切れ毛の原因と予防・対策|抜け毛との関係性も解説
髪の毛が切れることにお悩みではありませんでしょうか。切れ毛が増えると髪の毛がボサボサになってまとまりにくくなります。また、切れ毛は自然に回復することがあまり期待できません。
さらに、切れ毛になるような頭皮環境を放置した場合、薄毛になってしまう危険性もあります。今回の記事では、切れ毛の原因や予防・対策方法、および抜け毛との関係性について解説しています。
切れ毛や枝毛に悩まれている方や、髪の毛に起こるトラブルの原因および対処法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
— 目次 —
切れ毛の原因
切れ毛はその名の通り、髪の毛が途中で切れてしまう現象を意味します。
ですが、一口に切れ毛といっても原因は実に様々です。そこで、始めに切れ毛が起こる主な原因についてご紹介します。
外的ダメージによる切れ毛
切れ毛が起こる分かりやすい原因として、外的ダメージが挙げられます。切れ毛を引き起こす外的ダメージとしては、主に次のような例が挙げられています。
ダメージ①:過度な洗髪やブラッシング
切れ毛を引き起こす外的ダメージの1つが、過度な洗髪やブラッシングによる頭髪への機械的刺激です。
肌にとって摩擦が大敵であるのと同様に、髪の毛にとっても摩擦が大きなダメージとなります。
特に髪の毛が絡まっているときに無理なブラッシングをしたり、髪の毛が濡れているときにブラッシングをしたりすると、髪の毛へのダメージによって切れ毛が起こりやすくなります。
ダメージ②:カラーリングやパーマ
カラーリングやパーマも、髪の毛に対する外的ダメージとなります。カラーリングやパーマを行う場合、専用の薬剤を用いることが一般的です。
薬剤によって髪の毛を構成しているアミノ酸の配列に干渉し、髪の毛に色を付けたり、髪の毛にカールを掛けたりする訳です。
その際に、髪の毛を保護するキューティクルが破壊され、切れ毛を起こしやすくなるのです。カラーリングやパーマの頻度が高ければ高いほど、切れ毛を起こすリスクも高くなります。
ダメージ③:紫外線
紫外線も髪の毛に対する外的なダメージの1つです。紫外線には物質を破壊する強い力があります。ベランダで長く使っている洗濯ばさみが、ある日突然のように砕けるのも、紫外線によるダメージが蓄積した結果です。
髪の毛に紫外線が当たり続けると、髪の毛を保護しているキューティクルが剥がれやすくなり、髪の毛内部の水分が消失しやすくなります。その結果、切れ毛を起こしやすくなるのです。
また、日焼けした肌がカサカサになるように、髪の毛も紫外線を浴びることによって日焼けしてカサカサになります。その結果、切れ毛を起こしやすくなります。
円形脱毛症による切れ毛
円形脱毛症も、切れ毛を引き起こす原因の1つだと考えられています。円形脱毛症は、何らかの原因によって、自分の免疫系が毛包を攻撃することで起こる病気の一種です。
毛包が攻撃されることで健康な髪の毛の成長が阻害され、結果として切れ毛や抜け毛のリスクを高めることとなります。
円形脱毛症の程度にもよりますが、毛穴自体が残っていれば適切な治療によって薄毛の改善が期待できます。そのため、早めに専門医に相談することが重要です。
- 切れ毛はその名の通り、髪の毛が途中で切れてしまう現象
- 髪への摩擦、カラーやパーマ、紫外線といった外部からのダメージが切れ毛を引き起こす可能性がある
- 円形脱毛症も、切れ毛を引き起こす可能性がある
切れ毛予防と発生後の対策
切れ毛が起こった場合、できるだけ早めに対処することが重要です。切れ毛があると髪の毛がまとまりにくくなるだけでなく、髪の毛内部の水分が消失し、髪の毛のツヤもなくなってしまいます。そこで、切れ毛が見られる場合の対策法をご紹介します。
切れ毛をカットして綺麗にする
切れ毛が発生してしまった場合、基本的に毛先をカットするのが一般的です。髪の毛は死亡細胞によって構成されているため、皮膚のように再生することがありません。
切れ毛をそのままにしておくと枝毛になり、さらに髪の毛がボサボサになる可能性もあります。自分でカットするのが難しい方は、美容院でヘアカットをしてもらうと良いでしょう。
ヘアケアの改善
