フケの種類別の治し方を徹底解説!中学生や高校生はフケが出やすい?

フケ 治し方

フケは誰にでも見られる生理現象の1つですが、あまりにもたくさんのフケが出ている場合、頭皮がトラブルを起こしている可能性があります。

また、フケが毛穴に入り込んで炎症を起こした場合、脱毛症に繋がることもあります。

今回の記事では、フケが増えやすい年代やフケの種類別の対処法について解説します。

— 目次 —

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フケが増えるとどうなる?

フケが増えると、見た目が良くないだけでなく、何らかの脱毛症を引き起こすこともあるため要注意です。

頭皮のかゆみや炎症を起こす

フケがあまりにもたくさん出ている場合、「フケ症」を発症している可能性があります。フケ症は、炎症性の皮膚疾患である脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)の前段階とも考えられています。

フケ症を発症すると、頭皮に炎症を起こし、皮膚にかゆみや赤みが見られるようになります。フケ症は慢性化する傾向があるため、フケがたくさん出始めたら注意が必要です。

脱毛症を発症する可能性がある

フケがたくさん出ている場合、頭皮環境に乱れが生じている可能性があります。このような状態が続いた場合、次のような脱毛症を発症するリスクが高くなります。

ひこう性脱毛症

ひこう性脱毛症は男性だけでなく、女性にも多く見られる脱毛症の一種です。本来であれば、剥がれ落ちるべきフケが毛穴に詰まり、皮脂やほこりなどと混じり合い、炎症を起こします。

炎症を起こした毛穴では、髪の毛の成長が阻害されるため、髪の毛が十分に育たないうちに抜け落ちます。このような毛穴が増えることで、徐々に薄毛の範囲が広がっていきます。

脂漏性脱毛症

フケ症が進行して脂漏性皮膚炎に至った場合、抜け毛の増加に繋がることがあります。この場合、脂漏性脱毛症と呼ばれることもあります。

脂漏性皮膚炎に伴う抜け毛は、男性に特徴的な薄毛であるAGAとも深く関わっていると考えられています。

一般的に、ひこう性脱毛症を引き起こすフケがカサカサとして小さい粒であるのに対し、脂漏性脱毛症引き起こすフケは、ベタベタとして粒が大きい傾向にあります。

POINT
  • フケが増えると頭皮のかゆみや炎症を起こすリスクが高まる。
  • フケが毛穴に詰まるとひこう性脱毛症を発症する可能性がある。
  • ベタベタしたフケが増えると脂漏性脱毛症を発症することがある。

中学生や高校生はフケが出やすい?

フケは、誰にでも見られる生理現象ですが、特に、中学生や高校生はフケが出やすい傾向にあります。では、なぜ中学生や高校生にはフケが多く見られるのでしょうか。

皮脂が分泌しやすい

中学生や高校生にフケが見られやすい理由の1つが、皮脂の分泌量が多いことです。思春期を迎えるとニキビの量が増えるのも、皮脂の分泌量が増加するためです。

中学生や高校生になると、見た目が気になる方も多いです。このため、髪のベタベタを解消しようと、洗浄力の強いシャンプーで洗髪したりすることも増えることもあるでしょう。

ところが、必要以上に頭を洗うことで、頭皮の乾燥を招いてしまうのです。これにより、カサカサとしたフケが増えてしまうのです。

睡眠が不足している

中学生や高校生の中には、夜遅くまで起きてゲームをしたり、スマホを見たりする方もいるのではないでしょうか。

これにより、睡眠不足状態に陥ると、自律神経のバランスが乱れる可能性が高まります。

ストレスを感じている

中学生や高校生になると、部活動の上下関係など、人間関係に悩む機会が増えたり、受験や就職などの進路の選択をしたりする時期にもなります。

これらの事で、ストレスを感じやすくなり、徐々に自律神経のバランスが乱れる可能性があります。

自律神経のバランスが乱れると、新陳代謝に異常をきたす結果となり、フケの量が増えるリスクも高まります。

部活等で頭皮が蒸れる

中学生や高校生になると部活動が本格化し、汗をかく機会が増えます。このため、帽子を被る機会のある部活など、頭皮が蒸れやすくなることもあります。

頭皮が蒸れると、常在菌の一種であるマラセチアが繁殖し、頭皮環境を悪化させ、場合によってはフケ症や脂漏性皮膚炎を発症することもあります。

このような頭皮環境が続くことにより、ターンオーバーに異常をきたし、結果としてフケの量が増えることに繋がります。

POINT
  • 中学生や高校生になると皮脂の分泌量増大に伴い、フケが出やすくなる。
  • 睡眠不足やストレスによって自律神経のバランスが乱れるとフケの増加に繋がる。
  • 洗浄力の強いシャンプーによって頭皮環境が乱れるとフケが増える可能性が高くなる。

フケの種類別の治し方

フケは生理現象の一種であるため、完全になくすことは現実的ではありません。しかし、適切な対策を講じることで、大量のフケが出ることを抑止することは期待できます。

乾性フケを治すために有効なこと

乾性フケは、乾燥によって起こるフケの事です。白くて粒が小さいという特徴を持ち、紺や黒の服を着ていると、襟足や肩口にフケが目立ちやすくなります。乾性フケを治すためには、次のようなことに取り組みましょう。

