育毛に効果的な食事とは?抜け毛の予防や改善に必要な栄養素も紹介

食事

抜け毛や薄毛は、男性はもちろんのこと、女性にとっても非常にデリケートなお悩みです。若い女性であっても、ストレスや間違ったヘアケアなどが原因となり、抜け毛や薄毛のリスクが増してしまうケースがあります。

抜け毛や薄毛が気になり始めた場合、生活習慣の改善や、ヘアケアの見直しはもちろんですが、日々の食事にも気を遣う必要があります。

なぜなら、私たちの身体は食べた物から作られており、髪の毛に関しても例外ではないからです。では、どのような食事をすると育毛に効果的なのでしょうか。

今回の記事では、薄毛のリスクを高めてしまう食習慣や、育毛に効果的な食材、薄毛を根本的に改善する方法について詳しく解説します。

— 目次 —

薄毛の原因になる食事

まず、薄毛のリスクを高めてしまう食事や食習慣について解説します。どのような食事をすることで、将来の薄毛のリスクを高めてしまうのでしょうか。

脂の多い食事

脂肪分を多く含む食事を好んで摂取していると、皮脂の分泌量が増大します。皮脂は頭皮を守るために必要な存在ではあるのですが、あまりにも過剰に分泌された場合、雑菌繁殖の温床となる可能性があります。

表皮には常在菌としてマラセチアという真菌の一種が存在していますが、マラセチアは皮脂をエサとして増殖します。その結果、脂漏性皮膚炎に伴う抜け毛のリスクが高まります。

また、動物の体温は人間よりも高いため、体内に取り込まれた脂肪は徐々に固まります。これにより、動脈硬化が促進するわけです。

動脈硬化が進行すると血液の循環が悪くなるため、必要な栄養素を頭皮に送り届けることができなくなり、髪の毛の成長に悪影響を与えるのです。

塩分の多い食事

塩分の多い食事も薄毛のリスクを高めます。塩分を過剰に摂取すると、血中塩分濃度が高くなります。すると、細胞から水分が補給され、血中塩分濃度を一定に保とうとします。

これに伴い、体内の水分量が減少し、いわゆる「ドロドロ血液」となってしまいます。その結果、頭皮へと送られる血液量が減少し、薄毛のリスクが増します。

糖質の多い食事

糖分を過剰に摂取すると、体内で余剰となった糖質とタンパク質が結合し、終末糖化産物(AGEs)を産生しますが、AGEsこそが老化の一因とされています。

また、糖質の過剰摂取により中性脂肪が増加すると、血液がドロドロになってしまいます。

POINT
  • 獣肉を過剰に摂取すると動脈硬化の進行を早めることになる。
  • 血液がドロドロになると頭皮へ送られる栄養が不足することになる。
  • 糖質の過剰摂取は老化を早めることになる。

髪と食事の関係

髪の毛は食べた物から作られている

人間の身体は食べたものから作られていますが、髪の毛に関しても例外ではありません。髪の毛を構成するのはタンパク質の一種であるケラチンですが、ケラチンは18種類のアミノ酸から構成されています。

発毛を促す食事が大切

髪の毛は毛母細胞が分裂することで成長しますが、毛母細胞は毛乳頭から発毛シグナルを受け取ることで、分裂を開始します。

毛乳頭は毛細血管から栄養を受け取り、毛母細胞に対して発毛シグナルを出します。このため、毛乳頭へと送られる栄養が不足すると、髪の毛の成長に悪影響を与えることになります。

栄養バランスの取れた食事が大事だという話はよく聞かれますが、髪の毛の成長にとっても、バランスの取れた食事が欠かせません

男女共に薄毛は病院やクリニックで治療できる時代となっていますが、治療を受けていれば何もしなくて良いわけではありません。治療と共に食事で栄養を摂ることが、髪の毛の悩みを改善するためには必要です。

POINT
  • 髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンから作られている。
  • 髪の毛が成長するためには毛乳頭から発毛シグナルが出されなければならない。
  • 発毛治療と共に食事で栄養を摂ることが、髪の毛の悩みを改善する近道である。

薄毛の予防と改善に必要な栄養素

髪の毛は食べた物によって作られることが分かりましたが、効果的に薄毛を予防・改善するためには、どのような栄養素を摂取する必要があるのでしょうか。

タンパク質

薄毛を予防・改善するためには、タンパク質(アミノ酸)の摂取が欠かせません。なぜなら、先述したように髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンから作られているからです。

ケラチンは18種類のアミノ酸から構成されていますが、代表的なアミノ酸としてはバリン、ロイシン、イソロイシンといった必須アミンさんや、システイン、グリシン、チロシンといった非必須アミノ酸が挙げられています。

必須アミノ酸の中でも、バリン、ロイシン、イソロイシンは分岐差アミノ酸(BCAA)と呼ばれており、筋肉を作ったり維持したりする重要な役割を持つとされています。

筋肉と髪の毛に何の関係があるのかと思われるかもしれませんが、筋肉には収縮することで血液の循環を促進する働きがあります。このため、筋肉量が減少すると、血行不良に繋がってしまうのです。

