頭皮の皮脂を抑えるためには?黄色い塊が見られる場合は要注意?
頭皮は、身体の中でも皮脂の分泌量が多い箇所です。
しかし、あまりにも皮脂の分泌量が多くなると、皮脂が毛穴に詰まり、薄毛に繋がる可能性もあります。
この記事では、頭皮の皮脂の分泌量が増えてしまう原因や、頭皮の皮脂を抑えるために有効な方法をご紹介します。
— 目次 —
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頭皮の皮脂が詰まる原因
頭皮の皮脂の量が増えると、毛穴に皮脂が詰まり、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
頭皮の皮脂が詰まる原因としては、以下が挙げられます。
シャンプーの流し残し
シャンプーの流し残しは、頭皮の皮脂が詰まる原因になります。
シャンプーを適切に流すことができていないと、頭皮の皮脂が落とせず、頭皮の毛穴が詰まる可能性があります。
また、流し残したシャンプーが、皮脂やホコリなどと混じり合い、角栓となって毛穴を塞ぐこともあるでしょう。
脂質の多い食事
脂質の多い食事を積極的に摂取していると、脂質の過剰な摂取によって、頭皮の皮脂の分泌量を増やすことになります。
皮脂の量が増えると、汚れやホコリと混じり合い、毛穴を塞ぐリスクが高まります。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも、皮脂の分泌量を増やしてしまう可能性が高まります。
何らかの原因で男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンの産生量が増えた場合、皮脂の分泌量を増加させます。
過剰なストレス
ホルモンバランスが乱れる原因として、過剰なストレスが挙げられます。
ストレスによって、自律神経のバランスが崩れ、ホルモンバランスが乱れることになります。
このため、普段からストレスを適切に対処することが大切です。
睡眠不足
睡眠不足は、皮脂の分泌量を増やすリスクを高めます。
自律神経の内、交感神経が優位になると、皮脂の分泌量が増えます。
通常は夜になると、副交感神経が優位に傾きますが、睡眠不足によって交感神経優位の状態が長く続くことで、皮脂の分泌量が増えてしまうのです。
- シャンプーの流し残しによって皮脂が毛穴に詰まるリスクが高まる。
- ストレスやホルモンバランスの乱れが皮脂の分泌量を増やすこともある。
- 睡眠不足による自律神経の乱れは、皮脂の分泌量を増大させる。
頭皮の皮脂が詰まると起こる症状
皮脂の分泌量が増えると、毛穴が詰まるリスクが高くなります。
では、皮脂が毛穴に詰まった場合、どのようなトラブルが起きる可能性があるのでしょうか。
抜け毛が増える
頭皮の皮脂が毛穴に詰まった場合、抜け毛が増える可能性があります。
ただし、皮脂が毛穴に詰まったからといって、抜け毛の量が必ず増えるわけではありません。
しかし、毛穴が詰まることで、髪の毛が正常に育つことができなくなる可能性はあります。
ベタベタとしたフケが増える
頭皮も皮膚の一部であるため、新陳代謝によって、日々生まれ変わっています。
皮膚は角層と顆粒層、有棘層、基底層から成っており、基底層では角層の元となる物質が生み出されています。
それが皮膚の表面へと押し出されることで、数層から十数層から成る角層を構成しています。
角層はいずれ垢となって剥がれ落ちますが、この頭皮の垢が、フケです。
フケはターンオーバーによって、みられるため、通常であれば特に心配する必要はありません。
ところが、皮脂の過剰な分泌によってターンオーバーの周期が乱れると、本来であれば剥がれ落ちるべき角層が、表皮に残ってしまいます。
これにより、分厚くなった角層と皮脂が混じり合うことによって、ベタベタとしたフケの量を増やすリスクが高くなります。
臭いを発する
頭皮には無数の常在菌が棲んでおり、それぞれがバランスを取って頭皮を外部の侵入者から守っています。
ところが、皮脂の分泌量が異常に増えてしまった場合、皮脂を餌とする細菌が繁殖することで、独特の臭いを発します。
脂漏性皮膚炎を発症する
頭皮の皮脂が過剰に分泌された場合、い脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)を発症するリスクが高くなります。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌量が多い箇所であれば、どこにでも起こり得ます。
頭皮は、身体の中でも皮脂の分泌量が多い箇所であるため、脂漏性皮膚炎を起こしやすいのです。
- 皮脂の分泌量が増えると、抜け毛に繋がることがある。
- 細菌の繁殖によってベタベタとしたフケや独特の臭いを発することがある。
