つむじはげの原因ってなに?見分け方や対処法についてもご紹介!
頭頂部は普段あまり自分で見ることがない場所なので、薄毛になっていても気がつかない可能性があります。
頭頂部に見られる薄毛のことをつむじはげと言ったりしますが、なぜつむじはげになってしまうのでしょう。
今回はつむじはげを見分ける方法やなってしまう原因、つむじはげの危険性を高める要因、また、つむじはげへの対処法を紹介したいと思います。
— 目次 —
つむじはげとは?特徴と見分け方はあるの?
つむじはげとはどういった特徴を持ったものなのでしょうか。
また、つむじはげを見分ける方法はあるのでしょうか。
まずは、つむじはげの特徴と見分け方について解説していきたいと思います。
つむじはげとは
つむじハゲとは、つむじ付近の髪の毛が薄くなって皮膚が露出してしまう状態のことを言います。
つむじはげは、突然発症するものではなく、M字はげ*注同様にゆっくり進行するものです。
そのため、毎日鏡で見ている髪の毛の変化を知るのは難しくなります。
そこで、つむじはげかどうかを見極める方法を紹介したいと思います。
*注:前頭部や登場部を起点としてゆっくり広がる薄毛
つむじハゲの見分け方
つむじはげを見分けるときは、以下の点をチェックしてみましょう。
- 地肌の見える範囲が広いと感じる
- つむじ付近の髪が他の部分に比べて細くなっている
- つむじの頭皮の色が赤くなっている
- つむじ付近の毛の流れがはっきりしていない
これらの項目に当てはまる場合、つむじはげが進行している可能性があるため、注意が必要です。
つむじはげは、進行する前に早めに対処することが大切です。
当院では現在、無料カウンセリングを実施しておりますので、不安がある方はぜひこちらからご覧ください。
つむじはげの原因
それでは次に、つむじはげの原因について見ていきたいと思います。
一口につむじはげといっても、実に様々な原因が潜んでいます。
①AGA
男性に見られるつむじはげの多くが、AGAの発症によってもたらされます。
そこで、なぜAGAを発症すると、つむじはげになるのかそのメカニズムについて見ていきたいと思います。
AGAのメカニズム
AGAは英語の「Androgenetic Alopecia」を略したもので、日本では男性型脱毛症と呼ばれています。
AGAは思春期以降に見られる進行型の脱毛症であり、いったん発症したら完治するということがありません。
AGAの主な原因は悪性の男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)です。
このジヒドロテストステロンは、ヘアサイクルという髪の毛が成長する周期を短くしてしまいます。
ヘアサイクルは通常、「成長期」→「退行期」→「休止期」の3段階を繰り返します。
AGAは、DHTによって成長期が短くなり、髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちてしまうことで薄毛が進行します。
つむじはげになる理由
AGAの特徴として、額の生え際が後退したり、頭頂部が薄くなったりするということがあげられます。
いわゆるM字はげやO字はげ(つむじはげ)がAGAの特徴というわけです。
なぜそのようなことが起こるかというと、AGA発症の引き金となる5α-リダクターゼが、頭頂部や前頭部の毛包に多く分布しているため、ジヒドロテストステロンが生成されやすいからです。
つまり、AGAを発症した場合、つむじはげになるのはある意味当然とも言えます。
ただし、全員が全員、つむじはげになる訳ではなく、額の後退の方がより目立つケースもあります。
②頭皮への直接的な外力
AGA以外にもつむじはげの原因はいろいろあります。
そのうちの1つに、頭皮への直接的な外力があります。
例えば、いつも同じところで髪の毛を結んでいると、引っ張られた先に負担がかかります。
また、いつも同じ場所で髪の毛を分けていると、分け目のところに負荷がかかり、抜け毛を招いてしまうことがあります。
このようにして起こる薄毛のことを、牽引性脱毛症といいます。
牽引という文字から、髪の毛が引っ張られて抜けるイメージを持ちがちですが、実際には、引っ張られた先で血行不良が起こり、それが髪の毛の成長を妨げ、薄毛を目立たせる結果となるのです。
③頭皮や髪の毛へのダメージ
頭皮や髪の毛自体へのダメージによって、つむじはげのリスクを高めることもあります。
頭皮や髪の毛にダメージを与える代表的なものとして界面活性剤があります。
この界面活性剤がタンパク質変性を起こすことで、タンパク質の機能が失われてしまいます。
髪の毛はタンパク質でできているので、界面活性剤によってダメージを受けてしまいます。
市販のシャンプーには、界面活性剤のような頭皮や髪の毛にとって有害な成分が含まれていることが多くあります。
そのようなシャンプーを用いて毎日洗髪していると、徐々に頭皮環境が悪化し、つむじはげのリスクを増してしまうのです。
できるだけ、髪の毛に優しいシャンプーを選ぶことが大切です。
シャンプーの選び方を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
