【徹底比較】フィナステリドとデュタステリドの違いとは!?

AGA治療薬で重宝されるものとして、5αリダクターゼ阻害薬があります。

具体的には、フィナステリドとデュタステリドがあります。

どちらも5αリダクターゼの働きを抑制するものなのですが、どの違いはどこにあるのでしょうか。

今回は、駅前AGAクリニックの医師が、「効果」「副作用」「料金」の三点から徹底的に比較します。

— 目次 —

フィナステリド・デュタステリドとは

フィナステリドとデュタステリドを比較する前に、それぞれがどういったものなのか説明します。

フィナステリドについて

フィナステリドは1992年4月に前立腺肥大症の治療薬としてアメリカで誕生しました。

プロスカーという薬剤名で、前立腺肥大症の治療薬だったのです。

その後、1997年12月にアメリカのFDAはAGAの治療薬として低用量フィナステリドを認可しました。

日本では2005年12月にAGA治療薬としてプロペシア(成分はフィナステリド)の販売が始まりました。

フィナステリドは一般的に使用されるようになってから26年(2018年現在)が経過しているのです。

日本での発売後からもすでに13年が経過しています。

副作用についての十分なデータも集まって来ていると思われます。

デュタステリドについて

デュタステリドはグラクソ・ウェルカム社(現グラクソ・スミスクライン社)が開発したフィナステリドの次の世代の薬剤です。

フィナステリドは5αリダクターゼを阻害しますが、デュタステリドも阻害してDHTをしっかり下げます。

こちらに効果の違いが見られるので、後ほど説明します。

フィナステリドの誕生は1992年ですが、デュタステリドは1994年に前立腺肥大症をターゲットとして臨床開発が始まりました。

2001年に米国で、2002年に欧州で、2009 年に日本で前立腺肥大症の治療薬として認可されています。

AGA治療薬としては2009年に韓国で、2015年に日本で認可されています。

ある程度の臨床データも集まってきてデュタステリドの信頼性が高まりフィナステリドからの切替が進んできています。

効果の違いは?

まずは効果について比較してみましょう。

そもそもAGAにおける抜け毛のプロセスは、5αリダクターゼとテストステロンが結びつくことで、DHTが生成されるというものです。

フィナステリドとデュタステリドはどちらも5αリダクターゼの働きを阻害し、DHTの生成を抑える働きがあります。

では、違いはどこにあるのでしょうか。

実は、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅡ型のみを阻害しますが、デュタステリドはどちらも阻害します。

そのため、デュタステリドの方が効果が高く、発毛効果がフィナステリドの1.6倍あると言われています。

最近では、より高い効果を求めて、デュタステリド配合のザガーロを選択する患者様が増えております。

当院ではどちらも扱っているので、まずは気軽にご相談ください。

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副作用の違いについて比較

次に副作用について比較します。

フィナステリドについて

フィナステリドの最も重大な副作用の報告では肝機能障害があります。

珍しい副作用ですが注意の必要なものとなります。

その他、フィナステリドに特徴的な副作用は生殖器系のものです。

これはフィナステリドの副作用としては有名でよく話題にのぼりました。

しかし、これに関しては発売当初は心配されていましたが、実際は頻度がかなり少ないと考えられるようになってきています。

例えば1~5%未満でリビドー(性的欲求)の減少。

1%未満で勃起機能不全、射精障害、精液量減少。

頻度は少ないが報告があるので睾丸痛、男性不妊症・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等)といったものです。

その他には過敏症としてのそう痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)やAST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまいなども報告されています。

