M字はげは生まれつきの人もいる?見分け方や改善方法もご紹介!
男性にみられる薄毛の代表例であるAGA(男性型脱毛症)ですが、その特徴の1つが、額の両側から後退が始まることです。一般的にM字はげとよばれる薄毛が、AGAの典型的な特徴的です。
また、AGAは遺伝が原因となって発症すると説明される場合もあり、両親や祖父母が薄毛の場合、自分も薄毛になってしまうのではないかと心配になることもあるでしょう。
では、M字はげが生まれつきである可能性はあるのでしょうか。また、仮にM字はげが疑われる場合、どのような対策を講じれば良いのでしょうか。
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M字はげは生まれつきの人もいる?
若い方の中には、まだ薄毛になっていなくても、額の形がアルファベットの「M」の形に近いことから、「自分は生まれつきM字はげなのではないか?」と心配されている方もいらっしゃるかもしれません。では、生まれつきM字ハゲになるようなことはあるのでしょうか。
富士額をM字はげと勘違いしている可能性
額の形がアルファベットのMのようになっていると、富士額(ふじびたい)と呼ばれることがあります。富士額に関しては、生まれつきであることも珍しくありません。
額がM字型になっている場合でも、生まれつきのM字はげというわけではありません。
富士額である場合、必ずしもM字ハゲの治療や対策をしなくてはならないというわけではありません。
富士額とM字はげは、別物なので、間違えないようにしましょう。
- 額がM字型になっていることを富士額という。
- 額がM字型になっているからといって、生まれつきM字はげというわけではない。
生まれつきの額の形はM字はげと関係する?
親から子供には形質が遺伝的に受け継がれますが、それでも100%同じになることはありません。
確かに骨格は遺伝するため、親の額の形と子供の額の形が似ていることは珍しくありません。ただ、その事とM字はげは別の問題です。
そもそもM字はげの原因となるAGAは骨格が原因となるのではなく、加齢に伴うホルモンバランスの変化などが原因となります。
富士額の方がM字はげになることはありますが、富士額だからといって、必ずM字はげになるわけではありません。M字はげになる場合、骨格以外のところに原因があるケースが多いです。
- 富士額だからといって必ずM字はげになるわけではない。
- M字はげになる場合、骨格以外のところ原因があるケースが多い。
M字はげは20代でもなる?
M字はげはAGA(男性型脱毛症)に伴って進行する場合が多いのですが、日本皮膚科学会が策定する『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン』によると、AGAは思春期以降に発症し、徐々に進行する脱毛症と定義されています。
参考:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
AGAが思春期以降に発症するということを鑑みた場合、20代でもM字はげを発症するリスクはあります。
20代のような若い世代でM字はげになると、受け入れ難い場合もあるでしょう。
しかし、20代でM字はげになるケースは珍しくないため、クリニックでの早期の治療が必要です。
- AGAは思春期以降に発症する脱毛症と定義されている。
- 20代であってもM字はげになる可能性はある。
M字はげの見分け方
額の形は人によって様々で、富士額である場合、M字はげを疑われる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、M字はげになっているのかどうか、見分け方を紹介します。
昔の写真と比較する
M字はげになっているのかどうかを見分ける簡単な方法が、昔の写真と比較してみるということです。特に髪の毛をオールバックにしている方の場合、明らかに額の両側に後退が認められるでしょう。
また、髪の毛を下ろしている方であっても、髪の毛全体のボリュームが減少している場合、M字はげになっている可能性もあります。
生え際の毛髪の質
M字はげは、生え際の毛が後退していくことで進行します。髪の毛を手でかき上げてみて、生え際の毛髪が細くなっているようであれば注意が必要です。
Mの角度が急になってきている
富士額だと思っていたら、徐々にMの角度が急になってきているという方も要注意です。額の両側から後退が進んでいるのかもしれません。
抜け毛の量をチェックする
人間の髪の毛はおよそ10万本あり、1日当たり50本から100本程度の抜け毛がみられます。ただ、明らかに排水溝に詰まる髪の毛の量が増えていたり、床に落ちている髪の毛が増えたりしている場合は要注意です。
- M字はげを見分けるには昔の写真と比較することがおすすめ。
- 生え際の髪の毛が細くなっている場合、M字はげが進行している可能性もある。
- 抜け毛の量をチェックすることで薄毛のリスクを確認できる。
M字はげの改善方法
M字はげがAGAの進行にともなうものであった場合、速やかに対策を講じることが重要です。なぜならAGAが進行型の脱毛症だからです。仮にAGAの発症を知りながら、何ら対策を講じなかった場合、薄毛は徐々に進行していくでしょう。
髪型を改善
M字はげの多くはAGAの発症に伴って起こりますが、人によっては髪形が原因となっているケースもあります。特に髪の毛をオールバックにしていると、牽引性脱毛症を発症する可能性があります。
牽引性脱毛症とは、髪の毛の引っ張られた場所に血行不良が起こり、健全な髪の毛の成長を阻害するタイプの脱毛症です。
このような場合、髪形を変えることで、脱毛症を改善することが期待できます。また、M字はげを発症している場合であっても、髪形を変えることで、薄毛を目立たなくさせることが可能です。
クリニックで治療
明らかにM字はげが疑われる場合、速やかに治療を開始することが重要です。
クリニックでは薄毛が起こっている原因を調べ、その人に合った治療法を提案しています。病院では投薬治療を行うことが一般的ですが、専門のクリニックでは投薬治療以外にも様々な治療法を駆使して、薄毛の根本的な改善に取り組んでいます。
当院でも600パターンにも及ぶ治療薬の組み合わせでAGAの改善に取り組んでいるほか、発毛効果の高いメソセラピーも行っています。
- M字はげが牽引性脱毛症によるものである場合、髪形を変えることがおすすめ。
- AGAに伴うM字はげであっても、髪形によって目立たなくさせることが可能。
- AGAを根本から改善するためにはクリニックでの治療が良い。
M字はげについてのご相談は
M字はげはAGAの発症によって起こることが多いため、富士額であるからといって、薄毛の心配をすることはありません。
ただ、額の両側から後退が始まっていたり、生え際の髪の毛が細くなっていたりする場合、AGAを発症している可能性があります。
AGAは進行型の脱毛症であるため、発症が確認された場合、速やかに対処することが重要です。仮にM字はげを放置してしまった場合、額の後退は徐々に進行してしまいます。
AGAに対する治療法は確立されているため、適切な治療を行うことで、薄毛を改善したり、進行を抑制したりすることが可能です。
薄毛に関するお悩みや、治療法に関するご質問などは、駅前AGAクリニックの無料カウンセリングで何でもご相談頂けます。早めの対策で将来の薄毛を予防しましょう。