頭皮のべたつきの原因とは?どんな対策方法がある?
ふと頭を触ってみたときに、頭皮のべたつきに気づくことはありませんでしょうか。頭皮のべたつきは主に頭皮から分泌される皮脂によるものです。
皮脂には頭皮を外部の刺激から守る役割があるのですが、あまりにも過剰に分泌される場合、何が考えられるのでしょう。また、頭皮のべたつきが薄毛につながることはあるのでしょうか。
— 目次 —
頭皮のべたつきは皮脂によるもの
頭皮がべたつく原因としては、主に皮膚から分泌される皮脂があげられます。
皮脂は頭皮を外部の刺激から守ってくれる存在ではあるのですが、あまりにも過剰に分泌された場合、頭皮がべたつく原因となってしまいます。
頭皮がべたつくその他の原因としては、整髪料などもあげられます。整髪料を利用するときには、あまり根本の方につけないことが重要です。
- 頭皮のべたつきは主に皮膚から分泌される皮脂によるもの
- 皮脂には頭皮を外部の刺激から守ってくれる働きがある
- 頭皮がべたつきその他の原因としては整髪料などもあげられる
皮脂による頭皮のべたつきの原因
頭皮がべたつく原因は主に、皮膚から分泌される皮脂ということでした。
では、皮脂による頭皮のべたつきの原因は何なのでしょう。
また、なぜ皮脂が過剰に分泌されてしまうのでしょうか。
皮脂の洗い残し
皮脂による頭皮のべたつきの原因としては、皮脂の洗い残しがあげられます。
頭を洗うときにしっかりと皮脂を洗い流さないことで、頭皮がべたつく結果となってしまいます。
睡眠不足やストレス
睡眠不足やストレスフルな生活を続けていると、頭皮がべたつくリスクを増します。
なぜなら、皮脂の分泌量は自律神経によってコントロールされていますが、睡眠不足状態やストレス状態が続くと、自律神経のバランスが崩れてしまうからです。
脂質の多い食事
皮脂による頭皮のべたつきの原因としては、脂質の多い食事もあげられます。
脂っこいものを好んで食べていると、単純に皮脂の分泌量を増すリスクが高くなります。
頭皮の乾燥
意外に思われるかもしれませんが、頭皮の乾燥も皮脂の分泌量を増します。なぜなら、皮脂は頭皮を守るために必要なものだからです。
頭皮が乾燥すると、外部の刺激に対して弱くなってしまいます。そのため、頭皮が乾燥すると、かえって皮脂の分泌量が増すのです。
自分ではオイリー肌だと思っている方の多くに、このような隠れ乾燥肌が見受けられるので、自分の頭皮の状態を正確に把握することが重要です。
肌質に合わないシャンプー
肌質に合わないシャンプーも、頭皮のべたつきを招きます。
特に洗浄力の強すぎるシャンプーによって皮脂が根こそぎ奪われると、かえって皮脂の分泌量を増すリスクが高くなります。
ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、ホルモンバランスの乱れによって皮脂の分泌量が増すこともあります。
一般的に、女性よりも男性に頭皮のべたつきが見られますが、それは、男性ホルモンの働きによって皮脂の分泌量が増すためです。
ところが、女性も更年期を迎えると女性ホルモンの分泌量が減少し、相対的に男性ホルモンの分泌量が増加します。その結果、皮脂の分泌量が増すことにつながるのです。
- 頭皮がべたつく原因としては誤ったヘアケアや肌質に合わないシャンプーがあげられる
- 頭皮が乾燥すると、かえって皮脂の分泌量が増すこともある
- 脂っこい食事を好む場合、皮脂の分泌量が増す傾向にある
頭皮のべたつきが薄毛につながることもある?
