頭皮が透けて見える原因6選とは?男性・女性別に対処法も解説
髪をかきあげると頭皮が見える、光に当たると頭皮が透けるなどのお悩みはありませんか。頭皮が透けて見えると近い将来に薄毛を発症するのではないかと心配になる方も多いようです。
こちらの記事では、頭皮が見えるのが気になる瞬間や髪の毛のボリュームが減少する原因について解説します。記事の後半では頭皮が見えるのが気になるときの対処法も紹介しているので、薄毛に悩んでいる方は参考にしてください。
— 目次 —
頭皮が見えるのが気になる瞬間とは?
頭皮が見えるのが気になる瞬間としては、以下3つの例が挙げられます。
- 髪をかきあげると頭皮が見える
- 分け目が薄くなり頭皮が見える
- 光に当たると頭皮が見える
髪をかきあげると頭皮が見える
頭皮が見えるのが気になる瞬間として、髪をかきあげるタイミングが挙げられます。
髪をかきあげたときに額の生え際や、生え際の両サイドの後退が気になる方は、AGA(男性型脱毛症)や牽引性(けんいんせい)脱毛症を発症している可能性があります。
ただし、生え際部分に産毛が多いだけでは、脱毛症を発症している証拠にはなりません。
以前と比べて額の生え際が後退している方や、透けて見える範囲が広くなっている方は注意が必要と言えるでしょう。
分け目が薄くなり頭皮が見える
髪の毛の分け目部分が薄くなり、頭皮が見えるのを気にしている方も多いです。
分け目部分が薄くなる原因としては、牽引性脱毛症やFAGA(女性男性型脱毛症)などの発症が挙げられます。
いつも同じ箇所で髪の毛を分けていると、局所の血行不良により髪の毛の成長が妨げられ、抜け毛リスクが増加します。
ポニーテールなど髪の毛を後ろで結んでいる方も要注意です。
また、FAGAを発症すると分け目部分から薄毛が進行するケースがあります。
光に当たると頭皮が透ける
光に当たった際に頭皮が透けるのを気にする方もいます。
しかし、髪の毛が短い方や髪色が明るい方は、過度に心配する必要はないでしょう。
曇りの日の弱い日差しや蛍光灯の明かりでも透けて見える方は、びまん性脱毛症などを発症している可能性が疑われます。
びまん性脱毛症の特徴は、局所がはげるのではなく、髪の毛全体のボリュームが減少する点です。
以前に比べて髪の毛の全体量が減少している方や、ヘアスタイルが決まりづらくなっている方、髪の毛がペタンと寝てしまう方などは注意が必要です。
頭皮が見える原因6選
頭皮が見えることを気にしている方の多くに、髪の毛全体のボリュームダウンが見られます。髪の毛全体のボリュームダウンを引き起こす原因としては以下の例が挙げられます。
- 不規則な生活
- ストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 紫外線
- 誤ったシャンプー
- 外的要因
不規則な生活
頭皮が見える方の多くに髪の毛全体のボリュームダウンが見られますが、その原因の1つが不規則な生活習慣です。
例えば睡眠不足や睡眠の質が低下した生活が続くと、夜間に分泌されるはずの成長ホルモンの量が減少し、毛母細胞の分裂が活発に行われなくなります。
また、過度のダイエットや栄養バランスの偏った食事を続けていると、髪の毛を成長させるための栄養が不足し、髪の毛全体のボリュームダウンを招きやすくなります。
睡眠不足や過度のダイエット、栄養バランスの偏った食事などは抜け毛のリスクを増加させ、脱毛症を発症する結果にもつながるため注意が必要です。
ストレス
ストレスも頭皮が見える原因の1つです。
ストレス状態が継続すると自律神経のうち効果神経が優位に傾き、血管が収縮して血行不良を引き起こしやすくなります。
血行不良により頭皮へ送られる血液量が減少すると、髪の毛を成長させるための栄養が不足して抜け毛リスクが増加します。
また、ストレスによる睡眠の質の低下も、抜け毛リスクを増加させる原因の1つです。
ホルモンバランスの乱れ
頭皮が見えている方は、ホルモンバランスの乱れが生じている可能性も疑われます。
例えば、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少すると、髪の毛全体のボリュームダウンを招きやすくなります。
更年期以降の女性に薄毛の悩みが増えるのもそのためです。
また、女性ホルモンの分泌量が減少すると相対的に体内の男性ホルモンの量が増えるため、FAGAの発症リスクも増加します。
男性は男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが増加すると、AGAの発症リスクが増加します。
