AGAの主な症状とは?初期症状や症状を感じた際の対策もご紹介

AGAの症状

男性に見られる代表的な脱毛症であるAGAですが、気が付いたら進行していたというケースも少なくありません。

進行型の脱毛症であるAGAは、早期に発見して予防することが何より重要です。

では、AGAを発症する際、何らかの症状が現れることはあるのでしょうか。

また、AGAの症状はどのようにして進行していくのでしょう。

今回の記事では、AGAの症状や進行の仕方、AGAの症状がある際の対策について解説したいと思います。

— 目次 —

AGAの主な症状

薄毛には様々な種類がありますが、特にAGAを発症した場合、どのような症状が見られるのでしょうか。

頭頂部の薄毛が目立つ

AGAを発症した場合、頭頂部の薄毛が目立つ場合があります。いわゆる「O字ハゲ」と言われるタイプの薄毛で、AGAの特徴的な症状の1つです。

薄毛の元となるジヒドロテストステロン(DHT)を産生する際に、重要な働きをする5α-リダクターゼと呼ばれる酵素が頭頂部に多く分布しているため、AGAを発症すると、頭頂部が薄くなると考えられています。

頭頂部は自分で確認することが難しいため、気が付いたら薄毛になっていたというケースも少なくありません。ただ、いきなり頭頂部がはげ上がってしまうようなことは少なく、徐々に地肌が目立つようになるようになります。

額が後退する

AGAに特徴的な症状のもう1つが、額の生え際が後退するということです。額の両側から後退していく、いわゆる「M字ハゲ」と呼ばれるタイプの薄毛で、日本人に多く見られるとされています。

前頭部にも、薄毛の原因となる5α-リダクターゼが多く分布しているため、このような抜け毛の仕方をすると考えられています。

POINT
  • AGAを発症すると頭頂部の薄毛が目立つようになる。
  • 額の生え際が後退することもAGAの特徴である。
  • 5α-リダクターゼが多く分布する場所に薄毛が目立つ。

AGAに初期症状はある?

日本皮膚科学会が策定する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」によると、AGAは思春期以降の男性に見られる、進行型の脱毛症と定義されています。では、AGAに初期症状はあるのでしょうか。

髪の毛が細くなる

AGAの初期症状として、髪の毛が細くなることが挙げられます。AGAの原因は様々ですが、頭皮へと送られる血液の量が減少すると、髪の毛が健康に育つための栄養が不足し、徐々に髪の毛が細くなると考えられます。

1本1本の髪の毛の状態を確認することはかなり難しいですが、髪の毛全体のボリュームが減少しているような場合、AGAを発症している可能性があります。

抜け毛が多くなる

抜け毛が多くなることも、AGAの初期症状として挙げられます。人間の髪の毛は毎日50本から100本抜け落ちるとされていますが、季節によっては200本程度抜けることもあります。

ですが、排水溝に詰まっている髪の毛の量があまりにも多かったり、ドライヤー後の床に散らばっている髪の毛の量があまりにも多かったりした場合、AGAを発症している可能性があります。

髪の毛が軟毛になる

髪の毛が軟毛化することも、AGAの初期症状として挙げられます。もともとの髪の毛よりも明らかに軟らかくなってきたと感じた場合、AGAが進行している可能性があるのかもしれません。

髪の毛の軟毛化は急に起こるのではなく、何年もかけて徐々に進行していきます。このため、気付くのが遅れるケースも珍しくないでしょう。

また、もともと髪の毛が細くて柔らかい方であっても、AGAになることはあります。これらの初期症状に着目し、早くAGAに対処することが重要です。

髪の毛のセットがしづらくなる

以前と比べて髪の毛のセットがしづらくなっているような場合、もしかしたらAGAによる薄毛が進行しているのかもしれません。

AGAを発症した場合、前述のように髪の毛が細くなったり、髪の毛が軟毛化したりします。

このため、髪の毛のボリュームを十分に出せなくなってしまい、特にワックスやオイルなどを使った髪の毛のセットが困難となる場合もあります。

POINT
  • AGAを発症すると徐々に髪の毛が細くなったり、柔らかくなったりする。
  • AGAの初期症状としては、抜け毛の量が増えることも挙げられる。
  • AGAの初期症状を知り、早めに対処することが重要である。

AGAの症状はなぜ起こる?

AGAを発症した場合、頭頂部や前頭部の抜け毛が増え、いわゆるO字ハゲやM字ハゲのリスクが増すということです。

では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

ヘアサイクルの周期が短くなる

AGAによる症状が起こる原因としては、ヘアサイクルの周期が短くなることがあげられます。

ヘアサイクルとは髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの期間のことで、一般的には2年から6年で髪の毛が生えかわるとされています。

ヘアサイクルは、髪の毛の成長期→退行期→休止期→成長期と推移しますが、髪の毛1本1本につき異なるヘアサイクルと持つため、一斉に髪の毛が抜け落ちるようなことはありません。

先程、AGAを直訳すると「男性ホルモンに由来する」脱毛症と説明しましたが、男性ホルモンの中でもジヒドロテストステロン(DHT)がAGAの発症に深くかかわっています。

