頭皮にできるニキビの原因とは?ニキビを防ぐ対策方法もご紹介!


ニキビは青春のシンボルとも言われますが、思春期を過ぎてからのニキビは見た目がよくないことはもちろんのこと、薄毛を招くリスクファクターともなりかねません。

そこで今回は、頭皮にニキビができる原因や対策方法についてご紹介します。将来の薄毛を予防するために、ぜひ参考にしてみてください。

— 目次 —

頭皮にもニキビができる?

ニキビというと、おでこや頬にできるイメージをお持ちの方も多いと思いますが、頭皮にニキビができるようなことはあるのでしょうか。

頭皮にもニキビができる

結論から申し上げますと、頭皮にもニキビができる可能性はあります。ニキビのことを医学的には尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼んでいますが、おでこや頬だけでなく、頭皮や背中、胸などにできることもあります。

ニキビができる場所に共通している点が、皮脂の分泌量が多いということです。皮脂にほこりや汚れなどが付着し、それが毛穴に詰まることで、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖します。

その結果、毛穴に腫れやかゆみ、痛みをともなう炎症を起こします。炎症が起こると身体の免疫システムが働き、細菌を駆除するために白血球が集まってきます。その白血球の死骸が膿(うみ)というわけです。

頭皮は身体の中でもっとも皮脂の分泌量が多い場所であるため、さまざまな原因によってニキビができるリスクがあるのです。

頭皮のニキビと顔のニキビは同じもの

頭皮にできるニキビと顔にできるニキビは同じものです。また、大人になってからできるニキビのことを吹き出物というケースもありますが、ニキビと吹き出物のいずれも皮膚疾患(尋常性ざ瘡)を意味します。

POINT
  • ニキビは頭皮にもできる可能性がある
  • 皮脂の分泌量が多い場所にニキビができやすい
  • 頭皮にできるニキビは顔にできるニキビと同じもの

頭皮にニキビができる原因とは

気が付くといつの間にかできているニキビですが、そもそもなぜニキビができてしまうのでしょうか。ニキビができる原因としては、次のようなことがあげられています。

頭皮のターンオーバーの乱れ

頭皮にニキビができる最大の原因が、頭皮のターンオーバーの乱れです。ターンオーバーとは皮膚の新陳代謝のことを意味します。

私たちが一般的に皮膚と呼んでいるのは皮膚の中でも表皮のことですが、わずか0.2㎜程の厚みしかない表皮は、角層・顆粒層・有棘層・基底層の4層構造となっています。

皮膚の元となる物質は基底層で作られ、徐々に上方へと押し上げられ、数層からなる角層を構成します。表面まで送られた角層は、やがて垢(頭皮の場合はフケ)となって剥がれ落ちます。

この一連の流れをターンオーバーと呼んでおり、およそ【年齢×1.5日】のペースでサイクルしています。

ところが、何らかの原因によって頭皮のターンオーバーが乱れると、本来であれば剥がれ落ちるべき角層が表皮にとどまり、毛穴の出口がふさがれることとなります。

その結果、毛穴の内部に排出されるべき皮脂が滞り炎症を起こすため、ニキビができるリスクを高めるのです。

ターンオーバーが乱れる原因としては、ストレスやホルモンバランスの変化、自律神経のバランスの乱れ、偏った栄養バランス、睡眠不足などさまざまなことがあげられています。

シャンプーやコンディショナーの洗い残し

ニキビの中でも頭皮にできるものは、シャンプーやコンディショナーの洗い残しが原因となっているケースも少なくありません。

特に市販されているシャンプーやコンディショナーには、頭皮にとって有害な物質を含むケースが多く、洗い残しによって頭皮に炎症を起こし、ニキビができるリスクを高めてしまうのです。

皮脂の過剰な分泌

ニキビは皮脂に汚れや角質が絡みつき、それが毛穴に詰まることで発症します。そのため、皮脂の量が多ければ多いほど、ニキビができるリスクも増すのです。

皮脂が過剰に分泌する原因としては、誤ったヘアケアや頭皮の乾燥、脂っこいものの食べ過ぎ、紫外線、ホルモンバランスの乱れなどがあげられています。

POINT
  • 頭皮のターンオーバーが乱れることでニキビができるリスクを増す
  • シャンプーやコンディショナーの洗い残しもニキビの原因となる
  • 皮脂が過剰に分泌することでニキビのリスクを増す

