紫外線と薄毛には関係がある?日焼けが頭皮に与える影響を解説!


紫外線を浴びると薄毛になりやすくなるのでしょうか。

本記事では、紫外線が頭皮に与える影響や紫外線による薄毛のリスクから守る方法をご紹介していきます。

— 目次 —

紫外線を浴びると薄毛になりやすい?

髪の毛が薄くなってくると、何が原因か気になるものです。
では紫外線は薄毛の原因となるのでしょうか

紫外線とは

紫外線(UV:Ultra Violet)は太陽によってもたらされる光線の一種です。

太陽からは紫外線のほかに、赤外線や可視光線といった光線ももたらされています。

紫外線は、可視光線よりも波長が短いため、目で見て確認することはできません。

そして、紫外線は波長の長さによって、UV-A、UV-B、UV-Cの3タイプに分けられています。

そのうち、UV-Cはオゾン層と酸素分子によって吸収されるため、地表へと届くことはありません。

UV-Bも大半はオゾン層で吸収されるため、太陽光の内UV-Bの占める割合はほんの0.1%から0.2%でしかありません。

ただ、近年問題となっているオゾン層の破壊により、紫外線が人体に与える悪影響を増しつつあります。

UV-AとUV-Bの内、人体にとってより有害とされるのはUV-Bの方です。

UV-Bには物質を破壊する力があります。たとえば、ベランダに長期間置いてある洗濯ばさみがボロボロになってしまうのは、UV-Bの破壊力によるものです。

紫外線を浴びると薄毛になりやすいのか

紫外線を浴びると日焼けすることはよく知られている話です。

実は、日焼けにはサンバーンとサンタンの2タイプがあることをご存知でしょうか。

サンバーンは紫外線を浴びて割と短時間の内に現れる日焼けで、皮膚が赤くなるのが特徴です。

サンタンはサンバーンがみられなくなってから現れる日焼けで、皮膚に色素沈着を起こすのが特徴です。

日焼けの内、サンバーンは表皮細胞やDNAを損傷することにもつながります。

そのようなダメージが蓄積することによって、頭皮環境の悪化や薄毛のリスクを高める結果となります。

POINT
  • 紫外線は目に見えない太陽からの光線
  • 紫外線の内、UV-Bには物質を破壊する力がある
  • 紫外線を浴び続けることで頭皮や髪の毛がダメージを受け、薄毛のリスクを増す

紫外線が薄毛に与える影響

紫外線の中でもUV-Bには、物質を破壊する力があるということでした。では、薄毛に関してはどのような影響があるのでしょうか。

髪の毛のキューティクルにダメージを与える

髪の毛を拡大してみると、表面がうろこ状になっていることが分かります。そのうろこ状の組織をキューティクルと呼んでおり、髪の毛の内部組織を守る働きを担っています。

紫外線によって髪の毛のキューティクルにダメージを追ってしまうと、髪の毛を構成する内部の組織にも悪影響が及び、抜け毛や薄毛のリスクを高める可能性があります。

頭皮にダメージを与える

UV-Bには、頭皮の表皮細胞にダメージを与えることが分かっています。特に日焼けをして真っ赤になる方の場合、頭皮にダメージを受けるリスクが高くなります。

頭皮がダメージを受けると、髪の毛が生える土壌が損なわれ、髪の毛が十分に成長しなかったり、成長を終える前に抜け落ちたりするリスクが増します。

薄毛の原因は人によって実にさまざまですが、薄毛に悩まされている方の多くに、頭皮環境の悪化がみられます。その原因の1つとして、紫外線があげられるというわけです。

髪の毛が細くなり弾力・コシがなくなる

先ほど髪の毛の表面はキューティクルでおおわれていると説明しましたが、キューティクルの内側にはコルテックスと呼ばれる組織があります。

コルテックスは髪の毛1本1本の85%から90%を占めています。つまり、コルテックスの太さが、髪の毛の太さを左右するといっても過言ではありません。

紫外線によってキューティクルがダメージを受けると、髪の毛の太さを決定づけるコルテックスにも悪影響を及ぼします。その結果、髪の毛が細くなり、弾力やコシがなくなることで、薄毛になるリスクを高めてしまうのです。

枝毛・切れ毛の増加

紫外線を浴び続けた輪ゴムが切れやすくなるように、髪の毛も紫外線を多く浴びることでダメージを受け、枝毛になったり切れ毛を引き起こしたりする可能性が高くなります。

POINT
  • 紫外線を浴びることで髪の毛自体がダメージを受け、薄毛のリスクを増す
  • 紫外線によって頭皮がダメージを受けると、髪の毛が健康に育つ土壌が失われる
  • 髪の毛がダメージを受けることで、切れ毛や枝毛のリスクも高くなる

紫外線による薄毛のリスクから守るには?

