ミノキシジルの効果と副作用とは?効果的に使用する方法について

ミノキシジルはAGAの治療薬として有名で、治療効果は絶大です。
治療効果は絶大です。
しかし、その分、副作用について気になりますよね。
今回はミノキシジルの効果や副作用について駅前AGAクリニック大阪梅田院の院長が解説します。
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ミノキシジルとは

ミノキシジルはフィナステリドやデュタステリドに並ぶAGAの治療薬です。フィナステリドなどの5αリダクターゼ阻害薬は、AGAの進行を抑制する作用があります。
一方、ミノキシジルにはそのような作用はあまりないと考えられています。
それよりも強力に発毛を促すことから発毛薬とも呼ばれることがあります。
ミノキシジルにはタブレットタイプの内服薬と、塗り薬タイプの外用薬の2種類があります。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルには大きく分けて2つの効果があります。
血管を広げて血流を促進し栄養素を送り込む
ミノキシジルの効果の1つが、血管を広げて血流を促進し、頭皮に栄養素を送り込むことです。
髪の毛は毛乳頭細胞が毛細血管から栄養素を受け取り、毛母細胞に発毛シグナルを送ることで成長します。
頭皮には毛細血管が多く分布しているため、ミノキシジル外用薬の塗布により効率的に栄養素を送り届けることが可能です。
毛髪を作る毛母細胞を活性化させ発毛させる
ミノキシジルには髪の毛の成長に欠かせない毛母細胞のはたらきを活性化させ、発毛を促進する効果も期待できます。
髪の毛は毛穴の奥深くにある毛乳頭細胞からの指令によって毛母細胞が分裂・増殖し、次第に上方へと押しあげられることで成長します。
この毛母細胞が活発に分裂・増殖を繰り返す時期をヘアサイクルの成長期と呼んでおり、個人差はありますが2〜6年程度続くとされています。
AGAを発症した方の多くに成長期の短縮が見られますが、原因の1つが頭皮に送られる栄養素の不足です。
このため、ミノキシジルの作用で毛母細胞を活性化させ、髪の毛に十分な栄養素が送られると、ヘアサイクルが正常化し、発毛を促進する効果が期待できます。
ミノキシジル内服薬の副作用

ミノキシジルには以下のような副作用があります。
体毛が濃くなる

ミノキシジルを内服すると全身の毛包に作用します。
そのため、体毛が濃くなってしまいます。
頭皮の毛髪は増えてほしいけど、体毛が濃くなるのは嫌ですよね。
患者さんによっては体毛は全く気にならないことも多いのですが、やはり気にされる方も多いです。
体毛の程度は個人差が大きいので経過を見ていく必要があります。
いきなり朝起きたら体毛が増えているというわけではありません。
治療しながら時間をかけて判断していくのが良いと思います。
また、内服を止めると体毛も元に戻るため、安心してください。
初期脱毛が起こる
ミノキシジルを服用すると、一時的に抜け毛の量が増加する初期脱毛を起こすケースがあります。
これは、ミノキシジルの服用で毛穴の奥から太く・強い髪の毛が伸びはじめ、AGAの発症により弱々しく成長した髪の毛が抜け落ちるためです。
つまり、ミノキシジルによる初期脱毛は、医薬品の効果があらわれている裏返しとも考えられます。
なお、初期脱毛はミノキシジルの服用から2〜4週間程度であらわれ、2〜3ヵ月程度で落ち着くのが一般的です。
初期脱毛が起こっても自分の判断でミノキシジルの服用を中断するのではなく、かかりつけ医に相談するのがおすすめです。
心臓に負担がかかる

