薄毛にミノキシジル外用薬は危険!?医師が警告する間違った治療方法とは?

AGAやFAGA(女性の薄毛)には正しい治療方法があります。

最近、薄毛になってきた気がするという方は要注意。

安易に市販の薬剤でごまかそうとしていませんか。

世の中にはほとんど効果の期待できない育毛剤だらけです。

このような製品には注意しなければなりません。

実際に効果が期待できる発毛薬はミノキシジル外用薬です。

これは例えば大正製薬のリアップシリーズやアンファーのスカルプDのメディカルミノキ5などの製品です。

しかし、実はこれらの製品を安易に使用するのは危険なのです。

なぜならAGAやFAGAには正しい治療方法があるからです。

今回は安易な治療に潜む危険性について駅前AGAクリニックの毛髪専門の医師がお話しします。

— 目次 —

  • ミノキシジル外用薬は確かに凄い!!その効果は・・・
  • 医師が警告するミノキシジル外用薬の罠(ワナ)とは??
  • そもそもミノキシジルって何だろう??
  • ミノキシジルはどのように発毛させているの??—発毛機序—
  • AGA・FAGAが進行するって何だろう?AGA・FAGAと薄毛とは違うの?
  • AGA・FAGAの進行抑制にはミノキシジルは役立たず!?悪化させる要因にも!
  • クリニックで医師がおこなうAGA・FAGAの正しい治療方法とは??
  • 5αリダクターゼ阻害薬とスピロノラクトンの働き方

ミノキシジル外用薬は確かに凄い!!その効果は・・・


ミノキシジル外用薬の効果はどれほどのものなのでしょうか。

下のグラフは大正製薬のリアップX5プラスの承認申請時の資料を編集したものです。

リアップX5プラスをおよそ1年使用した50人の男性のAGA患者さんに対する治療効果を医師が判定したものです。

ミノキシジル外用薬の使用開始12週(3カ月)後には半数を超える患者さんに軽度の改善が認められました。

24週(6カ月)後には半数の患者さんに中等度以上の改善があります。

そして、52週(約1年)後にはほとんどの患者さんでAGAが改/span善しています。

かなりの薄毛の治療効果があると分かります。

これほど効果的な育毛剤は他には存在しません。

ミノキシジル外用薬が圧倒的に効果的なため、『育毛剤』ではなく『発毛薬』という新ジャンルの製品とされる理由が分かります。

しかし、52週(約1年)後のグラフの一番上にある悪化している2.2%の患者さんは一体何なのでしょうか。

実はミノキシジル外用薬には罠(ワナ)があるのです。

ここからその罠を読み取ることができるのです

これは男性にも女性にも共通して起こる現象なのです。

医師が警告するミノキシジル外用薬の罠(ワナ)とは??


一見右肩上がりに見える効果的ともいえるグラフなのですが、その後はどうなると思いますか。

恐らく、悪化するAGA患者さんも増えて行くと推測されます。

改善している患者さんが増えているのに、一方で悪化している患者さんも増えているのです。

これは一体何が起きているのでしょうか。

これは毛量が増加すると共にAGAも進行していることを示唆しています。

毛量と AGAは連動するわけではないということです。

つまり薄毛とAGAは全く同じ意味あいではないのです。

ミノキシジル外用薬で毛量が増えたとしてもAGA自体は進行しているということなのです。

そもそもミノキシジルって何だろう??


