AGAの特効薬プロペシアが効かなくなった!!耐性ができるって本当なの?

プロペシア(フィナステリド)は日本ではMSD株式会社が2001年から臨床試験を始め2003年に承認申請、2005年に製造販売承認を取得しています。

現在が2019年ですから日本で広く普及してからかなりの時間が経過しています。

すでに世界60か国以上で販売され多くの患者さんが内服しています。

プロペシアの効果は絶大で、それまで不治の病とされたAGAによる薄毛がプロペシアを使うことによって治療が可能な病であると人々の認識をも変えたのです。

プロペシアの内服を始めて毛髪が増えた時は本当に感動的だったでしょう。

それも内服を始めて時間が経つと慣れて行きます。

ある時、プロペシアの効果が本当にあるのか不安に感じる瞬間が来ることでしょう。

プロペシアをしっかり内服しているのに最近、効いていない気がする。

ここにプロペシアに関する恐い噂があります。

プロペシアは10年ほど経つと耐性が出来てきて効果が無くなって行くというのです。

こんなに恐ろしいことが本当にあるのでしょうか。

プロペシアに耐性ができるなら内服ペースを落とした方がいいのでしょうか。

少しでもプロペシアの効果を享受し続けたい。

私達は一体どうすればいいのでしょうか。

— 目次 —

  • フィナステリドに耐性が出来る理由とは!?
  • AGA患者さんの毛髪に一体何が起きているのか!
  • AGAの本当の正体とは!!
  • フィナステリドの耐性の正体とは!!
  • フィナステリドには限界があった!!
  • フィナステリドの効果のピーク
  • フィナステリドの耐性を乗り切る方法があった!!

フィナステリドに耐性が出来る理由とは!?

AGAの患者さんでは毛髪に一体何が起きているのでしょうか。

フィナステリドを内服していても毛髪が薄くなるというのは実は本当なのです。

特にAGAの進行度の高い患者さんでは早くからその効果が感じられなくなってきます。

これを理解するにはAGAという病気を理解しなければなりません。

ヘアサイクルだけの問題ではないAGAの本当の正体とは。

フィナステリドやデュタステリドはどのようにしてAGAの進行を抑制しているのでしょうか。

そして、フィナステリドの耐性の正体とは。

一つ一つ解説していきましょう。

AGA患者さんの毛髪に一体何が起きているのか!


毛髪のヘアサイクルは通常は2年~6年といわれています。

しかし、AGA患者さんでDHT(ジヒドロテストステロン)に感作されてしまった毛包は短縮したAGA周期に入ってしまいます。

AGA周期とは成長期をショートカットして直ぐに退行期に突入してしまう周期のことです。

この周期は年に数回の速さで回転していると推測されています。

この状態は毛髪に特徴的な所見をもたらします。

毛髪の軟毛化と呼ばれるものです。

細くてボリュームの出にくい、いわゆる猫毛になってしまうのです。

これは短縮した成長期では十分に毛髪が育つ時間が取れないことが原因です。

AGAの本当の正体とは!!


これをもたらす元凶が男性ホルモン作用の強いDHT(ジヒドロテストステロン)なのです。

DHTが男性ホルモンレセプターに結合するとTGF-βなどの伝達物質を放出しヘアサイクルを短くしてしまうのです。

これにより毛髪が抜けてしまうのがAGAなのです。

しかし、AGAの恐いところはこれだけではないのです。

AGAは進行性という特徴を持っています。

AGAの本当の正体は毛髪を作りだす毛母細胞が減少してしまうところにあります。

AGAサイクルに入った毛包は物凄い速さで細胞分裂を行います。

何とかして毛髪を生やそうとしているのです。

これにより毛母細胞の寿命が短縮されてしまうのです。

毛母細胞は無限に細胞分裂ができるわけではありません。

人の命と同じくある程度の回数で死を迎えます。

これにより包そのものがいなくなっていくのがAGAの正体なのです。

いつかは毛包が消えてしまい、いわゆるスキンヘッドのようになってしまう運命なのです。

こうなってしまうと現在の医学では治療は不可能となります。

フィナステリドの耐性の正体とは!!


