頭皮に化粧水を使うとはげる?抜け毛との関係と正しいケア方法を解説

化粧水には失われがちな肌の水分を補い、うるおいを保つ効果があります。
乾燥肌の方だけでなくオイリー肌の方も化粧水を用いて適度に保湿すると、皮脂の分泌量をコントロールして肌のコンディションを保ちやすい点がメリットの1つです。
頭皮の乾燥に対しても化粧水を用いたケアが有効ですが、一部では「頭皮に化粧水を使うとはげる」との意見も聞かれます。
本記事では頭皮に化粧水を使うとはげると言われる理由について解説するとともに、化粧水で頭皮の保湿を行うメリットや商品を選ぶ際のポイントを紹介します。
— 目次 —
- 「頭皮に化粧水を使うとはげる」は本当?
- 頭皮に化粧水を使うメリット
- 頭皮に安全な化粧水の選び方
- 頭皮の保湿にハトムギ化粧水は使える?
- 頭皮ケアでの化粧水の使い方
- 化粧水以外におすすめの頭皮ケア
- 化粧水だけで薄毛・抜け毛ケアをするのは難しい
- AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
「頭皮に化粧水を使うとはげる」は本当?
頭皮に化粧水を使うとはげるとの意見がインターネット上などで散見されますが、医学的根拠がないといわざるを得ません。
そもそも化粧水自体に抜け毛を引き起こす成分や、薄毛を助長する成分などは配合されていないためです。
ただし、化粧水に含まれる成分に対してアレルギー反応を起こすなど、頭皮環境の悪化により抜け毛を引き起こす可能性はゼロではありません。
そのため、自分の肌質や体質に合った化粧水を選ぶことが重要と言えるでしょう。
頭皮に化粧水を使うメリット
化粧水は洗顔後の保湿目的で用いるのが一般的ですが、頭皮に対して使用すると次のような効果が期待できます。
- 頭皮の保湿
- 乾燥によるかゆみやフケの予防
- 頭皮環境の改善
はじめに、頭皮に化粧水を使う3つの主なメリットを解説します。
頭皮の保湿
頭皮に化粧水を使うメリットの1つが、保湿効果を得られることです。
頭皮の表面は通常、皮脂と汗で構成される皮脂膜で覆われており、外部の刺激から肌を守っています(バリア機能)。
しかし、何らかの原因により皮脂膜が失われると表皮が乾燥し、外部の刺激により炎症を起こすなど頭皮環境の悪化を招きやすくなります。
頭皮が乾燥するとかゆみが出やすくなるのも、外部の刺激に対して過敏になるためです。
頭皮に化粧水を使うとバリア機能が回復し、外部の刺激から頭皮を守る効果が得られます。
乾燥によるかゆみやフケの予防
頭皮に化粧水を使うメリットとしては、乾燥によるかゆみやフケを予防できることも挙げられます。
冬の乾燥した季節に手が白く粉を吹いたようになるのと同様、頭皮も乾燥すると白っぽくてカサカサとした乾性フケが出やすくなります。
乾性フケを予防するためには保湿により頭皮環境を良好な状態で維持し、ターンオーバーのサイクルを正常に保つことが重要です。
頭皮環境の改善
頭皮に化粧水を使うメリットとしては、頭皮環境を改善できる点も挙げられます。
自分では乾燥肌と思っているインナードライ肌の方は特に、化粧水で頭皮にうるおいを与える必要があります。
頭皮が乾燥すると肌のバリア機能を保とうと、かえって皮脂の分泌量が増加するためです。
洗髪の後に頭皮がつっぱる方は乾燥肌もしくはインナードライ肌の疑いがあるため、化粧水での保湿を欠かさないようにしましょう。
頭皮に安全な化粧水の選び方
化粧水を使用したからといってはげる訳ではありませんが、頭皮環境の悪化を防ぐためには以下の点を意識して化粧水を選ぶ必要があります。
- 保湿成分が入っているか
- 頭皮に悪い成分が入っていないか
- 自分に合うテクスチャーかどうか
- 迷ったら頭皮用の化粧水から選んでみる
ここでは、頭皮に安全な化粧水の選び方について解説します。
保湿成分が入っているか
頭皮に安全な化粧水を選ぶ際には、保湿成分が含まれているか確認しましょう。