AGAは進行型の脱毛症のため、発症が疑われる際には速やかに対処しなければなりません。
紫外線
紫外線には物質を破壊する作用があるため、外出の際に対策を怠ると頭皮環境の悪化を招く恐れがあります。
また、紫外線によって頭皮や髪の毛が光老化を起こすと、抜け毛を引き起こしやすくなります。
紫外線は夏場だけでなく冬場や曇りの日も降り注いでいるため、1年を通した紫外線対策が欠かせません。
誤ったシャンプー
自分の肌質に合っていないシャンプーや、誤った洗髪法により頭皮が見えるリスクを増加させるケースもあります。
例えばラウレス硫酸ナトリウムなど洗浄力の強すぎる成分を配合したシャンプーを使っていると、頭皮を守るべき皮脂膜まで洗い流し、抜け毛リスクを高める恐れがあります。
また、シャンプーの際に爪や指先で頭皮をゴシゴシ擦っていると、頭皮環境の悪化による抜け毛を引き起こしかねません。
洗髪後にドライヤーを掛けずに自然乾燥させていると、マラセチアなどの細菌が繁殖し、脂漏性湿疹にともなう抜け毛を引き起こす可能性があります。
外的要因
ヘアカラーやパーマなどの外的要因により、頭皮が見えるリスクを高めるケースもあります。
ヘアカラーやパーマに用いられる薬剤には、頭皮や髪の毛にとって刺激が強い成分が配合されているためです。
そのため、ヘアカラーやパーマなどの施術は、2ヶ月以上の間隔を設けて実施するのがおすすめです。
高校生でも頭皮の見え方が気になることはある?
頭皮の見え方が気になるのは、壮年期や中年期以降の男女だけではありません。
高校生でも生活習慣の乱れにより、薄毛を発症する可能性があります。
小中学生の頃は規則正しい生活をしていた方も、高校生になると夜更かししたり、偏った栄養バランスの食事が増えたりするケースがあります。
また、高校生であってもAGAやびまん性脱毛症を発症する可能性があるため注意が必要です。
日本皮膚科学会が策定する男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインには、AGAについて思春期以降に発症し、徐々に進行する脱毛症と定義しています。
また、びまん性脱毛症は遺伝的要因ではなく、生活習慣や誤ったヘアケア、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな要因で発症リスクが増加すると分かっています。
頭皮が見えることが気になる時の対処法は?
頭皮が見えることが気になる際には、男女ともに専門家に相談するのがおすすめです。
特にAGAに起因している際には、適切な処置を怠ると薄毛が徐々に進行するため注意が必要です。
ここでは、男女別に頭皮が見えるのが気になる際の対処法を紹介します。
男性の場合
頭皮が見えることが気になる男性は、AGA治療専門のクリニックを受診するのがおすすめです。
AGAは主に遺伝的要因で発症するため、生活習慣の見直しや正しいヘアケアで改善するのは困難です。
クリニックでは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンの働きを抑制するために、プロペシアやザガーロといった治療薬を処方しています。
また、発毛を促進するためにミノキシジルを処方したり、ある程度進行した薄毛に対しては自毛植毛を行ったりする例もあります。
女性の場合
頭皮が見えることが気になる女性は、専門のクリニックでFAGA(女性男性型脱毛症)やFPHL(女性型脱毛症)の治療を受けるのがおすすめです。
女性の薄毛には生活習慣やヘアケアのやり方、ホルモンバランスの変化、ストレス、ダイエットにともない栄養不足、血行不良などさまざまな要因が複雑に絡み合っています。
そのため、まずは専門のクリニックを受診し、原因を特定する必要があるのです。
クリニックでは女性用の治療薬を用いたり、サプリメントを処方したりして抜け毛や薄毛の改善を図ります。
早期に治療効果を実感したい女性に対しては、髪の毛の成長因子(グロースファクター)を頭皮下に注入するメソセラピーを行うケースもあります。
AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
頭皮が見える方の多くに、髪の毛全体のボリュームダウンが見られます。髪の毛全体のボリュームが減少する原因は人によりさまざまなため、まずは専門のクリニックを受診して原因を特定するのが重要なポイントです。
駅前AGAクリニックでは男性の薄毛だけでなく、女性の薄毛や円形脱毛症などを専門的に治療しています。カウンセリングは無料で受けられるため、頭皮や髪の毛に関するお悩みがある方は、カウンセラーまでお気軽にご相談ください。