パントガールの効果は?びまん性脱毛症への作用・副作用などを徹底解説

 

パントガールは、ドイツのフランクフルトに本社を置く「メルツ・ファーマ(Merz Pharma)」が開発した女性向けの薄毛治療薬です。

有効成分にパントテン酸カルシウムやビタミンB1、Lーシスチンなどを配合しており、頭皮の健康状態を改善したり、髪の毛のボリュームが増えやすくなったりする効果が期待できます。

国内では現在のところ未承認薬の扱いですが、薄毛治療専門のクリニックではパントガールを用いて症状の改善を図るケースもあります。

本記事ではパントガールの基礎知識や服用により期待できる効果、適応症状、使用上の注意点などについて解説します。

薄毛や抜け毛にお悩みの女性の方は参考にしてください。

— 目次 —

パントガールとは

パントガールは世界で初めて開発された、女性専用の薄毛治療薬です。

製造販売元のメルツ・ファーマ(Merz Pharma)は、1908年に創立されたドイツ国内でも老舗の製薬会社で、美容皮膚科や神経科学領域に特化した製品を多く開発・製造しています。

パントガールには、主に以下の成分が配合されています。

  • パントテン酸カルシウム
  • ビタミンB1
  • L-シスチン
  • ケラチン
  • 薬用酵母など

内服薬の扱いですが配合されている成分はサプリメントに近いため、副作用のリスクは低いとされています。

パントガールの効果

パントガールの服用により期待できる主な効果は、以下のとおりです。

  • びまん性脱毛症の改善
  • 髪質の改善
  • 髪の毛や頭皮の健康の維持
  • 髪の毛・爪・皮膚の生成をサポート

それぞれについて解説します。

びまん性脱毛症の改善

パントガールの服用により期待できる効果の1つが、女性に見られるびまん性脱毛症の改善です。

びまん性脱毛症は女性ホルモンのバランスが大きく変化する年代に多く見られ、正確な発症率はわからないものの多くの女性を悩ませています。

この脱毛症は複数の要因が複雑に絡み合った結果として発症するため、自然治癒は難しいとされています。

次項でびまん性脱毛症についてさらに詳しく解説するので、抜け毛や薄毛が心配な女性の方は参考にしてください。

びまん性脱毛症とは

びまん性脱毛症は更年期以降の女性に多く見られる薄毛の一種で、ホルモンバランスの変化にさまざまな要因が加わって発症する傾向にあります。

ホルモンバランス以外のびまん性脱毛症の要因としては、以下の例が挙げられます。

  • 加齢
  • ストレス
  • 血行不良
  • 過度のダイエット
  • 誤ったヘアケア
  • 頻繁なパーマやヘアカラー
  • 冷えなど

男性に見られる代表的な薄毛であるAGAのように局所がはげあがる例は少なく、発症すると髪の毛全体のボリュームが減少し、頭皮が透けて見えはじめる点が特徴です。

髪質の改善

パントガールの服用により期待できる効果としては、髪質の改善も挙げられます。

パントガールの主要成分であるパンテノールが含まれた洗い流さないトリートメントを使用したところ、髪質が改善しました。

参考:NIH_薄毛治療のための新しい美容アプローチ

このため、パントガールの服用により髪質が改善し髪の毛が太くなることで、髪全体のボリュームアップ効果が期待できるとされています。

髪の毛や頭皮の健康の維持

パントガールの成分の1つであるビタミンB1には、頭皮へエネルギーを供給するはたらきがあるため、髪の毛や頭皮の健康状態を維持する際に効果的です。

1日に必要なビタミンB1は、成人女性でおよそ0.8mgとされますが、パントガールには1カプセルに60mgのビタミンB1が配合されています。

パントガール1錠で十分な量が補給できるうえ、ビタミンB1は水溶性で不要分は体外へ排出されるため、過剰摂取によるリスクを心配する必要はほとんどありません

髪の毛・爪・皮膚の生成をサポート

パントガールには、髪の毛・爪・皮膚の生成をサポートする効果も期待できます。

これは、パントガールの成分の1つであるケラチンは、髪の毛や爪、皮膚を作る際に必要な成分であるためです。