特に洗髪後に頭皮がつっぱる乾燥肌の方は、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、ブチレングリコールなど保湿成分を配合した化粧水を選ぶと良いでしょう。
化粧水をはじめとする化粧品には全成分表示義務があるため、商品の裏やパッケージを見れば、どのような成分が配合されているかわかります。
乾燥にともなうフケやかゆみが気になる方は、抗炎症作用を持つグリチルリチン酸ジカリウムやアラントインが配合された化粧水を試してみると良いでしょう。
頭皮に悪い成分が入っていないか
頭皮に安全な化粧水を選ぶ際には、肌に悪い成分が入っていないか確認するのもポイントの1つです。
化粧水のなかには使用感を高めるためにアルコールが含まれている商品もありますが、乾燥肌や敏感肌の方にとっては刺激が強すぎるため注意が必要です。
また、合成香料や合成着色料、パラベンなどの添加物も肌に強い刺激を与えるため注意が必要です。
自分に合うテクスチャーかどうか
化粧水を選ぶ際には自分に合うテクスチャー(付け心地)かどうかも確認しておきましょう。
化粧水は毎日のスキンケアに用いるアイテムのため、テクスチャーが自分に合わないと継続的に使用するのが面倒になる可能性があります。
化粧水のテクスチャーは大きく「しっとり」と「さっぱり」の2タイプに分類されます。
乾燥肌の方はしっとりタイプの化粧水を、オイリー肌の方はさっぱりタイプの化粧水を選ぶのがおすすめです。
迷ったら頭皮用の化粧水から選んでみる
化粧水選びに迷ったら、頭皮専用の化粧水を使用してみると良いでしょう。
頭皮専用の化粧水であれば、髪の毛や頭皮の悩みに適した成分が多く配合されていると考えられます。
頭皮の保湿にハトムギ化粧水は使える?
頭皮の保湿にハトムギ化粧水を用いても問題ありません。
頭皮は髪の毛に覆われているため顔に比べると乾燥しにくい傾向にありますが、シャンプーのタイプによっては必要以上に皮脂が洗い流される可能性があります。
身体のなかで頭皮は皮脂の分泌量が多い箇所のため、洗髪後に化粧水で保湿すると、水分と皮脂が混じり合って皮脂膜を構成し、バリア機能を保つ効果が期待できます。
ハトムギ化粧水は保湿力が高い化粧水のため、頭皮が乾燥しやすい男性におすすめの商品の1つと言えるでしょう。
また、ハトムギ化粧水には合成香料や合成着色料が含まれておらず、アルコールフリーのため、敏感肌の方にもおすすめです。
頭皮ケアでの化粧水の使い方
頭皮ケアに化粧水を用いる際には、以下の2点を押さえておきましょう。
- 頭皮に化粧水がつくように塗る
- 頭皮に化粧水を馴染ませる
それぞれについて解説します。
頭皮に化粧水がつくように塗る
頭皮ケアに化粧水を用いる際は、頭皮に化粧水がつくように塗布するのが基本です。
化粧水で髪の毛をぬらすのではなく、髪の毛をかき分けて頭皮に化粧水を浸透させましょう。
洗髪後にタオルドライを行い、ドライヤーで適度に乾かしてから化粧水を塗布するのがポイントです。
頭皮は皮脂の分泌量が多い箇所のため、化粧水の後に乳液を塗る必要はありません。
乾燥肌の方は頭皮専用のクリームやローションを使用するのがおすすめです。
塗布にはスプレータイプがおすすめ
頭皮に化粧水を塗布する際には、スプレータイプがおすすめです。
スプレータイプの化粧水であれば、狙った箇所をピンポイントで保湿できる点がメリットです。
頭皮に化粧水を馴染ませる
頭皮ケアに化粧水を用いる際は、有効成分が頭皮に浸透するイメージで使用するのがポイントです。
有効成分が頭皮に浸透すると乾燥を予防したり、フケを改善したりする効果が得やすくなります。
頭皮マッサージも併せて行うのがおすすめ
頭皮に化粧水を馴染(なじ)ませる際に、頭皮マッサージも併せて行うのがおすすめです。
頭皮マッサージで血行を促進すれば、有効成分が頭皮全体に行き届きやすくなります。
ただし、頭皮マッサージを行う際は、指の先や爪で頭皮を傷つけないよう気を付けてください。
化粧水以外におすすめの頭皮ケア
化粧水を用いて頭皮を保湿するだけでなく、普段から以下の5点を意識すると頭皮環境を良好に保つ効果が期待できます。