- 皮脂をエサとして増殖する細菌によって脂漏性皮膚炎を起こすことがある。
頭皮の皮脂が多い人の特徴
頭皮の皮脂の分泌量が多いと、頭皮のトラブルが起きたり、薄毛を招いたりする可能性があります。
ただ、自分の皮脂の量が多いのかどうか、分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで、頭皮の皮脂が多い方の特徴をご紹介します。
頭皮に黄色っぽい塊がある
頭皮をふと掻いた時に、爪に黄色っぽい塊が引っかかるような場合、皮脂の分泌量が多くなっており、角栓を形成している可能性があります。
角栓とは、角質と皮脂が混じり合って固まったものです。
本来であれば、角層はターンオーバーによって定期的に剥がれ落ちます。
ところが、何らかの原因によってターンオーバーの周期が乱されると、本来であれば剥がれ落ちるべき角層が表皮にとどまり、皮脂と混じり合って角栓を形成するリスクが高くなります。
頭皮に見られる角栓は通常、髪の毛で隠れているため、見た目では気づくことが難しいかもしれません。
このため、頭を掻いたときに黄色っぽい塊が取れるような場合、皮脂の分泌量が多くなっている可能性があるため、注意が必要です。
頭皮の色が正常ではない
頭皮の色が正常ではない場合、皮脂の分泌量が増えている可能性があります。
通常、頭皮の色は、青白く見えることが一般的です。
ところが、頭皮の色が黄色くなっていたり、茶色くなっていたりする場合、皮脂が毛穴に詰まって酸化している可能性があります。
頭皮がベタついている
頭皮にベタつきがみられることも、皮脂の分泌量が増えている1つのサインです。
仮に見た目では分からなくても、髪の毛がべたついてペタンと寝てしまったり、触った時にベタついていたりする場合、皮脂の分泌量が増大していると考えられます。
- 頭皮に黄色っぽい塊がある場合、皮脂の分泌量が増大している可能性がある。
- 頭皮の色が正常ではない場合、皮脂の分泌量が増えている可能性がある。
- 皮脂の分泌量が増えている場合、頭皮や髪の毛にベタつきが起こる。
頭皮の皮脂を抑えるために効果的な方法
頭皮の皮脂が過剰に分泌されると、髪の毛や頭皮に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
そこで、頭皮の皮脂を抑えるために効果的な方法をご紹介します。
正しくシャンプーを行う
頭皮の皮脂を抑えるためには、正しくシャンプーを行うことが大切です。
シャンプーをする際のお湯の温度は、熱すぎず冷たすぎず、38度程度のぬるま湯にしましょう。
冷たすぎると、皮脂を落とすことができないだけでなく、熱すぎると必要以上に皮脂を洗い流してしまいます。
また、頭皮を洗う際は、指の腹を使って優しくマッサージするようにし、指先や爪などで強く擦りすぎないように注意しましょう。
最後に、シャンプーをお湯でしっかりと洗い流すことも大切です。
生活習慣を改善する
生活習慣を改善することも、皮脂の分泌量を抑える上で大切です。
脂質を多く摂取する食生活を見直すなど、バランス良く食事を摂りましょう。
また、睡眠不足やストレスも皮脂の分泌量を増す原因となるため、睡眠時間を十分に確保し、普段からストレスを溜めないように心がけることも必要です。
専門のクリニックで診てもらう
頭皮の皮脂を抑えるためには、専門のクリニックで診てもらうことも有効です。
頭皮の皮脂が過剰に分泌している場合、頭皮のトラブルを引き起こす可能性が高いです。
頭皮のトラブルが続くと、抜け毛や薄毛のリスクも高くなるため、まずは専門のクリニックで診てもらうことが重要です。
受診するクリニックは、皮膚科でも問題ありませんが、抜け毛の量が増えているような場合は、薄毛治療専門のクリニックで相談しましょう。
- 正しくシャンプーを行うことで、頭皮の皮脂を抑えることが期待できる。
- 頭皮の皮脂を抑えるためには、生活習慣を見直すことも求められる。
- 皮脂の増大に伴って抜け毛が見られる場合、薄毛治療専門のクリニックで診てもらう。
頭皮のトラブルに関してお悩みの方は
皮脂は頭皮を守るために必要な存在ですが、あまりにも過剰に分泌された場合、角栓を形成し、毛穴を塞ぐ可能性があります。
これにより、頭皮に炎症を起こすと、脂漏性皮膚炎を発症したり、抜け毛のリスクを高めたりする可能性もあります。
皮脂の量が増えたからといって、直ちに薄毛を発症するわけではありませんが、頭皮環境が乱れた状態が続くと、将来的に薄毛になるリスクが高まるでしょう。
駅前AGAクリニックでは、薄毛や抜け毛の原因を突き止め、原因に合わせた最適な治療を行うことが可能です。
また、無料カウンセリングも行っていますので、治療に関する疑問や費用に関する不安等ありましたら、お気軽にご相談ください。