円形脱毛症の局所免疫療法とは??これを超える最高の治療ってあるの?

局所免疫療法とは?

局所免疫療法とは重症の円形脱毛症に対して行う優れた治療法です。

円形脱毛症の原因は毛包組織に対する自己免疫疾患と考えられています。

つまり、免疫細胞のTリンパ球が毛包を攻撃してしまっているのです。

そのため毛髪が抜けてしまい脱毛症となります。

局所免疫療法では初回は感作を行います。

脱毛症の部位に試薬を付けかぶれさせるのです。

そうするとその試薬を免疫が異物だと認識して攻撃をするようになります。

これを感作といいます。

その後、試薬を脱毛症の部位に付けると感作された免疫細胞がそれを激しく攻撃します。

その結果、毛包組織に対する攻撃は優先順位が下がり毛包組織に対する攻撃を忘れてしまうと考えられています。

不思議な話ですが、効果は大きく重症の円形脱毛症の標準治療の地位を獲得しています。

少し難しいですが、病理学的に見てみましょう。

観察すると毛包周囲にリンパ球を主体とした密な浸潤があります。

これは攻撃に関係しているリンパ球だと思われます。

脱毛病変部ではインターフェロンγやインターロイキン15産生が亢進しています。

CD8陽性NKG2D陽性の細胞傷害性T細胞が活性化し毛包由来の自己抗原をターゲットにした自己免疫反応が誘発されていると想像されます。

円形脱毛症は同時に自己免疫疾患の合併が多いことや上記の局所免疫療法にも反応するので自己免疫病因説が正しいと考えられています。

局所免疫療法の効果とは??どのくらいに効くの?

局所免疫療法はどのくらい効くのか

局所免疫療法はどの程度の効果があるのでしょうか。

2010年に行われたメタアナリシスでは重症の円形脱毛症患者さんの50~60%に効果があったとされています。

再発率は62%で、再発までの平均期間は2.5年です。

最近の研究も見てみましょう。

『Topical Immunotherapy of Alopecia Areata: A Large Retrospective Study』

円形脱毛症の局所免疫療法に対するイタリアでの研究

2018年にイタリアで行われた大規模なコホート研究です。

Nicola Zerbinati達がDermatology and Therapyで発表したものです。

1978年~2016年に局所免疫療法を行った252人もの患者さんを評価しています。

使った試薬はDNCB、SADBE、DPCPです。

DNCBは発がん性から現在は使われていない古い試薬です。

結果は局所免疫療法で全体として44.05%に発毛効果が認められています。

タイプ別には汎発型で18.18%、全頭型で38.24%、多発型で55%でした。

再発率は46%でした。

全頭型や汎発型円形脱毛症の自然治癒率は10%以下なので局所免疫療法はかなり効果的な治療方法だと分かります。

治療反応性が悪いのは面積が多い症例、罹患期間が長い症例、アトピー性皮膚炎の合併がある症例でした。

逆に治療反応性がいいのは感作までの時間が短い症例、低濃度で炎症が惹起される症例という結果でした。

試薬による大きな違いはありませんでした。

これは2010年のメタアナリシスとほぼ同様の結果と解釈出来ます。

円形脱毛症でも多発型には効果的な反面、汎発型には効きにくく再発率も高いという事が分かります。

その為、局所免疫療法に代わる次の世代の治療方法が待ち望まれています。

現在、試薬は2種類使われています。

SADBE(スクアリックアシッドジプチルエステル)やDPCP(ジフェニルサイクロプロペノン)というもので自然界には存在しない試薬です。

自然界に存在するものに感作してしまうと日常の生活でアレルギー反応に困ってしまいますのでこういった試薬を使用します。

局所免疫療法の治療効果は・・・

多発型円形脱毛症で55%

全頭型円形脱毛症で38.24%

汎発型円形脱毛症で18.18%

全頭型や汎発型円形脱毛症の自然治癒率は10%以下である。

再発は半数近くで起こり再発までの平均期間は2.5年程度と思われる。

— 局所免疫療法の流れ —

局所免疫療法の治療の流れ

試薬(SADBEやDPCP)を脱毛症部位に外用します。

48時間後に洗い流します。

7~10日後に感作が成立し腫れます。

再度、脱毛部位に試薬を薄い濃度で塗ります。

試薬は半日程度付けたままにして洗い流します。

そして、瘙痒が数日続く程度に濃度を調整していきます。

治療頻度は1~2週間に1度程度のペースで半年~1年以上続けます。

発毛が認められてからも3~4週に1度は外用を継続します。

重度の接触性皮膚炎、自家感作性皮膚炎、蕁麻疹、リンパ節腫脹等が生じた場合は局所免疫療法を中止し、抗ヒスタミン薬の内服やステロイド軟膏の外用を行います。

局所免疫療法の欠点とは??

局所免疫療法のリスク

局所免疫療法にも欠点があります。

最初に試薬に感作させる必要性や、その後も試薬の濃度の調整が必要で、施術側も感作されるリスクもあります。

別名でかぶれ療法と呼ばれていますが、感作されますと毎回かぶれが起きます。

人によっては痒みがかなり強く出てしまいます。

感作に失敗したり、治療中にかぶれが起きなくなることもあります。

治療回数も非常に多くなりがちで合併症の為、治療が中断される事もあります。

すぐれた治療方法ですが実は患者さんの負担も大きいのです。

その為に重症の円形脱毛症に対してのみの適応となっています。

局所免疫療法に代わる新しい治療方法『メソセラピー局所免疫療法』とは?

 

当院ではSADBEやDPCPなどの従来の試薬を用いた局所免疫療法は行っておりません。

当院では新しい治療方法のメソセラピー局所免疫療法を採用しております。

最新の治療方法なのでメタアナリシスやコホート研究もまだ行われておりませんが、かなりの成績を収めております。

従来の治療方法より円形脱毛症の治癒率は圧倒的に高いと思われます。

これは感作させないやり方で、より自然な方法で免疫を賦活化しますのでかぶれは起きません。

当日はすぐに洗髪をしないで薬液をしばらく浸透させた方が効果的だと思われますが、運動制限などはありません。

メソセラピー局所免疫療法であれば治療を受ける事に対するハードルが低いため、重症の円形脱毛症でなくとも全ての円形脱毛症に適応を広げることが可能です。

その為、円形脱毛症の初期から治療を行うことで重症化を防ぐことが出来る可能性があり、今後の円毛脱毛症の全てのタイプの予後を変える可能性も秘めていると考えております。

最新の2018年11月の『オーストラリアのガイドライン』でも初期から積極的に円形脱毛症の治療を行うことで、その予後が大きく変わることが認められています。

メソセラピー局所免疫療法はその最新のガイドライン以上の効果をもたらすと期待できます。

駅前AGAクリニックでは全国4院、東京新宿、大阪梅田、京都烏丸、岡山のすべてのクリニックで一貫した最新の円形脱毛症治療を行っております。

ほぼすべての方に結果でお答えできております。大学病院で治療が難しかった脱毛症もご満足いただいております。あきらめず一度ご相談ください。

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