AGAが進行する速度は早い?進行を遅らせるために必要なことをご紹介
AGAは男性に見られる特徴的な薄毛であり、発症が疑われる場合で、何も対策を講じないでいると、確実に進行することが分かっています。では、AGAが進行する速度は早いのでしょうか。
本記事では、AGAの進行速度や進行パターンについて詳しくご紹介します。
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AGAの進行速度は早い?
AGAは男性に見られる代表的な脱毛症で、男性型脱毛症とも呼ばれています。まずは、AGAの進行速度が早いのかどうかについて解説します。
AGAは急激に進行する場合もある?
基本的にAGAが急激に進行することはありません。
脱毛症の一種である円形脱毛症の場合、あるタイミングでまとまった量の髪が抜け落ちることもありますが、AGAの場合はこのような抜け毛の仕方は見られません。
AGAは徐々に進行する
AGAの特徴は、薄毛が徐々に進行することです。日本皮膚科学会によると、AGAは思春期以降に見られ、徐々に進行する脱毛症と定義されています。
参考:『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン』
ただし、薄毛自体は緩やかに進行するのですが、他の脱毛症とは異なり、治療を行わないと薄毛が確実に進行する特徴があります。
このため、AGAの発症が疑われる場合、速やかに対処することが必要です。
- AGAに伴う薄毛が急激に進行することはない。
- AGAの特徴は、薄毛が徐々に進行することである。
- AGAは進行型の脱毛症であるため、対策を講じないと薄毛が確実に進行する。
AGAには進行パターンがある
AGAには、いくつかの進行パターンがあります。細かく分けると、1型から7型に分類されるのですが、ここでは代表的な3つのパターンをご紹介します。
M字型のパターン
M字型のパターンは、額の生え際が両サイドから後退していくことが特徴です。前から見た時にアルファベットの「M」のように見えることから、M字ハゲと呼ばれることもあります。
髪の毛を下ろしていると気が付きにくいことも多く、知らないうちに薄毛が進行しているケースも珍しくありません。
U字型のパターン
U字型のパターンは、M字型のパターンがより顕著に表れたものです。上から見ると、アルファベットの「U」のように見えることから、U字ハゲと呼ばれることがあります。
薄毛の進行が確認しやすく、ここで紹介している3つのパターンの中では、最も自覚しやすいパターンとも言えるでしょう。
O字型のパターン
O字型のパターンは、つむじの周辺から薄毛が徐々に広がっていくという特徴があります。上や後ろから見た時に、薄毛の範囲がアルファベットの「O」のように見えるため、O字ハゲと呼ばれる場合があります。
つむじの周辺は普段あまり目にすることがないため、薄毛の進行を自覚することが、難しい場合もあるでしょう。
AGAの代表的な3パターンをご紹介しましたが、AGAが進行すると、いずれは後頭部と側頭部にだけ髪の毛が残ります。
どのパターンが比較的安全ということはなく、どこから薄毛が始まるかの問題でしかないため、いずれも早期の治療が大切です。
- M字型のパターンは、額の両サイドの生え際が後退するという特徴がある。
- U字型のパターンは、最も自覚しやすいパターンである。
- O字型のパターンは、つむじの周辺から薄毛が広がっていくため、早期に自覚することが難しい。
AGAを進行させてしまう要因
AGAは主に遺伝的要因によって発症するケースが多いですが、その他の要因が絡み合うことによって、さらに発症リスクを高めます。
では、どのような要因によって、AGAの進行リスクが高まるのでしょうか。
喫煙
AGAにとって、喫煙は大敵です。タバコに含まれるニコチンには、毛細血管を収縮させる働きがあります。
髪の毛の根元には毛包があり、毛母細胞や毛乳頭が存在しています。頭皮の毛細血管から栄養を受け取った毛乳頭は、毛母細胞へと栄養を受け渡します。
これにより、毛母細胞の分裂が起こり、髪の毛が成長します。しかし、喫煙によって毛細血管が収縮すると、毛乳頭が毛細血管から栄養を受け取れなくなり、結果として髪の毛の成長を阻害するのです。
過度の飲酒
過度の飲酒によって体内の水分が奪われると、血液がドロドロになり、血行不良を招いてしまいます。