シャンプーをしすぎない

フケが出ると頭皮が不潔なのかと勘違いし、シャンプーの回数を増やすこともあるでしょう。

実は、市販のシャンプーには頭皮に良くない成分が含まれているものもあり、洗いすぎると、頭皮の乾燥に繋がります。皮脂は、べたつく原因と考えがちですが、頭皮を守ってくれる存在でもあります。

必要以上に皮脂を洗い流すと、かえってフケの量を増す可能性があることを理解しておきましょう。また、ぬるま湯で頭皮を洗浄するだけで、ある程度の汚れは落ちることも知っておきましょう。

頭皮の保湿ケアを行う

洗顔後に顔の保湿ケアを行うことはあっても、頭皮の保湿ケアをしている方は少ないのではないでしょうか。

頭皮も顔から繋がる皮膚であるため、髪の毛を洗って乾かした後に、専用の保湿液を用いてうるおいを与えることが、乾性フケを予防することに繋がります。

紫外線対策をする

紫外線には物質を破壊する強い力があります。このような紫外線を頭皮に浴びることで、頭皮環境の悪化を招き、結果として乾性フケが増えるリスクが高まります。

外出する際には日傘や帽子を利用し、有害な紫外線から頭皮を守るようにしましょう。ただし、帽子のかぶり過ぎは頭皮の蒸れに繋がるため、適度に着脱することも必要です。

脂性フケを治すために有効なこと

脂性フケは、ベタベタとしたフケのことです。フケと皮脂が混じり合うことで、黄色味を帯びているのが特徴です。また、乾性フケに比べると、粒が大きい特徴もあります。

脂質を多く含む食品を避ける

頭皮の皮脂分泌量が増えると、脂性フケが出る可能性が高くなります。このため、脂質を多く含む食品を避けるようにしましょう。

特に脂身の多いお肉や揚げ物、ジャンクフード、スナック菓子などを好んで食べていると、皮脂の分泌量が増大しやすくなるため、避けるようにしましょう。

頭皮の汗や皮脂を正しく洗う

脂性フケを予防するためには、頭皮の汗や皮脂を正しく洗い流すことが重要です。ぬるま湯でしっかりとすすぐことで、皮脂の汚れを落とすことができます。

シャンプーを使用する際も、洗い残しがないように、正しくすすぐようにしましょう。

POINT
  • 乾性フケを防ぐためには頭皮の乾燥を防ぐことが重要である。
  • 脂質の多い食品を過剰摂取すると脂性フケのリスクが高まる。
  • シャンプーをした後に正しく洗い流すことが大切である。

フケを改善する上で大切なこと

大量にフケが出ることを予防したり、フケ症を改善したりする際に、大切なことを知っておきましょう。

フケの原因を明確にする

大量にフケが出ることを改善するためには、なぜフケがたくさん出るのか、その原因を明確にすることが重要です。

フケには大きく分けて乾性フケと脂性フケの2種類があり、同じ対処法で改善できることもあれば、全く異なる対処法が求められることもあります。

まずは自分のフケが、どのタイプのフケなのかを把握し、次にその原因を明確にすることが重要です。

大量に発生した場合は専門の医師に診てもらう

フケが大量に発生した場合だけでなく、かゆみが強い場合や、炎症が起きている場合、フケ症や脂漏性皮膚炎を発症している可能性もあります。

また、抜け毛を伴う場合、何らかの脱毛症を発症している疑いもあります。この場合は、なるべく早めに専門の医師に診てもらいましょう。

また、特に抜け毛を伴う場合は、薄毛治療を専門としているクリニックを受診しましょう。

POINT
  • フケを予防するためにはまず原因を明確にする。
  • フケが発生しただけでなく、かゆみなどの症状がある場合は、フケ症や脂漏性皮膚炎を発症している可能性がある。
  • フケだけでなく、抜け毛を伴う場合は薄毛治療専門のクリニックを受診すると良い。

フケや頭皮のトラブルにお困りなら

あまりにもたくさんのフケが見られる場合、頭皮環境が乱れている可能性もあります。頭皮環境が乱れる原因は、それぞれの人によって異なるため、まずは原因を明確にすることが求められます。

しかし、自分で原因を明確にすることは難しく、最適な対処法を見つけることも難しいです。
駅前AGAクリニックでは、頭皮のトラブルや抜け毛に関するお悩みのご相談を伺っております。

フケや抜け毛を放置すると、薄毛の進行に繋がることも珍しくありません。まずは、無料カウンセリングで、お気軽にお問い合わせください。

監修者
長谷川 誠
2011年 千葉大学医学部を卒業
2011年 千葉県立病院群にて初期臨床研修
2013年 千葉大学医学部附属病院麻酔・疼痛・緩和医療科に入局
2015年 麻酔科標榜医取得
2017年 開院した駅前AGAクリニック大阪梅田院に非常勤医師として勤務 AGA、FAGA、円形脱毛症等、多数の患者様の発毛治療にあたる
2020年 AGA診療指導責任者に就任、東京北千住院の院長に就任
2021年 駅前AGAクリニック三重四日市院 院長
麻酔科標榜医、麻酔科専門医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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