フィナステリド・デュタステリドは何歳から使えるの?若年性AGAの治療とは

フィナステリドやデュタステリドは何歳から使えるのでしょうか。

AGAは早い患者さんでは10代で発症してしまいます。

AGAの進行を止める薬剤はフィナステリドかデュタステリドなどの5αリダクターゼ阻害薬です。

未成年にはこれらAGAの特効薬は使えないのでしょうか。

また、AGA専門クリニックで未成年の診察自体を断られることがあります。

理由としてプロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)などの薬剤が使えないからと言われることがあります。

これは本当なのでしょうか。

今回も駅前AGAクリニックの医師が5αリダクターゼ阻害薬の安全性と若年性AGAの治療方法について解説します。

— 目次 —

  • フィナステリドは何歳から使えるの?
  • デュタステリドは何歳から使えるの??
  • 若年者に5αリダクターゼ阻害薬を使って何が悪いの??
  • フィナステリドやデュタステリドは20歳以上からしか使えないとする理由は??
  • 17歳以下の若年性AGAの患者さんはどうすればいいの??
  • 若年性AGAに対する駅前AGAクリニックの対応

フィナステリドは何歳から使えるの??


1960年代後半に5αリダクターゼがテストステロンをより強力なDHT(ジヒドロテストステロン)に変換することが判明しました。

これを阻害することが出来れば男性ホルモンと関連した疾患の前立腺肥大症、ニキビ、男性型脱毛症や男性型多毛症を治せるかもしれないと考えられたのです。

フィナステリドはまずは前立腺肥大症の治療に使われました。

これは1日5mgという多い投与量です。

フィナステリドの長期安全性が確立して前立腺肥大症の治療としてFDAの認可を受けたのが1992年のことです。

次にフィナステリドはAGAの治療薬として臨床試験を始めます。

そして、その安全性が確立されAGAの治療薬としてFDAの認可を受けたのが1997年のことです。

より低用量の1日1mgでAGA治療薬の認可を受けています。

その後も数多くの研究がされていますが、海外での臨床試験は18歳以上で行われております。

その後、2011年の時点で世界60か国以上でフィナステリドは男性型脱毛症の治療薬として広く承認されています。

1992年にFDAで承認された時点で18歳だった患者さんの中には30年弱もの期間でフィナステリドを内服し続けている患者さんもいると考えられます。

年齢にして現在は45歳程度だと思われますが、問題となる事象は起きていないようです。

フィナステリドの長期安全性は確立されたと考えて良さそうです。

つまりフィナステリドは18歳以上であれば安全だと考えられるのです。

— 答え —

18歳以上であれば安全に使用出来ます。

デュタステリドは何歳から使えるの?


5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があります。

フィナステリドはⅡ型のみ阻害します。

そのためDHTを抑える効果は弱いのです。

Ⅰ型とⅡ型の両方を阻害することが出来れば、よりしっかりとDHTを抑え込むことが出来ます。

デュタステリドは両方の5αリダクターゼを阻害することに成功しています。

そのためフィナステリドよりAGAの治療効果が高くなっています。

デュタステリドの開発は1994年に始まりました。

フィナステリドと同様に前立腺肥大症の治療として2001年にFDAに承認されています。

治療効果も抜群ですでに世界100か国以上で承認されています。

日本でも前立腺肥大症の治療薬として効果の乏しいフィナステリドを差し置いて承認に成功しています。

2009年には韓国、2015年には日本でAGAの治療薬として承認されています。

フィナステリド同様に18歳以上での多くの試験が行われていますが、日本ではザガーロとして20歳以上での承認となっております。

デュタステリドはフィナステリドとは違いAGAの治療薬としての歴史は比較的浅く若年者に与える影響を評価するにはまだ少し早いのかもしれません。

現状として18歳以上で使用可能だと考えられますが、今後のデータの蓄積が望まれるところでもあります。

— 答え —

18歳以上で安全に使えると思われるが、20歳以上の方が安心でもある。

若年者に5αリダクターゼ阻害薬を使って何が悪いの??