紫外線は目に見えないため、知らないうちに髪の毛や頭皮にダメージを負っている可能性があります。そのため、日ごとから紫外線を予防することが大事です。

帽子を被る

紫外線から頭皮や髪の毛を守るもっとも簡単な方法が、帽子をかぶるということです。

紫外線は目にも悪影響を及ぼすことが分かっていますが、帽子をかぶることによって、ダメージを20%減らせることが分かっています。

頭皮や髪の毛であれば、帽子で完全におおわれることで、さらに高い予防効果が期待できます。

ただ、帽子のかぶりっぱなしによって、頭皮が蒸れてしまう可能性があります。

頭皮が蒸れると細菌繁殖の温床となってしまうため、定期的に脱いだり、頭皮をタオルで拭いたり、通気性の良い帽子に変えたりといった工夫をしましょう。

日傘をする

日傘をさすことも紫外線予防につながります。最近では女性だけでなく、男性が日傘をさすことも珍しくなくなっています。

地球温暖化により夏場の気温が上昇傾向にありますが、日傘をさすことで体感温度を下げられるというメリットもあります。

髪の毛用の日焼け止めを使用する

日焼け止めというと、顔や腕、身体などに塗るイメージをお持ちの方も多いと思いますが、最近では髪の毛や頭皮にも使えるスプレータイプの日焼け止め商品が出てきています。

また、フェーンブロックやニュートロックスサンといった有効成分を含むサプリメントを服用することで、日焼け効果が得られるという話もあります。

ただ、アメリカ皮膚科学会(AAD)によると、飲む日焼け止めによって皮膚を守るような効果は期待できないということです。

ヘアスタイルを変えてみる

いつも同じところで髪の毛を分けていると、露出した部分が日焼けしてしまい、薄毛につながることも考えられます。たまにはヘアスタイルを変えるなどして、頭皮へのダメージを減らすよう意識しましょう。

POINT
  • 紫外線による薄毛のリスクを下げるためには、帽子や日傘を利用するのがおすすめ
  • 髪の毛や頭皮にも日焼け止めが使えるが、飲む日焼けの効果は立証されていない
  • ヘアスタイルを変えることで紫外線のダメージを他に逸らすことが可能

薄毛の根本的な治療は駅前AGAクリニックへ相談しよう

薄毛が気になりだした場合、駅前AGAクリニックにご相談頂くことをおすすめします。

なぜなら、薄毛の原因は人によって実にさまざまだからです。

紫外線は直接的な薄毛の原因にはならない

男性にみられる薄毛の多くがAGA(男性型脱毛症)によって起こりますが、AGAの直接的な原因は男性ホルモンの変異や遺伝といった体質によるものであり、紫外線が直接的な原因となることはほとんどありません。

そのため、まずはなにが薄毛を引き起こしているのか、その原因を探ることが重要となります。

また、AGAの改善は投薬治療が中心となりますが、薬の効果が期待できるかどうかも調べる必要があります。

薄毛の原因AGAの治療は駅前AGAクリニックへ

AGAには進行型という厄介な特徴があるため、発症が疑われる場合、速やかに治療をおこなうことが重要となります。

とはいうものの、どのような治療をおこない、どれくらいの費用が掛かるのか不安な方もいらっしゃると思います。

そのため、駅前AGAクリニックでは、無料カウンセリングをおこない、皆様の不安やお悩みにお応えしています。

薄毛に関するどんなお悩みでも、お気軽にご相談ください。

POINT
  • 紫外線が薄毛の直接的な原因となることはほとんどない
  • 男性の薄毛の多くがAGAであり、遺伝や男性ホルモンの変異が原因となって起こる
  • AGAは進行型であるため、早期に治療を開始することが重要

まとめ

紫外線は人体にとってさまざまな悪影響をもたらすことが分かっています。

紫外線によって緑内障や皮膚がんの発症リスクが増しますし、頭皮や髪の毛にもダメージを与えることとなります。

そのため、普段から帽子や日傘、日焼け止めなどを利用し、紫外線の害悪から身体を守ることが欠かせません。

薄毛に関しては、紫外線だけが現井出起こることはあまり考えられません。

そのため、薄毛が疑われる場合には、専門のクリニックで原因をはっきりさせることが重要です。

監修者
田坂 洋介
2005年3月 昭和大学医学部卒業
2005年4月 昭和大学医学部付属初期臨床研修センタにて初期臨床研修開始
2007年4月 川崎市立川崎病院 麻酔科後期研修開始
2009年4月 麻酔科標榜医取得
2015年4月 大手毛髪専門クリニックで多数の症例を経験
2017年12月 駅前AGAクリニック大阪梅田院院長
資格:医師免許、麻酔科標榜医、麻酔科学会専門医、麻酔科学会指導医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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