女性でも抜け毛が気になる!急に抜け毛が増えた原因を年代別に解説

女性抜け毛


抜け毛は男性だけでなく女性においてもデリケートなお悩みの1つです。50本から100本程度の抜け毛は誰にでも見られますが、あまりにも抜け毛の量がひどい場合は何らかの脱毛症を発症している可能性もあるため注意しましょう。


こちらの記事では女性のひどい抜け毛を引き起こす脱毛症や年代別の抜け毛の原因、おすすめの予防法について解説します。記事の後半ではセルフケアで改善が見られない場合に受診すべき診療科も紹介しているので、ぜひ最後までご一読ください。

— 目次 —

抜け毛が急に増えた気がする?女性の抜け毛の原因とは?


女性の抜け毛が急に増える場合には、以下4つの病気を発症している可能性が疑われます。

  • びまん性脱毛症
  • 産後脱毛症、分娩後脱毛症
  • 牽引性脱毛症
  • 甲状腺機能に関する病気


はじめに、女性の抜け毛を引き起こす4つの主な病気について解説します。

びまん性脱毛症


びまん性脱毛症はどちらかと言うと女性に多く見られる脱毛症の1つです。


びまんという言葉には広がるとかはびこるといった意味があり、男性のように局所的にはげ上がるのではなく、髪の毛全体のボリュームが減少し、地肌が透けて見えるようになる点が特徴です。


女性の髪の毛も男性と同様に年齢を重ねるごとに減少する傾向にありますが、びまん性脱毛症はどの年代にも見られます。

産後脱毛症、分娩後脱毛症


産後脱毛症や分娩後(ぶんべんご)脱毛症はその名の通り、出産を終えた女性に多く見られる一時的な抜け毛量の増加を意味します。


女性ホルモンの一種であるエストロゲンには髪の毛のハリやコシを保つ働きがあり、プロゲステロンはヘアサイクルの成長期を維持する働きがあります。


妊娠中の女性の多くが髪の毛が増えたように感じるのは、妊娠中に体内で女性ホルモンが活発に分泌されるためです。
妊娠中に分泌が活発化した女性ホルモンは出産を機に激減するため、出産後しばらくすると抜け毛が増える傾向にあります。


産後脱毛症は分娩後脱毛症にともなう抜け毛は、産後半年から1年程度で落ち着いてくることが一般的なため、過度に心配する必要はありません。

牽引性脱毛症


女性の抜け毛を引き起こす病気の1つが牽引性(けんいんせい)脱毛症です。
牽引という文字から髪の毛が引っ張られて抜け落ちるイメージを抱きがちですが、実際には牽引された箇所に血行不良を起こすことで抜け毛のリスクが増加します。


ポニーテールやお団子などの髪形だけでなく、いつも同じ箇所で髪の毛を分けていると局所に血行不良を起こし、牽引性脱毛症の発症リスクが増加します。


通常は髪形を変えると牽引性脱毛症による抜け毛は改善する傾向にありますが、毛包まで傷つけられると髪の毛が生えて来なくなる恐れもあるため注意が必要です。

甲状腺機能に関する病気


甲状腺機能に関する病気も、女性の抜け毛を引き起こす原因の1つです。


例えば甲状腺機能低下症の一種である橋本病を発症すると、代謝が鈍くなって髪の毛の成長に必要な栄養が不足するため、抜け毛を引き起こしやすくなります。


反対に、甲状腺機能亢進(こうしん)症の一種であるバセドウ病を発症すると、新陳代謝が活発になりすぎで抜け毛を引き起こす可能性があります。


甲状腺機能低下症と甲状腺機能亢進症はいずれも女性に多く見られる傾向があるため、抜け毛にともない何らかの身体的・精神的不調がある方は早めに医療機関を受診してください。

【年代別】抜け毛の原因とは?


年齢に関係なく抜け毛はだれにでも見られますが、年代によって抜け毛がひどくなる危険因子に若干の違いがあります。

ここでは、年代別の女性の抜け毛の原因について解説します。

20~30代で抜け毛がひどい原因


20代・30代の女性にひどい抜け毛が見られる原因の1つが、無理なダイエットやストレス、生活習慣の乱れなどです。
無理なダイエットにより栄養が不足すると、髪の毛を作るための原料や成長させるためのエネルギーが不足し、結果として抜け毛のリスクを高めます。


ストレスが蓄積すると自律神経のバランスやホルモンバランスが乱れ、何らかの脱毛症を発症して抜け毛を引き起こすリスクが増加します。
無理なダイエットによる栄養不足、およびストレスが原因で起こる脱毛症は、びまん性脱毛症や粃糠性(ひこうせい)脱毛症などさまざまです。


また、偏った栄養バランスの食事や睡眠不足、運動不足、飲酒・喫煙など、生活習慣の乱れも抜け毛のリスクを高めます。

40~50代で抜け毛がひどい原因


40代・50代の女性にひどい抜け毛が見られる原因の1つが、更年期にともなう自律神経の乱れです。
自律神経は意思とは関係なく24時間働いており、体温調節や心拍数の調整、飲食物の消化・吸収、排尿・排便など生命活動のほぼすべてに関わっています。


自律神経のバランスが乱れると交感神経が優位に働き、血管が収縮して血行不良を引き起こすため、髪の毛の成長が妨げられて抜け毛を引き起こしやすくなります。


また、更年期に入ると女性ホルモンの分泌量が減少し、相対的に体内の男性ホルモンの量が増えるため、FAGA(女性男性型脱毛症)の発症リスクが増加する点も特徴です。

抜け毛が気になる女性必見!おすすめの予防法は?