- 頭皮を清潔に保つ
- 肌質に合ったシャンプーを使う
- ドライヤーを適切に使う
- 紫外線ダメージに気を付ける
- 水分補給やバランスの良い食事を心掛ける
ここでは、頭皮環境を良好に保つために意識したい化粧水以外の5つのポイントを解説します。
頭皮を清潔に保つ
頭皮環境を良好に保つためには、日々の頭皮ケアで肌の表面を清潔に保つことが欠かせません。
いくら化粧水で保湿を行っても、肌の表面を清潔に保っていないと頭皮環境が悪化する可能性があります。
例えば、日々の洗髪を怠ると古くなった皮脂と角質などが混じり合って毛穴をふさぎ、炎症を起こして頭皮環境を悪化させる恐れがあります。
基本的に化粧水は頭皮環境の悪化を予防するために使用するヘアケア用品であり、悪化した頭皮環境を改善する効果は期待できません。
化粧水を使用する前に洗髪して肌を清潔にしておき、ドライヤーで適度に乾かした後に化粧水を塗布するよう意識しましょう。
肌質に合ったシャンプーを使う
頭皮環境を良好に保つためには、肌質に合ったシャンプーを使うことも重要なポイントです。
例えば、乾燥肌や敏感肌の方が洗浄力が強いシャンプーを使用すると、肌を守るべき皮脂まで失われ頭皮の乾燥を招きやすくなります。
反対に、オイリー肌の方が洗浄力の弱いシャンプーを使用すると、古くなった皮脂が肌に残り、角質と混じり合って毛穴詰まりを起こす可能性があります。
毎日シャンプーしているのに頭皮のかゆみや赤みが出る方や不快な臭いが生じる方、頭皮のつっぱりが気になる方などは、普段使っているシャンプーを見直す必要があるでしょう。
ドライヤーを適切に使う
ドライヤーを適切に使うことも、良好な頭皮環境を維持するためには欠かせません。
ドライヤーの吹き出し口からは熱風が出ているため、一ヶ所を集中的に乾かすのではなく、動かしながらまんべんなく乾かしていくのが基本です。
熱によるダメージから髪の毛や頭皮を守るためにはタオルドライを十分に行い、ドライヤーを掛ける時間を5分から10分程度にとどめましょう。
熱風で髪の毛が8割方乾いたら、冷風にして仕上げるのもポイントの1つです。
紫外線ダメージに気を付ける
頭皮環境を良好に維持するためには、紫外線によるダメージにも気を付けてください。
紫外線には物質を破壊する強力な作用があるため、外出の際は日傘や帽子などで頭部を守りましょう。
水分補給やバランスの良い食事を心掛ける
頭部を守る皮脂膜は汗と皮脂で構成されているため、適度に水分を補給して身体が水分不足に陥らないようにしましょう。
また、頭皮の生まれ変わり(ターンオーバー)にはエネルギーが必要なため、バランスの良い食事で栄養を送り届けることも大切です。
化粧水だけで薄毛・抜け毛ケアをするのは難しい
頭皮を化粧水で保湿するとバリア機能が正常にはたらき、頭皮環境を良好に保つ効果が期待できます。
しかし、化粧水だけで薄毛・抜け毛ケアをするのは難しいでしょう。
抜け毛を予防したいのであれば、化粧水を塗布した後に育毛剤を使用する方法があります。
育毛剤を使用しても抜け毛が減らない方は、AGAをはじめとする脱毛症を発症している疑いもあるため注意が必要です。
脱毛症の多くはセルフケアでの改善が困難なため、専門医の診察を受けて適切に対処する必要があります。
AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
洗顔後に保湿を行うように、髪の毛を洗った後も化粧水で頭皮にうるおいを与えることは重要です。
化粧水で頭皮を保湿するとバリア機能が正常にはたらき、頭皮環境を良好に保つ効果が期待できます。
化粧水を用いた頭皮ケアで抜け毛が減らない方は、駅前AGAクリニックまでご相談ください。
脱毛症による抜け毛はセルフケアでの改善が困難なため、原因を突き止めたうえで適切に対処する必要があります。
駅前AGAクリニックでは男性だけでなく女性の脱毛症や円形脱毛症など、薄毛の治療を専門的に行っています。
まずは無料カウンセリングまでお気軽にお問い合わせください。




