何歳まで薄毛は治療出来るの??高齢のAGAでも大丈夫?

薄毛 何歳

「何歳まで薄毛は治療出来るの??」

これは駅前AGAクリニックでよく聞かれる質問です。

この疑問に今回も駅前AGAクリニックの医師が直接お応えします。

— 目次 —

  • 高齢になるとほとんどの方が薄毛になりますが、これは治せます!!
  • 高齢な男性の薄毛の割合は?治療するに相応しい方の割合は?
  • 高齢な女性の薄毛の割合は?治療するに相応しい方の割合は?
  • 高齢患者さんの治療効果は落ちてしまうがそれでも治療出来るのです。
  • 医師が解説!高齢患者さんの治療方法とは

高齢になるとほとんどの方が薄毛になりますが、これは治せます!!


薄毛のほとんどはAGAや女性型脱毛症です。

これらの脱毛症には進行性という特徴があります。

年齢を重ねるにつれ薄毛は進行して行きます。

そのため高齢者の薄毛は『加齢性(老人性)脱毛症』と呼ばれたこと時代もありました。

老化ならば薄毛は防ぎようがない。

昔はそう考えられていました。

しかし、最近になって治療が出来ない加齢性(老人性)脱毛症はまれな疾患だと分かってきたのです。

実際に薄毛の治療をしてみるとほとんどの患者さんに治療効果が認められるのです。

つまりほとんどの薄毛の患者さんは加齢性脱毛症ではなくAGAや女性型脱毛症だったのです。

高齢でも薄毛は治せるのです!!

 

これを病理的に証明したのが以下の研究です。

How real is senescent alopecia? A histopathologic approach.

(加齢性脱毛症は本当にあるのか。病理学的な検証)

これは以前の『加齢性脱毛症(老人性脱毛症)』の記事でも解説していますが、

2011年にDavid A.WhitingMD達がClinics in Dermatologyで発表した文献です。

彼らは病理的に加齢性脱毛症の存在を調べ上げています。

加齢性脱毛症はびまん性の進行をする(頭部全体が薄くなっていく)と考えられていますが、びまん性脱毛症のわずか2%のみが80歳で重度の脱毛症になります。

これは加齢性脱毛症と考えられて来たびまん性脱毛症が実はあまり年齢との関連性が高くなかったことを示しています。

年齢とは関係ないのに、これを本当に加齢性脱毛症と呼んでいいのでしょうか。

それに対してAGA/FAGAは年齢と共に増えて行くのです。

AGAの10.6%の患者さんが50歳台で重度の薄毛になります。

FAGAの5.7%の患者さんが70歳台で重度の薄毛になります。

彼らはこれを病理的に証明して見せたのです。

これは凄いことです。

高齢患者さんの多くはAGA/FAGAであり治療が可能だったということを病理的に証明して見せたのです。

高齢男性のAGAの割合は?治療するに相応しい方の割合は?


これはAGAの患者さんの割合を表したグラフです。

60歳以上だと60%以上の方がAGAなのです。

初期のものも入れるともっと増えてきます。

多いと思いませんか。

赤色のグラフはAGAの末期の患者さんで治療するには遅すぎます。

治療するに相応しいのは水色と青色のグラフの患者さん(ステージⅢ~Ⅴ)です。

60歳以上の方の40%ほどの方が治療出来るということです。

ご高齢で最近薄毛が気になってきた方はこれに相当していると思われます。

かなり多くの方が薄毛治療を行うことが出来るのです。

— 答え —

高齢男性の60%以上がAGA

高齢男性で治療するに相応しい方の割合は40%程度

高齢女性のFAGAの割合は?治療するに相応しい方の割合は?


これは薄毛で悩んでいるかどうかのアンケート結果です。(リーブ21が行った「頭髪に関する悩み度調査」2013年版のデータを引用してグラフを作成しています。)

薄毛が進んでいると感じている女性の割合を表したグラフです。

50代の女性の30%は薄毛で悩んでいます。

60代以上の女性の40%以上は薄毛で悩んでいます。

年齢と共に薄毛で悩む女性の割合は増えていくのです。

FAGAの特徴から女性は薄毛が重症化して治療が出来なくなってしまう頻度は少ないと思われます。

そのため女性で薄毛に悩んでいるほとんどの方は治療が可能だと思われます。

— 答え —

高齢女性の40%以上がFAGA

高齢女性で治療するにふさわしい方の割合も40%程度

高齢患者さんの治療効果は落ちてしまうがそれでも治療出来るのです。


AGA/FAGAの治療は早ければ早いほど効果が大きいことが分かっています。

現在の治療は毛髪を作る毛母細胞を増やす直接的な治療ではなく毛母細胞が出来るだけ死なないようにする間接的な延命治療だからです。

毛母細胞の寿命にはヘアサイクルが関与しています。

ヘアサイクルというのは毛髪が成長しては抜けるという周期のことです。

AGA/FAGAではヘアサイクルが短縮していることが分かっています。

この状態は毛母細胞の細胞分裂を増やしその寿命を早めてしまうのです。

そのためAGA/FAGAの治療は毛母細胞がどれだけ生きているかにかかってくるのです。

若ければ若いほど治療効果が高いです。

しかし、高齢であろうと薄毛が気になり始めた段階ではまだ毛母細胞は生きているので治療効果に期待は出来るのです。

若い時のように完全にふさふさに出来る可能性は落ちてきますが、それでも5年、10年前の状態に戻れるとしたらどうでしょうか。

治療する価値は非常に高いと感じます。

駅前AGAクリニックでは毛髪のスペシャリストの医師が治療を行っています。

治療効果を最大限に発揮するためにメソセラピーという特殊な治療も行っております。

また、女性の薄毛に海外で行われている最新のフィナステリドやスピロノラクトンを使った治療も導入しております。

駅前AGAクリニックは最大限の結果と最大限の安心をご提供することが出来ます。

諦めるにまだ早いのです。

薄毛は何歳になっても治療できるのです。

医師が解説!高齢患者さんの治療方法とは??