では、各副作用についての詳細を説明します。

EDなどの生殖器系の合併症

みなさんがよく気にされているのはやはり生殖器系の合併症だと思います。

使用経験が蓄積されていくにつれフィナステリドの生殖器系の副作用はかなり少ないと考えられるようになってきています。

また、1年以上の使用で副作用が減ることも報告されています。

フィナステリドの性機能障害はかなり少ないためあまり心配はいらないでしょう。

性機能障害が起きた場合はテストステロンの分泌が正常かどうかの検査が必要かもしれません。

理論上はテストステロンの分泌が正常であるならば同じ働きのDHTの合成を減らしても全く問題ないはずだからです。

テストステロンの分泌が少ない場合は、テストステロンを補充する治療を行ってもいいと思います。

実は日本での中等度以上のED患者さんは推計で1130万人もいます。

軽症な方も含めると30代で約3割、40代で約4割、50代で約5割がED患者さんなのです。

ED患者さんもAGA患者さんも年齢と共に患者数が増えていくのでフィナステリドの副作用でEDになったのか純粋にEDを発症したのか区別が付きにくいと思います。

しかし、確率を考えるとほとんどの場合は純粋なEDと考えてもよさそうです。

EDには心因性EDと器質性EDがあります。

EDの多くは血管障害が原因の器質性EDです。

血管障害はEDだけでなくAGAをも引き起こします。

高血圧や高脂血症、心血管系疾患、メタボリックシンドロームは血管障害を引き起こしEDやAGAにつながっていくのです。

陰茎は細い血管なので動脈硬化で詰まりやすく症状が早くから出てきます。

そのためAGA患者さんもED患者さんも血管の状態に気を配る必要があります。

最近はED治療薬のシアリス(タダラフィル)が前立腺肥大を防止して、さらに動脈硬化をも予防する作用があると注目されています。

もともとED治療薬は冠動脈疾患の治療薬として開発されてきましたが副次的作用としてEDの治療効果が認められました。

最近では血管拡張作用と共に血管の修復細胞を増やすことで動脈硬化を予防することが分かって来ています。

シアリスなどED治療薬は一般的に良いイメージがないかもしれませんが、かなり優秀なアンチエイジングドラッグだということが分かってきているのです。

運動や食事などの生活習慣を見直すことが必要ですが、上手くED治療薬を取り入れていくのもいい方法だと考えられるようになってきています。

男性不妊の原因になる場合もありますので医師にご相談ください。

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血精液症

最近フィナステリドの添付文書の改訂が行われました。

新しい副作用の血精液症というものです。

これは精液に血が混じるというものです。

発症頻度は不明で本当にフィナステリドの副作用かどうかは分からないです。

これが起きるメカニズムは急激なDHTの減少で前立腺の毛細血管が破綻することだと考えられます。

徐々にフィナステリドに慣らしていけば起きないのではと推測されます。

ポスト・フィナステリド・シンドローム

このようなフィナステリドによる性機能障害の中でフィナステリドを中断してもその障害が持続することがあるかもしれないという意見があります。

これをポスト・フィナステリド・シンドロームといいます。

しかし、ED患者さんの数の多さを考えると性機能障害になった理由がフィナステリドにあると断定するのは難しいと思われます。

フィナステリドの副作用というより純粋にEDを発症しただけなのかもしれません。

フィナステリドでなぜ性機能障害が起きるのでしょうか。

フィナステリドは5αリダクターゼ阻害薬です。

テストステロンが5αリダクターゼという酵素によりDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるのをブロックする薬剤です。

これにより性的機能を強くするテストステロンは増える可能性すら指摘されています。

少なくともテストステロンが減ることはなさそうです。

これによりEDになるとは考えづらいのです。

また、フィナステリドは脳血流関門を通過しません。

そのため血液から中枢神経系に移行して作用し、勃起障害(ED)やうつ病などの副作用をきたすことも考えにくいのです。

では、他の可能性はどうでしょうか。

成人においてテストステロンは十分に分泌していますが、中にはテストステロンの量が異常に低い方がいます。

これを男性更年期障害(LOH症候群)といいます。

このような患者さんではDHTがテストステロンの働きを補っている可能性があります。

そのためフィナステリドがDHTを減らすことで男性更年期障害の症状が前面に出て来る可能性があります。

今後ポスト・フィナステリド・シンドロームという概念はなくなっていく可能性もあります。

これについては今後も研究データが蓄積されていくと思います。

発がん性について

副作用は先ほど解説したものが全てです。

AGA治療薬のフィナステリドに発がん性はなく安全と考えられています。

前立腺治療のプロスカー(フィナステリド5mg)で高悪性度の前立腺がんの発症が増える可能性は指摘されていますが、結論ははっきり出ておりません。

プロスカーは投与量が大きく違うので無関係のお話と考えてよいでしょう。

これは例えるなら人が生きて行くのに必ず必要な塩分も取りすぎると体に悪いというお話に似ています。

全ての薬剤は安全に使える投与量というものがあります。

どのような薬剤でも多ければ悪い作用が出てきます。

プロペシアでの発がん性の噂は気にしなくていいものです。

AGA治療ではフィナステリドは一日0.2mg~1mgを使用します。

この使い方では発がん性はないと考えられているので安心して大丈夫なのです。

注意点は前立腺がんの腫瘍マーカーのPSAの値が半分程度になることです。

これは検診などでフィナステリドを内服していることを伝えておかないと前立腺がんの発見を遅らせてしまうことになりかねません。

また、前立腺がんの既往がある患者さんの場合は再発の発見が遅れる可能性もあるのでフィナステリドはやめておくのが無難かもしれません。

以上がフィナステリドの副作用です。

薬剤の中では比較的副作用の少ない扱いやすいものだと思います。

デュタステリドについて

デュタステリドの副作用はフィナステリドと似ています。

違いは生殖器系の副作用が多くなることです。

1%以上で性機能不全(リビドー減退、勃起不全、射精障害)、1%未満で発疹、頭痛、抑うつ気分、乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)、腹部不快感があります。

