頭皮が硬いと薄毛につながる?硬くなった頭皮を柔らかくする方法

硬い頭皮

普段あまり頭皮の硬さを意識することはないかもしれませんが、美容院などで頭皮をマッサージしてもらったときに「頭皮が少し硬いようですね」と言われるようなケースがあります。

では、なぜ頭皮が硬くなってしまうのでしょうか。

また、頭皮が硬いとどのような問題があるのでしょう。

今回の記事では、頭皮が硬くなる原因やそれにともなうリスク、頭皮を柔らかくする方法などを紹介したいと思います。

— 目次 —

頭皮が硬いのはなぜ?

それでは最初に、頭皮が硬くなる原因についてみていきたいと思います。

意外にも、毎日のヘアケアによって、頭皮を硬くしてしまっている可能性もあります。

頭皮の乾燥

頭皮が硬くなる原因としては、頭皮の乾燥があげられます。

冬になって空気が乾燥してくると、肘やかかとがカサカサになって硬くなるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

頭皮も皮膚である以上、乾燥によって硬くなることは避けられません。

また、空気の乾燥以外にも、自分の肌質に合っていないシャンプーを使うことで、頭皮を硬くしてしまうケースもあります。

特に合成界面活性剤入りのシャンプーを使っていると、頭皮を乾燥から守る働きを持つ皮脂まで洗い流してしまうため、頭皮が硬くなるリスクを高めます。

血行不良

血行不良も頭皮を硬くする原因の1つと考えられています。

血行が悪くなる要因としては、冷えや運動不足、長時間の同一姿勢、タバコ、アルコールの過剰摂取などがあげられます。

ストレス

「ストレスは万病のもと」と言われますが、頭皮を硬くする一因ともなっています。

例えばストレスが昂じてうつ病を発症している方の場合、頭皮が普通では考えられないくらい硬くなるそうです。

うつ病とまではいかなくても、日ごろからストレスにさらされていると、自律神経のバランスが乱れ、頭皮を硬くしてしまうリスクが増します。

筋緊張

うつ病や自律神経失調症の方をみてみると、側頭部(こめかみのあたり)が硬くなっているケースをよく見かけます。

側頭部には側頭筋という筋肉があるのですが、ストレスによって歯を食いしばるなどして側頭筋が硬くなることで、その表面にある頭皮も硬くなってしまうのです。

頭皮が硬いことによるトラブルの可能性

頭皮が硬くなる原因はたくさんありますが、実際に頭皮が硬くなってしまうと、どのようなトラブルの可能性があるのでしょうか。

抜け毛や薄毛のリスク

頭皮が硬くなってしまった場合、抜け毛や薄毛のリスクが高くなります。

その原因として、頭皮への血行不良があげられます。

血液は全身に酸素と栄養を運んでいますが、血液の量が不足すると、局所に栄養状態の低下をもたらすこととなります。

髪の毛も血液から栄養を受け取って成長しているため、血行が悪くなることで栄養状態が低下し、十分に育たなくなってしまうのです。

頭痛のリスク

頭皮が硬い場合、頭痛のリスクも増します。

というのも、頭皮が硬い人の多くに、頸部や頭の筋緊張が見られるからです。

頭痛の原因の多くは病院で検査をしても不明とされますが、そのような一次性頭痛の多くが、首や肩の筋緊張によってもたらされるということです。

一次性頭痛としてよく知られているものの1つが片頭痛ですが、実際には筋肉の緊張が原因となって起こる緊張型頭痛が一次性頭痛の大半を占めています。

自律神経系の不調が起こるリスク

先ほど、うつ病を発症している方の頭皮はガチガチに硬くなると述べましたが、その原因として、自律神経のバランスが乱れることによる、自己治癒力や回復力の低下があげられます。

