おすすめのミノキシジルはどのタイプ?濃度の違いや他製剤との違いを解説
キシジル外用薬は濃度が高ければ高いほど効果が増すとされていますが、国内で承認されている男性用のミノキシジル外用薬は5%までです。
発毛効果を高めたい場合はAGAクリニックで濃度が高いミノキシジル外用薬を処方してもらったり、他製剤を併用したりする方法があります。本記事ではミノキシジル外用薬の濃度の違いや他製剤との違いについて解説します。
— 目次 —
- ミノキシジルのタイプは大きく分けて2つ
- おすすめのミノキシジルはどのタイプ?濃度は何パーセント?
- ミノキシジルの効果と副作用について
- ミノキシジルと他製剤の違い
- ミノキシジルなら専門クリニックに相談するのがおすすめ
- AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
ミノキシジルのタイプは大きく分けて2つ
ミノキシジルのタイプは大きく外用薬と内服薬の2つに分類されます。1960年代の米国ではミノキシジルが高血圧の治療剤として用いられていました。
その後、ミノキシジルに発毛効果が確認されたため、塗り薬として用いられるようになった経緯があります。日本では医療用医薬品としてのミノキシジルは認可されていませんが、第一類医薬品のミノキシジル外用薬が販売されています。
代表的なミノキシジル外用薬は大正製薬が製造・販売しているリアップシリーズです。ただし、ミノキシジルに関しては国内での特許期間を過ぎたため、現在では各製薬会社から安価なジェネリック医薬品が販売されています。
はじめに、ミノキシジル外用薬と内服薬の特徴について解説します。
外用薬
国内で認可されているミノキシジル製剤は外用タイプのみです。内服タイプのミノキシジルは心臓にかかる負担が大きいため、厚生労働省による認可を受けていません。
一般用医薬品のため薬局やドラッグストアで購入可能ですが、薬剤師による対面での説明や注意を受ける必要があります。一定の要件を満たせば、インターネット通販でも購入可能です。
薬局で取り扱うミノキシジルの濃度は1〜5%です。ミノキシジルは濃度が高ければ高いほど効果が増すと考えられており、AGAクリニックでは高濃度のミノキシジル外用薬を処方するケースも少なくありません。
また、海外ではインターネット通販などで、高濃度のミノキシジル外用薬を取り扱っています。ミノキシジル外用薬にはフォームタイプやローションなどさまざまなタイプがあります。
内服薬
ミノキシジルには内服タイプ(ミノキシジルタブレット:通称ミノタブ)もあります。もともと内服タイプのミノキシジルは1960年代のアメリカで高血圧の治療に用いられていました。
その後、発毛効果が認められたためミノキシジル内服薬をAGAの治療に用いるケースもあります。ただし、ミノキシジル内服薬は心臓にかかる負担が大きいため、自分の判断ではなく専門医の指導下で服用することが大切です。
日本ではミノキシジル内服薬は未承認薬ですが、専門のクリニックでは副作用に注意しながら発毛治療に役立てています。
おすすめのミノキシジルはどのタイプ?濃度は何パーセント?
ミノキシジルは濃度が高ければ高いほど効果が増すため、単純に発毛効果だけを考えるのであれば高濃度の製品がおすすめです。ただし、医薬品の有効成分の濃度が高くなれば、その分だけ副作用のリスクも増すため注意が必要です。
内服薬に比べると比較的副作用のリスクが低いミノキシジル外用薬ですが、使用者のおよそ4%に適用部位の掻痒(そうよう)感が見られます。ミノキシジル外用薬の塗布により重大な副作用を起こすリスクは低いですが、敏感肌の方やアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
どのタイプのミノキシジル外用薬がおすすめかは、髪の毛の量によっても異なります。薄毛がある程度進行している場合、リキッドタイプのミノキシジル外用薬は垂れてくる可能性があるため、ローションタイプやフォームタイプのほうが使いやすいと考えられます。
薬局やドラッグストアでミノキシジル外用薬を購入する際は5%の商品がおすすめです。さらに高い発毛効果を期待する方は、AGAクリニックを受診して専門医の診察・処方を受けると良いでしょう。
男性用製品と女性用製品では濃度に違いがある
ミノキシジル外用薬は男性でも女性でも使用できますが、男性用製品と女性用製品では濃度に違いがあると覚えておきましょう。男性用製品にはミノキシジルが1~5%配合されていますが、国内では安全性の面から女性用製品には1%しか配合されていません。
ミノキシジルの効果と副作用について
ここまでミノキシジルの濃度やタイプについて解説しましたが、実際に使用する前にどのようなメカニズムで髪の毛が生えるのか知っておく必要があります。
ミノキシジルの効果
