ミノキシジルの効果と副作用とは?効果的に使用する方法について

ミノキシジルの副作用

AGAの治療薬として有名なミノキシジル。

治療効果は絶大です。

しかし、その分、副作用について気になりますよね。

今回はミノキシジルの副作用について駅前AGAクリニック大阪梅田院の院長が解説します。

— 目次 —

ミノキシジルとは・・・

ミノキシジルはフィナステリドやデュタステリドに並ぶAGAの治療薬です。

フィナステリドなどの5αリダクターゼはAGAの進行を抑制する作用があります。

一方、ミノキシジルにはそのような作用はあまりないと考えられています。

それよりも強力に発毛を促すことから発毛薬とも呼ばれることがあります。

ミノキシジルにはタブレットタイプの内服薬と、塗り薬タイプの外用薬の2種類があります。

ミノキシジルの効果について

ミノキシジルには大きく分けて2つの効果があります。

  • 血管を広げて血流を促進し栄養素を送り込む
  • 毛髪を作る毛母細胞を活性化させ発毛させる

ミノキシジルは、頭皮の毛細血管の血行を促進して、発毛に必要な栄養素を届けることができます。

たくさんの栄養素を届けることができるので、髪の毛が生えやすくなるのです。

また、もう一つの効果として毛髪を作る毛母細胞を活性化する効果があります。

新しい髪の毛は、この毛母細胞が分裂を繰り返すことで生えてきます。

ミノキシジルは男性だけでなく女性にも使える頼もしい薬剤なのです。

ミノキシジル内服薬の副作用とは・・・

ミノキシジルには以下のような副作用があります。

低血圧、頻脈、不整脈、狭心症、心嚢液貯留、胸水貯留、体液貯留、心筋壊死、悪心嘔吐、胃腸障害、アレルギー反応、白血球減少症、血小板減少症など

こうやって見てみると循環系の副作用が多いことに気づきます。

元々、循環器系の薬剤として開発されてきたことからも循環器に与える影響が大きいと分かりますね。

ミノキシジルの3大副作用について

ミノキシジルで起きやすい副作用をまとめました。

3つの副作用を覚えてみましょう。

①体毛が濃くなる

ミノキシジルを内服すると全身の毛包に作用します。

そのため、体毛が濃くなってしまいます。

頭皮の毛髪は増えてほしいけど、体毛が濃くなるは嫌ですよね。

患者さんによっては体毛は全く気にならないことも多いのですが、やはり気にされる方も多いです。

体毛の程度は個人差が大きいので経過を見ていく必要があります。

いきなり朝起きたら体毛が増えているというわけではありません。

治療しながら時間をかけて判断していくのが良いと思います。

また、内服を止めると体毛も元に戻りますので安心されてください。

②浮腫み(むくみ)

ミノキシジルは血管を拡張します。

内服を始めたばかりのタイミングでは特に浮腫みが出やすいです。

これは1~2か月程度で慣れてくることが多いです。

なるべく少量から始めてミノキシジルに体を慣らしていくのが良いでしょう。

体を動かさない朝に浮腫みが出やすいです。

むくみが気になる場合は、薬を夜に内服するのではなく朝に内服すると良いでしょう。

朝に内服すれば活動的な日中に薬が効いてきます。

③動悸

動悸もミノキシジルの内服を始めた頃に感じやすいです。

血管が開いて血流がよくなり心拍出量が増えるのでドキドキすると感じることがあります。

これもしばらくしたら体が慣れてくる副作用ですが、場合によっては内服量の調整が必要となります。

あまりに酷い場合は内服を中止してクリニックに相談しましょう。

飲み初めは無理な運動はやめて様子を見ながらやって行くのがいいでしょう。

いくら投与量が少ないといえども、いきなりハードなトレーニングを行った場合に心臓がついて行けなくなる可能性も否定はできません。

慣れの要素が大きい薬なので1、2カ月はゆっくり慣らしましょう。

こうして副作用を見てみると大した副作用ではないことが分かります。

もしも、内服途中で不安に感じた場合は内服を中止しても構いません。

その後に医師に相談してください。

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ミノキシジル外用薬の副作用・・・

ミノキシジルの外用薬の副作用は皮膚トラブルが多いです。

リアップを販売している大正製薬のデータが参考になります。

これによるとミノキシジルが含まれたリアップの副作用の可能性は約8%であるということだったそうです。

湿疹、毛包炎、接触性皮膚炎などですね。

外用薬は安全性が高いと分かります。

参考記事:https://brand.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/

ミノキシジルの使用方法について

実際にAGAや女性の薄毛の治療の現場ではミノキシジルはどのように扱われているのでしょうか。

ミノキシジルの投与方法は内服薬、外用薬、メソセラピーの3種類があります。

この中で外用薬が一番有名だと思います。

外用薬はミノキシジルの入門的な立ち位置です。

効果が弱いけれど簡単に使うことができます。

外用薬では問題となる副作用はあまり起こりません。

かぶれなどの皮膚トラブルが主な外用薬の副作用で対処も簡単です。

そのため、薬局でも販売されていることが多いのです。

では、内服薬はどうなのでしょうか。

内服薬は外用薬より副作用が多くなりますが、効果はそれ以上に期待できます。

やや扱いが難しいですが、クリニックでの処方であれば安全に使いこなすことができます。

3カ月程で効果を感じることが出来るでしょう。

扱いが難しいので、個人的に判断して適当に内服するのは止めておきましょう。

まとめ

副作用が心配で治療を怖がる患者さんが多いです。

確かに薬剤を使用するため、使い方を間違えば副作用が出る可能性があります。

そのために薄毛の治療は医師がクリニックや病院で行っています。

当然、医療機関では薬剤の効果や副作用についても十分に検討しています。

薬剤の副作用には起きてしまってもいいような軽いものから、絶対に起こしてはならない重いものまで幅広くあります。

治療目的やその効果と副作用との間でバランスをとる仕事を医師は行っているのです。

AGAや女性型脱毛症に関しては健康な患者さんの髪を増やすのが治療の目的となります。

なるべく副作用を出さないようにすることが自然な流れでしょう。

治療を続けていく中で副作用が出た場合は医師に相談することで解決できるのです。

医師は患者さんのボディーガードのような存在なのです。

私達、駅前AGAクリニックの医師は常日頃から新しい知識を取り入れるように努力しております。

全国に12院展開していますが、クリニック間のつながりも強く治療方法や副作用について議論を行うことも多々あります。

このようにして私達は最新の治療方法を安全に行えるようにしているのです。

駅前AGAクリニックは東京新宿、東京北千住、新潟、金沢、三重四日市、大阪梅田、京都烏丸、岡山、熊本、鹿児島の通院しやすい駅前に立地しています。

どのクリニックでも患者さんを副作用から守ることを最優先にしております。

また、患者さんが不安にならないようにしっかり説明することも重要だと考えております。

少しでも不安なことや疑問に感じることがあればお気軽にご相談ください。

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執筆者
田坂洋介
2005年3月 昭和大学医学部卒業
2005年4月 昭和大学医学部付属初期臨床研修センタにて初期臨床研修開始
2007年4月 川崎市立川崎病院 麻酔科後期研修開始
2009年4月 麻酔科標榜医取得
2015年4月 大手毛髪専門クリニックで多数の症例を経験
2017年12月 駅前AGAクリニック大阪梅田院院長
資格:医師免許、麻酔科標榜医、麻酔科学会専門医、麻酔科学会指導医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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