円形脱毛症は広がることがある?AGAとの違いとは?
脱毛症という言葉を聞いた時に、多くの方によってイメージされるのが円形脱毛症ではないでしょうか。
円形脱毛症は「10円ハゲ」とも言われますが、実際にはそれ以上の範囲に抜け毛が見られるケースも少なくありません。
では、円形脱毛症は広がることがあるのでしょうか。
今回は円形脱毛症が広がるのかどうかについて検証するとともに、円形脱毛症とAGAの違い、円形脱毛症の治療法などについて解説したいと思います。
— 目次 —
円形脱毛症は広がることがある?
それでは早速ですが、円形脱毛症は広がることがあるのかどうかについて見ていきたいと思います。
今回のメインテーマでもある「円形脱毛症は広がることがあるのか?」に対する答えですが、円形脱毛症による抜け毛は、「徐々に広がるというよりは一気に抜け落ちる」となります。
ある日突然、まとまった量の髪の毛が原因もなく抜け落ちるのが円形脱毛症の特徴です。
そもそも円形脱毛症とは?
円形脱毛症を発症すると、ある日突然大量の髪の毛がまとまって抜け落ちるということですが、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。
円形脱毛症の原因についてや円形脱毛症にはどのような種類があるのかについて確認していきます。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症は、平安時代には鬼舐頭(きしとう)と呼ばれており、鬼に舐められることが原因で発症すると考えられていました。
もちろんそのようなことはあり得ないのですが、それほど昔から見られる円形脱毛症の原因は、現在に至るもハッキリとしたことが分かっていません。
円形脱毛症の原因はよく分かっていないのですが、そのメカニズムから、免疫系に異常が生じ、本来であれば身体を守るはずの白血球によって毛包が攻撃される「自己免疫疾患」の一種だと考えられています。
円形脱毛症とストレスとの関係
円形脱毛症は、かつてはストレスが原因だと考えられていました。
今でも円形脱毛症について、ストレスが原因で起こると考えていらっしゃる方も多いかもしれません。
ただ、ストレスによって円形脱毛症を発症するという科学的データは存在しません。
円形脱毛症にはいろいろなタイプがある
円形脱毛症が広がるのかどうかについて知るためには、円形脱毛症にいくつかのタイプがあることを知っておく必要があります。
円形脱毛症には、大きく分けて4つのタイプがあります。
単発型
単発型の円形脱毛症はもっともよく見られるタイプの円形脱毛症であり、みなさんがイメージするいわゆる「10円ハゲ」は単発型の円形脱毛症を指します。
放っておいても治るケースが多いですが、中には後述の多発型の円形脱毛症へと移行するケースがあります。
多発型
多発型の円形脱毛症は、単発型の円形脱毛症が複数個見られるタイプの円形脱毛症です。
多発型の円形脱毛症は、いったん治っても再発しやすいという特徴があります。
全頭型
全頭型の円形脱毛症はその名の通り、頭全体の髪の毛が抜け落ちるタイプの円形脱毛症です。
多発型の円形脱毛症から移行するケースが多いようです。
汎発型
汎発型の円形脱毛症は、頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛、脇毛、すね毛など、全身の毛が抜けてしまうタイプの円形脱毛症です。
円形脱毛症の中でも、もっとも治癒が困難とされています。
円形脱毛症のその他の特徴
円形脱毛症には、まとまった量の髪の毛が突然抜け落ちる以外に、好発部位(症状が現れやすい場所)が特にないのも特徴です。
頭頂部だけでなく、後頭部や側頭部など、どこにでも抜け毛が見られます。
円形脱毛症の原因は今のところよく分かっておらず、ストレスとの因果関係もない。自己免疫疾患の一種と考えられている。
円形脱毛症とAGAとの違い
男性に見られる代表的な脱毛症であるAGA(エージーエー)ですが、円形脱毛症とAGAにはどのような違いがあるのでしょうか。