本来、一時的に血行が悪くなって頭皮が硬くなったとしても、自律神経の働きによって、しばらくすると回復します。

ところが、自律神経のバランスが乱れていると、回復に時間を要することになります。

その間に引き続きストレスにさらされていると、回復が追い付かなくなり、頭皮が硬いままになるのです。

また、自律神経のバランスに乱れが生じると、さまざまな自律神経系の不調が見られるようになります。

顔がたるむリスク

首や肩の筋肉は、筋膜を介して頭部の筋肉とつながっています。

そのため、首こりや肩こりがあると、頭皮が引っ張られて硬くなります。

頭皮が硬くなると、いわゆる表情筋をうまく使うことができなくなり、顔にむくみを生じたり、たるみが出たりするリスクを増します。

POINT

頭皮を硬いままにしていると、抜け毛や薄毛のリスクが高くなるだけでなく、自律神経系の不調が起こる可能性もある。

硬い頭皮を柔らかくする方法

頭皮が硬いままだとさまざまなトラブルの元となります。

そこで、頭皮を柔らかくする方法について紹介したいと思います。

頭皮マッサージをおこなう

頭皮を柔らかくするもっとも簡単な方法としては、頭皮マッサージがあげられます。

指の腹で頭皮を動かすようなイメージで、優しくマッサージしましょう。

お風呂に入って温まったときにおこなうと、さらに効率的です。

また、頭頂部だけでなく、こめかみのあたりも指先で円を描くようにして、血行を促進しましょう。

育毛サロンを利用する

自分ではなかなかうまく頭皮マッサージができないという方は、育毛サロンを利用するという手もあります。

育毛サロンでは頭皮に優しい専用のシャンプーを用いて頭皮や髪の毛をキレイにし、マッサージをおこなったうえで頭皮の保湿もおこなってくれます。

マッサージ自体にもリラクゼーション効果が期待できます。

ただし、ある程度、薄毛が進行してしまっている場合、利用は慎重に検討する必要があります。

適度に身体を動かす

適度に身体を動かすのも、頭皮を柔らかくするのにおすすめです。

身体を動かすことで全身の血流が良くなり、頭皮へと送られる血液の量が増し、頭皮環境を改善することが期待できます。

ストレスを発散する

頭皮を柔らかくするためには、ストレスを発散することも重要です。

ストレス状態が続くと血行が悪くなり、頭皮の栄養状態の悪化につながります。

たまには好きなことに没頭して時間を忘れたり、気の置けない友人とおしゃべりを楽しんだりすると良いでしょう。

頭皮が硬いことによる抜け毛が心配なら専門のクリニックへ!

頭皮が硬いだけでなく、実際に抜け毛の量が増えていたり、頭皮が透けて見えていたりするなら、薄毛治療専門のクリニックを受診するのがおすすめです。

特に男性の場合、抜け毛がAGA(男性型脱毛症)によるものである可能性があります。

AGAには進行型という厄介な特徴があるため、発症した場合、速やかに対策を講じる必要があるのです。

まとめ

頭皮が硬いと抜け毛や薄毛のリスクを高めるだけでなく、自律神経系の不調が起こるなど、さまざまなトラブルの元となります。

普段、自分の頭皮の硬さを確認する機会はあまりないかもしれませんが、将来の薄毛のリスクを回避するためにも、日ごとから頭皮の硬さに注目してみましょう。

自分では分からないという場合、当院のような専門のクリニックにご相談いただければ幸いです。

無料カウンセリングもおこなっていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

監修者
長谷川 誠
2011年 千葉大学医学部を卒業
2011年 千葉県立病院群にて初期臨床研修
2013年 千葉大学医学部附属病院麻酔・疼痛・緩和医療科に入局
2015年 麻酔科標榜医取得
2017年 開院した駅前AGAクリニック大阪梅田院に非常勤医師として勤務 AGA、FAGA、円形脱毛症等、多数の患者様の発毛治療にあたる
2020年 AGA診療指導責任者に就任、東京北千住院の院長に就任
2021年 駅前AGAクリニック三重四日市院 院長
麻酔科標榜医、麻酔科専門医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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