また、アルコールを代謝するのに身体のエネルギーが使われるため、髪の毛を成長させるためのエネルギーが不足することにも繋がるでしょう。
食生活の乱れ
髪の毛は食べたものから作られているため、食生活の乱れがAGAの進行を促す可能性もあります。
極端なダイエットによる栄養不足や暴飲暴食に伴う内臓の疲労、偏食による栄養不足はAGAの進行リスクを高める可能性が高いため、注意が必要です。
睡眠不足
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、細胞分裂を活発にします。髪の毛は、毛母細胞が分裂することで成長するため、睡眠不足に陥ると髪の毛の健全な成長が阻害されます。
このため、睡眠不足によってAGAを進行させてしまう可能性があるのです。
過剰なストレス
AGAを進行させてしまう要因としては、過剰なストレスも挙げられます。体内では交感神経と副交感神経がバランスをとることが必要ですが、過剰なストレスによって2つのバランスが崩れ、髪の毛の成長に悪影響を及ぼすことになります。
- 喫煙や飲酒によって血行が悪くなると、髪の毛の成長に悪影響を及ぼす。
- 食生活や睡眠不足もAGAが進行するリスクを高める。
- 過剰なストレスによる自律神経の乱れは、髪の毛の成長を阻害する。
AGAの進行を止めるためには?
AGAは進行型の脱毛症であるため、進行を完全に食い止めることは困難です。しかし、次のような方法によって、AGAの進行を遅らせることが期待できます。
セルフケアを行う
AGAの進行を遅らせるためには、セルフケアを行うことが大切です。セルフケアでAGAの進行を完全に止めることはできませんが、頭皮や髪の毛を良い状態にするために、積極的に行いましょう。
頭皮のマッサージ
入浴時などに頭皮のマッサージを行うことで、頭皮へと送られる血液の循環を促進し、頭皮環境を改善することが期待できます。
ただし、指先や爪でひっかくようにマッサージしてしまうと、かえって髪の毛や頭皮を傷つけてしまいます。指の腹を使って皮膚を大きく動かすように、優しくマッサージしましょう。
生活習慣の改善
AGAの主要な原因は遺伝ですが、その他にも、先述した様々な要因が加わることによって、AGAの進行を早めてしまいます。このため、AGAの進行を遅らせるために、生活習慣を改善することが大切です。
お酒は適度な量にとどめ、可能であれば禁煙に取り組みましょう。また、栄養バランスの良い食事や良質な睡眠をとるなど、普段の生活から意識するようにしましょう。
専門のクリニックで治療をする
AGAの進行を食い止めるためには、抜け毛の元となる原因物質を産生させないことが重要です。これをするためには、専門のクリニックで治療することが重要です。
AGAによる抜け毛は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが、体内の酵素の一種である5α-リダクターゼによって作られることで起こります。
AGA治療専門のクリニックでは、プロペシアやザガーロといった治療薬によって、5α-リダクターゼの働きを阻害し、抜け毛の原因を根本から取り除いていきます。
5α-リダクターゼの働きを100%シャットアウトできるわけではありませんが、5α-リダクターゼの働きを阻害することで、AGAの進行を大きく遅らせて、年齢相応の毛髪量を取り戻すことが期待できます。
- 頭皮環境を良好に保つためには頭皮マッサージをすると良い。
- AGAの進行を遅らせるために、生活習慣の改善が重要である。
- 根本からAGAを改善するためには、専門のクリニックでの治療が必要である。
AGAの進行を止めるための治療について
AGAは進行型の脱毛症であるため、発症が疑われる場合、早期に治療することが大切です。
駅前AGAクリニックでは、600パターンの治療法をご用意しており、1人1人に合ったAGAの改善法をご提案しています。
また、投薬治療だけでなく髪の毛の成長因子(グロースファクター)を皮下に注入するメソセラピーも行っており、高い発毛効果をご実感頂いています。
投薬治療やメソセラピーでは回復が困難なほど、薄毛の範囲が広がってしまった場合は、自毛植毛という選択肢もご用意しています。
当院では無料カウンセリングも行っておりますので、治療に関する疑問や費用に関することなど、お気軽にご相談ください。