分け目はげの基準や治す方法、今すぐできる対策などを紹介!
髪の毛に分け目を付けるヘアスタイルの方は少なくありませんが、分け目部分が明らかに広くなっている方や、地肌が透けて見える方は、AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)を発症している疑いがあるため注意が必要です。
こちらの記事では分け目はげの基準や原因、気になる場合の対策について解説します。分け目はげは、男性はもちろんのこと、若い女性に起こる可能性があります。記事の後半では分け目はげへの対策も紹介しているので参考にしてください。
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分け目はげの基準とは?
分け目はげは、分け目部分が大きく広がり、地肌が広範囲にわたって見えている状態を意味します。分け目部分はもともと地肌が透けて見えやすい箇所ではあるのですが、広い範囲で地肌が見えると老けた印象を与えてしまいます。
分け目はげに関しては明確な基準がありませんが、以前に比べて分け目部分が目立つようになってきた方は注意が必要と言えるでしょう。
男性の方はもちろん、女性や若い方にも分け目はげは多く見られます。
特にロングヘアーの女性の場合、髪の毛の重さで分け目部分が左右に引っ張られるため、分け目はげが目立ちやすい傾向にあります。
また、近年では若い方であっても分け目はげになるケースが増えているため、中高年以降に見られる悩みと決めつけないことが大事です。
分け目はげの原因
分け目はげは何らかの脱毛症が原因となるケースもあれば、普段の生活習慣やヘアスタイルが原因となるケースもあります。分け目はげを引き起こす原因としては主に以下の5つがあげられます。
- 睡眠不足
- 食生活
- 髪型
- AGA(男性型脱毛症)
- FAGA(女性男性型脱毛症)
ここでは、分け目はげの5つの原因について解説します。
睡眠不足
睡眠不足は美容の大敵といわれることがありますが、髪の毛の成長にも悪影響をおよぼします。
睡眠中には脳の下垂体から成長ホルモンが分泌され、細胞分裂が活発化することで新陳代謝を促進し、損傷部位の修復や回復がおこなわれます。
髪の毛も毛母細胞が分裂することで成長するため、睡眠不足状態に陥り成長ホルモンが不足した結果、髪の毛の成長に悪影響をおよぼす結果となるのです。
睡眠不足だけでなく、睡眠の質が低い場合も成長ホルモンの分泌量が減少するとされているため、寝つきが悪い方や夜中に目が覚めてしまう方、早朝に覚醒する方なども注意が必要です。
食生活
髪の毛は普段の食事から摂れる栄養素から作られるため、栄養バランスに欠けた食事を続けていると、分け目はげになるリスクが増加します。
特に髪の毛を作る原料となるタンパク質や、アミノ酸をケラチンへと再合成するために必要となる亜鉛、頭皮環境を良好に保つためのビタミン群などが不足すると、分け目はげを引き起こしやすくなります。
また、過度のダイエットにともない、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足するケースもあるため、若い女性の方も注意が必要です。
髪型
センターパートなど普段の髪型によって、分け目はげのリスクを増加させるケースもあります。
いつも同じ箇所で髪の毛を分けていると、髪の毛の重みによって皮膚が引っ張られ、局所の血行不良を引き起こしやすくなります。
血行不良が起こると髪の毛の成長に必要な栄養素が送り届けられにくくなるため、抜け毛のリスクが増加する訳です。局所の血行不良により抜け毛が増加する病気を、牽引性(けんいんせい)脱毛症と呼んでいます。
牽引性脱毛症は基本的に局所の血行不良を解決することで改善が見られますが、牽引力によるダメージが毛根の深い箇所におよぶと、髪の毛が生えて来なくなるケースもあるため早期の改善を図りましょう。
AGA(男性型脱毛症)
男性の分け目はげを引き起こす病気の1つが、AGA(男性型脱毛症)です。AGAは思春期以降に発症してゆっくりと進行するのが特徴で、いったん発症すると完治することはありません。
AGAの進行はゆっくりと進行するため、気が付いたら発症していたというケースも少なくありません。分け目はげや髪の毛全体のボリュームダウンは、AGA発症のサインかもしれないので気を付けましょう。
FAGA(女性男性型脱毛症)
女性の分け目はげを引き起こす病気の1つが、FAGA(女性男性型脱毛症)です。FAGAはホルモンバランスの乱れによって引き起こされるため、中高年以降の女性に多く見られるという点が特徴です。
AGAのように局所の頭皮がむき出しになるようなケースは少なく、髪の毛全体のボリュームが減少する傾向にあります。分け目部分はげや抜け毛が気になる方は、FAGAの発症も疑ってみる必要があります。
分け目はげは、女性や20代でも起こる?