フィナステリドやデュタステリドは5αリダクターゼを阻害することによりDHTの産生をストップします。

これによりヘアサイクルを正常化します。

5αリダクターゼの阻害自体には耐性は起きないと思われます。

では一体なぜ耐性が出来てしまったと感じるのでしょうか。

その答えはAGAの正体にあります。

先ほど毛母細胞は無限に分裂できるわけではないというお話をしましたね。

それが答えなのです。

AGAであろうとAGAでなかろうと毛母細胞はいつか息絶える運命なのです。

しかし、AGAであればそれが早く訪れてしまうのです。

そのためにフィナステリドやデュタステリドでヘアサイクルを正常化して毛母細胞を温存して進行を抑制しなければならないのです。

フィナステリドを内服していても、それは毛母細胞の劣化を遅らせているに過ぎません。

細胞分裂をする度に毛母細胞は死に近づいていきます。

内服治療しているにも関わらずゆっくりと毛母細胞が死んでしまったらどうでしょうか。

そうです。薄毛の症状がだんだん強くなってくるのです。

これがフィナステリドの耐性の正体なのです。

フィナステリドの内服の仕方が悪いわけでもなく、AGA以外の薄毛のメカニズムがあるわけでもなく、AGAそのものが原因となり母細胞の数が減ってしまうとフィナステリドが効かなくなることがあるのです。

毛母細胞にダメージを与える原因があれば同じような原理で薄毛は進行していきます。

例えば、動脈硬化などもフィナステリドが効かなくなる要因となり得るのです。

フィナステリドには限界があった!!


AGAの症状が出現してから治療開始までの期間が長い患者さんの毛母細胞はすでにかなりのダメージを受けています。

そのような患者さんではフィナステリドで数年は毛髪が増えたとしても毛母細胞の数はすでに減っています。

数年後に毛量がピークを迎え、その後はじわじわ減って行くことでしょう。

これは耐性ではないのです。

フィナステリドに対する耐性ではなく毛母細胞の寿命を見ているに過ぎません。

AGAにはハミルトン・ノーウッド分類というものが使われますが、そのステージが低い初期の患者さんは毛母細胞が多くいるためフィナステリドによる治療によく反応します。

反対にステージの高いAGA末期の患者さんは治療の反応が悪くなってきます。

その後の経過はどうなるのでしょうか。

ステージの低い患者さんは毛量が増え続け10年経過してもきっとまだ大丈夫です。

ステージの高い患者さんはすぐに毛量のピークを迎え、フィナステリドを内服しているにも関わらず症状が進行していくのです。

少しでも早く治療をすることがいかに重要なのかが分かりますね。

フィナステリドの効果のピークはステージによって違う!!あなたはどれ?

以下の図は東京メモリアルクリニック・平山の佐藤明男先生が一般社団法人茨城県保険医協会で2015年に『男性型脱毛症の内科的治療』として発表されたものです。

非常に優れたデータなので一緒に見てみましょう。

その前にハミルトン・ノーウッド分類のステージをイメージしましょう。

ステージⅠはAGAの自覚がない程度の本当に初期の患者さんです。

ステージⅡよく見るとAGAだと分かる程度です。

ステージⅢは他人から見てもはっきりとAGAだと分かる程度です。

ステージⅣはかなり進行してきていて頭部の地肌が見えてきています。

びまん性というのは典型的な局所から進行するAGAではなく頭部全体が薄毛になるタイプです。

正確ではありませんが、このようなざっくりとしたイメージでいいかと思います。

まずは上の図のステージⅠを追いかけてみましょう。

先ほどお話したようにフィナステリド投与後5年経過しても効果が抜群ですね。

きっと10年経過しても大丈夫です。

同じように追いかけて行くとステージⅠ~Ⅲまでとびまん性AGAでは5年間の治療効果はかなり高いのが分かります。

ステージⅣだと治療効果が中等度の改善程度まで落ちてきて治療効果は5年後以降にピークを迎えると思われます。

ステージⅤの治療効果は4年後がピークです。

ステージⅥの治療効果は3年後がピークです。

ステージⅦの治療効果は2年後がピークです。

こうやって見るとAGAの治療に来院されることの多いステージⅡ~Ⅳ程度の患者さんのフィナステリドの治療効果は噂にあるように10年も経過すれば落ちてくると思われます。

AGAの特効薬プロペシアが効かなくなってしまう理由が見えたでしょうか。

答えは毛母細胞の寿命なのです。

フィナステリドの耐性を乗り切る方法があった!!