ジヒドロテストステロンは、一般的によく知られている男性ホルモンであるテストステロンが強力になったもので、アンドロゲンレセプターと呼ばれる男性ホルモン受容器と結合し、有害なサイトカインである「TGF-β」を産生します。

TGF-βは「退行期誘発因子」とも呼ばれており、髪の毛の成長期を短縮させ、退行期を早くむかえさせます。

その結果、髪の毛が成長しきらないうちに抜け落ちてしまうため、その毛穴から次の髪の毛が生えてくるまでにタイムラグを生じることとなります。

そのような毛穴がどんどん増えることで、AGAの症状が進行することとなるのです。

ストレスによって髪の毛の成長が阻害される

ストレスは万病の元と言われますが、その理由として、ストレスによって自律神経のバランスを乱されることがあげられます。

自律神経は私たちが特に意識しなくても働いてくれる神経のことで、髪の毛の成長も自律神経の働きによります。

自律神経の働きが乱れると、血液の循環が悪くなり、頭皮へ送られる栄養が不足します。

その結果、髪の毛の成長が阻害され、AGAが進行することとなるのです。

誤ったヘアケアで頭皮環境が悪化する

誤ったヘアケアによる頭皮環境の悪化もAGAの要因となります。

特に、髪の毛や頭皮にとって有害な成分を含む市販のシャンプーで洗髪していると、頭皮にとって必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまうため、頭皮環境の悪化を招きやすくなります。

また、男性の場合、髪の毛を洗った後の自然乾燥させるケースもあると思いますが、髪の毛や頭皮の濡れている時間が長いと、切れ毛や雑菌繁殖のリスクが増します。

POINT

AGAの症状は主にヘアサイクルの乱れによって起こるが、ストレスや誤ったヘアケアが原因となって頭皮環境を悪化させ、髪の毛の成長を阻害するケースもある。

AGAの症状を感じた時の対策

AGAは進行型の脱毛症であるため、症状を感じた場合、速やかに対処することが重要です。

では、どのような方法で対処すればよいのでしょうか。

抜け毛が増えないように予防する

AGAは思春期以降の発症する脱毛症であるため、10代の後半や20代の前半で発症するケースもあります。

もし家族に薄毛の人がいる場合、AGAを発症する前から予防することも重要です。

まだそれほど薄毛が目立っていないのであれば、将来の薄毛を予防するためにも、育毛剤やサプリメントなどの利用をおすすめします。

生活習慣を見直す

AGAの多くは遺伝によってもたらされますが、生活習慣によって薄毛のリスクを高めるケースも珍しくありません。このため、AGAの発症が疑われるような場合、生活習慣を見直すことが重要です。

睡眠時間を確保する

私たちの体内では、睡眠中に成長ホルモンの分泌が盛んになり、細胞分裂が活発に起こります。これにより、疲労を回復させたり、損傷部位を修復したりします。

髪の毛も毛母細胞の分裂によって成長するため、睡眠不足に陥ると、髪の毛の成長に悪影響を及ぼすことになります。このため、十分な睡眠時間を確保し、薄毛のリスクファクター(危険因子)を減らすことを心がけましょう。

ストレスの対処をする

過度なストレスによって薄毛のリスクを増すケースもあるため、ストレスの対処も必要になるでしょう。ストレス状態が昂じると、交感神経が優位に傾きます。

交感神経が優位になると、血管が収縮し血行を阻害します。これにより、頭皮へと送られる血液の量が減少し、髪の毛の成長に悪影響を与えるのです。このため、日ごろから適度にストレスを発散し、適切な対処が大切です。

栄養を正しく摂取する

私たちの髪の毛も食べたものからできているため、栄養不足に陥ると、髪の毛の成長に悪影響を及ぼします。

髪の毛はたんぱく質の一種であるケラチンからできているため、良質のたんぱく質を摂取することが重要です。また、血行を促進したり、頭皮環境を改善したりする目的で、ビタミンやミネラルを摂取することも有効でしょう。

AGA専門のクリニックで治療を受ける

自分ではAGAを予防できないという場合、AGA専門のクリニックで治療を受けるのがおすすめです。

病院にいろいろな診療科があるように、AGA治療専門のクリニックは、AGAに特化した治療を行っています。

皮膚科や形成外科では投薬治療が主な治療法となりますが、AGA治療専門のクリニックではそれ以外にも、発毛効果の高いメソセラピーや、自毛植毛もおこなっています。

まとめ

AGAは思春期以降に見られる進行型の脱毛症であることから、発症が疑われる場合、速やかに対処することが重要です。

また、将来の薄毛リスクを低下させるためにも、若いころから予防することが大事です。

当院では現状維持目的の治療であれば、初月に限り1,800円から受けて頂くことが可能です。

試しに治療を受けてみたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

また、薄毛全般に関する疑問や質問にも無料カウンセリングでお答えしております。

いつまでも自分の髪を維持できるよう、早めの対処をおすすめします。

監修者
大藪 顕
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長
多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
資格:日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、日本レーザー医学会認定医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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