薄毛は飲酒によって進行する?薄毛と飲酒の関係性についても解説
薄毛や抜け毛の量が気になる方の中には、お酒を好んで飲まれる方もいらっしゃることと思います。そんな方が気になることの1つが、飲酒が薄毛のきっかけになるのかどうかということではないでしょうか。
今回の記事では、飲酒と薄毛の関係や、薄毛の本当の原因について解説します。
— 目次 —
飲酒は薄毛の原因になる?
それでは早速ですが、飲酒によって薄毛のリスクが増すのかどうかについてみていきたいと思います。
適量の飲酒は薄毛の原因にならない
最初に結論を申し上げると、適量の飲酒であれば、薄毛の原因になることはありません。古来、酒は百薬の長といわれるように、適度の飲酒が健康を増進することは、専門家であっても否定するところではありません。
ただし、適量でアルコールの摂取をストップすることが、お酒好きにとってはなかなか難しいようです。アルコールの分解能力は人によってさまざまなのですが、一般的にはビールの中瓶1本に含まれるアルコールを分解するのに、体重が60㎏から70㎏の方で3時間から4時間かかるとされています。
過剰な飲酒摂取には要注意
先ほど、酒は百薬の長という言葉があることに触れましたが、実は、「されど万病の元」という続きがあります。過度に飲酒をした場合、心身に甚大な悪影響を及ぼす可能性もあることが分かっています。
アルコールを摂取することで直ちに薄毛につながるというわけではありませんが、大量のアルコールを継続的に摂取することが、髪の毛の成長に悪影響を及ぼす可能性は否定できません。
厚生労働省のホームページによると、アルコール依存症の疑いがある方は、全国で400万人以上いるとされており、そのうちの80万人は治療が必要なレベルにあると考えられています。
依存症の疑いがある方は、飲酒による薄毛を心配する前に、その他の内臓器官を心配したほうがよいでしょう。
- 飲酒によって薄毛になる可能性は高いとは言えない
- 過剰な飲酒は内臓諸器官に悪影響を与える
- 依存症レベルでアルコールを摂取している場合、薄毛よりまず内臓の心配をした方が良い
薄毛と飲酒の関係
よく「酒は百薬の長」と言われますが、その後に「されど万病の元」と続くことをご存知でしょうか。適量であればお酒を飲むことには心身に良い影響を与えます。
ただ、アルコールを過剰に摂取してしまうと、様々な健康上のリスクが高まります。では、過剰な飲酒によってなぜ薄毛のリスクが増すのでしょうか。
アルコールの分解にアミノ酸が使われる
お酒をたくさん飲むと、アルコールが肝臓で分解され、二日酔いの元となるアセトアルデヒドが産生されます。アセトアルデヒドがさらに分解されることで二日酔いの症状が改善するのですが、アセトアルデヒドを分解する際、重要な役割を果たすのがアミノ酸です。
アミノ酸には肝臓のアルコール分解能力を高める作用があります。ただ、髪の毛もアミノ酸の一種であるケラチンから作られるため、アルコールの分解に大量のアミノ酸が使われると、髪の毛の成長に悪影響を及ぼす結果となるのです。
睡眠の質が低下する
アルコールには覚醒作用があるため、大量にお酒を飲むことで睡眠の質が低下します。私たちの体内では、寝ている間に細胞分裂が活発に起こります。
髪の毛も寝ている間の毛母細胞の分裂によって成長するため、睡眠の質が低下すると、結果として髪の毛の成長を阻害することとなります。
栄養の吸収が悪くなる
アルコールを大量に摂取すると、胃腸の働きに悪影響を及ぼします。この結果、髪の毛の成長にとって必要な栄養素を吸収しづらくなり、薄毛のリスクを高める可能性があります。
- アルコールを分解するのにアミノ酸が使われると、髪の毛の成長に悪影響を及ぼす。
- アルコールの覚醒作用によって睡眠の質が低下し、髪の毛の成長が阻害される。
- 大量のアルコールによって胃腸の機能が低下し、髪の毛の成長に必要な栄養の吸収されづらくなる。
飲酒時の食事が薄毛に繋がることもある
お酒を飲むと肝臓や胃腸に負担がかかり、結果として薄毛のリスクを高める可能性があります。これだけではなく、飲酒時の食事が薄毛に繋がる可能性もあります。
脂質を摂りすぎてしまう
お酒を飲む際に揚げ物や脂の多い肉類を食べるなど、脂質を多く摂取すると、頭皮の皮脂を過剰に分泌させることに繋がる可能性があります。