5αリダクターゼ阻害薬はDHT(ジヒドロテストステロン)の合成を阻害します。

これによりAGAの進行が抑制されます。

ではDHTとは何なのでしょうか。

DHTは人体において何の役に立っているのでしょうか。

男性ホルモンには数種類あります。

その中の一つのDHTは男性ホルモンの主役であるテストステロンから合成されます。

その効力は強くテストステロンの強力版と考えることが出来ます。

DHTの存在意義は胎児においてまだテストステロンの分泌が弱い時にテストステロンから合成されて、その性別を胎児の全身に伝える情報伝達物質だったと考えられています。

これにより男性胎児の生殖器系が発達するのです。

DHTの影響はテストステロンの分泌が盛んになると弱くなって行くと考えられています。

DHTの作用としてはテストステロンとほぼ同じだと考えられているからです。

その役割をテストステロンにバトンタッチして行くのです。

では男性生殖器の発達は何歳まで起きるのでしょうか。

思春期までこういった発達が起きると思われますが、通常は18歳には完了していると思われます。

そのため18歳以上での試験が多く行われているのです。

より若い年齢ではどうなのかと疑問も浮かびますが、副作用が出た場合を考えるとあまりに若年な患者を対象とした試験は倫理的にハードルが高いでしょう。

フィナステリドやデュタステリドは20歳以上からしか使えないとする理由は??


20歳以下の患者さんの診察を断っているクリニックも多くあるようです。

これはなぜでしょうか。

18歳以上で5αリダクターゼ阻害薬は安全に使用出来るのではないのでしょうか。

これには日本国内の臨床試験の影響があります。

プロペシアの日本国内の臨床試験は20歳以上で行われているのです。

海外での18歳以上での安全性を確認した後に、日本国内でも同様の臨床試験を行っております。

その試験の内容は18歳以上ではなく20歳以上だったのです。

これだと日本国内での承認は20歳以上でしか認められません。

最初から10代のAGA患者さんは相手にしなかったのです。

非常に残念な臨床試験だったと思われます。

日本国内の成人の扱いは20歳からです。

未成年の臨床試験を行うには少し手間だったのでしょう。

ザガーロの日本の臨床試験もプロペシアに合わせて20歳からです。

日本国内で製造販売の承認に従うなら残念ながら5αリダクターゼ阻害薬は20歳以上となってしまいます。

しかし、これでは18歳以上20歳未満の患者さんは苦しいでしょう。

フィナステリドに関しては海外同様に18歳以上で良かったのではないでしょうか。

17歳以下の若年性AGAの患者さんはどうすればいいの??


AGAは早い方では10代半ばには発症します。

そのような患者さんはどうすればいいのでしょうか。

さすがにここまで若年性のAGAの場合は5αリダクターゼ阻害薬は使わない方がいいでしょう。

AGAの進行を抑制する特効薬が使えないとなると厳しい戦いを強いられます。

ミノキシジル

AGAのもう一つのメジャーな薬剤にミノキシジルがあります。

ミノキシジルは発毛効果が抜群です。

しかし、AGAの進行抑制効果は5αリダクターゼ阻害薬と比較して大幅に劣ります。

時間と共にAGAは進行して行くでしょう。

駅前AGAクリニックオリジナルサプリメント

『オーソモレキュラー』という方法があります。

栄養素の補給によりヘアサイクルを伸ばすのです。

毛髪の原料となるアミノ酸などの材料を豊富に含んだサプリメントを使用します。

しかし、これも5αリダクターゼ阻害薬と比較するとヘアサイクルを正常化する作用は弱いでしょう。

ミノキシジルやサプリメントを駆使して18歳まで何とか頑張る治療が求められます。

メソセラピー

その他の方法として特殊な治療であるAGAメソセラピーという選択肢もあります。

これは頭皮に薬液を注入する方法なのですが、薬剤が全身に与える影響は最小限となっています。

副作用を出さずに最高の効果を追求して生まれた新しい治療方法です。

そのためAGAメソセラピーであれば副作用を出さずに5αリダクターゼ阻害薬も使用出来ます。

最近ではその安全性の高さから女性や若年性AGA・FAGAの治療にもメソセラピーが普及して来ております。

若年性AGAに対する駅前AGAクリニックの対応


駅前AGAクリニックでは未成年のAGA・FAGA治療の場合は両親のご理解も必要と考えております。

そのため初診時にご両親のご同伴が望ましいと思われます。

それが難しい場合はご両親の同意書をご持参して頂くことにしております。

AGA・FAGAに対する治療は長い継続が必要です。

ご両親のサポートは心強いものになると思います。

駅前AGAクリニックは全てのタイプの脱毛症に真摯に向き合っております。

若年性男性型脱毛症、若年性女性型脱毛症にも真摯に向き合って治療をサポート出来ればと考えております。

駅前AGAクリニックは東京新宿、大阪梅田、京都烏丸、岡山にあります。

完全予約制で他の患者さんとお顔を合わせることのないように配慮しておりますのでご安心ください。

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