原因が分かれば対処方法も見えてきます。

これはフィナステリドには限界があるということなのです。

特効薬デュタステリド

一番有効な対策はより効果の高いデュタステリドに切り替えることです。

これは早ければ早いほどいいでしょう。

AGAの治療を設計する時に何歳までいい状態を保ちたいのか考える必要があります。

まだ若くて先が長いのであればデュタステリドの方が毛母細胞の温存効果が高いのです。

ステージが高い患者さんもこのことを理解しなければならないのです。

20年、30年と治療を続けるつもりならデュタステリドが圧倒的に有利でしょう。

駅前AGAクリニックの医師は短期的な視点だけでなく、その患者さんが何を望んでいるかくみ取って長期的な視点も持つように心がけています。

薬価との兼ね合いもあり難しいところですが、長い期間を見通す視点は医師には必須だと思います。

安易にプロペシアを処方すればいいものではないと思います。

救世主ミノキシジル 

その他の手段はどうでしょうか。

やはり発毛薬ミノキシジルになるかと思います。

ミノキシジル自体には毛母細胞の温存効果はないとされてきました。

しかし、最近は弱いながらもヘアサイクルを伸ばす作用がある可能性も指摘されています。

これはAGAの進行を遅らせることが出来る可能性がミノキシジルにもあるのかもしれないということなのです。

また、ミノキシジルを使うことにより毛量が増えるので症状も緩和されて見えます。

5αリダクターゼ阻害薬がAGAの特効薬であるなら、ミノキシジルはAGAの救世主の薬と呼んでもいいのではないでしょうか。

究極の治療方法、AGAメソセラピー 

また、これでも効果が弱まってきた場合や早くから対策を打つのであれば、最新のAGAメソセラピーが効果的だと注目されています。

これは頭皮に直接薬剤を注入する治療方法です。

特に治療初期のヘアサイクルが短い時にメソセラピーを行うと毛母細胞の温存効果が高いと考えられています。

メソセラピーは初期脱毛を早く乗り越えることが出来て、発毛効果が高いだけではありません。

治療初期に行うことによって毛母細胞の温存効果があり長期的にも発毛力が変わってくると考えられるようになってきています。

駅前AGAクリニックでは患者さんが少しでも治療を行いやすいようにメソセラピーの回数や期間などに制限を設けていません。

患者さんが行いやすいようなプランを相談しながら一から作成します。
駅前AGAクリニックは全国4院(東京新宿、大阪梅田、京都烏丸、岡山)で男性の薄毛(AGA)や女性の薄毛(FAGA)円形脱毛症などの毛髪治療の最先端治療からフィナステリドの単剤処方まで幅広く選択肢をご用意しています。

治療方法を決めるにはまず目標を決めなければなりません。

当クリニックの治療のスタートはカウンセリングの時点からすでに始まっているのです。

長く毛髪治療を任せて頂けるクリニックになれるようスタッフ一同頑張って行きたいと考えております。

駅前AGAクリニック 東京新宿院(新宿AGAクリニック)

新宿駅より徒歩4分
西新宿駅より徒歩1分
東京都新宿区西新宿7丁目20-2 愛美堂ビル7階

駅前AGAクリニック 大阪梅田院

阪急梅田駅より徒歩3分
御堂筋線梅田駅より徒歩5分
JR大阪駅より徒歩6分
阪神梅田駅より徒歩6分
東梅田駅より徒歩6分
地下鉄谷町線中崎町駅より徒歩5分
大阪府大阪市北区角田町1-17 サイドトリップ11 3階

駅前AGAクリニック 京都烏丸院

阪急烏丸駅より徒歩3分
地下鉄烏丸線四条駅より徒歩4分
京都府京都市中京区手洗水町650 四条烏丸スタービル6階

駅前AGAクリニック 岡山院

岡山駅より徒歩4分
岡山県岡山市北区本町2-4 若林ビル2F