④加齢
単純に加齢によって、つむじはげを引き起こす可能性が高くなることもあります。
年齢とともに髪の毛も細く、弱くなっていくため、つむじ周囲の地肌が目立つこととなるのです。
男性に見られるつむじはげはAGAが原因であることが多いが、頭皮への外力やホルモンバランスの変化などによってつむじはげを発症することもある。
つむじはげの危険性を高める要因
ここまでつむじはげになってしまう原因について見てきましたが、さらに、つむじはげの危険性を高める要因についても紹介したいと思います。
血行不良
血液は私たちの身体の隅々に酸素と栄養を運んでいます。
もちろん、頭皮へも血液中の酸素や栄養が届けられるわけですが、何らかの原因によって血行不良が起こると、頭皮への栄養が届かなくなり、髪の毛の成長に悪影響を及ぼすこととなります。
ストレス
ストレスもつむじはげの危険性を高めます。
ストレスがたまると私たちの体内では、自律神経の1つである交感神経が優位となります。
交感神経が優位になると、血管が収縮し血行を阻害します。
その結果、血行不良が起こり、髪の毛の健全な成長も阻害するのです。
睡眠不足
睡眠不足もつむじはげのリスクを高めます。
私たちの身体では、寝ている間に成長ホルモンが分泌され、盛んに細胞分裂を起こし、身体の修復や回復をおこなっています。
ところが、睡眠不足になると細胞分裂が滞ってしまいます。
髪の毛も毛母細胞が分裂することで成長するため、睡眠不足が続くことで、つむじはげのリスクを高めてしまうのです。
偏食や欠食による栄養不足
髪の毛は、食事から得られる栄養を使って成長しています。
偏食で栄養が偏ったり、食事を抜くことで栄養が取れなかったりすると、髪の毛の成長に必要なエネルギーが不足し、つむじハゲのリスクが増すのです。
髪の毛の成長に重要な栄養素やそれを多く含む食べ物を詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
無理なダイエットによる栄養不足や、身体的・精神的ストレス、栄養不足、頭皮への血行不良などによってつむじはげの危険性が高まる。
つむじはげへの対処法
つむじはげは遺伝だけでなく、普段の生活習慣や髪型、ストレスなど様々なことが原因でリスクが増してしまいます。
では、つむじはげを予防、もしくは改善するためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょう。
ヘアケアをする
将来のつむじはげを予防する場合や、それほど薄毛が目立っていない場合、育毛剤を利用するのがおすすめです。
男性の場合、ジヒドロテストステロンの生成を抑えるために、5α-リダクターゼの働きを阻害する作用が期待できる、ノコギリヤシを配合した育毛剤がおすすめです。
髪を洗っているときに頭皮が痒くなったり赤くなったりする場合は、薬用シャンプーを利用して頭皮環境を改善することをお勧めします。
また、髪の毛が濡れた状態は、髪の毛が痛みやすいためお風呂上がりなどは必ずドライヤーをかけるようにしましょう。
薄毛に効果的なサプリメントを使うこともつむじハゲを予防・改善する対策の一つです。
育毛剤の場合、効果を医学的に期待できませんが、サプリメントであれば薄毛に効果があることが(医学的・統計学的に)立証されているものがあります。
当クリニックでは、安全面を考慮し、原材料まで完全日本製の駅前AGAクリニックオリジナルサプリメントをご用意しています。(参考記事:医師が厳選した成分!!育毛のための日本製オリジナルサプリメントが完成!)
生活習慣を見直す
疲労やストレス、睡眠不足が続いていると、身体の回復力が低下し、髪の毛の成長にも悪影響を及ぼします。
過度な疲労やストレスは、血行を悪化させてしまいます。
湯船に浸かったり、十分な睡眠時間を確保することで疲労やストレスとしっかり解消していきましょう。
また、食事に気を使うことも大切です。
髪の毛の成長を促す栄養素や食べ物を以下の記事にまとめてあります。
興味のある方はぜひご覧ください。
たまには自分の生活を振り返って、髪の毛の成長を促すような生活習慣を意識することが大切です。
薄毛治療専門のクリニックに相談する
育毛剤を使っても、生活習慣を改めてもつむじはげが改善しない場合、薄毛治療専門のクリニックに相談しましょう。
特に男性に見られるつむじはげは進行型であるケースがほとんどであるため、速やかに治療を開始することが重要です。
まずは、医師などの専門家に相談しましょう。
当院では、無料カウンセリングを実施しております。
お悩みや不安をお持ちの方はお気軽にご相談ください。
つむじはげを予防するためには育毛剤を利用したり、生活習慣を見直したりすることが重要。それでも改善しない場合は薄毛治療専門のクリニックへ。
まとめ
つむじはげは自分ではなかなか気が付きにくいため、気が付いたらある程度進行していたということも珍しくありません。
もしつむじはげに気が付いたら、速やかに対策を講じることが重要です。
幸い、つむじはげはクリニックで治療できる時代となっています。
気になる方は当院までお気軽にお問い合わせください。