AGAとは英語の「Androgenetic Alopecia」の頭文字を取ったもので、日本では「男性型脱毛症」と呼ばれています。
発症対象の違い
円形脱毛症とAGAとでは発症対象が異なります。
円形脱毛症は年齢や性別を問わず誰にでも起こりえますが、AGA(男性型脱毛症)はその名の通り、男性にしか起こりません。
また、AGAには思春期以降の男性に見られるという特徴もあります。
進行の仕方の違い
日本皮膚科学会の定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」によると、AGAは思春期以降に見られ、徐々に進行するとされています。
円形脱毛症の場合、ある時期に髪の毛がまとまって抜け落ちますが、AGAの場合は、徐々に髪の毛が抜け落ち、次第に薄毛が進行していくこととなります。
AGAが思春期以降の男性に見られるのに対し、円形脱毛症は老若男女問わず誰にでも起こりうる。また、AGAは進行型の脱毛症である。
駅前AGAクリニックにおける円形脱毛症治療の特徴
一般的な薄毛治療専門のクリニックでは、AGAや女性の薄毛を専門としているケースが多いのですが、当院ではAGAや女性の薄毛だけでなく、円形脱毛症の治療も専門としています。
そこで、当院における円形脱毛症治療の特徴を紹介したいと思います。
ステロイド製剤の外用をおこなう
円形脱毛症の治療法としてもっともポピュラーなのが、ステロイド製剤を脱毛部位に塗布することです。
塩化カルプロニウムが用いられることもあります。
代表的な治療薬としては、リンデロンやアンテベート、フルメタなどがあげられます。
なお、フロジンという有名な薬剤があります。フロジンはステロイドではありませんが、用いられることもあります。当院ではフロジンよりミノキシジル外用のほうが効果が高いと考えておりミノキシジルの方を推奨しています。
局所免疫療法をおこなう
円形脱毛症は、免疫系の異常によって起こる脱毛症であるため、免疫系の活動を抑制する目的で、局所免疫療法がおこなわれることもあります。
日本皮膚科学会の策定する「円形脱毛症診療ガイドライン」でも、局所免疫療法はもっとも推奨度の高いBランクの治療法となっています。
当院では独自のスキンスタンプを用いて脱毛部位に軽度の炎症を起こし、免疫機構を抑制しています。
ステロイド製剤の内服はおこなわない
円形脱毛症の程度が重い場合、ステロイド製剤の内服が推奨されるケースもあるのですが、当院ではステロイド製剤の内服を一切おこなっておりません。
なぜなら、重症の円形脱毛症を治療する場合、ステロイド製剤の内服が長期間に及ぶからです。
長期にわたってステロイド製剤を内服した場合、高血圧や糖尿病のリスクが高くなりますし、離脱するのにも大変な努力を要します。
実際に、若い女性がステロイド内服を行い、大腿骨骨折・杖歩行という重大な合併症を起こしたことも報告されています。(彼女の円形脱毛症は治ったとのことですが失ったものが大きすぎます)
そのため円形脱毛症に対するステロイド内服は行わないほうがいいでしょう。
複数の治療法を組み合わせる
円形脱毛症の原因はよく分かっていませんが、薄毛の原因は実にさまざまです。
当院は薄毛治療専門のクリニックであり、様々なタイプの薄毛の改善に日夜取り組んでいます。
円形脱毛症に関しても、複数の治療法を組み合わせ、その人にとって最適な治療法を提供しています。
駅前AGAクリニックでは、副作用の危険が高いステロイド製剤の内服はおこなわず、複数の治療法を組み合わせて改善を図っている。
まとめ
円形脱毛症の程度はさまざまで、軽度であれば放っておいても治ることがあります。
ただ、円形脱毛症の厄介なところが、再発する可能性が高いという点です。
今のところハッキリとした原因が分かっておらず、対症療法を施すしかないのが現状ですが、駅前AGAクリニックでは副作用やリバウンドの可能性が高いステロイド製剤の内服はおこなっておりません。
「円形脱毛症の治療をしたいけど、ステロイド製剤には頼りたくない」という方は、一度、駅前AGAクリニックまでお気軽にご相談ください。