ミノキシジルを服用すると、心臓への負担が増す恐れがあります。もともとミノキシジルは、アメリカで高血圧を治療する目的で開発されました。
しかし、高血圧の方がミノキシジルを服用したところ、発毛や多毛が見られたため、AGAを治療する目的で低用量のミノキシジル外用薬が開発されたのです。
なお、ミノキシジルには血管拡張作用がありますが、後になり静脈には効果がないことがわかりました。
このため、ミノキシジル内服薬を服用すると、かえって心臓への負担を増すリスクが大きくなります。
薄毛で悩む高血圧の方に対しては、ミノキシジルを処方しないことが一般的です。
体重が増加する

ミノキシジルの副作用としては、体重増加も挙げられます。
これは、ミノキシジルの血管拡張作用により体内にナトリウムや水分が貯留し、浮腫(むくみ)を引き起こしやすくなるためです。
服用にともなう浮腫を予防するためには、減塩や適度な運動、水分補給を意識するのが効果的です。
なお、通常は体重増加は一過性ですが服用にともない急激に体重が増加する場合や、激しい動悸(どうき)や息切れが見られる場合は、服用を中断し早めにかかりつけ医や専門医に相談してください。
男性に起こりやすい副作用
男性に起こりやすいミノキシジル内服薬の副作用として、心臓への負担が増すリスクが挙げられます。
この理由の1つが、女性に比べて男性に高血圧が多く見られるためです。
高齢者層では高血圧人口に大差がありませんが、40代〜50代では圧倒的に男性に高血圧が多く見られるとわかっています。
参考:厚生労働省令和元年国民健康・栄養調査報告_第 2 部 身体状況調査の結果
健康診断で血圧が高いと言われている男性の方は、AGAを治療する際は医師にその旨を伝え、相談しましょう。
女性に起こりやすい副作用
女性に起こりやすいミノキシジル内服薬の副作用として、めまいやふらつき、浮腫(むくみ)が挙げられます。
これは、男性に比べると女性は低血圧の方が多いためです。
ミノキシジル内服薬の服用で急激に血圧が上がると、血圧が下がった際にめまいやふらつきを起こしやすくなります。
もともと血圧が低い傾向にある女性は、ミノキシジル内服薬の服用前にかかりつけ医や専門医に相談してください。
また、女性は男性に比べて筋肉量が少ない傾向にあるため、ミノキシジル内服薬の副作用である浮腫(むくみ)が出やすい傾向にあります。
女性の方は体毛の増加にも注意
原則としてミノキシジルの副作用自体に男女差はありませんが、女性の方は体毛の増加に注意する必要があります。
ミノキシジルには毛母細胞を活性化させる作用がありますが、効果は毛髪にのみ及ぶわけではありません。
ミノキシジル内服薬の服用により、腕や足などのムダ毛が増える可能性もあると知っておく必要があります。
腕や足のムダ毛が気になる女性は、ミノキシジル内服薬の服用と並行して、脱毛治療を受ける方法があります。
ミノキシジル外用薬の副作用
ミノキシジルの外用薬の副作用は皮膚トラブルが多いです。
リアップを販売している大正製薬のデータが参考になります。
これによるとミノキシジルが含まれたリアップの副作用の可能性は約8%であると判明しました。
湿疹、毛包炎、接触性皮膚炎などですね。
外用薬は安全性が高いとわかります。
参考:リアップX5(ミノキシジル5%製剤)の効果を示す臨床実験データ
ミノキシジルの使用方法について