抜け毛が気になる女性は以下のような対策に取り組み、頭皮環境を良好に保つことがおすすめです。

  • 生活習慣を見直す
  • ヘアケアの方法を変える
  • 紫外線対策をする


ここでは、女性の抜け毛を予防するおすすめの方法について紹介します。

生活習慣を見直す


朝起きたときにすでに身体が疲れている方や、栄養バランスのとれていない食事を続けている自覚がある方は、睡眠習慣や食生活、運動習慣などを見直してみましょう。


適切な睡眠時間に関しては専門家の間でも意見が分かれますが、成人女性の場合は1日に6時間から7時間の睡眠をとるよう推奨されています。
寝る直前までスマホやテレビの明るい画面を見ていると、交感神経が優位になり睡眠の質を低下させるため注意してください。


髪の毛は毎日の食事から摂取する栄養素により作られるため、髪の毛の原料となるタンパク質や成長に欠かせないアミノ酸を摂取し、頭皮環境を良好に保つためビタミンやミネラルも積極的に摂取しましょう。


冷えや血行不良は頭皮に送られる栄養を不足させる原因となるため、日ごろから適度に身体を動かすこともおすすめです。

ヘアケアの方法を変える


抜け毛を予防するためには、以下の手順で正しくヘアケアすることも欠かせません。

  1. シャンプーの前に髪の毛をとかす
  2. 髪の毛だけでなく頭皮も予洗いする
  3. シャンプーを手のひらでしっかりと泡立てる
  4. 何箇所かに分けてシャンプーを付け、頭皮マッサージを行うイメージで優しく洗髪する
  5. シャンプーを頭皮に残さないようしっかりと洗い流す
  6. トリートメントは毛先から付け、頭皮に付着しないよう気を付ける
  7. 清潔なタオルに水分を吸着させるようにしてタオルドライを行う
  8. ドライヤーで髪の毛や頭皮を乾かす
  9. 育毛剤や頭皮専用のローションなどで保湿する


ヘアカラーやパーマは髪の毛や頭皮にダメージを与えるため、頻繁に施術を受けることは避けてください。

紫外線対策をする


紫外線によるダメージは髪の毛や頭皮を傷つけるため、外出の際には頭皮専用の日焼け止めを塗り、帽子や日傘などで日差しを避けましょう。


紫外線は夏場だけでなく、冬や曇りの日にも降り注いでいるため、晴れの日以外にも紫外線対策を怠らないでください。

女性の抜け毛も医療機関で治療できる?


上記のセルフケアを続けても抜け毛が改善しない女性は、医療機関を受診して適切な治療を受けることがおすすめです。
頭皮にかゆみや赤みなど何らかのトラブルが見られる方は、皮膚科を受診して原因を突き止め、治療を受けるようにしてください。


頭皮のトラブルだけでなく抜け毛もともなう場合には、薄毛治療専門のクリニックを受診するのがおすすめです。

明らかにストレスの自覚がある方は、心療内科で相談する方法もあります。

女性の抜け毛に関するQ&A


女性に抜け毛に関しては、以下2つの質問が多く寄せられています。

  • 女性ホルモンを調整するサプリメントは抜け毛に効果があるの?
  • 育毛剤は女性が使用しても大丈夫?


ここでは、女性の抜け毛に関して多く寄せられている2つの質問にお答えします。

女性ホルモンを調整するサプリメントは抜け毛に効果があるの?


女性ホルモンを調整する作用があるとして人気の商品が、イソフラボンを配合したサプリメントです。
イソフラボンには女性ホルモンの一種であるエストロゲンと分子構造が似通っており、植物性エストロゲンと呼ばれている点が特徴です。


更年期になり女性ホルモンの分泌量が激減した女性がイソフラボンを配合したサプリメントを摂取すると、不眠や抑うつ、イライラなど更年期特有の症状を改善する効果が期待できます。


また、エストロゲンには髪の毛のハリやコシを作り出す作用があるため、イソフラボンを配合したサプリメントを摂取すると、髪の毛全体のボリュームを高める効果も期待できます。


ただし、サプリメントはあくまでも栄養補助食品としての位置づけのため、メインの栄養素は食事から摂取するよう心がけてください。

育毛剤は女性が使用しても大丈夫?


育毛剤には血行を促進して頭皮環境を整えたり、女性ホルモンの働きを活性化させたりする作用があるため、抜け毛が気になる女性におすすめのアイテムの1つです。


育毛剤にはさまざまな種類がありますが、男性と女性とでは抜け毛のメカニズムが異なるケースもあるため、自分に合った商品を選ぶよう意識しましょう。


また、育毛剤はあくまでも髪の毛の健全な成長を促進するための商品であり、使ったからと言って髪の毛がみるみる生える訳ではないことも知っておいてください。

AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ


AGAやFAGAに関するお悩みをお持ちの方は、駅前AGAクリニックまでお気軽にご相談ください。男性に見られるAGAは主に遺伝が原因となって発症しますが、FAGAは生活習慣やヘアケアのやり方、ストレス、ホルモンバランスの変化など多くの要素が絡み合った結果として発症する点が特徴です。


そのため、女性の抜け毛は原因を突き止めたうえで、一人ひとりに最適な対処を行う必要があります。駅前AGAクリニックでは無料カウンセリングを行っているので、抜け毛や薄毛に関するお悩みがある女性の方はお気軽にご相談ください。


駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

無料相談・ご予約(受付時間11:00-20:00)0120-722-969

カウンセリングWEB予約(無料)