必須アミノ酸は体内で合成することができないため、食事から摂取する必要があります。非必須アミノ酸は体内で合成することが可能ですが、不足する分はやはり食事から補うことが重要です。

ミネラル

ミネラルは三大栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質)には含まれませんが、身体の調子を整え、血行を促進するのに欠かすことができません。

ミネラルの中でも特に亜鉛には、アミノ酸を再合成してケラチンに変化させたり、頭皮の再生を促したりする働きがあるため、薄毛予防には必須と言えます。

ビタミン類

ビタミン類も三大栄養素ではありませんが、炎症を抑制したり、皮脂の分泌量をコントロールしたりする重要な役目があります。

・ビタミンB

ビタミンBには、私たちが摂取したタンパク質の吸収を促進したり、血液の循環を促したり、細胞の再生を活発化したりする働きがあります。

・ビタミンA

ビタミンAには、頭皮の細胞分裂を活発にしたり、粘膜を健康に保ったりする働きがあります。

・ビタミンE

ビタミンEには高い抗酸化作用があることで知られています。また、血管を拡張する作用もあり、血液の循環を促進し、頭皮環境を改善することも期待されています。

L-システイン

L-システインは別名チオセリンとも呼ばれるアミノ酸の一種で、髪の毛を作る元となるケラチンの合成に欠かせません。

POINT
  • 髪の毛を作る元となるタンパク質の摂取が薄毛の予防・改善につながる。
  • 必須アミノ酸は体内で合成できないため、食事から摂ることが重要。
  • ビタミンやミネラル類は良好な発毛環境をサポートする。

薄毛の改善や育毛に繋がる食材

薄毛の改善や育毛には、タンパク質やビタミン、ミネラル類の摂取が欠かせないということでしたが、では、どのような食材に、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。

肉類には豊富なタンパク質が含まれているため、日々の食事で摂取することが重要です。ただ、脂身が多いと逆に薄毛のリスクを増すので、なるべく赤身を摂取するように心がけましょう。

特に筋肉を作る元となるバリン、ロイシン、イソロイシンは牛・豚のレバー、クロマグロ、カツオ、豚ロースの赤身、鶏の胸肉などに豊富に含まれています。

牡蠣

海のミルクともいわれる牡蠣には、牛乳より多くの亜鉛や鉄、ビタミン12が含まれています。特に亜鉛の不足は薄毛のリスクを増すので、薄毛予防にも牡蠣を食べることがおすすめです。

柑橘系の果物

柑橘系の果物には、多くのビタミンが豊富に含まれています。中でもビタミンCは高い抗酸化作用があることで知られています。

POINT
  • 髪の毛を作る元となるタンパク質は肉類から摂取することが可能。
  • 日々の食事で不足しがちな亜鉛は牡蠣を食べることで補える。
  • ビタミンを簡単に摂取する方法として柑橘類を食べることがあげられる。

育毛や薄毛の改善をしたい方は駅前AGAクリニックへご相談

繰り返しになりますが重要なことなのでもう一度説明すると、髪の毛も私たちの食べた物から作られているため、薄毛を予防するためには、日々の食事内容を見直すことが重要です。

ただ、髪の毛に良いとされる食品を摂取したからといって、髪の毛がみるみる生えてくるようなことはありません。どちらかというと育毛剤のように、今生えている髪の毛を強く成長させることが目的となっています。

実際に抜け毛の量が増えていたり、薄毛が目立つようになったりした場合、専門のクリニックで診てもらうことが欠かせません。

駅前AGAクリニックでは600パターンにも及ぶ治療薬の組み合わせで、1人1人に合った発毛環境を整えるオーダーメイド治療を行っています。

また、駅前AGAクリニックでは男性の薄毛だけでなく、女性の薄毛や円形脱毛症など、薄毛全般に対する治療を行っているため、臨床実績も豊富です。

治療法も内服薬の服用だけでなく、毛髪再生メソセラピーと呼ばれる注入療法や、外用薬による発毛サポート、自毛植毛など多岐にわたっています。このため、あなたに合った治療法が見つかるでしょう。

治療法に関する疑問や費用に関するご相談などは、専門のカウンセラーが無料で承っております。薄毛を改善、予防したい方はぜひ駅前AGAクリニックまでご相談ください。

監修者
大藪 顕
平成14年 大阪医科大学卒業
平成14年 大阪医科大学形成外科
平成16年 城山病院形成外科・美容外科
平成17年 大阪医科大学救急医療部(形成外科より出向)
平成18年 大手美容外科形成外科部長
多数の美容外科、形成外科で毛髪治療、植毛治療を経験
平成28年 新宿AGAクリニック院長
資格:日本美容外科学会専門医、日本麻酔科学会認定医、日本レーザー医学会認定医

駅前AGAクリニック【全国13院 東京新宿院東京北千住院京都烏丸院大阪梅田院岡山院鹿児島院 など】

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