薄毛は治る?薄毛が起こる原因と対策法や予防法をご紹介
薄毛が気になり始めた人や、薄毛の治療を検討している人にとって、薄毛が治るのかどうかはとても気になる問題だと思います。
実は、薄毛には治るものと完全には治らないものと2種類があります。
そこで今回は、治ることが期待できる薄毛とそうでない薄毛について取り上げ、その原因や対策法、予防法などを紹介したいと思います。
— 目次 —
薄毛が治るかどうかはタイプによって異なる
早速ですが、薄毛が治るのかどうかについて見ていきたいと思います。
薄毛には治ることができるものと、完治が期待できないもの、そして、症状が治まるものの、再発リスクが高いものがあります。
治るのが困難なのは男性型脱毛症
まず、治るのが困難な薄毛から見ていきたいと思います。
治るのが困難な薄毛の代表が、男性に見られる男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)です。
原則として、男性型脱毛症には完治と言う概念がありません。
それは、以下のような理由によります。
男性型脱毛症の特徴とは
日本皮膚科学会によると、男性型脱毛症は思春期以降に見られ、徐々に進行する脱毛症と定義されています。
つまり、男性型脱毛症をいったん発症した場合、残念ながら元の状態に完全に戻ることは期待できないのです。
また、男性型脱毛症を発症した場合、前頭部や頭頂部の抜け毛が目立つようになり、いわゆる「O字ハゲ」や「M字ハゲ」になりやすいのも特徴です。
男性型脱毛症を発症するメカニズム
男性型脱毛症を発症するきっかけとなるのが、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、より強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)へと変化することです。
ジヒドロテストステロンは、男性ホルモン受容器と結合することで、抜け毛の原因となる有害なサイトカインを産生します。
その結果、男性型脱毛症が進行してしまうのです。
テストステロンがジヒドロテストステロンへと変化する際、触媒として重要な役割を果たすの、5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の一種です。
5α-リダクターゼの活発度は遺伝によって異なるため、遺伝的に5α-リダクターゼが活発に働く人の場合、男性型脱毛症を発症しやすくなります。
また、5α-リダクターゼは頭頂部や前頭部、全身の皮脂腺に多く分布しているため、男性型脱毛症を発症した場合、前頭部や頭頂部の薄毛が目立つようになったり、皮脂の分泌量が増したりします。
治る可能性が高いのは一時的な脱毛症
男性型脱毛症に関しては完治が期待できないということでしたが、以下のような一時的な脱毛症に関しては、治る可能性が高いとされています。
女性に多く見られる分娩後脱毛症
女性は一生涯のうちに何度が大きなホルモンバランスの変化に見舞われますが、その最たるものの1つが妊娠・出産期です。
妊娠中に盛んに分泌されるようになった女性ホルモンが、出産後になると急激に減少します。
その結果、女性らしさの象徴である髪の毛が抜け落ちてしまいます。
このような脱毛症のことを分娩後脱毛症と呼んでいます。
ただ、分娩後脱毛症は通常、半年から1年ほどすると元通りになるケースがほとんどです。
髪型が原因の牽引性脱毛症
牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)は、いつも同じ場所で髪の毛を結んでいたり、分けていたりすることで起こるタイプの脱毛症です。
引っ張られた場所の頭皮に血行不良を起こし、頭皮環境が悪化することによって抜け毛の量が増えます。
必ずしも牽引されることで髪の毛が抜けるわけではありません。
牽引性脱毛症に関しても、髪形を変えたり、頭皮環境の改善に取り組んだりすることによって、改善が期待できます。
治っても再発リスクが高いのが円形脱毛症
症状が治まるものの、再発するリスクが高いのが円形脱毛症です。