頭皮がべたつくと「薄毛になるのではないか」と心配になることもあるでしょう。結論から申し上げますと、頭皮のべたつきによって、直ちに薄毛につながる訳ではありません。
ただ、頭皮のべたつきを放置すると、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)を発症するリスクが増します。
というのも、頭皮にはマラセチアと呼ばれる常在菌(真菌の一種)が存在していますが、マラセチアは皮脂をエサとして増殖するからです。
脂漏性皮膚炎を発症したからといって、すぐ薄毛になる訳ではありません。
ただ、脂漏性皮膚炎にともなうかゆみが気になり、頭皮をかきむしることで、頭皮環境の悪化を招き、その結果として薄毛につながることがあります。
また、脂漏性皮膚炎を発症するような生活習慣や食習慣、誤ったヘアケアを続けていると、AGAを始めとした脱毛症を発症するリスクが増すと考えられます。
- 皮脂の分泌量がましたからと言って、直ちに薄毛につながる訳ではない
- 過剰な皮脂の分泌によって脂漏性皮膚炎を発症することがある
- 脂漏性皮膚炎を発症するような生活習慣によってAGAのリスクが増すと考えられている
頭皮のべたつきを抑える方法
頭皮がべたついたからと言ってすぐに薄毛になる訳ではありませんが、そのような状態が続くと、結果として脱毛症を発症することがあります。
では、頭皮のべたつきを押さえるにはどうしたらいいのでしょう。
シャンプーでしっかり汚れを落とす
頭皮のべたつきを抑えるためには、正しいヘアケアを身につけることが重要です。
頭を洗うときには、まずぬるま湯でしっかりと頭皮を洗いましょう。
その上で、天然由来の成分から作られた頭皮に優しいシャンプーを利用し、指の腹で優しくマッサージするように頭皮を洗います。
その際、ゴシゴシ擦らないよう気をつけましょう。
質の高い睡眠やストレス解消
質の高い睡眠を確保し、ストレスを解消することも、頭皮のべたつきを抑えることにつながります。
そのためには、早寝早起きを心がけ、自分なりのストレス解消法を見つけることが重要です。
脂質の多い食事を避ける
頭皮のべたつきを抑えるためには、脂質の多い食事を避けることも重要です。このように、生活習慣病を予防するような生活習慣や食習慣によって、頭皮のべたつきを抑え、薄毛を予防することが期待できるのです。
- 頭皮のべたつきを抑えるためには正しいヘアケアを身につけることが重要
- 質の高い睡眠やストレス解消も頭皮のべたつきや薄毛の予防につながる
- 生活習慣病を予防するような食習慣が、頭皮のべたつきを抑えることにもつながる
頭皮のべたつきによる薄毛が心配な方へ
頭皮のべたつきが気になる場合、薄毛治療専門クリニックを受診することがおすすめです。
特に、髪を洗ったときに頭皮が目立つような方や、抜け毛の量が気になる方は、なるべく早めに検査することが重要です。
脱毛症の中にはAGAのように、進行型のものもあります。
AGAを発症した場合、速やかに対策を講じない限り、薄毛が徐々にかつ、確実に進行してしまいます。
また、薄毛というと男性だけの問題だと思われがちですが、最近では女性であっても、薄毛の悩みを訴えられる方が増えています。
薄毛治療専門のクリニックの中には、男性の薄毛だけを専門としているところもありますが、駅前AGAクリニックでは女性の薄毛も専門的に扱っています。
当院ではカウンセリングも無料でおこなっていますので、頭皮のべたつきや抜け毛が気になる方は、何でもお気軽にご相談ください。
まとめ
今回の記事では、頭皮のべたつきの原因や、AGAを始めとした薄毛との関係について解説しました。
皮脂の分泌量が増えたからと言って、直ちに薄毛につながる訳ではありません。
ただ、頭皮のべたつきを招くような生活習慣や食習慣を続けていると、脂漏性皮膚炎を発症するリスクが高まり、その結果、薄毛につながってしまうケースが報告されています。
特に、脱毛症の中でもAGAを発症してしまった場合、速やかに対策を講じないと、薄毛が徐々にかつ、確実に進行してしまいます。
頭皮のべたつきにともなって、「最近、髪の毛のボリュームがなくなってきた」「洗髪時に頭皮が目立つようになった」という方は、当院の無料カウンセリングをおすすめいたします。