頻度が低いが報告されているもので蕁麻疹、アレルギー反応、掻痒症、限局性浮腫、血管浮腫、不動性めまい、味覚異常、精巣痛、精巣腫脹、脱毛症、多毛症、腹痛、下痢、倦怠感、血中クレアチンホスホキナーゼ増加があります。

デュタステリド承認時の性機能障害ですが勃起不全4.3%、リビドー減退3.9%、精液量減少1.3%と報告されています。

これはフィナステリドより多くなっていますので気をつける必要があります。

肝機能障害の頻度は低いですが気をつけなければならないのもフィナステリドと同じです。

精子に与える影響について

デュタステリドは精子に影響を与えることが分かっています。

これは安全なのでしょうか。

妊娠しても大丈夫なのでしょうか。

また、これにより妊娠しにくくなったりしないのでしょうか。

結論として安全性には問題なく妊娠も大丈夫だと考えられています。

ただ、男性不妊の可能性のある患者さんの場合は妊娠確率が下がる可能性もあるのでデュタステリドはやめておいた方が無難だと思われます。

また、人によっては精子量が極端に少なくなる人もいるので注意が必要です。

デュタステリドは具体的に精子にどのような影響を与えるのでしょうか。

海外臨床試験で総精子数、精子濃度、精液量、精子運動率及び精子形態について観察しました。

その試験では健康成人にデュタステリドとプラセボを52週間投与して中止後24週間観察を行っています。

その結果、デュタステリドは精子濃度と精子形態には影響しませんでした。

デュタステリド投与により総精子数、精液量、精子運動率は23%、26%、18%減少しましたが、臨床的に影響が出るとされる30%の変化は認められず受胎能に影響はないと判定されています。

総精子数は内服中止後も23%減少したままでしたがこれも通常は問題ないでしょう。

時間と共に元に戻ると考えられます。

DHTがどのように精子形成に関わっているかは分かりませんが一部の人以外は気にする必要はないと思われます。

ただ、デュタステリドにより精子数が90%減った方もいるので注意は必要となります。

悩まれている方は駅前AGAクリニックの医師にご相談ください。

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初期脱毛について

AGAの治療初期に抜け毛が増えてしまうことが多いです。

これを初期脱毛といいます。

きっとシャンプーの時や起床時の枕もとにある抜け毛の多さに気づくでしょう。

恐怖を感じてしまう患者さんもいます。

薬が合わないのでしょうかと聞かれることも非常に多いです。

しかし、これは治療に反応している証拠なので安心して頂いて大丈夫です。

見た目が大きく変わるほど抜けてしまうことはありません。

フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルは初期脱毛が強くでることが多いのです。

これは副作用というより治療に反応している証拠ですので安心して乗り切りましょう。

早ければ内服を始めて1週間程度で抜け毛が増えてきます。

治療を始めてから2カ月程度で落ち着く患者さんが多いですが、もう少し長引く患者さんもいます。

初期脱毛の程度は治療内容によっても変わってきますし男性型脱毛症・女性型脱毛症の進行の程度にも影響を受けてきます。

狂っていたヘアサイクルが正常に戻って発毛が始まり古い毛髪が抜けてきているのが原因ですので安心して大丈夫なのです。

フィナステリドからデュタステリドに切り替えた場合も同じ理由で初期脱毛が起こることがあります。

初期脱毛の中には他の原因の脱毛症が混じっている可能性もありますので、気になることはクリニックで相談しましょう。

以上、フィナステリドとデュタステリドの副作用をまとめてみました。

あくまで副作用なので全ての人に副作用が表れるわけではありません。

副作用が出た場合はクリニックの医師やカウンセラーに相談して副作用を乗り越えられるように作戦を練りましょう。

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まとめ

いかがでしたか?

フィナステリドとデュタステリドの違いについてわかったかと思います。

さて、AGAの治療は本当に安全なのでしょうか。

副作用が心配で治療を怖がる患者さんが多いです。

確かに薬剤を使用するため、使い方を間違えば副作用が出てしまいます。

副作用を防ぐために、AGAの治療はクリニックを受診することをオススメしています。

薬剤の副作用には起きてしまってもいい軽度のものから絶対に起こしてはならない重度のものまで幅広くあります。

治療目的やその効果と副作用との間でバランスをとる仕事を医師は行っているのです。

駅前AGAクリニックは全国4院、東京新宿、大阪梅田、京都烏丸、岡山のすべてのクリニックで副作用が現れた場合も臨機応変に乗り越えられるようにオーダーメイド治療を行っております。

薬剤の調整で副作用を抑えることができます。

これは豊富な経験がないと非常に難しいことなことのです。

AGAの治療方法は色々あります。

当クリニックは患者さんに合わせた医療を行っておりますので何でもお気軽にご相談ください。


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