ミノキシジルは1960年頃にアップジョン社(現ファイザー社)が酸分泌阻害薬として開発を試みていたジアリルメラミンが起源です。

これに降圧作用があることが分かり改良して出来たのがミノキシジルです。

ミノキシジルの降圧作用はその活性代謝物のミノキシジルサルフェートが血管平滑筋ATP感受性Kチャンネルを開放することによります。

1979年にアメリカで経口降圧薬として承認されて現在でも薬剤抵抗性の重症高血圧患者さんの最終選択薬として使われています。

降圧薬の承認臨床試験の中でミノキシジルの発毛効果は偶然発見されました。

しかし、その当時は重症高血圧症に対する強い薬と考えられていて副作用も多いため恐れられていました。

アップジョン社はこれを副作用の少ない外用薬にするために開発を続けてミノキシジル外用薬を完成させたのです。

1988年、FDAにミノキシジルの2%外用製剤が承認されて育毛業界に衝撃が走りました。

現在では5%も承認されて製品としては16%まで存在し外用薬として唯一の発毛薬という存在に君臨したのです。

ミノキシジルはどのように発毛させているの??—発毛機序—


ミノキシジルはATP感受性Kチャンネルを開放します。

これは血管平滑筋に作用して血圧を下げます。

そして、毛乳頭の毛細血管にも作用します。

これにより毛乳頭細胞が刺激されVEGFなどの細胞成長因子の産生を促進するのです。

これを受け取った毛母細胞が細胞分裂を加速させ毛髪となります。

これが発毛させる主な機序だと推測されています。

また、他には毛母細胞のアポトーシスと呼ばれる細胞死を防いだりヘアサイクルを伸ばす作用も注目されて研究されています。

ミノキシジルの作用機序の正確なところはまだ推測段階です。

しかし、ヘアサイクルを正常化する作用は弱いということは分かっています。

このヘアサイクルを正常化する作用が弱いことが今回の問題を引き起こしてしまう要因となってしまうのです。

ヘアサイクルをしっかり正常化しなくても発毛させることができるのがミノキシジルの強みでもあり弱みでもあるのです。

AGA・FAGAが進行するって何だろう?AGA・FAGAと薄毛とは違うの?


AGAや女性の薄毛の根本の原因は毛母細胞の劣化です。

毛母細胞は細胞分裂を繰り返していく内にその数を減らしてしまうのです。

これは年齢を重ねるごとに毛髪が薄くなってしまうことを意味しています。

つまり長生きすればほとんどの方はいつかAGA・FAGAになってしまうのです。

これを助長しているのがヘアサイクルの短縮です。

男性ホルモンが作用するとヘアサイクルが短くなってしまいます。

ヘアサイクルが短くなると毛母細胞の分裂が早くなりAGA・FAGAが進行してしまうのです。

つまりAGA・FAGAとは毛母細胞が減少した状態と言えるでしょう。

AGA・FAGAが進行するというのは毛母細胞の数が減少するということなのです。

薄毛という状態そのものを表したものではないのです。

AGA・FAGAの進行抑制にはミノキシジルは役立たず!?悪化させる要因にも!


ヘアサイクルを正常化して毛母細胞を温存することがAGA・FAGAの進行を抑えることになります。

ミノキシジルはATP感受性Kチャンネルを開放することにより発毛させることに成功していますがヘアサイクルを正常化する作用は弱いのです。

発毛させることとAGA・FAGAの進行を抑制することは同じことではなかったのです。

AGA・FAGAの進行を抑制する治療を行わないでミノキシジルの外用薬だけで発毛させていると毛量は増えても毛母細胞は早く減少してしまうのです。

それがリアップX5プラスを使用して1年経過後の2.2%の患者さんで薄毛が悪化した原因となります。

そのためミノキシジル外用薬で毛髪が増えてAGA・FAGAが進行していることに気が付かないという悲劇が起きてしまうのです。

実はこのような患者さんはかなり多くいます。

1年と言わず数年間もの間、ミノキシジル外用薬のみで治療している方も多くいます。

数年も経過するとAGAなら進行度を表すハミルトン・ノーウッド分類のステージが一つ上がっている可能性が高いです。

そのような方達はミノキシジル外用薬はそれほど効果的ではないと思っていることがあります。

それは違うのです。

ミノキシジル外用薬はかなりの発毛作用を持っているのです。

効果がないと感じるのは恐ろしいことにAGAやFAGAが裏で進行しているからなのです。

クリニックで医師がおこなうAGA・FAGAの正しい治療方法とは??