食事から取り入れたタンパク質はいったんアミノ酸レベルに分解され、亜鉛などのはたらきでケラチンに再合成されます。

パントガールの有効成分の1つである薬用酵母には亜鉛が多く含まれているため、髪の毛・爪・皮膚の生成する際に役立つのです。

パントガールの使用方法と効果の実感について

次に、パントガールの使用方法、および効果を実感するまでの期間について解説します。

また、パントガールの効果がないと感じる場合の対処方法も紹介します。

パントガールの使用方法

パントガールは1日3回、各1カプセルを服用するのが基本です。

服用の際は、水もしくはぬるま湯を用いましょう。

医薬品の有効成分は、水に溶けて効果を発揮するように製造されているためです。

このため、熱すぎるお湯で服用すると、有効成分の作用が減弱する可能性があります。

なお、規定量以上に服用しても効果は高くならず、かえって思わぬ健康被害のリスクが増加するため注意が必要です。

効果を実感するまでの期間

パントガールの効果があらわれるまでの期間は個人により異なりますが、一般的には6ヵ月程度の服用が求められます。

このため、パントガールに限らず、発毛剤には胃薬や風邪薬のような即効性は期待できません。

服用を継続することで、次第に髪質や頭皮の状態、体質が変化します

効果がないと感じた場合の対処方法

パントガールの効果がないと感じた場合は、服用方法が正しいか見直してみましょう。

また、先述のとおりパントガールに即効性は期待できないため、最低でも3ヵ月は服用を継続するのがポイントです。

6ヵ月以上服用しても効果が実感できない方は、薄毛治療専門のクリニックで相談するのがおすすめです。

見た目では変化が実感できなくても、マイクロスコープで検査すれば毛髪量の増加が確認できるケースがあります。

パントガールの副作用と使用上の注意点

パントガールは医療用医薬品に分類されるため、副作用のリスクや併用注意などを知っておく必要があります。

ここでは、パントガールについて以下の3点を解説します。

  • パントガールの副作用
  • パントガールを使用する際の注意点
  • パントガールを服用できない人

パントガールの副作用

パントガールは未承認薬に分類されるものの、サプリメントに近い製品であるため、重大な副作用のリスクはほとんどないとされています。

ただし、体質や体調によっては、まれに頭痛やめまい、胃痛、下痢、動悸(どうき)、胸やけなどを起こす可能性があります。

現在のところパントガールは国内未承認薬であるため、服用にともない上記の副作用が発現する頻度は不明です。

製造販売元であるメルツ・ファーマの公式サイトではパントガールについて、臨床試験において良好な忍容性が証明されている旨が記載されています。

参考:Pantogar公式サイト

副作用が起きた時の対処方法

パントガールの服用にともない何らかの異常が見られる際は、いったん服用を中断してかかりつけ医や専門医の診察を受けましょう。

基本的にパントガールの服用で重大な副作用を起こす可能性は低く、その他の原因で不調を起こしている可能性も疑われます。

パントガールを使用する際の注意点

何らかの病気を治療中の方や、服用中の医薬品がある方は、パントガールの使用に際して注意が必要です。

パントガールとの併用がよくないとされている主な医薬品は、以下のとおりです。

  • マフェニド
  • スルファドキシン
  • スルファメトキサゾール
  • サラゾスルファピリジン
  • スルフイソキサゾールなど

上記のスルホンアミド系の医薬品には、パントテン酸カルシウムの吸収を阻害する作用があります。

パントテン酸カルシウムはパントガールの主成分であるため、吸収が阻害されると期待した効果が得られなくなります。

また、妊婦や妊娠の可能性がある女性、および授乳中の女性は、パントガールを服用する前にかかりつけ医に相談することが大切です。

パントガールを服用できない人

以下に当てはまる方は、自分の判断でパントガールを服用することは避けましょう。

過去にパントガールの服用が原因で過敏症やアレルギー症状を発症した経験がある人
未成年

過去にパントガール(FAGA・女性用)を服用して過敏症を発症した経験がある人は、自分の判断での服用をおすすめできません。