円形脱毛症はいわゆる「10円ハゲ」と呼ばれる脱毛症の一種ですが、コイン大のはげが1つだけできることもあれば、複数できるようなこともあります。
はげが1つだけできるような円形脱毛症は自然に治ることも良くありますが、はげが複数個できるような円形脱毛症や、広範囲に広がる円形脱毛症の場合、治ったとしても再発する可能性が高いとされています。
- 男性型脱毛症には原則として完治と言う概念がない
- 一時的な脱毛症は改善の可能性が高い
- 円形脱毛症は症状が治まったとしても再発のリスクが高い
薄毛になった場合の対策法
薄毛にもいろいろなタイプのあることが分かりましたが、では、薄毛になってしまったら、どのように対策すればよいのでしょう。
専門のクリニックを受診する
薄毛になった場合、専門のクリニックを受診するのが一番です。
当院では男性型脱毛症ではなく、女性に見られる脱毛症や、円形脱毛症の治療もおこなっております。
男性型脱毛症はなるべく早く治療することが重要
男性型脱毛症は先にも述べたように進行型の脱毛症であることから、一刻も早く治療を開始することが重要です。
早ければ早いほど、薄毛の進行を遅らせることが可能ですし、年齢相応の見た目を取り戻すことも期待できます。
一時的な脱毛症も心配な場合は相談する
女性に見られる分娩後脱毛症の多くは、時間の経過とともに自然に回復します。
ただ、人によっては回復まで時間がかかるケースもあります。
そんな時には専門医に相談し、対策を考えてもらうとよいでしょう。
円形脱毛症の治療を受けることも可能
円形脱毛症の治療は皮膚科でおこなうのが一般的ですが、当院では円形脱毛症の治療もおこなっています。
薄毛治療専門のクリニックと言う強みを活かし、その人その人にあった治療法を提供できるのが当院の強みだと自負しています。
薄毛を引き起こすような生活習慣を見直す
薄毛は遺伝だけが原因ではなく、疲労や夜更かし、乱れた食生活など、さまざまな生活習慣が複雑に絡み合って発症するものです。
遺伝のせいにする前に、まずは生活習慣を見直すことが重要です。
正しいヘアケアについて学ぶ
薄毛を改善するためには、正しいヘアケアについて学ぶことも重要です。
頭皮への刺激が少ない薬用シャンプーを用いて、優しく頭皮をマッサージするように洗いましょう。
また、洗髪後はドライヤーで髪の毛や頭皮を乾かし、頭皮環境を良好に保ちましょう。
- 薄毛になった場合、速やかに専門のクリニックを受診することが重要
- 薄毛になったら生活習慣も見直すべき
- 薄毛の進行を抑制するためにもヘアケアについて学ぶことが必要
薄毛を予防するにはどうしたらいい?
男性型脱毛症はもちろんのこと、できれば薄毛になどならないのが一番だと思います。
そのためには、どんな予防法を講じれば良いのでしょうか。
育毛剤や育毛サプリメントを利用する
薄毛を予防するためには、育毛剤や育毛サプリメントを利用するのも1つの手です。
特に、将来の薄毛を予防するという意味では、育毛剤や育毛サプリが効果的と言えます。
シャンプーが肌質に合っているか確認してみる
市販のシャンプーには、髪の毛や頭皮にとって有害な成分が含まれていることもあります。
特に界面活性剤やアルコール、香料、パラベン、鉱物油などは頭皮にとって好ましくないため、なるべく避けるようにしましょう。
薄毛が気になり始めたら早目に専門医を頼る
薄毛が気になり始めたら、何はさておき専門医に頼るのが一番です。
最近は薄毛を治療できる時代になっており、当院のような薄毛治療専門のクリニックが増えてきています。
薄毛治療に特化しているので、1人1人に合った治療法を提供できるのが強みです。
- 薄毛を予防するためには育毛剤や育毛サプリを利用するのも1つの手である
- シャンプーが肌質に合っているか確認して薄毛の予防につなげる
- 薄毛予防をしても追いつかない場合は専門医に診てもらう
まとめ
薄毛には残念ながら治るものとそうでないものとがありますが、治らない薄毛であっても、進行を遅らせたり、年齢相応に回復したりすることは期待できます。
遺伝だからと諦める前に、まずは当院の無料カウンセリングを受けてみてください。
きっとあなたに合った治療法を提供できるものと確信しております。