切れ毛を予防するためには、ヘアケアのやり方を改善することも重要です。シャンプーをする前は優しくブラッシングし、洗髪中に髪の毛が絡まないようにしておきましょう。
洗髪後はタオルでしっかりと水分を吸収し、ドライヤーで優しく乾かしましょう。髪の毛が濡れたままで寝ることは厳禁です。
カラーやパーマの頻度を検討
ヘアカラーやパーマは髪の毛のキューティクルを損耗します。そのため、ヘアカラーやパーマの頻度を検討することも、切れ毛の予防に繋がります。
特に縮毛矯正やハイトーンカラーは髪の毛へのダメージが大きいので、間隔を空けることが重要です。
紫外線対策
髪の毛は紫外線にもっともさらされやすい箇所の1つなので、外出するときにはしっかりと紫外線対策を行いましょう。
日傘や帽子をかぶるといった方法はもちろんのこと、髪の毛専用のUVカットスプレーを塗布してから出かけるのも良いでしょう。
皮膚科や専門医を受診
切れ毛にともなって抜け毛や頭皮の痒みなどが見られる場合、皮膚科や専門医を受診することも重要です。特に円形脱毛症に伴う切れ毛の場合、早めに対処しないと重症化する恐れもあります。
- 切れ毛の予防法・対策は以下の5つ
- 美容院で切れ毛をカットしてもらう
- 洗髪方法や洗髪後の対応などを見直し、ヘアケアを改善する
- 髪への負担が大きいカラーやパーマの頻度を減らす
- UVカットスプレー等を利用して、紫外線対策をする
- 皮膚科や専門医に相談しにいく
切れ毛と抜け毛の関係
切れ毛の量が増えると、抜け毛が心配になるといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、切れ毛と抜け毛の関係や薄毛の前兆である可能性などについてご紹介します。
切れ毛と抜け毛は直接的な関係はない
結論から申し上げますと、切れ毛の量が増えたからと言って、抜け毛の量が増える訳ではありません。まずは切れ毛と抜け毛の定義について知っておきましょう。
切れ毛とは
切れ毛はその名の通り、髪の毛が途中で切れてしまう現象、および切れてしまった髪の毛のことを意味します。
ヘアサイクルの終焉によって抜け落ちた髪の毛とは異なり、髪の毛に根元部分がありません。
健康な状態での抜け毛は、根元がマッチ棒のように膨らんでいます。その膨らみを毛球と呼びますが、切れ毛には毛球が存在しません。
抜け毛とは
抜け毛は髪の毛が根元から抜け落ちる現象、および抜け落ちた髪の毛のことを意味します。
健康な方であっても1日当たり50本から100本程度の抜け毛が起こるのは正常の範囲内です。
先述のように、ヘアサイクルの終焉によって抜け落ちた抜け毛には毛球が存在しています。
もし髪の毛が真っすぐな棒のようである場合、毛髪環境に異常を生じている可能性があります。
切れ毛は薄毛の前兆であるケースもある
切れ毛と薄毛には直接的な関係はありません。ですが、切れ毛がしばしばみられるような状態を継続すると、薄毛に繋がるケースもあります。
切れ毛が多くみられる方の中には、髪の毛が細くなっている方も少なくありません。髪の毛が細くなっているということは、頭皮への栄養が足りていないと考えられます。
そのような状態が長く続いた場合、やがて髪の毛の成長に悪影響を及ぼし、結果として薄毛になるリスクを高める可能性があるのです。
- 切れ毛と抜け毛は直接関係ない
- 切れ毛は頭皮への栄養が足りていないことがあるので、薄毛の前兆となりうる
AGA治療に関するご相談なら
切れ毛の箇所が増えると、髪の毛にまとまりが無くなるだけでなく、髪の毛内部の水分が失われ、髪の毛のツヤも無くなってしまいます。
切れ毛は髪の毛に対する外的ダメージによって起こるのが一般的ですが、中には頭皮環境の悪化やヘアサイクルの乱れによって切れ毛を生じているケースもあります。
そのような状態が長く続いた場合、薄毛に繋がる可能性もあるため注意が必要です。また、髪の毛を引っ張ると簡単に抜けるような場合、円形脱毛症を発症している恐れもあります。
たかが切れ毛と放置せず、なるべく早めに専門家へ相談することが重要です。切れ毛に伴って抜け毛も増えている場合は駅前AGAクリニックまでご相談下さい。
駅前AGAクリニックでは、男性の薄毛だけでなく女性の薄毛や円形脱毛症の治療も行っています。カウンセリングは無料ですので、まずはお気軽にご連絡下さい。