ミノキシジル外用薬の使用方法
ミノキシジル外用薬は1日2回、朝と晩に1ミリリットルずつを頭皮に塗布するのが基本です。
夜は事前にシャンプーをして頭皮を清潔にし、適度にドライヤーで乾かしてからミノキシジル外用薬を塗布しましょう。
なお、塗布を終えたらドライヤーで頭皮を乾燥させず、自然に乾くのを待ってから就寝してください。
朝はスタイリング剤を使用する前に、ミノキシジル外用薬を塗布するのが原則です。
これは、スタイリング後にミノキシジル外用薬を塗布すると、スタイリング剤が溶けて毛穴に詰まり、頭皮環境の悪化を招く恐れがあるためです。
ミノキシジル内服薬の使用方法
ミノキシジル内服薬は、1日に1錠を服用します。
ミノキシジル内服薬には2.5mg錠・5.0mg錠・10.0mg錠などの種類がありますが、現在のところ国内未承認薬であるため、推奨用量に関する規定はありません。
一般的には低用量の2.5mg錠から服用を開始し、効果と忍容性を考慮して増量を検討するのが一般的です。
なお、女性の場合は、より低用量の1.25mg錠が推奨されるケースもあります。
飲み忘れを防ぐため、毎日決まった時間にミノキシジル内服薬を服用するのがおすすめです。
ミノキシジルメソセラピーについて
メソセラピーは専用の注射器などを用いて、皮下に有効成分を注入する治療法です。
薄毛治療の際は髪の毛の成長因子(グロースファクター)や、ミノキシジルを頭皮下に注入するのが一般的です。
成長因子導入や細胞移植療法(PRP療法など)は、次世代の薄毛治療として期待されていますが、日本皮膚科学会における推奨度はC2であり「行わないほうがよい」とされています。
理由は、一部で発毛効果の研究が進んでいるものの、有効性と安全性の検証がいまだ不十分であるためです。
また、これらは再生医療安全性確保法などの法規に則る必要があり、限られた施設での先進医療の段階に留まっています。
参考:日本皮膚科学会_男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
よくある質問
ミノキシジル内服薬は、塗り薬のタイプに比べて高い発毛効果が期待できますが、副作用に関して心配する方もいます。
ここでは、ミノキシジル内服薬について多く寄せられている質問にお答えします。
ミノキシジルの副作用はいつまで続く?
ミノキシジルの副作用がいつ、どのように現れるかは、体質やその時のコンディションによって個人差があります。
たとえば、ミノキシジル内服薬の副作用である初期脱毛は、2ヵ月から3ヵ月程度でおさまる傾向にあります。
浮腫(むくみ)の副作用も一過性の場合が多く、1ヵ月程度で治まる例が少なくありません。
ただし、ミノキシジル内服薬の服用を続けている限り、副作用が現れる可能性があると知っておく必要があるでしょう。
特に心血管系の病気や既往歴をお持ちの方は、定期的に医師の診察を受け、副作用のリスクを最低限度に留めることが大切です。
まとめ

副作用が心配で治療を怖がる患者さんが多いです。
確かに薬剤を使用するため、使い方を間違えば副作用が出る可能性があります。
そのために薄毛の治療は医師がクリニックや病院で行っています。
当然、医療機関では薬剤の効果や副作用についても十分に検討しています。
薬剤の副作用には起きてしまってもいいような軽いものから、絶対に起こしてはならない重いものまで幅広くあります。
治療目的やその効果と副作用との間でバランスをとる仕事を医師は行っているのです。
AGAや女性型脱毛症に関しては健康な患者さんの髪を増やすのが治療の目的となります。
なるべく副作用を出さないようにすることが自然な流れでしょう。
治療を続けていく中で副作用が出た場合は医師に相談することで解決できるのです。
医師は患者さんのボディーガードのような存在なのです。
私達、駅前AGAクリニックの医師は常日頃から新しい知識を取り入れるように努力しております。
全国に12院展開していますが、クリニック間のつながりも強く治療方法や副作用について議論を行うことも多々あります。
このようにして私達は最新の治療方法を安全に行えるようにしているのです。
駅前AGAクリニックは東京新宿、東京北千住、新潟、金沢、三重四日市、大阪梅田、京都烏丸、岡山、熊本、鹿児島の通院しやすい駅前に立地しています。
どのクリニックでも患者さんを副作用から守ることを最優先にしております。
また、患者さんが不安にならないようにしっかり説明することも重要だと考えております。
少しでも不安なことや疑問に感じることがあればお気軽にご相談ください。