AGA(男性型脱毛症)・FAGA(女性型脱毛症)には正しい治療方法があります。

まず行うべき治療は進行の抑制です。

ヘアサイクルを正常化する薬剤を最初に使うべきなのです。

男性であればフィナステリド、デュタステリドが第一選択薬となります。

女性であればスピロノラクトン、フィナステリドが第一選択薬となります。

フィナステリドは妊娠の可能性が少しでもある方には使えません。

女性では通常はスピロノラクトンが選ばれるでしょう。

これでまずは進行を抑えることが一番重要なのです。

この治療を行っていて、さらに毛量を増やしたい時にミノキシジル外用薬を使うのです。

軽度の薄毛なのでお手軽な外用薬のみを始めようという選択肢が間違っていることが分かって頂けましたでしょうか。

ミノキシジル外用薬を使用する時は必ずフィナステリドかデュタステリドかスピロノラクトンを使用していることが非常に重要なのです。

薬局でミノキシジル外用薬をお手軽に購入出来てしまうことは実はかなり危険なことなのです。

進行を抑制する5αリダクターゼ阻害薬とスピロノラクトンの作用機序を確認して今回のお話は終わりとしましょう。

5αリダクターゼ阻害薬とスピロノラクトンの働き方


男性ホルモンの一種のDHT(ジヒドロテストステロン)は頭皮で5αリダクターゼという酵素によりテストステロンから合成されています。

このDHTにはヘアサイクルを短くする作用があるのです。

5αリダクターゼを阻害すればこのDHTを減らすことが出来ます。

そのような薬剤を5αリダクターゼ阻害薬といいます。

これがフィナステリドやデュタステリドという薬剤なのです。

効果が弱いのがフィナステリドで効果が強いのがデュタステリドとなります。

そのため毛母細胞の温存効果もデュタステリドの方が高いと考えられます。

内服してみて副作用など特に不都合なことがないのならばデュタステリドの方が理想的だと思われますが、原価が非常に高い薬剤であることから扱っていないクリニックが多いのが欠点となります。

これらの薬剤は男性胎児に影響を与える可能性があることから妊娠する可能性がある女性には使いにくいのですが、最近では海外を主体として頻繁に使われるようになって来ています。

女性には効果がないと思われた時もありましたが、投与量を検討したところ非常に効果的だということが分かってきています。

当クリニックではフィナステリドを女性に処方することは可能ですが、やはり妊娠のリスクを考えて年齢制限を設けさせて頂いてます。

そのため女性にはスピロノラクトンが第一選択薬となります。

スピロノラクトンは利尿剤として高血圧や心不全などの治療にも使われることがある薬剤ですが、男性ホルモンレセプターに作用して男性ホルモンの働きを抑える作用もあります。

そのため、FAGA以外にも難治性のニキビの治療にも使われております。

当クリニックでは女性の薄毛の治療には副作用の観点から低用量の内服をおすすめしています。

低濃度であれば男性ホルモンを抑える作用が主体となり利尿剤としての働きが弱いからです。

駅前AGAクリニックではこのように患者さんの立場に立って薄毛の治療を組み立てて行きます。

今が良ければそれでいいとは考えません。

発毛させることだけでなく進行も抑制するという質の高い医療を心掛けています。

長期的な視点も取り入れながら患者さんご自身と一緒にプランを作成しております。

薄毛でお悩みの方は一度ご相談にいらして下さい。

男性だけでなく女性の治療も積極的に行っております。

駅前AGAクリニック 東京新宿院(新宿AGAクリニック)

駅前AGAクリニックの本院です。

千葉や埼玉など遠方の患者さんも多く治療実績も豊富です。

長期的予後を考えていちはやくデュタステリドを導入しています。安価に出来るようにジェネリックも用意しています。

新宿駅より徒歩4分
西新宿駅より徒歩1分
東京都新宿区西新宿7丁目20-2 愛美堂ビル7階

駅前AGAクリニック 大阪梅田院

大阪の中心、梅田に位置しています。阪急梅田駅やHEPFIVEの近くで通院も便利です。エストの中を通ればほとんど雨にも濡れません。

デュタステリドやスピロノラクトンの治療にも積極的です。患者さんに合わせた型にはまらない治療が得意です。

阪急梅田駅より徒歩3分
御堂筋線梅田駅より徒歩5分
JR大阪駅より徒歩6分
阪神梅田駅より徒歩6分
東梅田駅より徒歩6分
地下鉄谷町線中崎町駅より徒歩5分
大阪府大阪市北区角田町1-17 サイドトリップ11 3階

駅前AGAクリニック 京都烏丸院

京都、大阪、奈良、滋賀からの遠方の患者さんも多いです。

京都烏丸なので京都市内からのアクセスも良好です。

セカンドオピニオンも承っております。丁寧な診察を心掛けております。

阪急烏丸駅より徒歩3分
地下鉄烏丸線四条駅より徒歩4分
京都府京都市中京区手洗水町650 四条烏丸スタービル6階

駅前AGAクリニック 岡山院

岡山駅からのアクセスも良好です。男性でも女性でも大丈夫です。

患者さんに合わせた最適な治療を行えるのは駅前AGAクリニック全院の特徴です。

岡山駅より徒歩4分
岡山県岡山市北区本町2-4 若林ビル2F