分け目はげは女性や20代も起こる可能性があるため注意が必要です。
女性の分け目はげの原因で多く見られるのが過度のダイエットです。
体重を減らす目的で食事量を制限すると、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足するだけでなく、筋力の低下による血行不良を招きやすくなります。
AGAは先述の通り思春期以降に発症する脱毛症のため、20代であっても分け目はげを始めとする薄毛になるケースは珍しくありません。若い方の場合は中高年の方に比べて薄毛が目立ちにくいため、気が付いたらAGAやFAGAを発症していたケースも多く見られます。そのため、以前と比べて髪の毛全体のボリュームが減少していないか、もしくは抜け毛の量が増えていないのかをチェックしておきましょう。
分け目はげは治る?その対策とは
分け目はげ改善の可能性は、抜け毛を引き起こしている原因によって左右されます。まずは以下にあげる対策に取り組み、セルフケアでの改善が難しいようであれば専門家に相談しましょう。
- 髪型を適宜変える
- 食生活・睡眠習慣を正す
- ストレスを溜めない
- ヘアケアをおこなう
- 薄毛治療をおこなう
ここでは、分け目はげが見られる場合の対策法について解説します。
髪型を適宜変える
センターパートなどの方や、いつも同じ箇所で髪の毛を分けている方は、髪型を時々変えることで、分け目はげを改善できる可能性があります。
局所に強い負荷がかかることで起こる脱毛症を牽引性脱毛症と呼びますが、センターパートだけでなく、ポニーテールや三つ編み、お団子などの髪型でも発症する可能性があります。
通常は髪型を変えることで症状の改善が見られますが、毛包にまでダメージが及ぶと、髪の毛が生えて来なくなる可能性があるため注意が必要です。
食生活・睡眠習慣を正す
食生活や睡眠習慣の見直しも、分け目はげの改善には欠かせません。1日3度の食事を栄養バランスが取れたメニューに変え、偏食やダイエットはなるべく避けるようにしましょう。
睡眠時間に関しては明確な基準がありませんが、一般的には6時間から7時間の睡眠が推奨されています。また、睡眠の質を高めるため、寝る直前までスマホなどの明るい画面を見ないよう心がけましょう。
ストレスを溜めない
ストレスを溜めないことも、分け目はげを改善するためには大切です。ストレスによって交感神経が優位になると、血管が収縮して血行不良を引き起こしやすくなります。
また、夜間も交感神経が優位になると、睡眠の質が低下して成長ホルモンの分泌量を減少させる可能性があります。ストレスを完全に絶つことは難しいため、自分なりのストレス発散をおこないましょう。
ヘアケアをおこなう
分け目はげが気になる方は、適切なヘアケアに取り組むことも重要です。
毎日の洗髪は、頭皮への刺激が少ないアミノ酸系のシャンプーでおこなうことがおすすめです。シャンプーの後は必ずドライヤーで乾かし、抜け毛のリスクを増加させる雑菌の繁殖を防ぎましょう。
パーマやヘアカラーは頭皮にダメージを与えるため、やるとしても間隔をあけて施術を受けるのがおすすめです。
薄毛治療をおこなう
上記の対策法で分け目はげや抜け毛の改善が見られない場合、AGAやFAGAを発症している可能性があります。特にAGAは遺伝的な要因で発症するケースが多いため、セルフケアでの改善が困難です。
進行型の脱毛症であるAGAに対して対策をおこなわなかった場合、薄毛が進行してしまいます。抜け毛がAGAによるものかどうかを確認するためにも、早めに専門のクリニックで診察を受けることが重要です。
女性に多く見られるFAGAはホルモンバランスの変化によって発症リスクが増加しますが、その他にも多くの要因が複雑に絡み合っていることが一般的です。
まずはなぜ分け目はげや抜け毛が起こっているのか原因を突き止めるためにも、女性の薄毛を専門としたクリニックで相談することがおすすめです。
分け目はげを今すぐ対策したい時は?
分け目はげの多くは、いつも同じ箇所で髪の毛を分けていることで発症リスクを増加させるため、定期的に分け目を変えることで目立たなくすることが期待できます。
自分では上手に髪形を変えられない場合、普段通っている美容院で相談して、分け目部分が目立ちにくいヘアアレンジにしてもらうとよいでしょう。
髪型を変えても分け目部分の薄毛が目立つ場合には、ウィッグを利用して隠す方法もあります。薄毛が見られる箇所によってはエクステを利用する方法もありますが、エクステによる牽引力で血行不良を引き起こす可能性もあるため注意しましょう。
AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
分け目はげは男性だけでなく、女性や若い方でも発症する可能性があるため注意が必要です。髪型や生活習慣が原因であればセルフケアでの改善も期待できますが、AGAやFAGAを発症している場合は早期の治療が求められます。
駅前AGAクリニックでは男性の薄毛だけでなく、女性の髪の毛や頭皮のお悩みも専門的に扱っています。カウンセリングは無料でおこなっているので、治療を検討している方や、費用に関して相談したい方は、カウンセラーまでお気軽にお問い合わせください。