頭皮にできるニキビを防ぐ対策方法

顔とは異なり、頭皮にできるニキビはなかなか気づきにくいものです。そのため、普段からニキビを防ぐ対策を講じることが重要となります。その方法としては、次のようなことがあげられます。

シャンプーをしっかり洗い流す

市販のシャンプーには、頭皮や髪の毛にとって有害な物質が含まれていることも少なくないため、シャンプーをしたら、しっかりと洗い流すことが重要です。

頭皮の皮脂分泌量が多い場合や、頭皮にかゆみがある場合は、薬用シャンプーや育毛用シャンプーに替えてみるものよいでしょう。

ストレスを溜め込まない

東洋医学の世界では「ストレスは万病のもと」と呼ばれていますが、頭皮にとってもストレスは大敵です。なぜなら、ストレスによって自律神経のバランスが乱れることで、ターンオーバーにも悪影響を及ぼすからです。

また、ストレス状態が昂じると自律神経の内、交感神経が優位になります。交感神経が優位になると、血管が収縮し、血液の循環が悪くなります。その結果、頭皮の栄養状態も悪化することとなります。

生活習慣を見直す

脂っこいものの食べ過ぎや栄養バランスの偏り、無理なダイエット、睡眠不足、過労なども頭皮のターンオーバーに悪影響を及ぼします。心当たりのある方は、生活習慣を見直すことも重要です。

POINT
  • ニキビを予防するためにはシャンプーをしっかりと洗い流すことが重要
  • ストレスをため込まないこともニキビ予防につながる
  • 繰り返しニキビができるような場合は生活習慣を見直すことも重要

頭皮のニキビは薄毛に繋がることも!

ニキビができるとすぐに薄毛になるわけではありませんが、ニキビができるような頭皮環境や、生活習慣を続けていると、薄毛につながる可能性が高くなります。

仮に皮脂の分泌量が多い場合、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)と呼ばれる皮膚疾患を発症するリスクが増します。そして、脂漏性皮膚炎と薄毛には深いかかわりがあることも分かっています。

また、毛穴が詰まった状態が長く続くことで、髪の毛の成長にも悪影響を及ぼします。薄毛を予防するためには、ニキビができるような頭皮環境、および生活習慣を見直すことが欠かせません。

POINT
  • ニキビができるような頭皮環境を続けていると薄毛のリスクがます
  • 脂漏性皮膚炎を発症した場合、薄毛のリスクを増すことが分かっている
  • 薄毛を予防するためには頭皮環境や生活習慣を改善することが重要

頭皮のトラブルは駅前AGAクリニックへ相談

ニキビをはじめとした頭皮のトラブルがある場合、駅前AGAクリニックにご相談頂くことをおすすめします。特にニキビにともなって抜け毛の量が増えている場合や、地肌が透けて見えるような場合、なるべく早めに治療を開始することが重要です。

なぜなら、頭皮環境の悪化にともなって抜け毛の量が増えているような場合、AGA(男性型脱毛症)や粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)、脂漏性皮膚炎にともなう脱毛症を発症している可能性があるからです。

薄毛というと男性にみられるものと思われがちですが、女性であっても薄毛になるリスクはあります。当院では男性だけでなく、女性の薄毛も専門的に扱っています。

また、無料カウンセリングも承っていますので、頭皮のトラブルや薄毛に関するお悩みなど、なんでもお気軽にご相談頂いています。

POINT
  • 頭皮のトラブルは男女を問わず薄毛につながる可能性がある
  • 抜け毛の量が気になる場合、早めに治療を開始することが重要
  • 駅前AGAクリニックでは無料カウンセリングで頭皮のトラブルや薄毛のお悩みに応えている

まとめ

ニキビは顔だけでなく、頭皮にできる可能性もあります。また、ニキビができるような頭皮環境や生活習慣が長く続くことで、薄毛のリスクを高める可能性もあります。

男性の場合、ニキビができるようなホルモンバラスが続くと、進行型の脱毛症であるAGAを発症するリスクが高まります。

いったんAGAを発症してしまうと、何らかの対策を講じない限り、薄毛が徐々にかつ確実に進行します。そのため、なるべく早めに治療を開始することが重要となります。

駅前AGAクリニックでは、頭皮のトラブルや薄毛に関するお悩みに関して、無料カウンセリングで相談を承っています。早めの対策で将来の薄毛を予防しましょう。

監修者
大藪 顕
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長
多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
資格:日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、日本レーザー医学会認定医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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