日本皮膚科学会がAGA(男性型脱毛症)治療に際して「行うよう強く勧める」Aランクの治療法に位置付けているのはミノキシジルのほか、フィナステリド内服薬とデュタステリド内服薬だけです。
フィナステリド内服薬とデュタステリド内服薬は抜け毛を予防する目的で用いられますが、ミノキシジルは発毛を促進する目的で用いられるのが特徴です。
ミノキシジルには髪の毛の成長に必要なVEGF(血管内皮増殖因子)の産生を促進し、毛母細胞の働きを活発化させる作用があります。
血管を拡張して血液の流れを促進する点もミノキシジルの特徴の1つです。血管の拡張にともない髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮に送られると、薄毛を改善する効果が期待できます。
ミノキシジルの副作用
ミノキシジルの主な副作用は適用部位の掻痒感や発疹、赤みなどの皮膚症状です。肌質によってはアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。
ミノキシジル内服薬は心臓に負担をかけるため、動機や息切れ、めまい、むくみなどの副作用が起こる可能性があります。服用にともない血圧が急に下がる可能性があるため、心機能に不安がある方は自分の判断での服用を避けてください。
ミノキシジルと他製剤の違い
男性にみられる代表的な脱毛症のAGAは進行型の特徴があるため、以下の治療薬を用いて進行を遅らせたり、髪の毛の量を増やしたりする必要があります。
- プロペシア(フィナステリド)
- ザガーロ(デュタステリド)
- ミノキシジルとプロペシアもしくはザガーロの併用
それぞれについて詳しく解説します。
プロペシア(フィナステリド)
AGAの治療に用いられる代表的な内服薬の1つが、世界で初めて開発されたプロペシア(フィナステリド錠)です。フィナステリドの作用について解説する前に、AGAの発症メカニズムを紹介します。
- 男性ホルモンの一種であるテストステロンが、活性が高いジヒドロテストステロンへと変化する
- ジヒドロテストステロンがアンドロゲン受容体に結合してTGF-βを生成する
- TGF-βによりヘアサイクルの成長期が短縮され抜け毛が増える
テストステロンが変化する際に、触媒として重要な働きをするのが5αリダクターゼです。プロペシアの有効成分であるフィナステリドは5αリダクターゼのはたらきを阻害し、抜け毛リスクを下げる点が特徴です。
ザガーロ(デュタステリド)
ザガーロは2016年に発売されたAGA治療薬で、有効成分にデュタステリドを配合しています。デュタステリドもフィナステリドと同様に、AGAの原因の1つである5αリダクターゼのはたらきを阻害するのが特徴です。
フィナステリドは主に2型の5αリダクターゼのはたらきを阻害しますが、デュタステリドは1型・2型両方の5αリダクターゼのはたらきを阻害するため、さらに高い効果が期待できます。ただし、フィナステリドおよびデュタステリドの主な目的は、TGF-βの生成を阻害して抜け毛を予防する点にあります。
プロペシアやザガーロがAGA治療において守りの治療薬と呼ばれるのはそのためです。
ミノキシジルはプロペシアやザガーロと併用可能
プロペシアやザガーロは主に5αリダクターゼのはたらきを阻害して抜け毛を予防するのが特徴です。ミノキシジルには髪の毛の成長に必要な因子の生成を促す作用があります。
両剤を併用するとさらに高い薄毛改善効果が期待できます。ただし、同じ作用機序を持つプロペシアとザガーロの併用は禁物です。
ミノキシジルなら専門クリニックに相談するのがおすすめ
ミノキシジルに関してはAGA治療専門のクリニックに相談するのがおすすめです。クリニックの処方薬や高価なイメージがあるかもしれませんが、ジェネリック医薬品を使用しているケースもあり、実際には薬局やドラッグストアで購入するのと大差ありません。
個人輸入では安価なミノキシジル製剤の購入が可能ですが、自分の判断で医薬品を使用して重大な副作用が起こったとしても、国からの救済措置が受けられません。専門クリニックでは、さまざまな治療法からひとり一人に合った治療法を提案してくれます。
安全面からも効率面からも、AGAクリニックで治療を受けるのが発毛への近道といえるでしょう。
AGA治療に関するご相談なら駅前AGAクリニックへ
AGA治療に関するご相談なら、駅前AGAクリニックまでお気軽にご相談ください。駅前AGAクリニックでは男性だけでなく、女性の薄毛や円形脱毛症の治療なども専門的に行っています。
ミノキシジルに関してもひとり一人の健康状態や薄毛の程度を考慮して濃度を変えるなど、オーダーメイドで処方しています。
カウンセリングは無料で受けられるので、ミノキシジルに興味がある方はもちろん、薄毛や抜け毛に関する不安をお持ちの方もお気軽にご相談ください。