛包は細胞分裂が盛んな部位です。

肌が乱れている時は毛髪の合成も乱れていると推測されます。

⑪仕事はどうでしょうか。

ストレスがかかっていませんか。

⑫人間関係はどうでしょうか。

上手くいっていますか?

⑬運動はどうでしょうか。

適度な運動が理想的です。

運動不足もオーバートレーニングも良くないのです。

FAGAとメタボリックシンドロームや心血管系の疾患には関連性があると考えられています。。

⑭睡眠は適正に取れてるでしょうか。

睡眠時間やリズムなども合わせて睡眠の質が大切です。

⑮タバコは吸いますか。

タバコは毛細血管障害を引き起こします。

毛乳頭の血流障害で薄毛になりやすいのです。

⑯お酒はどうでしょうか。

過剰摂取は栄養バランスを崩します。

アルコールの代謝も負担となります。

⑰抜け毛はどうでしょうか。

シャンプーの時やドライヤーで乾かしている時はどうでしょうか。

枕に髪が多くついていないでしょうか。

特に細い毛が抜けてないでしょうか。

⑱髪が脂っぽくないでしょうか。

毛量が減ると髪に脂が付きやすくなります。

頭皮環境も大切だと言われています。

⑲持病はどうでしょうか。

高血圧や糖尿病、心血管系疾患、メタボリックシンドロームなどはFAGAに悪く作用します。

その治療も必要となります。

⑳出産経験はどうでしょうか。

出産を契機にホルモンバランスに乱れが出やすいのです。

また、成長期毛を増やす役割のある女性ホルモンが減少しやすいです。

以上、女性型脱毛症になりやすい20の要因でした。

女性型脱毛症はAGAほど一般的には知られていませんが、非常に多くの女性が悩まれています。

患者さんの割合は年齢と共に増えていきます。

10代、20代で発症することもありますし、出産を契機に発症される方も多いです。

直接的な原因は男性ほど明確ではなく、色々な要因が複合的に絡み合っていることが多いのでないかとも言われています。

以上の20の要因の中には気を付ければ改善できることも多くあります。

当クリニックでは一番の要因となる遺伝子の検査も行うことができます。

気になっている薄毛が本当に女性型脱毛症なのか、今は大丈夫でも将来薄毛になってしまうのか不安なこともあるかと思います。

毛髪のことで気になることがありましたら駅前AGAクリニックのカウンセラーや医師にお気軽にご相談下さい。

薄毛になりやすいか分かる遺伝子検査とは??

女性の薄毛の一番の原因として考えられるのは男性ホルモンです。

女性ホルモンが減る事により男性ホルモンが相対的に優位になり男性のAGAのようにヘアサイクルが短くなるのです。

これが女性型脱毛症の一番の原因だと推測されています。

しかし、男性ホルモンが優位でも女性型脱毛症になりにくい方もいます。

この違いは男性ホルモンのレセプターの感受性にあると考えられます。

男性ホルモンレセプターに男性ホルモンがくっついてもレセプターが鈍ければ反応しません。

この感受性を直接調べるのは難しいですが、男性ホルモンレセプターの遺伝子を検査することで男性ホルモンレセプターの感受性を調べることができるのです。

やり方は簡単で口の中の頬の粘膜に綿棒をこすりつけて細胞を採取するだけです。

このやり方では男性ホルモンレセプターの遺伝子上のCAG(シトシン、アデニン、グアニン)のリピート数から感受性を判定します。

この検査で将来薄毛になりやすいのか、それともなりにくいのか予想することができるのです。

遺伝子検査なので検査結果は生涯変わることはありません。

一度検査してみてはいかがでしょうか。

少しでも薄毛が心配な方は駅前AGAクリニックでご相談を承っております。

カウンセリングのみでも大丈夫なのでご予約頂ければと思います。

執筆者
田坂洋介
2005年3月 昭和大学医学部卒業
2005年4月 昭和大学医学部付属初期臨床研修センタにて初期臨床研修開始
2007年4月 川崎市立川崎病院 麻酔科後期研修開始
2009年4月 麻酔科標榜医取得
2015年4月 大手毛髪専門クリニックで多数の症例を経験
2017年12月 駅前AGAクリニック大阪梅田院院長
資格:医師免許、麻酔科標榜医、麻酔科学会専門医、麻酔科学会指導医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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