【AGA・円形脱毛症】ミノキシジルで高血糖になる?副作用について

ミノキシジル
AGAや円形脱毛症に用いられる治療薬として有名なミノキシジルがあります。

ミノキシジルは、他の薬と同じように、確率は低いながら副作用があるお薬です。

医師はその治療効果と副作用を天秤にかけて薬剤を処方しているのです。

特にAGAは絶対に治さなければならない病気ではありません。

今回はミノキシジルで高血糖になるのか、またその他の副作用についても駅前AGAクリニックの医師が解説します。

— 目次 —

ミノキシジルの効果って?

ミノキシジルの持つ作用とは。

ミノキシジルは、これによって血管を開き血圧を下げます。

そうすることで、頭部へ血液が送られ、発毛を促すのです。

そもそも、ミノキシジルは、高血圧の治療薬として開発されました。

その後、ミノキシジルの発毛効果が発見されAGAや円形脱毛症に応用されました。

ミノキシジルは成分であり、ミノキシジルを投与するには、内服療法と外用療法があります。

内服薬はミノキシジルタブレット(ミノタブ)、外用薬は外用ミノキシジル(塗りミノ)と言います。

詳しくは下記をご覧ください。

ミノキシジルタブレットについて
外用ミノキシジルについて

― POINT ―
✔︎ミノキシジルは血管拡張作用がある
✔︎元々は高血圧治療薬であった
✔︎発毛を促す効果がある

気になるミノキシジルの副作用は?

ミノキシジルで本当に高血糖になるのか。

ミノキシジルは、他の薬剤と同じように副作用がいくつか存在します。

副作用が起こる確率は、治療をする上で知っておく必要があるので、説明します。

頭痛

ミノキシジルには、血管拡張作用があるので、頭部の血管が拡張することで頭痛が起こる可能性があります。

また、頭痛以外にめまいやふらつきなどが起こる可能性があります。

心臓の機能に関する症状

血管拡張作用のあるミノキシジルは、心臓に負担をかけてしまうことがあります。

この血管拡張作用により、動悸や不整脈などが起こるかもしれません。

多毛症

多毛症とは、体毛が濃くなる症状です。

ミノキシジルには発毛効果があるため、髪の毛に限らず、体毛も生えてくる可能性があります。

初期脱毛

初期脱毛とは、投薬を始めた初期に抜け毛が増える症状です。

こちらはよく副作用と勘違いされるのですが、副作用ではありません。

成長が止まった毛髪が、ミノキシジルによって発毛した毛髪によって押し出されて抜けているだけなので、治療薬が効いている証拠になります。

初期脱毛についてはこちらで詳しく説明しているので、ご覧ください。

初期脱毛についてはこちらこのように、発毛にとても効果的なミノキシジルですが、他の薬と同じように副作用があります。

しかし、起こる確率はそれほど高くありません。

したがって、専門の医師の診察を受け、しっかりと経過を観察していればそれほど問題ではないと言えます。

治療を検討中の方は、まずは無料相談から始めてみてはいかがでしょうか。

無料カウンセリングはこちら

― POINT ―
✔︎全身の毛が濃くなる多毛症や、内臓に負担がかかる可能性がある
✔︎副作用が起こる確率は低い
✔︎安全に治療したい方はクリニックの受診がおすすめ

ミノキシジルで高血糖になるって本当?

ミノキシジルの高血糖の報告数

さて、ミノキシジルの起こりうる副作用についてはだいたいわかったかと思います。

実は、ミノキシジルにはまだ解明されていない作用があるのです。

それは、ミノキシジルを投与することで高血糖になる可能性があるというものです。

そのため臨床試験という形で実際の患者さんに投与して、全ての作用を確認する必要があります。

ミノキシジルの臨床試験結果

ミノキシジルは1979年にアメリカのFDAに降圧薬として認可を受けています。

発売から長く経過しており副作用の報告データも揃ってきています。

今回は高血糖の副作用について注目してみましょう。

2018年3月時点の報告ではミノキシジルを内服している患者さんでの副作用の報告が6332件あります。

その中で14人が高血糖を訴えています。

全ての副作用の中では0.22%となりますが、ミノキシジルを内服している患者さん全体としてはかなり珍しい副作用になります。

多くの育毛剤を販売しているサイトではミノキシジルの高血糖の副作用の恐さをあおることによって育毛剤を購入するように誘導しています。

確かにミノキシジルで高血糖が起きる可能性はありますが、これは本当にミノキシジルの作用なのでしょうか。

上の高血糖の報告は全てミノキシジル内服後6カ月~12か月の間に発症しています。

男性が85.71%、女性が14.29%の割合です。

頻度的には50歳以上で84%を占めています。

この14人の患者さんの特徴を見てみましょう。

2人は透析患者さんです。

2人は糖尿病患者さんです。

その他には睡眠時無呼吸症候群、末梢神経障害、吐気、多発性骨髄腫、椎間板の変性、高コレステロール血症などが1名ずつでした。

特徴として、ある程度高齢な男性患者さんで合併症のある方が多いと分かります。

これはミノキシジルの内服による副作用というより患者さん自身に原因があった可能性が高いと考えられます。

また、降圧薬としての使用量と発毛薬としての使用量には違いがあります。

これを考慮すると発毛目的のミノキシジルの内服で高血糖が起きる可能性はさらに下がるのではないでしょうか。

ミノキシジルの内服薬は糖尿の患者さんでも高血糖を起こさずに安全に使用することが出来る可能性が高いと臨床試験から読み取ることができます。

しかし、このFDAの高血糖の報告にはその程度や経過の記載がありません。

もし、死に至るほどの重症の高血糖が少しでもあるのなら慎重にならざるを得ません。

このように、治療を行う上で副作用が起こる可能性もあるので、医師の診察を受けながら治療しましょう。

無料カウンセリングはこちら

― POINT ―
✔︎ミノキシジルは降圧薬として承認されている
✔︎高血糖になる可能性はほぼない
✔︎糖尿病患者でも使用可能

まとめ

AGAや円形脱毛症の治療薬ミノキシジルで高血糖になるのか?

駅前AGAクリニックでは薬剤を処方する責任を自覚して、患者さんに副作用がないかどうか慎重に対応させて頂いております。

そのために採血もしっかり行っております。

世の中にはAGAや円形脱毛症の治療を個人的に行っている患者さんが数多くいらっしゃいます。

薬剤を扱うには作用、副作用の把握が欠かせません。

投与方法にも専門的な知識が必要です。

治療を行っていく上で、私達、駅前AGAクリニックにお任せ頂ければと思います。

駅前AGAクリニックは全国6院、東京新宿、東京北千住、大阪梅田、京都烏丸、岡山、鹿児島のすべてのクリニックで一貫した最新の薄毛治療を行っております。

毛髪を総合的に診察できるクリニックですので男性のAGAはもちろん女性の薄毛(FAGA)の治療や円形脱毛症の治療もおこなっております。

執筆者
田坂洋介
2005年3月 昭和大学医学部卒業
2005年4月 昭和大学医学部付属初期臨床研修センタにて初期臨床研修開始
2007年4月 川崎市立川崎病院 麻酔科後期研修開始
2009年4月 麻酔科標榜医取得
2015年4月 大手毛髪専門クリニックで多数の症例を経験
2017年12月 駅前AGAクリニック大阪梅田院院長
資格:医師免許、麻酔科標榜医、麻酔科学会専門医、麻酔科学会指導医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

無料相談・ご予約(受付時間11:00-20:00)0120-722-969

カウンセリングWEB予約(無料)