また、パントガールの適応症状は成人女性に見られるびまん性脱毛症であり、未成年に関する安全性および有効性は確認されていません。

よくある質問

パントガールに関して、以下3つの質問が多く寄せられています。

  • パントガールの服用をやめたらどうなる?
  • パントガールは通販で購入できる?
  • パントガールは乳がん患者でも使用できる?

それぞれの質問にお答えします。

パントガールの服用をやめたらどうなる?

パントガールの服用をやめたからといって、すぐに目に見える変化があらわれる可能性は低いと考えられます。

サプリメントに近いパントガールは、長期の服用により徐々に髪質や体質を変えていく点が特徴です。

このため、服用をやめてもすぐに髪質や体質が元に戻る訳ではありません。

ただし、長期的に見るとパントガールの服用を中断したことにより、抜け毛や薄毛が悪化する可能性は高くなると言えるでしょう。

パントガールは通販で購入できる?

パントガールは、個人輸入代行サイトを利用すると通販で購入することができます。

また、海外のサイトから直接購入する方法もあります。

ただし、海外製の医薬品を自分の判断で服用し、重大な副作用が起こったとしても、国による医薬品副作用被害救済制度が適用されない可能性が高いため、注意が必要です。

また、パントガールはサプリメントに近く、副作用のリスクが低い医薬品ですが、通販で購入すると偽造薬剤や粗悪品に当たる可能性があります。

なお、自宅にパントガールを送付してほしい方は、薄毛治療専門のクリニックのオンライン診療を利用する方法があります。

パントガールはオオサカ堂で購入できる?

パントガールは、オオサカ堂で購入することが可能です。

しかし、オオサカ堂は代表的な個人輸入代行サイトの1つで、パントガールを取り扱っていますが、日本の薬機法における正規品とは異なる可能性があるため注意が必要です。

パントガールは乳がん患者でも使用できる?

パントガールは女性ホルモンに作用しないとされていますが、個人の判断で使用することは避けましょう。

乳がんの治療薬との併用が不可能である場合もあるため、担当医にあらかじめ確認しましょう。

パントガールとミノキシジルの違い

ミノキシジル外用薬は、女性の薄毛治療に用いられる代表的な医薬品です。

パントガールとミノキシジルの主な違いは、以下のとおりです。

パントガール ミノキシジル外用薬
分類 未承認薬 第一類医薬品
厚生労働省による承認 未承認 承認
有効成分 パントテン酸カルシウムなど ミノキシジル
期待できる効果 髪質や体質の改善 抜け毛の予防・発毛促進
医師による処方 必要 不要

ミノキシジルには発毛シグナルを促進したり、毛母細胞の死滅を抑制したりする作用があります。

日本皮膚科学会ではミノキシジルに関して、薄毛治療に用いるよう推奨しています。

参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

パントガールで初期脱毛はほとんど起きない

ミノキシジルには発毛促進作用があり、脱毛症の発症で弱くなった髪の毛を押しのけ新しい髪の毛が生えてくる初期脱毛を起こす可能性があります。

パントガールにはミノキシジルほどの発毛効果がないため、基本的に初期脱毛が起きる可能性はないと考えられます。

AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ

AGAやFAGAに関するご相談なら、駅前AGAクリニックまでご相談ください。

駅前AGAクリニックでは女性の薄毛を専門的に治療しており、パントガールも取り扱っています。

パントガールは通販でも購入できますが、安全性を考えると医師の診察および処方を受けるのがおすすめです。

パントガールで十分な効果が得られない場合は、厚生労働省認可のミノキシジル外用薬を利用する方法もあります。

治療法に関するご質問や費用に関するご相談など、無料カウンセリングまでお気軽にお問い合わせください。

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