頭皮に棲んでいるマラセチアという真菌の一種は皮脂をエサとしており、多量の皮脂により繁殖したマラセチアによって、脂漏性皮膚炎を発症するケースも考えられます。
脂漏性皮膚炎は、男性に見られる薄毛の代表例でもあるAGAと深い関わりがあると考えられています。
塩分を摂りすぎてしまう
飲酒時に、塩分の多い物を食べてしまう場合もあるでしょう。塩分を大量に摂取すると、血液中の塩分濃度が高くなり、血液がドロドロになる場合も考えられます。これにより、頭皮へと送られる血液の流れが滞り、髪の毛の成長に悪影響を及ぼすことに繋がりかねないでしょう。
肝臓に良い食品を選ぶと良い
飲酒をする際には肝臓に良い食品を選ぶようにし、少しでも肝臓の負担を減らすことが、結果として薄毛の予防に繋がるでしょう。
肝臓の働きを助けるために、飲酒前にはウコンやチーズを摂取し、アルコールの吸収を遅らせることがおすすめです。
飲酒中には肝臓を保護するため、シジミやイカといったオルニチンやタウリンを含む食事も有効でしょう。
- お酒と共に脂の多い食事をすると、頭皮環境の悪化に繋がる可能性がある。
- 塩分の多い食事をすると、血液がドロドロになり頭皮への血流を阻害する危険性がある。
- 飲酒時には肝臓に良い食品を選ぶことも有効である。
適量のアルコールはプラスになることも
過剰なアルコール摂取は心身に悪影響を及ぼす可能性がありますが、適量であれば、次のようなメリットもあります。
血行を促進できる
お酒を飲むと顔が赤くなるという方もいらっしゃると思いますが、それは、飲酒によって一時的に血行が促進されるからです。健康のために薬用のお酒が用いられるのも血行を促進し、栄養素を身体の隅々にまで送り届けるためです。
食欲増進
食前に適量のアルコールを摂取することで、食欲を増進することも期待できます。また、胃への血流が増すことで、胃が食べ物の受け入れモードへと切り替わります。
ストレスを発散できる
飲みすぎはもちろん禁物ですが、適度なアルコールを摂取することで、日々のストレスを発散することも期待できます。ストレスは万病の元なので、上手にコントロールすることが重要です。
- 適度な飲酒によって血行促進が期待できる
- 食前にアルコールを摂取することで食欲が増進することもある
- ストレスの発散にも適度なアルコールの摂取が効果的である
薄毛の根本的な治療は駅前AGAクリニックへ
排水溝に詰まる抜け毛の量が増えたり、ブラシに絡みつく髪の毛が増えたりすると、「このまま薄毛になるのでは?」と心配になることでしょう。そんな方には、駅前AGAクリニックの受診をおすすめしています。
薄毛はいろいろな原因が複雑に絡み合って発症することが多く、お酒をたくさん飲んだからといって、それだけで直ちに薄毛になることは考えにくいです。
ただ、男性に見られる薄毛の代表例であるAGAの場合、抜け毛の元となるホルモンの働きを阻害しないと、薄毛が徐々にですが確実に進行してしまいます。
幸い、適切な処置を講じることで、AGAは進行を抑制することが可能です。また、年齢相応の髪の毛の量にまで戻すことも期待できます。
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- 抜け毛が気になりだしたタイミングで駅前AGAクリニックに相談することがおすすめ
- 進行型の脱毛症であるAGAは適切な処置によって改善することが期待できる
- 駅前AGAクリニックでは無料カウンセリングをおこなっているので気軽に相談できる
まとめ
アルコールは昔から人間の側にあったもので、上手に摂取すれば気持ちをリフレッシュし、心身を健康に保つことが期待できます。
ただ、たくさん飲みすぎてしまった場合、心身に悪影響を及ぼす可能性もあります。とはいうものの、アルコールだけが原因で薄毛になることはあまり考えられません。
特に男性の場合、薄毛の多くがAGAを発症することによって起こります。AGAは思春期以降に見られ、徐々に進行するという厄介な特徴を持っています。
そのため、薄毛が気になり始めたら、早めに対策を講じることが重要です。
もし、「抜け毛の量が増えてきた」「地肌が透けて見えるようになってきた」場合は、早めに治療を開始することが重要です。
駅前AGAクリニックでは、薄毛に関するお悩みに対して、無料カウンセリングを行っています。おひとりで悩まれずに、ぜひ駅前AGAクリニックまでご相談ください。