デュタステリド(AGA)


AGAの治療はヘアサイクルを正常化する5αリダクターゼ阻害薬を使用します。

これは男性ホルモンの一種のDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害します。

DHTはヘアサイクルを短縮する作用が強いのです。

フィナステリドとデュタステリドという2種類の薬剤がありますが、高齢患者さんの場合は効果の高いデュタステリドの方がお勧めです。

フィナステリドは価格の面でデュタステリドより負担が少ないので選択肢としてはありだと思います。

ヘアサイクルを正常化する力はデュタステリドの方が圧倒的なので進行を抑制する効果も高くなります。

また、それに伴い毛髪の増加量も1.5倍ほど変わると言われています。

ミノキシジル(AGA/FAGA)


デュタステリドに併用してミノキシジルという薬剤を使用します。

これは毛髪の根元にある毛乳頭と言われる毛細血管の血流を増加させる薬剤です。

これにより毛乳頭細胞が刺激されて毛髪の成長因子を分泌します。

発毛効果は抜群で発毛薬として一番の座に君臨しています。

外用薬と内服薬がありますが、併用すると効果的です。

内服薬の方が効果は強いですが、心臓の疾患など持病によっては使えない場合もありますのでご相談ください。

オーソモレキュラー(AGA/FAGA)


高齢患者さんの場合は男性ホルモン以外の薄毛の要因が増えていくと言われています。

そのため治療効果が落ちていくと言われることもあります。

食事だけで全ての栄養バランスを整えるのは至難の業です。

特に毛髪を作っているケラチンには多くのアミノ酸が関与しています。

皮膚と同様にコラーゲンも重要になってきます。

駅前AGAクリニックではケラチンの元となるアミノ酸をベースとしたサプリメントをご用意しております。

このように栄養から治療する方法を『オーソモレキュラー』といいます。

健康な毛髪の維持、抜け毛の防止、白髪の予防、美肌と色々な効果が期待出来ます。

『駅前AGAクリニックオリジナルサプリメント』は以下の成分から出来ています。

ケラチン、海洋性コラーゲンペプチド、N-アセチルグルコサミン、ビオチン、持続型安定ビタミンC、ヒハツエキス、黒コショウ抽出物

スピロノラクトン(FAGA)

女性の薄毛の原因にも男性ホモンが関わっています。

スピロノラクトンは利尿剤として広く使われていますが、男性ホルモンを抑える作用があります。

これによりヘアサイクルを正常化して抜け毛を防ぎ、毛母細胞を温存するのです。

利尿作用が出ない程度の低用量での使用をお勧めしています。

女性の薄毛の特効薬の一つとなります。

フィナステリド(FAGA)


男性の薄毛の特効薬としてフィナステリドは長く使われて来ましたが、男性と同様の投与量の1mg/日で試験を行ったところ効果が認められませんでした。

そのため女性には効果がないと考えられたこともありましたが、最近ではより投与量を増やした2~5mg/日でかなり効果的だということが分かって来ました。

海外では女性にフィナステリドやデュタステリドが使用されるようになって来ています。

駅前AGAクリニックでは海外の動向を常に観察しています。

フィナステリドは男性ホルモンの一種のDHT(ジヒドロテストステロン)を抑えることによりヘアサイクルを正常化します。

これは胎児に使われると性器形成に影響を与えると考えられています。

しかし、高齢患者さんでは妊娠することはないので安全に使用できると考えられます。

上記のミノキシジルやスピロノラクトンと併用することが出来ます。

メソセラピー(AGA/FAGA) ・・・ 駅前AGAクリニックのこだわりの治療方法


上記の内服薬、外用薬、サプリメントに加えて駅前AGAクリニックでは発毛メソセラピーを行っております。

メソセラピーは皮膚の美容領域では有名な治療方法なのですが、皮膚の中に薬剤を注入する治療方法です。

これをAGA/FAGAの領域で改良したのがAGA/FAGAメソセラピーで頭皮に直接薬剤を注入します。

メソセラピーで最も効果的なのがこの毛髪をターゲットにしたものだと思われます。

治療に使われる内服薬は投与量を増やすにも副作用の観点から限度があります。

そのため副作用を出さないように外部から効かせる発想でミノキシジルの外用薬が開発された歴史があります。

ミノキシジルの外用薬はこれに見事に成功し究極の外用薬として不動の地位に君臨しています。

そして、これからの時代はメソセラピーです。

内服、外用にも限度があります。

もっと効果的に治療を行いたい。

従来の治療方法を超えるために改良されたのが直接頭皮に薬剤を注入する発毛メソセラピーなのです。

メソセラピーはミノキシジルの外用薬と同じように毛髪業界に革命をもたらしたのです。

副作用を出さず効果を最大限に上げる最新の治療方法がAGA/FAGAメソセラピーなのです。

執筆者
田坂洋介
2005年3月 昭和大学医学部卒業
2005年4月 昭和大学医学部付属初期臨床研修センタにて初期臨床研修開始
2007年4月 川崎市立川崎病院 麻酔科後期研修開始
2009年4月 麻酔科標榜医取得
2015年4月 大手毛髪専門クリニックで多数の症例を経験
2017年12月 駅前AGAクリニック大阪梅田院院長
資格:医師免許、麻酔科標榜医、麻酔科学会専門医、麻酔科学会指導医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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